西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

JR九州ステーションホテル小倉宿泊と特急列車空白区間(小倉10:11→新山口12:20)特急列車日本縦断4

 本記事は下に添付の記事のつづきです。

www.nishiuraexp.com

 

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鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。

初日の20:06。

宮崎から乗車した特急にちりんシーガイア20号で小倉駅に到着しました。

 

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モノレールも乗り入れる小倉駅のコンコース。

写真の左手奥には、

 

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小倉駅ビルの上階を占めるJR 九州ステーションホテル小倉の入口があります。

 

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客室。

 

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今回は朝食付きのトレインビュープランでしたが、

 

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窓のカーテンを開けると在来線部分は駅コンコース部分の屋根に遮られ、

高架ホームに発着する新幹線が見えていました。

駅ビルを出入りするモノレールや小倉市街を見渡せる反対側のほうが眺めは良さそうです。

 

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翌朝朝食会場「八くら」へ。

 

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今回はコロナ対応で、チェックイン時に和朝食と洋朝食の写真をみて選択するスタイルになっており、和食を選択しました。

 

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朝食後、部屋でしばらく寛いで、

 

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10時前にチェックアウト。

ルームキーはJRグループのホテルらしくブルートレインを連想させるデザインです。

チェックアウト時には領収書とGo To Travel キャンペーン申請用の宿泊証明書を発行してもらいました。

今回の旅行の最初と最後、神戸→鹿児島と札幌→神戸の航空券を購入したのは4月で、その時点ですでに旅行日を決めていたのですが、

結果的にはGo To Travelキャンペーン開始とほぼ同時の旅行スタートとなりました。

航空券購入時点では「夏には落ち着いているだろう」という見通しだったのですが・・。

今更やめる気にもならないし、充分気をつけて出かけることにした次第です。

「夏には落ち着いているだろう→今更やめられない」という流れは、

キャンペーン開催自体も同じでしょう。

 

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駅の改札へ向かう前に駅前に出て宿泊したJR 九州ステーションホテル小倉の建物を撮影。

小倉のランドマーク的な存在です。

 

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さて特急列車日本縦断旅行2日目の行程は小倉から普通列車で関門トンネルをくぐり山陽本線に乗り継いで新山口へ。

新山口からは山口線・山陰本線経由で鳥取まで5時間15分のロングラン特急スーパーおき号に乗車。

鳥取で24分接続の18:40発の京都行スーパーはくと号に乗り継いで新大阪駅に至る行程を予定しています。

 

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小倉10:11発の下関行の普通列車で関門トンネルをくぐります。

小倉(厳密には門司)~新山口間の特急列車空白区間がなければ、

常磐線特急ひたち号の仙台直通が復活した今、

鹿児島中央から仙台まで在来線特急だけで行くことができます。

関門トンネルが開通したのは戦時中のことで、山口県と福岡県の結びつきは強いはずですが、

山口県内から小倉や博多へは山陽新幹線で行ってほしいというJR西日本の意図が見え隠れしないでもありません。

過去に遡れば山陽新幹線博多開通後も特急まつかぜ号が山陰線周りで大阪と博多を直通しており、

また21世紀初頭までは山陰線の特急いそかぜ号が小倉(以前には博多)まで直通していました。

当時は大阪と青森を結ぶ特急白鳥号も健在だったので、

西鹿児島から札幌、宗谷本線の急行に乗り継げば最北の稚内までつながり、

つい最近まで在来線の優等列車だけで容易に列島縦断が可能だったことに気づかされます。

 

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小倉から下関まで15分程ですが、途中で交流から直流に電化方式が変わるため両方に対応できる車両でないと直通できません。

 

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福岡県2番目の都市と山口県最大の都市を直結する列車ですが、4両でもよく空いていました。

 

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関門トンネルを通過中。

日本の戦前の土木技術が相当な水準に達していたことを、今に伝える海底トンネルです。

 

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下関に到着。

隣に接続の山陽本線方面の列車が停車中ですが、

ここで途中下車し大阪までの普通乗車券を購入することにしました。(小倉~下関はSUICA利用)

 

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下関から新大阪まで「山陽本線、山口線、山陰線、因美線、智頭急行、山陽線、東海道線周り」で11110円。

最近増加傾向の「みどりの券売機」は、このようなイレギュラーなルートの普通乗車券の発券は苦手なようなので、

従来の「みどりの窓口」のお世話にならざるを得ません。

それならばJR 九州の小倉駅よりもJR西日本の下関駅のほうがよいだろう。

という判断でした。

 

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切符購入のあと駅前を散歩するなどして時間を潰し、

後続の11:14発岩国行に乗り継ぎ。

 

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山陽本線の姫路以西では見慣れた115系の4両編成ですが、

 

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乗車列車は3000番台と呼ばれる派生車両でした。

3000番台はドアの数が通常の3箇所に対して2箇所で、

延命改造ではなく車両新造当初から2人掛けシートが設置されています。

全体として車内の雰囲気は同時期製造で京阪神の新快速に使われた117系によく似ています。

国鉄末期に100万都市近郊でありながら列車本数が少なくランダムダイヤで利用しにくかった、

広島近郊の山陽本線のダイヤを増発のうえ等時隔とする、

所謂「広島シティ電車」方式導入と平行して投入された車両です。

 

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厚狭駅に停車。

新下関や厚狭で下車し山陽新幹線の自由席で新山口まで行って特急スーパーおき号に乗り継ぐと、

乗継割引で鳥取までの特急料金が半額になりトータルではかえって安くなります。

今回はあえて「在来線でつなぐ」ことにこだわり、そういうことはしなかったのですが、

 

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途中の駅で分岐する支線のダイヤ乱れを伝える車内放送に不安になり、

念のためJR西日本のサイトで運行状況を確かめてみると、

これから向かう山口線の一部が雨の影響で運休中との記載が。

雨はすでに峠を過ぎているようで、

もし今夜が鳥取泊なら運行再開を待って鳥取へ向かうということも考えられますが、

先述のように鳥取乗り継ぎで新大阪へ向かう予定であり、

明日は朝に新大阪を発車する特急くろしお号に乗車予定のため、

在来線特急でつなぐという今回のテーマは早々に降ろさざるを得なくなってしまいました。

 

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山陽本線のダイヤに乱れはなく新山口に定刻に到着。

山口線の特急に乗り継がないのなら、

このまま広島方面に向かってもよいのですが、

切符の精算か複雑になるので予定通り新山口で下車。

 

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新幹線改札前の「みどりの窓口」で先ほど下関で買ったばかりの乗車券を新山口までの運賃を差し引いて払い戻してもらい、

この先の行程を一から考え直すことに。

 

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「みどりの窓口」近くにあった駅そば屋の「極うどん」を食べながら時刻表と格闘しましたが、

同じ山陽本線でも広島あたりまで東進していれば、いろいろな選択肢を思いつきますが、

「九州から一歩進んだだけ」の新山口から、

今夜の適当な時間に大阪に到着したい」となると、

山陽新幹線を利用するよりほかなさそうです。

つづきはこちらです。

 

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