西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【松本】旧開智学校見学・信州そば・プレミアホテルCABIN松本宿泊。特急列車日本縦断7

 本記事は下に添付の記事の続きです。

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

元々は新大阪駅から特急くろしお号と特急南紀号で紀伊半島を一周して名古屋へ。

名古屋から特急しなの号にのりついで松本に至る行程を予定していましたしが、

雨の影響で紀伊半島区間に運休や遅れの情報が相次いで発表されたため、

予定を変更し大阪と松本を結ぶ高速バスで一気に松本を目指すことになりました。

 

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大阪梅田から高速バスに乗車すること約6時間。

松本駅前の松本バスターミナルに到着。

 

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松本バスターミナルはJR松本駅の正面にあります。

予定変更により当初の予定より早い到着となったためホテルに荷物を置いて、

一度訪問してみたかった松本市内の国宝「旧開智学校」の見学に出かけることにしました。

 

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松本駅前バスターミナル1番乗り場。

 

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松本市内を巡る観光客向けの路線バス「タウンスニーカー」は、複数の系統があり、

松本城や松本駅から約2kmと距離がある旧開智学校に立ち寄る路線もあって便利です。

写真左は「タウンスニーカー」の1日乗車券で価格は500円。

高速バスで到着したバスターミナルの乗車券発売所で購入したものです。

松本駅から旧開智学校までは200円で往復するだけでは「元がとれない」ようですが、

1日乗車券には観光施設での割引特典も付属しており、

開智学校の場合見学料が100円引きになるので、

降車のときに小銭を用意する手間が省けるというメリットがあります。

 

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バス乗り場で配布されていた時刻表裏面の路線図。

開智学校へは赤ラインの北コースに乗車します。

 

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到着した小型バスに乗車。

 

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バスは繁華街を抜け松本城を回り込むように走り、

 

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約15分で旧開智学校に到着しました。

 

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北コースは平日30分毎、土日祝日は20分毎の運転ですが、

最終は17時台と早いので、その点は要注意かも知れません。

 

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バスを降りると後方に目的の旧開智学校の校舎が見えていました。

 

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旧開智学校校舎。

明治8年に建築され昭和38年まで校舎として使われたのち今の場所に移築されたものです。

明治初期に西洋人ではなく国内の大工が「未だ見ぬ西洋」のイメージで設計・建築した「擬洋風建築」の傑作として有名です。

明治20年頃になると国内における西洋建築の型が定まり擬洋風建築は姿を消しています。

去年、新たに近代学校建築として初めて国宝に指定されました。

 

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西洋風と中国風が混在する中央の車寄せには擬洋風建築のエッセンスが集約されています。

 

 

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強い印象を残す「エンジェル」??


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入口の下駄箱でスリッパに履き替え校舎内の見学へ。

 

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教室。

筆者より若いと思われる見学者から「懐かしい」という声が上がっていました。

明治の名建築と言っても昭和の中頃まで現役の校舎として使われていたわけで、

自分が小学校に通っていたのが、いつだったのかを考えると、

比較的若い世代からそういう感想が聞こえてくるのも自然なことなのかも知れません。

 

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階段。

赤い絨毯の効果もあって小学校の校舎内とは思えない気品が感じられました。

 

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「開智学校」と聞くと、いかにも「明治の教育理念を掲げた」という感じがしますが、

付近のフェンスには「開智二丁目4」という看板があり、

多くの小学校と同じく所在地の字を拝借した学校名だったということのようです。

 

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最終17:32の一便前16:47のタウンスニーカーで松本駅に戻りました。

「行き」と違い通常の路線バスで見られるサイズの車両での運転でした。

郊外の車庫に車籍を置いて毎日通勤通学客とともに都心に乗り入れ、

昼間は中心駅に到着する観光客向けに観光地を巡る路線で運用し、

夕方になると通勤通学客とともに郊外の車庫に帰る。

車両運用としては理想的ではないでしょうか。

 

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夕食は松本駅舎の1階で営業する蕎麦屋へ。

 

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すでに夕食の時間帯に入っていましたが、

店内は空いていたうえ感染対策も万全で不安を感じることなく食事ができました。

 

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蕎麦と天ぷらの定食。

ここの蕎麦の味も良かったのですが個人的に「信州そば」と言えば、

「日本一狭い駅そば屋」を訪問するという不純な動機で訪れた、

塩尻駅の駅そば屋「桔梗」の味が忘れられません。

 

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蕎麦屋を出て荷物だけ置いていたホテルに戻ります。

今回松本で宿泊したホテルは、松本バスターミナル(右端)に隣接する「プレミアホテルCABIN松本」(中央)です。

よく見ると建物の最上階(10階)に展望スペースがあるのがわかります。

フロントもそのフロアにあり、

エレベーターで最上階まで上がってチェックインし、

下のフロアの客室に向かうという異例のスタイルになっていました。

 

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展望スペースはフリースペースとして開放されており、

 

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松本駅や市街地を一望できます。

 

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客室。

 

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夜になって、もう一度展望スペースへ。

 

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コーヒーや紅茶などをフリーでいただけます。

 

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展望スペースからの夜景。

 

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翌日(4日目)は新山口駅で山口線の不通に遭遇して以来、

ようやく予定していた特急列車乗り継ぎに復帰。

早朝の東京直通「あずさ」から、

東北・北海道新幹線「はやぶさ」(グランクラス)、

道内の特急「北斗」と乗り継いで、

一気にゴールの札幌へ向かいました。

続きはこちらです。

 

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大阪→松本間高速バス乗車記(大阪梅田8:00→松本BT13:50)特急列車日本縦断6

 本記事は下に添付の記事のつづきです。

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

本日は新大阪駅から特急くろしお号と特急南紀号で紀伊半島を一周して名古屋へ。

名古屋から特急しなの号にのりついで松本に至る行程を予定していましたしが、

昨日からの雨の影響で紀伊半島区間に運休や遅れの情報が相次いで発表されたため、

急遽予定を変更し、大阪と松本を結ぶ高速バスで一気に松本を目指すことにしました。

 

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大阪と松本を結ぶ高速バスは、大阪側の阪急バスと松本側のアルピコ交通の共同運行で、

昼行2往復、夜行1往復、計1日3往復の運転です。

大阪側のターミナルは阪急梅田三番街の高速バスターミナルで、

昼行が8:00、16:00、夜行が21:40発となっています。

※夜行便の始発はUSJ 

※JTB 時刻表2020年6月号より

 

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ターミナル施設内、待合所と乗車券発売所。

トイレ・自販機・売店などが施設内にあるほか、

飲食店街が隣接しているので、早めの到着でも時間をつぶす場所に困ることはなさそうです。

 

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今回は8:00発の昼行便に乗車します。

発車まで10分を切って発車案内に乗り場が表示されました。

 

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都会の真ん中に位置するターミナルで、やや手狭な印象を受ける反面、

広大なバスターミナルと違い待合所の目の前からバスに乗車できるメリットもあります。

一定以上の距離の昼行高速バス路線では朝に地元を出て午後の便で帰る運用がよく見られますが、

大阪梅田8:00発の便は松本側のアルピコ交通の車両での運転でした。

 

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コロナの影響を受けた長期運休からの復帰直後ということもあり、

始発からの乗車は数人のみでした。

 

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シート。最後方が9番なので満席でも36人。

大阪~松本間の所要時間は6時間弱と昼行便としては長いこともあり、

4列シートの車両としては非常にゆったりとした造りになっていました。

 

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コンセント、足のせのほか、座席背面には小さなテーブルもついています。

(共同運行の阪急バス車両は仕様が異なる可能性もあります。)

 

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阪急梅田高速バスターミナルを定刻に発車したバスは淀川を渡り、

 

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8:09。新大阪駅のバスターミナルに停車。

山陽新幹線の時刻表をみると、広島6:03発の「のぞみ88号」は福山6:28、岡山6:44と停車し新大阪に7:31に到着します。

広島、岡山から松本へ向かう際に、新大阪で高速バスに乗り継ぐというルートも有力な選択肢になりそうです。

 

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北大阪急行の桃山台駅に近い千里ニュータウンバス停に停車。

 

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大阪駅から順調な走行が続いていましたが名神高速道路に入ると大阪府を抜けないうちに渋滞。

事故による突発的なものだったようです。

 

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9:25頃。渋滞の影響で約30分遅れて高速道路上に設置された京都深草バス停に停車。

当バス停には京阪電鉄本線藤森駅から徒歩でアクセスすることができます。

松本行の場合ここが最後の乗車バス停となります。

 

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(車窓写真)滋賀県に入り野洲川を渡るあたり。

 

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10:15頃、滋賀県北部の名神高速道路多賀SAに到着。約20分の休憩。

 

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多賀SA施設内。土産物店やフードコートなど充実しており、店内も活気がかんじられました。

 

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話題のステーキ屋やスターバックスも併設されています。

 

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バスに戻る前に道路状況のチェック。

愛知県内一宮JCT付近に渋滞の表示が見えます。

 

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10:35頃発車。

指定された発車時刻の5分以上前にバスに戻りましたが筆者が最後だったようです。

高速バスの途中休憩は乗客のためでもありますが、乗務員の休憩(法律上の義務)のためでもあり、 

そのあたりも考慮して発車時刻が指定されているはずなので、

遅刻は論外ですが、今回のように遅延が発生しているときでも、必要以上に早くバスに戻る必要はないはずです。

 

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彦根付近の車窓。

東海道新幹線の高架の向こうに琵琶湖が見えています。

東海道新幹線と走行中の名神高速は、いずれもすでに開通から50年を超えています。

 

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多賀SAで購入した弁当を食べるうちに、バスは近畿と中部をわける関ヶ原付近にさしかかります。

 

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晴れていれば伊吹山の美しい姿が見えたはずですが・・。

 

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濃尾平野に抜けても天気は変わりません。

乗車予定だった鉄道路線の一部が雨が運休になっていることを思えば、

高速道路は速度規制すら出ておらず、

多くの在来線鉄道より遥かに堅牢に造られていることを実感せずにはいられません。

 

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長良川を渡ってしばらく、

 

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多賀SAの表示にあった渋滞箇所に到達。こちらは故障車両に起因するものだったようです。

 

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10分程で渋滞を抜けて小牧JCTから中央道へ。

愛知側から中央道に入ると、しばらく平野がつづいて次第に山に分け入るというようなイメージがありますが、

実際には最初からカーブと勾配が連続し、むしろ長野県内のほうが走りやすいようです。

 

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12:10頃。中央道恵那峡SAで2回目の休憩。

 

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サービスエリア施設正面。

 

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駐車スペースと建物の間に高低差があり人工の滝が音を立てて流れていました。

この程度の高低差でもきちんとエレベーターが設置されています。(写真右端)

 

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土産物屋とフードコート。

ちょうど昼時だったこともあり多賀SA以上の活気が感じられました。

 

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駐車スペース側にはファミリーマートもあり便利です。

 

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恵那峡SAは岐阜県に位置しますが「飛騨地方」というと、

鉄道ファンには特急列車の愛称の影響もあって高山本線沿線のイメージなのですが、

中央道や「しなの号」が走る中央本線沿線も岐阜県区間は飛騨地方ということになるようです。

 

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恵那峡SAを出ると次第に山深くなり、

 

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全長約8.5kmの恵那山トンネルに入ります。

岐阜県と長野県を跨ぐ恵那山トンネルは1975年の開通時には道路トンネルとしては国内最長、世界でも2番目の長さを誇っていました。

現在は国内6位となっているこのトンネルをバスは6分程かかって通り抜けます。

 

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長野県に入ると飯田付近からJR飯田線に近いルートを通ります。

写真は駒ヶ根SA付近。

このあたりも天気がよければ気持ちの良い車窓が続く区間です。

 

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岡谷JCTで中央道を離れ長野道に入ると、高速道路上に設けられた降車専用のバス停に停車します。

 

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そのひとつ「みどり湖」はSAに併設されており、長野行の乗車バス停にもなっているようでした。

大阪~長野間の高速バスは夜行便のみで他に直結する交通機関もないので、

ここで乗り継ぎができることを知っていて損はなさそうです。

(ただし大阪8:00発の乗車便を降りても接続便はありません。記事投稿日現在)

 

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松本インターで長野道を出て、しばらく松本市街地を走行。

 

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14:20頃。約30分遅れて松本バスターミナル前に到着しました。

大阪梅田から渋滞や休憩も含め6時間20分での到着です。

京阪神と松本を直結する交通機関は、

近年までJRの特急しなの号が大阪駅を9時前後に発車するダイヤで、

約4時間の所要時間で運転されていました。

それが2016年に名古屋始発に短縮されてからは、

陸路では今回乗車した高速バス路線のみになっています。

空路に目をやれば松本空港には従来からの伊丹~松本線に加え、

2019年から神戸空港の発着枠拡大を受けフジドリームエアラインズが神戸~松本間に就航しており、

今後高速バスの新たなライバルとして台頭してくるかも知れません。

 

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アルピコ交通の松本バスターミナル。

JR松本駅前に位置しており、ここで長野行や新宿行に乗り継ぐこともできます。

 

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松本バスターミナルに進入する大阪梅田行。(共同運行の阪急バスの車両)

松本発大阪行の発車時刻は、7:10、15:00、22:30(夜行)となっています。

(JTB 時刻表2020年6月号より)

 

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バスターミナル前から撮影したJR 松本駅。

当初の予定より早く松本に到着したため駅前のホテルに荷物をおいて観光に出かけました。

続きはこちらです。

 

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山陽新幹線さくら556号(新山口14:39→新大阪16:38)とヴィアイン新大阪ウエスト宿泊。特急列車日本縦断5

本記事は下に添付の記事のつづきです。

 

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

 

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小倉から新山口までの特急列車空白区間を普通列車でつなぎ、

新山口から山口線・山陰線周りの特急スーパーおき号鳥取行に乗り継ぐ予定でしたが、

新山口へ向かう山陽本線の普通列車内で山口線の一部が雨で運休になっていることを知りました。

 

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予定通り新山口駅で下車し、新山口から先の行程を再検討。

 

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結局14:39発の山陽新幹線「さくら556号」で今夜宿泊予定の新大阪へ直行することにしました。

新山口~新大阪の運賃+料金はJWEST会員向けの企画切符「eきっぷ」で11400円。行程変更による払い戻しが15000円程だったので、

新幹線利用にもかかわらず4000円程浮いた計算です。

 

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新山口駅に新幹線ホームに進入する「さくら556号」。

山陽新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」のほか、

九州新幹線に直通する「みずほ(のぞみ同等)」「さくら(ひかり同等)」の種別があります。

山陽新幹線の「こだま」を除く速達列車(つまり、 のぞみ• ひかり• みずほ •さくら)の途中停車駅は新神戸・岡山・広島・小倉が全便停車、

加えて姫路・福山・新山口などに選択停車するダイヤになっていますが、

選択停車の「選択」にも一定のルールがあるようで、

福山と姫路の両方に止まるもの、新山口と福山の両方に止まるものはそれなりの本数があっても、

新山口と姫路の両方に止まるのもは少数です。

姫路で在来線の新快速に乗り換えても新大阪到着時刻はそれほど変わらないはずで、

姫路で新幹線を降りればいくらか節約になるかと思いましたが、

途中、岡山での乗り換えが必須であることがわかり、

一気に新大阪へ向かうことにした次第です。

 

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5号車の指定席に乗車。

 

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実は「さくら556号」の前に東京直通の「のぞみ」がありましたが、

あえて見送ることにして「さくら号」の指定席を押さえました。

九州新幹線と山陽新幹線を直通する「みずほ」「さくら」の全便と山陽新幹線内だけを走る「ひかり」「こだま」などの指定席は、

東海道新幹線のグリーン車と同じ2列、2列の座席配置になっており、

普通車では最高クラスの居住性を誇ります。

新大阪より西の区間だけで新幹線を利用するときは、

自由席の空席状況に関係なく指定席にすることをお勧めします。

 

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車内は4割程度の座席が埋まっていました。

 

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夜には車窓の工場夜景が美しいことで知られる徳山駅付近を通過。

 

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速度が落ちて太田川を渡ると間もなく広島に到着します。

 

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広島・岡山と乗車が目立ち6割程度の席が埋まった状態で新神戸に到着。

 

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新神戸駅を出てすぐの六甲トンネルを抜けると大阪都心のビル街が右手の車窓に見えました。

 

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16:38。新山口から1時間59分で新大阪駅の20番線ホームに到着。

乗車予定だった新山口発13:01のスーパーおき号のダイヤを確認すると、

新山口で「さくら556号」に乗車した時点で島根県の益田駅付近を走行していることがわかりますが、

新大阪に到着した時点でも、まだ島根県内の玉造温泉駅付近であり、

新幹線の圧倒的な早さを改めて認識しないわけにはいきません。

 

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新大阪駅のコンコースは、東京がGo To キャンペーンの対象から外された影響もあってか、

普段より明らかに人通りが少ないのが一目でわかる状況でした。

 

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予定より4時間程早い新大阪駅到着ですが、

大阪でも東京を追うようにコロナの感染が広がってきているとのことで、

用心して宿泊予定の「ヴィアイン新大阪ウエスト」へ直行することに。

 

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新大阪駅西口からつづく歩道橋で地下鉄御堂筋線の軌道をくぐり、

改札口からだと徒歩10分程でホテルに到着。

「ヴィアイン」はJRグループのホテルですが、

昨夜のJR九州ステーションホテル小倉などとはターゲットが違うようで、ホテルの造りはシンプルです。

 

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新大阪駅徒歩10分圏内で朝食つき1泊5000円で予約できました。

客室はそれほど広くありませんが、新大阪駅周辺では、このようなリーズナブルなホテルの需要が旺盛なようで、

予約確認のメールには新大阪駅近くには「ヴィアイン新大阪」もあるのでお間違えないように。と注意書きが添えられていました。

ここでもフロントでGo To Travel 申請用の宿泊証明書を発行してもらいました。

 

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山口線の運休に直前まで気づかなかった反省から、

明日(3日目)の行程(新大阪→特急くろしお号→紀伊勝浦→特急南紀号→名古屋→特急しなの号→松本)の運行状況をこまめにチェックしていましたが、

夜から朝にかけて紀伊半島を回る紀勢本線で度々運休や遅れの情報が発表される状況であり、

やむを得ず再度の予定変更で、明日(3日目)の宿泊予定地の松本へは、

大阪から高速バスでショートカットさせていただくことにしました。

(先に申しますと松本からゴールの札幌までは予定通りの乗り継ぎができています。)

 

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翌朝の朝食会場は1階の「がんこ」。

 

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店内。

 

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ここでも和食を選択しました。

 

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ホテルをチェックアウトし新大阪駅へ。

大阪と松本を結ぶ高速バスは大阪側の阪急バスと松本側のアルピコグループの共同運行で、

大阪駅に隣接する阪急梅田三番街のバスターミナルを発車したあと、新大阪駅にも停車するのですが、

始発からの乗車にこだわり大阪駅へ向かいます。

 

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新大阪駅から大阪駅まで1駅乗車の普通電車。

1両に立客数人程度の乗車率でしたが、見渡したところマスク率100%でした。

 

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阪急三番街。阪急高速バスターミナルに到着。つづきはこちらです。

 

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JR九州ステーションホテル小倉宿泊と特急列車空白区間(小倉10:11→新山口12:20)特急列車日本縦断4

 本記事は下に添付の記事のつづきです。

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

初日の20:06。

宮崎から乗車した特急にちりんシーガイア20号で小倉駅に到着しました。

 

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モノレールも乗り入れる小倉駅のコンコース。

写真の左手奥には、

 

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小倉駅ビルの上階を占めるJR 九州ステーションホテル小倉の入口があります。

 

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客室。

 

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今回は朝食付きのトレインビュープランでしたが、

 

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窓のカーテンを開けると在来線部分は駅コンコース部分の屋根に遮られ、

高架ホームに発着する新幹線が見えていました。

駅ビルを出入りするモノレールや小倉市街を見渡せる反対側のほうが眺めは良さそうです。

 

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翌朝朝食会場「八くら」へ。

 

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今回はコロナ対応で、チェックイン時に和朝食と洋朝食の写真をみて選択するスタイルになっており、和食を選択しました。

 

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朝食後、部屋でしばらく寛いで、

 

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10時前にチェックアウト。

ルームキーはJRグループのホテルらしくブルートレインを連想させるデザインです。

チェックアウト時には領収書とGo To Travel キャンペーン申請用の宿泊証明書を発行してもらいました。

今回の旅行の最初と最後、神戸→鹿児島と札幌→神戸の航空券を購入したのは4月で、その時点ですでに旅行日を決めていたのですが、

結果的にはGo To Travelキャンペーン開始とほぼ同時の旅行スタートとなりました。

航空券購入時点では「夏には落ち着いているだろう」という見通しだったのですが・・。

今更やめる気にもならないし、充分気をつけて出かけることにした次第です。

「夏には落ち着いているだろう→今更やめられない」という流れは、

キャンペーン開催自体も同じでしょう。

 

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駅の改札へ向かう前に駅前に出て宿泊したJR 九州ステーションホテル小倉の建物を撮影。

小倉のランドマーク的な存在です。

 

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さて特急列車日本縦断旅行2日目の行程は小倉から普通列車で関門トンネルをくぐり山陽本線に乗り継いで新山口へ。

新山口からは山口線・山陰本線経由で鳥取まで5時間15分のロングラン特急スーパーおき号に乗車。

鳥取で24分接続の18:40発の京都行スーパーはくと号に乗り継いで新大阪駅に至る行程を予定しています。

 

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小倉10:11発の下関行の普通列車で関門トンネルをくぐります。

小倉(厳密には門司)~新山口間の特急列車空白区間がなければ、

常磐線特急ひたち号の仙台直通が復活した今、

鹿児島中央から仙台まで在来線特急だけで行くことができます。

関門トンネルが開通したのは戦時中のことで、山口県と福岡県の結びつきは強いはずですが、

山口県内から小倉や博多へは山陽新幹線で行ってほしいというJR西日本の意図が見え隠れしないでもありません。

過去に遡れば山陽新幹線博多開通後も特急まつかぜ号が山陰線周りで大阪と博多を直通しており、

また21世紀初頭までは山陰線の特急いそかぜ号が小倉(以前には博多)まで直通していました。

当時は大阪と青森を結ぶ特急白鳥号も健在だったので、

西鹿児島から札幌、宗谷本線の急行に乗り継げば最北の稚内までつながり、

つい最近まで在来線の優等列車だけで容易に列島縦断が可能だったことに気づかされます。

 

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小倉から下関まで15分程ですが、途中で交流から直流に電化方式が変わるため両方に対応できる車両でないと直通できません。

 

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福岡県2番目の都市と山口県最大の都市を直結する列車ですが、4両でもよく空いていました。

 

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関門トンネルを通過中。

日本の戦前の土木技術が相当な水準に達していたことを、今に伝える海底トンネルです。

 

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下関に到着。

隣に接続の山陽本線方面の列車が停車中ですが、

ここで途中下車し大阪までの普通乗車券を購入することにしました。(小倉~下関はSUICA利用)

 

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下関から新大阪まで「山陽本線、山口線、山陰線、因美線、智頭急行、山陽線、東海道線周り」で11110円。

最近増加傾向の「みどりの券売機」は、このようなイレギュラーなルートの普通乗車券の発券は苦手なようなので、

従来の「みどりの窓口」のお世話にならざるを得ません。

それならばJR 九州の小倉駅よりもJR西日本の下関駅のほうがよいだろう。

という判断でした。

 

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切符購入のあと駅前を散歩するなどして時間を潰し、

後続の11:14発岩国行に乗り継ぎ。

 

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山陽本線の姫路以西では見慣れた115系の4両編成ですが、

 

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乗車列車は3000番台と呼ばれる派生車両でした。

3000番台はドアの数が通常の3箇所に対して2箇所で、

延命改造ではなく車両新造当初から2人掛けシートが設置されています。

全体として車内の雰囲気は同時期製造で京阪神の新快速に使われた117系によく似ています。

国鉄末期に100万都市近郊でありながら列車本数が少なくランダムダイヤで利用しにくかった、

広島近郊の山陽本線のダイヤを増発のうえ等時隔とする、

所謂「広島シティ電車」方式導入と平行して投入された車両です。

 

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厚狭駅に停車。

新下関や厚狭で下車し山陽新幹線の自由席で新山口まで行って特急スーパーおき号に乗り継ぐと、

乗継割引で鳥取までの特急料金が半額になりトータルではかえって安くなります。

今回はあえて「在来線でつなぐ」ことにこだわり、そういうことはしなかったのですが、

 

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途中の駅で分岐する支線のダイヤ乱れを伝える車内放送に不安になり、

念のためJR西日本のサイトで運行状況を確かめてみると、

これから向かう山口線の一部が雨の影響で運休中との記載が。

雨はすでに峠を過ぎているようで、

もし今夜が鳥取泊なら運行再開を待って鳥取へ向かうということも考えられますが、

先述のように鳥取乗り継ぎで新大阪へ向かう予定であり、

明日は朝に新大阪を発車する特急くろしお号に乗車予定のため、

在来線特急でつなぐという今回のテーマは早々に降ろさざるを得なくなってしまいました。

 

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山陽本線のダイヤに乱れはなく新山口に定刻に到着。

山口線の特急に乗り継がないのなら、

このまま広島方面に向かってもよいのですが、

切符の精算か複雑になるので予定通り新山口で下車。

 

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新幹線改札前の「みどりの窓口」で先ほど下関で買ったばかりの乗車券を新山口までの運賃を差し引いて払い戻してもらい、

この先の行程を一から考え直すことに。

 

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「みどりの窓口」近くにあった駅そば屋の「極うどん」を食べながら時刻表と格闘しましたが、

同じ山陽本線でも広島あたりまで東進していれば、いろいろな選択肢を思いつきますが、

「九州から一歩進んだだけ」の新山口から、

今夜の適当な時間に大阪に到着したい」となると、

山陽新幹線を利用するよりほかなさそうです。

つづきはこちらです。

 

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にちりんシーガイア20号乗車記。(宮崎15:35→小倉20:06)特急列車日本縦断3

本記事は下に添付の記事のつづきです。

※記事中のダイヤ・車両などの記述は記事投稿日現在のものです。

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

鹿児島中央駅から特急「きりしま10号」で到着した宮崎駅。

 

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宮崎駅からは宮崎空港発博多行のロングラン特急にちりんシーガイア20号に乗り継いで小倉へ向かいます。

 

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にちりんシーガイア20号の宮崎駅発車は15:35。

 

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宮崎空港駅から到着した「にちりんシーガイア20号」。

783系5両編成での運転です。

783系は1988年にJR発足後全国初の新型特急車両としてデビューした車両で、

様々な新しいこころみが取り入れられた車両でもあります。

前面展望を楽しむことができるパノラマタイプの先頭形状もその一つですが、

この車両の最大の特徴は車両の中央にドアがあり、

一つの車両をドアの左右でA室B室に区分していることです。

 

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乗車した最後部1号車の場合、

車両中央のドアから入って右側がB室で普通車。

 

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783系普通車車内。

 

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左側がA室でグリーン車となっています。

 

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783系グリーン車車内。

短い編成でも指定席・自由席、禁煙席・喫煙席など細かく区分できるなどメリットもありましたが、

乗り心地の良い車両中央がデッドスペースになってしまったり、

ホームがカーブしている駅では、ホームとドアの隙間が大きくなってしまうほか、不慣れな乗客が混乱するなど様々な不安要素もあったようで、

783系自体は30年以上の長きに渡って使われ続けているものの、

以後登場したJR の特急車両で同じ構造を採用した車両はありません。

 

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今回は小倉までの長時間乗車のためグリーン席にしました。

 

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宮崎から小倉までの運賃・料金は、JR九州のネット会員が購入できる九州ネットきっぷ利用で8230円。

 

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最後部の座席を回し小倉まで後面展望を楽しむことに。

 

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宮崎から延岡までは90年代に高速化工事が施工された区間で最高時速は110km 。

 

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途中、東都農駅付近で線路に平行する高架線は国鉄が建設したリニア実験線で、その延長7km。

山梨県により長い実験線が完成したのちは、その役目を終え一部がソーラー発電施設に転用されています。

 

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宮崎から1時間少々で延岡の市街地に入りました。

延岡は旭化成の企業城下町と言われる一方、

時間距離では東京から最も遠い10万都市と言われることもあるようです。

90年代に実施された日豊本線宮崎~延岡間の高速化や宮崎空港線建設と特急乗り入れは、

いずれも延岡の広域的なアクセス改善を視野に入れて行われたものです。

 

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強い雨が降る中、延岡駅を発車。

 

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延岡を発車すると次は大分県の佐伯まで約1時間、行き違いのための運転停車を除いて停車駅はありません。

宮崎と大分の県境にあたるこの区間は宗太郎越えと呼ばれる線形の厳しい区間で、トンネルやカーブが連続します。

 

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途中の通過駅も高速で通過できないポイントが残っており、

 

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列車の速度もコンスタントに100kmを超えていた延岡以南から一転、

最高時速の85kmに届くこともほとんどありません。

 

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途中駅で運転停車し下りの特急列車と行き違い。

 

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宮崎発車から2時間近くが経過しデッキのトイレへ行くと、

列車内のトイレとしては珍しい男性用と女性用の個室がひとつづつ。という配置。

 

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ドア横のブースにはかつて公衆電話が設置されていましたが

 

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ブース内には平成21年10月末で撤去した旨の貼り紙が未だに残っていました。

 

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約1時間の山道を抜け、久しぶりに沿線に市街地をみると、間もなく佐伯駅に停車。

 

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佐伯からは大分県南部の小さな街に停車し乗客を拾っていきます。

写真は津久見駅。

 

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国鉄時代からの駅名板が残る臼杵駅。

臼杵からは四国八幡浜への航路があり西日本の周遊旅行に有効活用できそうです。

 

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宮崎駅を出てちょうど3時間。

車窓に宮崎以来の大きな市街地が広がると列車は大分駅に到着します。

 

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大分駅では乗務員交代もあって2分程停車。

宮崎または宮崎空港駅を発着する大半の特急列車は大分までの運転で、

ここで博多行の特急ソニック号に乗り換えとなりますが、

乗車中のにちりんシーガイア号は例外的に博多へ直通する列車の1本で、

始発の宮崎空港から終点の博多までの所要時間は約6時間に迫ります。

全国的に見ても在来線の特急列車としてはトップクラスのロングラン列車です。

 

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大分を発車した列車は別府湾に沿って走ります。

線路に平行する国道では冬季に別府と大分を往復する別大マラソンが開催されます。

 

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大分から10分弱で別府温泉の玄関別府駅に到着。

 

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大分~別府間に徐行区間があったため若干遅れて別府駅を発車。

間もなく19時になりますが、夏の九州の日没は遅く、曇天にもかかわらずまだ充分な明るさが残っていました。

 

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大分から北の区間は博多と大分を2時間で結ぶべく本格的な高速化工事が施工された区間で、

最高時速は車両側の性能と同じ130km。

 

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19:30が近づきようやく夜を走る列車の雰囲気に。

 

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中津駅に到着。

日豊本線のダイヤ上は実質的に北九州近郊区間の末端にあたる駅ですが、大分県に属しています。

 

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中津の次の停車駅。行橋駅。

福岡県に入り下車駅の小倉まであと15分程となりました。

 

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まもなく小倉と車内放送が流れるころ。

日豊本線から博多へ向かう特急は小倉で進行方向が逆になるため、

小倉駅が近づくと車掌さんが大半が空席のグリーン車の座席を手作業で回転させていました。

 

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20:06小倉駅着。

宮崎から4時間半かかっての到着です。

 

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モノレールが建物内まで乗り入れる小倉駅のコンコースは広々としていて開放感があります。

 

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そのコンコースの一角に、

小倉駅ビルの上層階を占める「JR九州ステーションホテル小倉」の入口があります。

今夜はここで一泊。

明日は新山口まで普通列車で行き、山口線から山陰本線に入る鳥取行の特急スーパーおき号に乗り継ぐ予定でしたが・・

つづきはこちらです。

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特急きりしま10号乗車記(鹿児島中央11:50→宮崎14:02)特急列車日本縦断2

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鹿児島中央駅。

今回はここから小倉~新山口間を除いて在来線特急のみを利用して東京まで行き、

東京からは東北北海道新幹線「はやぶさ号」のグランクラスで新函館北斗、道内の特急北斗号に乗り継いで札幌に至る、

特急列車日本縦断の旅を始めます。

 

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列車に乗車する前に駅に隣接するJR九州系の商業施設アミュプラザ地下の「とんかつ店」に立ち寄り腹ごしらえ。

 

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店を出て鹿児島中央駅在来線改札口へ。

 

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鹿児島中央駅から乗車するのは、11:50発の特急「きりしま10号」宮崎行です。

 

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特急きりしま号は787系4両編成での運転です。

787系は1992年にデビューし「つばめ号」の愛称で九州新幹線開通前の博多~西鹿児島間(現鹿児島中央駅)を結んでいました。

全区間乗り通すと4時間近くかかったことから、

ビュッフェや半個室のシートが設けられるなど、

JR九州を代表する特急列車として活躍した車両です。

編成は短縮され走る路線も変わりましたが、

鹿児島中央駅で発車を待つ姿には往年の風格が感じられます。

 

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エントランス部分。

元々個性の強い車両でしたが、リニューアルが施工され、より列車離れしたデザインになっています。

 

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4連休初日の「きりしま10号」の指定席はほぼ満席。

 

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シートポケットに入っていた路線図。

本日は鹿児島中央から「きりしま号」で宮崎まで行き、博多行の「にちりんシーガイア号」に乗り継いで小倉までの行程を予定しています。

 

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今回の旅行では、九州内についてはJR九州のネット会員が購入できる「九州ネットきっぷ」を利用しました。

鹿児島中央~宮崎間は特急指定席利用で2620円です。

ネット上では乗車券と指定席特急券のセット価格のみ表示されていましたが、

発券は乗車券と指定席特急券にわかれており、

それぞれの金額も券面に記されています。

その内訳は乗車券が3割引の1770円、指定席特急料金が850円。

乗車券を割り引いた額プラスαを特急料金として上乗せし、

トータルでは普通列車で行くのと大差ないという価格設定になっているようです。

九州の街から街へ普通列車で移動しようとするときは、

乗車券を買う前に「その区間に特急がないか、ネットきっぷの設定がないか」を確認したほうがよさそうです。

 

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鹿児島中央を発車した列車は鹿児島市街地を走り、次の鹿児島駅へ向かいます。

鹿児島における鉄道の玄関は鹿児島中央駅が西鹿児島と呼ばれていた時代から、鹿児島中央(西鹿児島)駅でしたが、

鹿児島駅前には市電のターミナルがあって繁華街の天文館などへの利便は良いようです。

 

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鹿児島を発車してしばらくすると左の車窓に尚古集成館や鹿児島藩主島津家の別邸として築造された仙巌園が見えます。

 

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右手の車窓には仙巌園の借景にもなっている桜島を錦江湾越しに望むことができます。

JR 九州のサイトからネット予約する場合、「ネットきっぷ」のような格安きっぷでも座席表から席を選択できます。

きりしま号に乗車する場合は、宮崎行きは進行方向右側、鹿児島中央行は進行方向左側を指定すると桜島が見える側に座ることができます。

 

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12:22。隼人駅に停車。

肥薩線が分岐する駅であるほか鹿児島空港にも近く、

駅付近では着陸機が低空で飛行する様子を眺めることができます。

 

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最高時速130kmで九州のメインライン鹿児島本線を駆け抜けた787系ですが、

現在「きりしま号」として走行している日豊本線の鹿児島中央~宮崎間の最高時速は85km。

平坦な田園地帯でも先を急がず心地よい速度で走ります。

 

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列車の愛称にも通ずる霧島神宮駅。

加治木、隼人、国分、霧島神宮と連続停車です。

朝の「きりしま1号」鹿児島中央行などは、

霧島神宮から鹿児島中央まで途中8駅のうち通過するのは錦江と竜ヶ水の2駅のみとなっています。

かなり以前からのことであり、時刻表をみていて、

「これで特急料金を徴収して苦情はないのだろうか」と余計な心配をしてしまった記憶があります。

 

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13:10、列車は県境をこえ宮崎県南部の拠点「都城」に到着。

数分停車して「きりしま11号」と行き違い。

終点宮崎まで全線単線です。

 

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都城から約45分、南宮崎駅を発車し大淀川の長い鉄橋をわたると終点の宮崎に到着します。

 

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14:02。

鹿児島中央から2時間12分で宮崎駅に到着。

鹿児島中央発車時点でほぼ満席だった指定席の客は8割方がここまで乗り通しており、

連休初日とはいえローカル特急と侮ってはいけないようです。

 

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高架の宮崎駅は現在駅舎内・駅前とも工事の真っ最中でした。

 

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駅から見て左手に建築中の大きな建物は、

 

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JR 九州系の商業施設「アミュプラザみやざき」として、今年11月20日のオープンが予定されています。

 

今回の旅行では1列車1記事を基本として投稿していく予定です。

乗り継いだ「にちりんシーガイア20号」の乗車記はこちらです。

 

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スカイマーク131便(神戸7:25→鹿児島8:35)搭乗記 特急列車日本縦断1

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朝6:20。神戸三宮。

今回は神戸空港から7:25発のスカイマーク131便で鹿児島へ向かいます。

 

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三宮と神戸空港を直結するポートライナーの三宮駅。

 

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ポートライナーの路線図。

6の字型にポートアイランドを一周して三宮に戻る系統とポートアイランドを通り抜け神戸空港に向かう系統があります。

 

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神戸空港までの運賃は340円です。

 

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日本初の無人運転の新交通システムとして1981年に開業したポートライナーの基本的な構造物はすでに建設から40年を迎えています。(神戸空港への延伸は2004年)

 

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土日はポートアイランド系統と神戸空港行がそれぞれ10分間隔のダイヤ。

 

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平日朝は両系統を合わせて約2分間隔となっており輸送はやや逼迫気味のようです。

東京の日暮里舎人ライナーなどもそうですが、

新交通システムの路線の中には、もう少し輸送量のある交通モードを選択したほうが正解だったのではないかと思われる事例が散見されます。

 

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神戸大橋を渡りポートアイランドへ。

休日の朝6時台にもかかわらず車内は立客多数の状態でしたが、

神戸空港の2つ手前の市民病院前駅で大量の下車があり座席定員を下回る状態になりました。

 

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三宮から18分で神戸空港駅に到着。

旅行が原因で休日関係なく仕事の病院勤務の方の手間を増やすようなことはしたくないので、

ソーシャルディスタンスを考慮して最後に下車しターミナルビルへ向かいました。

 

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神戸空港駅の改札から同じフロアで空港ターミナルビルの出発口につづいており、ビルに入る前から保安検査場が見えています。

 

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スカイマークのチェックインカウンター周辺。

神戸空港はスカイマークの拠点空港になっており発着便数も多いとはいえ、

「GO TO トラベル」が酷評されていたわりには想像を上回る混雑が見られました。

 

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神戸空港の発着枠は1日40往復ですが7時台は出発便が集中するため混雑が激しく、

 

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保安検査場も写真のような混雑。

しばらく並んでいましたが列の進みが遅く、

7:10頃になって「鹿児島行の方は手を挙げて」と召集がかかり優先通過させてもらう羽目に。

 

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制限エリア内にはカードラウンジもありますが、ここも手狭で入室待ちの行列に遭遇したこともあります。

 

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搭乗口。すでに半分以上の客が搭乗を終えているようでした。

 

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搭乗機。B737-800。

 

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LCCではないスカイマークのシートピッチはJALやANAのエコノミーとかわりません。

 

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搭乗率は8割を超えていましたが、

直近のコロナ再燃でキャンセルがあったのか自席に限れば3席独占の状態でした。

 

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定刻に駐機場を離れ滑走路へ向かいます。

神戸空港がスカイマークの拠点空港であることを実感する光景が見られました。

 

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離陸後、雲の中を上昇。

地上が見えたのは鳴門海峡付近。

 

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ベルトサインが消え機内サービスの時間。

スカイマーク定番のKIT KAT と今回はマスクの配布がありました。

「茶菓子(チョコレート)を配ってお茶(コーヒーなど)を売る」という作戦のようですが、

1フライトでどれくらい売れるのでしょうか。

ドリンク類はLCC各社に比べると良心的な価格になっていました。

 

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高知空港付近から一旦太平洋上へ。

 

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四万十川(手前)と四国の南西端にあたる足摺岬。

 

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徐々に高度を下げながら宮崎空港付近を通過。

 

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最終の着陸体制に入ると、左の機窓に桜島と鹿児島市街をみることができました。

 

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定刻より若干早く鹿児島空港に着陸。

神戸は時折小雨が降っていましたが、鹿児島は梅雨明けを思わせる晴天が広がっていました。

 

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駐機する機体の垂直尾翼のバリエーションに多くの航空会社が乗り入れる空港であることを再認識させられます。

 

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飛行機も最後に降機して、ゆっくりターミナルビルへ向かいます。

 

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ターミナルビルの面積は神戸空港の2倍くらいはあるでしょうか。

 

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制限エリアを抜けたところにある観光案内所。

 

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到着口に向かって右手にJALとスカイマーク。 

 

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左手にANA 、ソラシドエア、ピーチのカウンターがあります。

 

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2階は保安検査場と土産物屋、レストランなど。

 

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その一角には3階航空展示室SORA STAGE への入口があります。

 

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階段を上がると博物館スタイルで航空や鹿児島空港の歴史が紹介されるコーナーがあり、

 

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フライトシミュレーターも設置されていました。

後方はボンバルディア機のフライトを体験できるもので1回100円。

 

f:id:nishiuraexp:20200723094103j:plain鹿児島空港への着陸にチャレンジしてみましたが初級でも難しく、

無風なのにフラフラしながらセンターラインから大きく外れて着陸。

採点はかなり正直にされるようです。

 

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SORA STAGE の前は展望デッキになっています。

 

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離発着だけでなく空港周辺の景色を眺めていても気持ちの良い場所です。

 

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2階にもどりカードラウンジ「菜の花」へ。

エリア外にあるため到着利用も可能です。

 

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ラウンジ内。

 

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ソフトドリンクのほか、焼酎の試飲コーナーがあったり、

 

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コロナ下でも、受付でおつまみが配布されたりとカードラウンジとしてはサービスが充実しています。


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しばらくラウンジで過ごした後、鹿児島中央駅へ向かうためターミナルビル前のバス乗り場へ。

写真はバス乗り場にあった地図です。

鹿児島空港は鹿児島市からやや離れていることがわかります。

JR でいうと肥薩線の九州最古の木造駅舎で知られる嘉例川駅などから数kmの距離に位置しています。

 

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航空便の発着が多い分、空港からのバス路線も充実しています。

鹿児島市内までは最短38分。

志布志110分や枕崎105分は日南線や指宿枕崎線の乗り歩きに有効活用できそうです。

 

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コロナ減便下でも鹿児島市内へは20分間隔の運転。

 

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鹿児島市内までは1300円。

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10:10の便に乗車するつもりで乗り場に来たのですが、10:00の時点で長い行列ができていました。

 

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バスが到着。韓国の自動車メーカーHyundai製の車両です。シートベルトの形状などに国産車にはない特徴がみられます。

 

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 辛うじて全員が着席できました。早いタイミングでの行列は前の便の積み残しだったのかもしれません。

 

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乗車便は天文館などを先に回る便だったようで空港から約50分かかって11時頃に鹿児島中央駅前のバスターミナルに到着しました。

 

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鹿児島中央駅からは小倉~新山口間をのぞき在来線特急で東京まで行き、

東北北海道新幹線はやぶさ号のグランクラスで新函館北斗、

道内の特急北斗号に乗り継いで札幌に至る日本縦断特急列車の旅を始めます。

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