西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【姫得スペシャル復路】飛行機より早い!のぞみ62号乗車記(博多18:33⇒姫路20:32)

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日本旅行のサイトから購入した山陽新幹線(姫路~小倉・博多)を格安で利用できる旅行商品「姫得スペシャル」とJR九州の企画乗車券「小倉・門司港お買い物往復きっぷ」を組み合わせた九州日帰り旅行をしています。

夕方の博多駅にもどりアミュプラザで「お買い物往復きっぷ」付属の1000円分の金券を使って夕食を済ませ、

あとは「姫得スペシャル」における復路の指定列車「のぞみ62号」で姫路に戻るのみとなりました。

 

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博多駅の新幹線改札を入ったところにある発車表示。

乗車する「のぞみ62号」の発車は18:33。

その26分後に発車する18:59発の「のぞみ64号」は山陽新幹線からの東京行最終列車であり博多~東京間を4時間46分で駆け抜ける同区間最速運転の列車となっています。

「姫得スペシャル」付属の200円分のバウチャーはJR九州の牙城である博多駅・小倉駅のうち、新幹線改札内の指定店舗でのみ使うことができます。

 

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夕食は済ませていたので、指定店舗の駅弁屋でお茶とコーヒーを購入し不足分の数十円のみ現金で支払いホームへ向かいました。

 

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最終・最速と混雑する要素が多い「のぞみ64号」の露払いの役目も果たす「のぞみ62号」。

姫得スペシャルの復路の指定列車はこの「のぞみ62号」と博多20:51発の「ひかり444号」となっています。

 

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「姫得スペシャル」は座席の指定はできませんが、往復とも窓側の席が割り当てられていました。

乗車日(土曜日)の博多発車時の着席率は3割程度と空いていました。

 

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東海道新幹線・山陽新幹線の普通車のシートピッチは車種を問わず104cmに統一されています。

他の列車との比較ては首都圏の普通列車グリーン車に比べ7cm広く、京阪神や名古屋周辺を走る新快速列車より13cm広くなっており、余程の長身でない限り充分な余裕があると言えます。

一方シートの横幅は新幹線開業時から長らく活躍した0系以来の横5列を踏襲していることもあり、前後の余裕とは対照的にやや窮屈さを感じるものです。

その点について新大阪以西の山陽新幹線区間やその先九州新幹線区間に直通する「ひかり」「みずほ」「さくら」では、

自由席車両はN700系と同じ横5列ですが、指定席車両は横4列としており、ピッチは同じでも座り心地が格段に改善されています。

 

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定刻に博多駅を発車。まだ2月下旬ですが18時30分を過ぎても空に明るさが残っており西への旅を実感。

 

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15分程で小倉に停車。

姫得スペシャルの価格は姫路~博多往復が11800円に対し、姫路~小倉往復では11000円となっています。

 

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デッキにあった車内設備の案内。往路で利用したJR九州の8両編成のN700系にはあった自動販売機の設備がないことに気づきます。

 

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そのかわり空席多数であっても、往路の列車では見かけることがなかった車内販売が頻繁に巡回していました。

空いていたり通路側の席に着席している場合は、自動販売機のほうが便利な場合もありそうですが、

窓側席からでも席を立つことなく商品を購入できるほか、商品のバリエーションも自販機の比ではなく、車内サービスの質という観点では、多少自販機での取り扱い商品を増やしてみたところで、車内販売に軍配が上がるように思われます。

 

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山陽新幹線の軌道の50%はトンネル内であり、東海道新幹線に比べて沿線人口が少ないこともあって夜間の列車では車窓を見る楽しみがほとんどありません。

暗闇の中の疾走がつづいたあとの広島周辺の街明かりがひときわ明るく感じられました。

 

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20:11.博多から1時間38分で岡山に到着。

山陽新幹線の最高時速は昭和47年開業時の時速210kmから現在では300kmに向上し所要時間は大幅に短縮されていますが、

乗り心地については、2階建て車両を連結した100系などがメインだった時代(1990年代)に比べ残念ながら悪化しているようです。

座席背面から取り出したテーブルに置いた、飲み物が入ったペットボトルの水面は常に波立ち、カーブを通過するたびにペットボトルごと右へ左へ動いていました。

安定した気流の中を水平飛行する航空機のほうが乗り心地はよさそうであり、

逆にJALやANAの水平飛行中の機内で、今回乗車した山陽新幹線区間の「のぞみ」のような揺れがあれば「本日は小刻みな揺れがつづきますので、お座りの際は必ずシートベルトを・・・」と機長からのアナウンスが入るのではないでしょうか。

 


山陽新幹線の揺れを「見る」 のぞみ62号(N700A16両編成)徳山→新岩国間通過中に撮影

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20:32.博多から1時間59分で姫路に到着。

先述の後続の「のぞみ64号」は姫路には停車しないため、姫路駅ではこれが最終の東京行となります。そのためか広島や岡山に匹敵する乗車が見られました。

 

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姫路駅の新幹線改札の先にある在来線乗り換え案内。

 

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「姫得スペシャル」には、神戸方面の新快速が停車する加古川・西明石・明石発着が+200円、神戸発着が+400円の追加料金で利用できるオプションも用意されています。

仮に姫路での乗り換え時間を長めにとって20:54発の新快速に乗り継いだとしても、博多から3時間かからず21:20頃には神戸市中心部まで帰ることができます。

航空に目をやれば、姫路のほか追加料金のオプションがカバーする加古川市・明石市・三ノ宮以西の神戸市に住む人などをメインの利用者層とする神戸空港に福岡路線は就航していません。

また「のぞみ62号」が博多を発車した18:33に博多駅を出発し、福岡空港から伊丹空港へ向かうケースを想定すると、JALの最終便である福岡18:45発の2060便には間に合わず、ANAの最終便である19:15発の430便が唯一の選択肢となります。

その伊丹到着時刻は20:35で「のぞみ62号」の姫路到着とほぼ同じです。

したがって到達時間の比較では姫路駅からの所要時間と伊丹空港から所要時間の差が勝敗を分けることになります。

そのように考えると

・「新幹線の方が早いエリア」と「空港利用者の主たる居住エリア」が「丸被り」になる神戸空港に福岡路線が就航しない(できない)理由、

・山陽新幹線の「のぞみ」が多少乗り心地を犠牲にしてでも先を急ぐ理由

が同時に理解できた気がします。

また価格については、伊丹~福岡の航空券は、JAL・ANA問わず、購入時期を問わず、今回利用した姫得スペシャル(片道あたり5900円)の価格で購入することは不可能であり、

「姫得スペシャル」は、兵庫県南部から福岡方面への旅行で指定列車のダイヤで支障がない場合には、非常に利用価値のある旅行商品といえるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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