西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【駅から徒歩10分】宮崎・青島周辺観光(宮崎ソウル函館旅行3) 

f:id:nishiuraexp:20191222162536j:plain

宮崎駅から日南線のディーゼルカーに揺られること約30分。青島駅に到着しました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222162946j:plain

駅前広場から左手に伸びる遊歩道には「青島900m」の看板が設置されていました。

徒歩10分少々で到達できる青島は次の列車乗車まで1時間あれば途中下車観光ができます。

 

f:id:nishiuraexp:20191222163103j:plain

写真左手の橋の向こうに青島を覆う亜熱帯植物の群落が見えています。

橋の手前からは東南アジアの街でよく見かける三輪自動車で島内へ向かうこともできるようです。

古都と呼ばれる街を駆ける人力車同様「乗せる」だけでなく「見せる」ことも意識したもののようで、青島の風景にマッチし南の島の雰囲気を盛り上げていました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165030j:plain

橋を渡り青島に入っても遊歩道は青島神社の境内までつづいています。

遊歩道の右手の海岸には岩場が広がっています。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165147j:plain

城の石垣を横に倒したような規則正しい配列で奇岩が並ぶさまに圧倒されます。

砂岩で泥岩という固さの違う岩が斜めに隆起し、それが長い年月にわたって太平洋の波に浸食されることによってできた自然の造形ですが、

パズルのように整然と組み合わせれた岩の様子は、それが自然の産物であるとは信じがたいほどです。

 

f:id:nishiuraexp:20191222164827j:plain

「鬼の洗濯岩」という別名もあるこの岩場は「青島の隆起海床と奇形波蝕痕」として、島を覆うビロー樹などの亜熱帯植物群落とともに国の天然記念物に指定されています。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165324j:plain

青島神社の鳥居。神社の境内は写真左手奥にがあります。

境内の前を通り過ぎ、このまま海岸に沿って青島を徒歩で一周することもできます。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165431j:plain

青島神社境内。

青島は二百数十年前までは神聖な場所とされ一般人の入島が禁じられていたことなどが境内の看板に記されていました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165553j:plain

境内の右手にはビロー樹の森に延びる小道があります。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165723j:plain

青島に繁茂するビロー樹の成り立ちについては、南方からの種子や流木の漂着が起源とするものと、元々青島にあったものが気候風土に適応して現在の姿になったとする2説があるようです。

 

f:id:nishiuraexp:20191222165837j:plain

青島と本土をつなぐ橋は弥生橋と呼ばれています。市街地方面へ戻ります。

地形なども影響しているのか、沖縄に比べれば、緯度で見る限り東京や大阪とそれほど変わらないのに12月とは思えない穏やかな陽気でした。

海岸にはリゾートホテルが立地し、この地域がプロ野球選手の冬季キャンプ地として選ばれるのも納得といったところです。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170023j:plain

市街地側には植物園もありました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170130j:plain

入口に「料金所」はなく少なくともオープンスペーズは自由に立ち入ることができるようです。青島から駅へ戻る際の散歩道には最適ではないでしょうか。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170230j:plain

青島駅から宮崎までは380円、約30分。宮崎空港へは途中田吉駅乗り換えで410円、所要時間はこちらも30分程度となっています。

日南線の列車は日中1時間に1本あるかないかという運転本数のため鉄道で青島を訪問するときは青島駅到着時に帰りの列車の時刻を確認しておくことをお勧めします。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170356j:plain

1両で到着した宮崎行のディーゼルカー。中国や韓国からと思われる外国人観光客が大挙して乗り込み、車内は立客多数の盛況になりました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170454j:plain

宮崎空港へ向かうため田吉駅で下車。

田吉駅では宮崎空港方面の列車に同じホームで乗り換えることができます。

乗り換えの宮崎空港行は普通列車でしたが、特急用の車両が使われていました。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170637j:plain

宮崎空港駅到着後は折り返し宮崎空港発大分行の特急列車になるのでしょう、座席はすべて反対向きにセットされていました。

なお宮崎空港駅発の特急列車は宮崎駅までは特急料金なしで乗車することができます。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170752j:plain

田吉駅~宮崎空港駅は1.4㎞、約2分で到着します。

 

f:id:nishiuraexp:20191222170849j:plain

宮崎空港ではラウンジ「大淀」でしばらく寛いだのち15:55発のANA610便羽田行に搭乗。羽田からは国際線に乗り継いで今夜の宿はソウル金浦空港近くのロッテシティホテルです。

つづきは近日中にアップします。

 

 

www.nishiuraexp.com