今回は神戸空港から出発です。
先月、アシアナ航空ビジネスクラス利用でバンコクを往復して帰国した時点で、予定通り2019年のANAプレミアムポイントが50000ポイントに達しました。(ブログ記事にしていないフライトも含まれています。)
プラチナステータスのカードもすでに届いているのですが、万が一のポイント計算間違いに備えて手配しておいた航空券でこれから沖縄へ向かいます。
10月最初の週末という日取りについては沖縄都市モノレール「ゆいレール」の浦添市域への延伸開業にあわせたもので、計算間違いがなくても目的がなくならないよう「計算」した結果です。
利用するのはANA便名で予約したソラシドエア運航便であり、価格は神戸沖縄往復で13940円。
50000ポイントを達成した今となってはあまり重要ではありませんが、積算されるプレミアムポイントは2216ポイントでPP単価は6.29円と極めて優秀です。
関西エリアにお住まいで「修行」継続中の方にはお勧めの路線ではないでしょうか。
さてプラチナステータスを達成して最初の旅行ですが、残念ながら神戸空港にはANAラウンジはありません。
そのかわり制限エリア外にあることが多いカードラウンジがエリア内にあるというのが神戸空港の特徴です。
これまで通り対象のクレジットカードと航空券を用意してカードラウンジ「ラウンジ神戸」に入りましたが、それほど広くないラウンジは満席で受付前に空席待ちの行列(数人)ができている状況に驚かされました。
立って席が空くのを待つくらいなら搭乗口のベンチに座っていたほうがよいので、ドリンクコーナーでウーロン茶を立ち飲みしてすぐに退出したのですが、
神戸空港については最近、発着回数の制限が30往復60便から40往復80便に緩和されたばかりで、スカイマーク3路線の増便につづき、
10月27日からは神戸空港初乗り入れとなるフジドリームエアラインズの2路線の就航も決まっています。
空港利用者が今後さらに増えることはほぼ確実な状況で「ラウンジ内の空席待ち」は見過ごすことができない事態にように思われました。
神戸空港の主役はスカイマークでJALの乗り入れはなくANAも数便のみという現状では航空会社のラウンジは期待薄と言わざるを得ず、カードラウンジの移設拡張や増設などが現実的な選択肢となるのでしょうか。
ソラシドエア29便のフライトスケジュールは神戸16:40⇒沖縄18:45ですが、到着便の遅れにより16:55に出発時刻が変更になりました。
遅れて到着した機体。
ソラシドエア保有の13機の機材はこのB737-800に統一されています。
斬新な会社名や機体のカラー、機材の統一などLCCと共通点が多いソラシドエアですが、JALやANAなどのレガシィ航空会社とLCCの中間にあたるMCC(ミドルコストキャリア)に分類されています。
上級会員(ソラシドファーストメンバー)制度や優先搭乗があり、このあたりはレガシィ航空会社に近い印象です。ANAとのコードシェア便ではANAの上級会員も優先搭乗の対象となります。
エコノミークラス利用では初めての優先搭乗で機内に入りました。
ソラシドエアのシートピッチは81cmとされ、JALやANAの標準的な機材に比べ若干広めになっているようです。
その差はシートを横から眺めただけではわかりませんでしたが、
着席してみると確かに足元の余裕が大きいことが実感できました。
シートポケットには持ち帰りOKの機内誌「ソラタネ」とサービスガイド、熊本の飲食店紹介のパンフレットが入っていました。
ソラシドエアの本拠地は宮崎だったはずですが、機内販売品にも熊本銘菓のドーナツ棒があるなど熊本色が濃いイメージです。
離陸直後。
大阪湾をゆく豪華客船と低空を飛行するスカイマークの機体が見えました。
スカイマーク機については、おそらく画面左端に写っている関西空港ではなくUターンして神戸空港の滑走路に進入するのでしょう。
吉野川河口付近と徳島市周辺の街並み。
上昇しながら四国山地を乗り越え太平洋に面した高知平野上空へ。
高知空港の滑走路が見えています。
無料のドリンクサービスがあるのもレガシィ航空会社と同じです。
機内WIFIでフライトマップなどを見ることもできました。
ドリンクサービスのあと少し寝ているうちに鹿児島県種子島上空へ。
機長の放送によればこのあたりが神戸と沖縄の中間地点となるようです。
神戸と鹿児島の距離=鹿児島と沖縄の距離という事実にあらためて沖縄の遠さを実感させられます。
沖縄県上空に入り降下を続け、少し遅れを回復して那覇空港に着陸するかに思えましたが、直前に着陸した機体が鳥と衝突するトラブルに見舞われ、一時滑走路を閉鎖して安全点検が行われるあいだ上空待機となり、
遅れを回復することなく19時ころ那覇空港に到着。
神戸空港では気づきませんでしたが、機体には「くまもん」のラッピングもあったようです。
那覇市の人口は約31万人ですが、那覇空港は他の同規模の地方都市とは比較にならない大空港です。
制限エリア内の「人口密度」は夜になっても羽田や伊丹とかわらないように見えました。
エリア外に出たことろにある「めんそーれおきなわ」の横断幕。随分前からあるのではないでしょうか。
この写真の場所から右方向へターミナルビルの端まで進んだところにある、
空港食堂で夕食にします。
空港価格とは無縁の庶民的な価格設定が魅力で手軽に沖縄料理を食べることができます。
1番人気のソーキそばは2月に訪問した際に注文したので、今回は3番人気のゴーヤーチャンプルーを試すことに。
店内も大判の飛行機カレンダーがなければ空港内であることを忘れてしまうような「大衆食堂」という言葉のイメージそのままの雰囲気です。
注文のゴーヤーチャンプルーについては、味はよかったのですが量が物足りない感じであり、これなら「ソーキそば」のほうがボリュームもあってよかったというのが率直な感想です。
食堂を出て、食堂とは反対側の端にあるエリア外のカードラウンジ「華」へ。
高級感はありませんが、ソファ席の全席にコンセントがあるほか、
ドリンクに加えて「おつまみ」も置いてあるなどサービスのレベルは決して低くはありません。
「名より実をとった」そんな印象のラウンジです。
営業時間は20時までと早じまいで「蛍の光」にせかされるようにコーヒーを飲み干して退出。空港駅からモノレール「ゆいレール」で牧志駅近くのホテルへ向かいました。
つづき10月1日に延伸開業した「ゆいレール」乗車の様子ついては、こちらです。