本記事は下に添付の記事のつづきです。
鹿児島中央駅から在来線特急と東北・北海道新幹線「はやぶさ号」を利用して札幌を目指す特急列車日本縦断旅行をしています。
小倉から新山口までの特急列車空白区間を普通列車でつなぎ、
新山口から山口線・山陰線周りの特急スーパーおき号鳥取行に乗り継ぐ予定でしたが、
新山口へ向かう山陽本線の普通列車内で山口線の一部が雨で運休になっていることを知りました。
予定通り新山口駅で下車し、新山口から先の行程を再検討。
結局14:39発の山陽新幹線「さくら556号」で今夜宿泊予定の新大阪へ直行することにしました。
新山口~新大阪の運賃+料金はJWEST会員向けの企画切符「eきっぷ」で11400円。行程変更による払い戻しが15000円程だったので、
新幹線利用にもかかわらず4000円程浮いた計算です。
新山口駅に新幹線ホームに進入する「さくら556号」。
山陽新幹線には「のぞみ」「ひかり」「こだま」のほか、
九州新幹線に直通する「みずほ(のぞみ同等)」「さくら(ひかり同等)」の種別があります。
山陽新幹線の「こだま」を除く速達列車(つまり、 のぞみ• ひかり• みずほ •さくら)の途中停車駅は新神戸・岡山・広島・小倉が全便停車、
加えて姫路・福山・新山口などに選択停車するダイヤになっていますが、
選択停車の「選択」にも一定のルールがあるようで、
福山と姫路の両方に止まるもの、新山口と福山の両方に止まるものはそれなりの本数があっても、
新山口と姫路の両方に止まるのもは少数です。
姫路で在来線の新快速に乗り換えても新大阪到着時刻はそれほど変わらないはずで、
姫路で新幹線を降りればいくらか節約になるかと思いましたが、
途中、岡山での乗り換えが必須であることがわかり、
一気に新大阪へ向かうことにした次第です。
5号車の指定席に乗車。
実は「さくら556号」の前に東京直通の「のぞみ」がありましたが、
あえて見送ることにして「さくら号」の指定席を押さえました。
九州新幹線と山陽新幹線を直通する「みずほ」「さくら」の全便と山陽新幹線内だけを走る「ひかり」「こだま」などの指定席は、
東海道新幹線のグリーン車と同じ2列、2列の座席配置になっており、
普通車では最高クラスの居住性を誇ります。
新大阪より西の区間だけで新幹線を利用するときは、
自由席の空席状況に関係なく指定席にすることをお勧めします。
車内は4割程度の座席が埋まっていました。
夜には車窓の工場夜景が美しいことで知られる徳山駅付近を通過。
速度が落ちて太田川を渡ると間もなく広島に到着します。
広島・岡山と乗車が目立ち6割程度の席が埋まった状態で新神戸に到着。
新神戸駅を出てすぐの六甲トンネルを抜けると大阪都心のビル街が右手の車窓に見えました。
16:38。新山口から1時間59分で新大阪駅の20番線ホームに到着。
乗車予定だった新山口発13:01のスーパーおき号のダイヤを確認すると、
新山口で「さくら556号」に乗車した時点で島根県の益田駅付近を走行していることがわかりますが、
新大阪に到着した時点でも、まだ島根県内の玉造温泉駅付近であり、
新幹線の圧倒的な早さを改めて認識しないわけにはいきません。
新大阪駅のコンコースは、東京がGo To キャンペーンの対象から外された影響もあってか、
普段より明らかに人通りが少ないのが一目でわかる状況でした。
予定より4時間程早い新大阪駅到着ですが、
大阪でも東京を追うようにコロナの感染が広がってきているとのことで、
用心して宿泊予定の「ヴィアイン新大阪ウエスト」へ直行することに。
新大阪駅西口からつづく歩道橋で地下鉄御堂筋線の軌道をくぐり、
改札口からだと徒歩10分程でホテルに到着。
「ヴィアイン」はJRグループのホテルですが、
昨夜のJR九州ステーションホテル小倉などとはターゲットが違うようで、ホテルの造りはシンプルです。
新大阪駅徒歩10分圏内で朝食つき1泊5000円で予約できました。
客室はそれほど広くありませんが、新大阪駅周辺では、このようなリーズナブルなホテルの需要が旺盛なようで、
予約確認のメールには新大阪駅近くには「ヴィアイン新大阪」もあるのでお間違えないように。と注意書きが添えられていました。
ここでもフロントでGo To Travel 申請用の宿泊証明書を発行してもらいました。
山口線の運休に直前まで気づかなかった反省から、
明日(3日目)の行程(新大阪→特急くろしお号→紀伊勝浦→特急南紀号→名古屋→特急しなの号→松本)の運行状況をこまめにチェックしていましたが、
夜から朝にかけて紀伊半島を回る紀勢本線で度々運休や遅れの情報が発表される状況であり、
やむを得ず再度の予定変更で、明日(3日目)の宿泊予定地の松本へは、
大阪から高速バスでショートカットさせていただくことにしました。
(先に申しますと松本からゴールの札幌までは予定通りの乗り継ぎができています。)
翌朝の朝食会場は1階の「がんこ」。
店内。
ここでも和食を選択しました。
ホテルをチェックアウトし新大阪駅へ。
大阪と松本を結ぶ高速バスは大阪側の阪急バスと松本側のアルピコグループの共同運行で、
大阪駅に隣接する阪急梅田三番街のバスターミナルを発車したあと、新大阪駅にも停車するのですが、
始発からの乗車にこだわり大阪駅へ向かいます。
新大阪駅から大阪駅まで1駅乗車の普通電車。
1両に立客数人程度の乗車率でしたが、見渡したところマスク率100%でした。
阪急三番街。阪急高速バスターミナルに到着。つづきはこちらです。