西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【16133PV】ブログ開設から44ヶ月目のアクセス数などについて

いつも当ブログ(西浦特急鉄道と旅のブログ)の記事をお読みいただきありがとうございます。
ブログを開設した2018年9月から44ヶ月目にあたる、2022年4月のアクセス数等について書かせていただきます。

2022年4月のアクセス数は、30日23:59現在で16133PV、1日あたりでは538PVとなりました。
先月から1790PVの減少です。(1日あたりでは40PVの減少)
現時点での公開記事数は本記事を含めて335記事、
254名の方に読者登録していただいています。
2019年2月からのアクセス数の推移は以下の通りです。
2019年

2月   3364PV

3月   4313PV

4月  5124PV

5月  7014PV

6月  6629PV

7月   7419PV

8月   10589PV

9月   10995PV

10月 11633PV

11月 12637PV

12月 13258PV

2020年

1月  14675PV

2月  10990PV

3月   12638PV

4月   13471PV

5月   10602PV

6月   6215PV

7月   8996PV

8月  10938PV

9月  9455PV

10月   8861PV

11月  9434PV

12月 13272PV

2021年

1月  14326PV

2月   13310PV

3月   14849PV

4月  13164PV

5月  15194PV

6月  14770PV

7月  16760PV

8月  17709PV

9月  15468PV

10月 19049PV

11月 21923PV

12月 19781PV

2022年

1月  21785PV

2月  15916PV

3月  17923PV

4月  16133PV

5月はJR九州の[36プラス3]などに乗車予定です。

昼行バスの格安個室席!全但バス「ラグリア」乗車記(城崎温泉12:00→大阪梅田15:18)

f:id:nishiuraexp:20220409113609j:plain開湯1300年。京阪神からを中心に多くの観光客が訪れる兵庫県豊岡市の城崎温泉。

 

f:id:nishiuraexp:20220409113721j:plainその玄関であるJR城崎温泉駅。

城崎温泉駅には、京都から山陰本線経由の特急きのさき号が、神戸、姫路からは播但線経由の特急はまかぜ号が、

そして大阪からは福知山線経由の特急こうのとり号が直通で乗り入れています。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210442j:plain参考 大阪から城崎温泉駅に到着した特急こうのとり号。

 

f:id:nishiuraexp:20220409113752j:plain城崎温泉駅前の全但バス乗場。

城崎温泉〜大阪・神戸間には高速バスも運行されています。

今回はこちらを利用し大阪へ向かいます。

 

f:id:nishiuraexp:20220409113936j:plainバス停の時刻表によれば、コロナ禍の現在大阪便が1日6往復、神戸便は1日3往復の運行。

大阪便の場合、大阪梅田までの所要時間は3時間20分程度と、同じ区間を走るJRの特急こうのとり号より30分程余計に時間がかかるのですが、

最近、この城崎温泉〜大阪路線に昼行バスとしては国内初となる、完全個室席を備えた特別車両「ラグリア」が投入されました。

今回は、城崎温泉駅発大阪行の6便のうち12:00発の便に「ラグリア」が充当されることを確認し、

2室ある個室席の1室を発車オーライネットから予約しました。

城崎温泉駅〜大阪梅田の通常運賃は3800円ですが、個室席にかかる追加料金は1000円のみ。

計4800円はJR特急の普通車指定席より安く、

航空を引き合いに出せばJALの上級席クラスJを利用する感覚で気軽に利用することができます。

 

f:id:nishiuraexp:20220409160813j:plain駅前バス停に隣接する足湯施設「さとの湯」に横付けするように停められた全但バス「ラグリア」。

12:00の発車時刻が近づくと、この場所でドアが開放され運転手さんの乗車前の検札が始まります。

 

f:id:nishiuraexp:20220409160844j:plain発車オーライネツトのWEB乗車票を提示して車内へ。

後方に向かって右手に壁に囲まれた個室席が見えます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415203830j:plain個室入口のドアを開けて室内を撮影。

単に個室となっているだけでなく、座席も幅広でリクライニング角度の大きいものが設置されていました。

昼行バスでは初めての個室席とのとこですが、

キングオブ夜行高速バスとして知られる東京〜博多間の「はかた号」に設置されている個室席(利用経験あり)と大差ない広さがあるように見えます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415203853j:plain室内に入り座席背面から撮影。

このように座席背面には、回り込んで撮影できるだけのスペースがあります。

荷棚には手が加えられていないため、荷物は一旦ドアを開けて外に回らないと荷棚に収納できませんが、

座席後ろのスペースを利用すれば邪魔になることもなさそうです。

もっとも、大きな荷物は他の一般席を利用するときと同様に、床下のトランクルームで預かってもらうこともできます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415203930j:plain座席脇にはコンセント、USBポート、室内灯イッチなどが備わります。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204119j:plain12:00。定刻に城崎温泉駅前を発車。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204032j:plain座席前面の大きなモニター。

備え付けのリモコン操作で、バスの車体に複数設置されたカメラからの映像を楽しむこともてきます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204241j:plain個室席利用者は、乗車時に運転手さんから手提げ袋を手渡されます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204305j:plain中身は消毒スプレーとスマホ?ARグラス?

 

f:id:nishiuraexp:20220415204356j:plain個室備え付けの案内によれば、目の前のモニターと接続することで、

城崎温泉など但馬地方の観光地の臨場感ある画像を楽しむことができる趣向のようです。

期間限定のサービスと断りがあり、個人的には「折角のバスの旅なのだから車窓を楽しみたい」という思いもあって、

今回は使わずじまいでした。

f:id:nishiuraexp:20220409160922j:plain駅前を発車したバスは、しばらく城崎温泉の温泉街を走り、

 

f:id:nishiuraexp:20220409160953j:plain円山川沿いの幹線道路へと進みます。

川と反対側にはJR山陰本線が通っています。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204433j:plain12:00発の便ということで早速、座席前の大きなテーブルを引き出し昼食。

本日の昼食は乗車前に購入した城崎温泉駅の駅弁(かにめしとすきやき弁当)です。

弁当箱下から出ている紐を引抜くことで化学反応を起こし、5分程で湯気が立つ程に弁当が温まる仕組みになっています。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204501j:plain開封。

名前のとおり「かにめしとすきやき」だと思ったら、実は「かにめし」と「すきやきめし」だった?

個体差があるのかも知れません。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210400j:plainなお特急列車や新幹線の座席に備わるものに近いサイズのテーブルは、

よく考えてみると、これまでバスでは見た記憶がありません。

このサイズなら、弁当を広げるだけでなく、パソコンや書類を広げて作業することもできそうです。

こうして改めて写真を見返すとコンセントも非常に都合の良い場所に設置されていることがわかります。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204549j:plain城崎温泉が位置する豊岡市はカバンの街として知られます。

城崎温泉駅を発車して約20分。バスはその中心市街地に入ります。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204617j:plain12:20。豊田町バス停に停車。

JR豊岡駅とは1km程離れています。

城崎温泉駅発車時点での乗客は10人程でしたが、豊岡市街地のバス停に停車するたびに数人づつの乗車が見られました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204653j:plain市街地を抜けたバスは再び円山川に沿って南下します。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204726j:plain道路脇に立つ北近畿豊岡自動車道の看板。

北近畿豊岡自動車道は舞鶴若狭自動車道の春日JCTから分岐し但馬地方へと延びる高速道路で順次延伸されており、

2020年には豊岡市内但馬空港近くまで達しています。

城崎や豊岡と神戸大阪を短時間で結ぶことに徹するなら、早々に高速道路に入るほうが所要時間の短縮につながるはずですが、あえて下道を通るのには理由があるようです。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204756j:plain12:50。バスは円山川の堤防道路から反れ、JR八鹿駅前へ。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204826j:plain駅前バス停に隣接してバス利用者向けの駐車場があり、豊岡市街地に続き、ここでも5人ほどの乗車がありました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204852j:plain八鹿駅から先も一般道路を進み、

13:13。城崎温泉駅から約1時間10分でJR和田山駅前に停車。

隣接する和田山駅にはライバルのJRの特急列車の姿も見えます。

ここでも乗車があり、もう一室の個室席のほか、一般席も半分以上が埋まったようです。

一大温泉地と大都市を結んでいる路線ですが、観光客が圧倒しているということはなく、

週末でも但馬地方と大阪を所用で行き来する方の利用のほうが多いという姿が垣間見えました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415204927j:plain和田山ICからようやく北近畿豊岡自動車道へ。

和田山ICは姫路方面への播但自動車道と北近畿豊岡自動車道の分岐点でもあります。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205003j:plainバスは北近畿豊岡自動車道を春日方面へ。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205040j:plain北近畿豊岡自動車道に入って数分、バスは遠阪トンネルに入ります。

全長2585mの遠阪トンネルは、兵庫県を構成する摂津、播磨、淡路、但馬、丹波の旧5国のうち、但馬と丹波を繋ぐトンネルで、北近畿豊岡自動車道のなかでは最も早い1977年に開通しました。

城崎温泉から大阪方面へ向かうJRの特急が一旦兵庫県を抜け京都府の福知山を経由して福知山線に入るのに対して、

バスは遠阪トンネルを通ることで、JRの特急停車駅で言えば和田山から福知山線の途中駅柏原方面へショートカットしている形になっており、

終点大阪の手前まで兵庫県から出ることはありません。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205150j:plain遠阪トンネルを抜け丹波地方に入ったバスは青垣ICで一旦高速を降り、

ICに隣接する道の駅「あおがき」へ。

ここで約10分の休憩となります。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205213j:plain道の駅「あおがき」に停車中の「ラグリア」。

10分程度と短い休憩時間のため、道の駅の施設で買い物を楽しむのは難しそうです。

筆者はトイレだけ済ませすぐに車内に戻りましたが、

どうしても飲食物など購入したい場合は、道の駅の目の前にコンビニがあるのでそちらを利用する方が便利かも知れません。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205238j:plainなお「ラグリア」の車内にもトイレがあります。

一般的な高速バスのトイレが、最後部の右半分、または中央付近の階段を降りた先の狭いスペースに設けられることが多いのに対して、

「ラグリア」のトイレは最後部の全幅がそのスペースに割かれています。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205257j:plainトイレ内部を覗いてみるとバス車内のトイレとしては非常に広く清潔な空間が広がっていました。

この快適なトイレは個室利用者専用というわけではなく、

追加料金がかからない一般座席の利用者も使うことができます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205416j:plain13:50。道の駅での休憩を終えたバスは、青垣ICから北近畿豊岡自動車道に復帰。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205439j:plain遠阪トンネルで分水嶺を越えたバスは、日本海に注ぐ円山川にかわり、瀬戸内海に注ぐ加古川としばし並行します。

この付近の加古川堤防は約5km、1000本もの桜並木が続く名所として知られています。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205521j:plain

f:id:nishiuraexp:20220415205604j:plain春日ICで再び高速道路から流出。

IC隣接の春日ICバス停に寄ったのち再び高速道路へ。

春日ICは北近畿豊岡自動車道と舞鶴若狭自動車道の分岐点にもなっており、

バスはここから舞鶴若狭自動車道を南下します。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205629j:plain舞鶴若狭自動車道の兵庫県区間は全線が片側2車線で、北近畿豊岡自動車道に比べ行き交う車の数も目に見えて増えます

和田山から京都府の福知山をショートカットして春日ICに達したバスですが、

この先もJR福知山線が加古川線接続の谷川へ迂回するのに対し、

舞鶴若狭自動車道を走行するバスはトンネルで、JRで言う篠山口駅方面へと直線的に抜けていきます。

 

(青線=JR特急こうのとり号 赤線=全但バス城崎温泉駅→大阪梅田走行ルート)

 

和田山までは下道で特急列車の倍近い時間を要したバスですが、

高速道路に入り速度の向上とルートの優位でJR特急との所要時間差を詰めていきます。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205723j:plain兵庫県三木市の吉川JCTからは中国自動車道に進入。

沿道はまだ長閑な風景が広がりますが、道幅は片側3車線となり大都市が近づいていることを実感。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205755j:plain中国自動車道区間には、西宮北IC、宝塚ICの降車専用停留所がありますが、今回は下車客はなく通過。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205817j:plain池田ICで中国自動車道から流出。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205840j:plain池田ICからは降車専用の千里ニュータウン停留所を経て、新御堂筋経由で終点大阪駅へ向かいますが、

今回は池田ICから千里ニュータウンにかけて渋滞にはまってしまいました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415205936j:plain15:30。 ようやく千里ニュータウンバス停に到着。ここで数人の下車がありました。

道路状況によっては、池田から阪神高速池田線で梅田に直行するほうが早いのではないか。とも思いましたが、

迂回や一般道走行の先にあるバス停で乗車があり下車がある。

所要時間とそれらのバス停の需要を天秤にかけた結果として、現在の運行ルートがある。ということが今回の乗車ではよく実感できました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210011j:plain千里ニュータウンから北大阪急行、大阪メトロ御堂筋線と並行する新御堂筋は順調に流れ、

15:40。淀川橋梁を通過。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210030j:plain15:48。定刻より30分遅れて大阪梅田阪急高速バスターミナルに到着しました。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210110j:plain下車間際に無人になった一般席の4列シートも撮影しましたが、

広いシートピッチに小さなテーブルもついており、

先程覗いた広いトイレとともに「個室席を利用するのでなければ他の車両で運転される便でもサービスは同じ」と考えるのは早計のようです。

 

f:id:nishiuraexp:20220415210126j:plain件の手提げ袋を運転手さんに返却して降車。

今回は渋滞の影響もあり城崎温泉駅から4時間近い乗車時間となりましたが、

高速に乗る手前の和田山からだと2時間半、所定ダイヤなら2時間程度とJR特急と互角の速達性があります。

大きな割合を占める地元利用に配慮する結果として一般道走行区間が長くなり、

城崎温泉へ向かう観光客にとっては所要時間がやや延びているという印象もありますが、

運賃は先述のように、個室席追加料金を払ってもなおJRの特急より安く、

結果として「昼行バスでは国内初の豪華座席を格安で長時間楽しめる」という現状を見逃す手はありません。

「城崎へはいつもJR」という方も、一度バスの乗り心地を試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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快速アクアライナー惜別乗車記(益田11:14→米子15:08)

f:id:nishiuraexp:20220223134959j:plainJR西日本山陰本線益田駅。


f:id:nishiuraexp:20220223135043j:plain益田は島根県の西端に位置する人口5万の都市で、鉄道では山陰本線と山口線の分岐点となっています。

駅舎こそ小さいものの近年再開発された駅前にはホテルやマンションが並び都会的な様相となっています。


f:id:nishiuraexp:20220228225903j:plainさて今回は、2022年3月のダイヤ改正で廃止された山陰本線の益田〜米子間(写真路線図のオレンジ色の区間)の快速列車アクアライナーに、廃止直前に惜別乗車した際の乗車記となります。

##本記事中の意見、提案に類する記載は、あくまで一鉄道ファン、一乗客として感じたこと、考えたことを述べているだけですので、その点ご了承下さい。##


f:id:nishiuraexp:20220228225959j:plain益田駅の山陰本線時刻表。

右が米子方面で、赤字が特急列車、オレンジで記された9:10、11:14、17:02の3本が快速アクアライナーです。


f:id:nishiuraexp:20220228230056j:plain山陰本線の益田〜米子間を走る特急列車や快速アクアライナーの停車駅は列車毎に異なっており、時刻表の下段には各列車の停車駅一覧がありました。


f:id:nishiuraexp:20220223135158j:plain今回乗車したのは益田11:14発の快速アクアライナー米子行です。


f:id:nishiuraexp:20220228230227j:plain益田駅3番線で発車を待つ快速アクアライナー。キハ126系2両編成。

快速アクアライナーの運転区間である山陰本線の益田〜米子間は、ほとんどが島根県に属しており、同区間では1999年から2001年にかけ、主として島根県が出資する高速化事業が施工されました。

高速化事業のメニューには、軌道の改良だけでなく、その効果をより高めるため、快速列車向けのキハ126系と特急列車向けのキハ187系の導入も含まれており、

快速アクアライナーは、今回の廃止に至るまで全列車がその際に導入されたキハ126系で運転されました。


f:id:nishiuraexp:20220228230326j:plainキハ126系車内。

暖色系の内装に4人掛けのボックスシートが並びます。


f:id:nishiuraexp:20220228230417j:plain車端部はロングシート。


f:id:nishiuraexp:20220228230510j:plainボックスシートはシートピッチに余裕があり、比較的新しいJR型車両でありながら、どこか国鉄急行型気動車の車内を彷彿とさせます。


f:id:nishiuraexp:20220302123805j:plain11:14。2両合わせても10人に届かない乗客を乗せ、益田を定刻に発車。

快速アクアライナーの中には益田〜浜田間が各駅停車となる便もありますが、

乗車便については出雲市までの全区間が快速運転となっており、つぎの停車駅は岡見。


f:id:nishiuraexp:20220302123848j:plain益田の市街地を抜けると間もなく日本海の海岸線に出ました。


f:id:nishiuraexp:20220302124007j:plain時速約40kmまで減速して駅を通過中。

先述の高速化事業では、通過列車が減速を必要としないよう、多くの駅で分岐器の交換、改良が施工されましたが、

駅が曲線に隣接していて、その曲線でどのみち減速が必要な場合は改良の対象から外すなど、費用対効果が強く意識されたようです。


f:id:nishiuraexp:20220302124127j:plain 11:30岡見着。

益田から16.9km、時刻表上の所要時間17分、平均時速は60kmと計算されます。


f:id:nishiuraexp:20220302125126j:plain岡見からは11:37三保三隅、11:43折居と連続停車。

その先も江津まで途中8駅のうち5駅に停車します。

益田から次の主要駅である浜田までの各駅の利用者数について調べてみると、

コロナ前の数値で以下のようになっています。

益田500人

石見津田16人

鎌手18人

岡見34人

三保三隅106人

折居8人

周布92人

西浜田156人

浜田692人

9駅合計1622人。

中間の7駅計は430人ですが、そのうち三保三隅、周布、西浜田の3駅で354人を占めています。

今回の改正では比較的利用が多い駅に選択停車する快速列車が廃止され、

利用者数にかかわらず全駅に停車するかわりに所要時間が長い普通列車が残された格好ですが、

山陰本線の島根県西部区間のように、輸送密度は低くても、

特急列車や快速列車が運行される幹線で、

過去に高速化の投資もなされていて、

並行高速道路の延伸が進んでいるような路線では、

合理化策として、普通列車を廃止して快速を残す。という方法もあったのではないか。という思いがあります。

もっとも、JRがそのような改革を実行しようとすれば「停車列車がなくなる駅」の利用者の利益を代表する形で、地元自治体からの異議申し立てがなされるかも知れません。

しかし人口減少時代を迎えた自治体にとっても、全員が市の中心部とまではいかなくても、快速停車駅のような一定の拠点周辺への集住が進むほうが、

長期的には効率の良い行政が可能になり、最終的には地域住民の利益になるとも考えられます。

北陸地方にはそのような方針を公言し様々な施策を進めている自治体もあるようです。


f:id:nishiuraexp:20220302125215j:plain西浜田に停車し対向の普通列車と行き違い。

この付近の山陰本線普通列車の多くは写真の閑散路線向けキハ120系が使われています。

快速アクアライナーに使われてきたキハ126系は、先述のように地元負担主体の高速化事業の一部として投入されており、他の地方への転属は難しいかも知れません。

そうなると快速アクアライナー廃止後は普通列車に転用され、玉突き転配で経年が高いキハ120系の廃止が始まるのか?など興味は尽きません。


f:id:nishiuraexp:20220302125313j:plain列車は益田より一回り大きい浜田市の市街地に入ります。


f:id:nishiuraexp:20220302125358j:plain11:58浜田着。

古くからの市街地が広がる内陸側とは反対の海側は、駅の橋上化で利便性が向上して以降、

病院や集合住宅のほか某ホテルも進出し新市街地の様相を呈しています。


f:id:nishiuraexp:20220306190514j:plain浜田は島根県内では出雲市以西で最大の都市であり、駅の利用者数も同様ですが、

昼間の快速アクアライナーへの乗車は少なく、空のボックスが目立ったまま発車時刻を迎えました。


f:id:nishiuraexp:20220306191104j:plain12:03。下府に停車。

利用者数の少ない駅でも、歴史ある大幹線に属するだけに、駅施設の規模は大きく、見た目には頼もしいものの、

経営的にはその管理が重荷になっているのではないでしようか。


f:id:nishiuraexp:20220306191216j:plain12:11。波子に停車。

新調された駅舎の横には駅から徒歩圏内の「しまね海洋館アクアス」の看板が建てられています。


f:id:nishiuraexp:20220306191321j:plain波子駅を出てしばらく、車窓には石州瓦の家並みと日本海を見下ろす、この地方らしい美しい光景が広がります。

駅看板にあった「アクアス」の塔が存在感を放っていますが、景観という点では賛否があるかもしれません。


f:id:nishiuraexp:20220306191448j:plain車内のトイレに立ったついでに後方の運転台を覗くと、軽くブレーキがかかってもなお速度計の針は約90km付近を指していました。


f:id:nishiuraexp:20220306191609j:plain列車は江津の市街地に進入。


f:id:nishiuraexp:20220306191703j:plain12:22江津着。

ここでは乗車よりも下車が目立ちました。

乗客が少ない中でも、県都松江方面への長距離利用だけでなく、

益田〜浜田間や浜田〜江津間などの都市間利用が見られることは、今回の快速列車廃止と絡めて無視できない事実であるように思われます。


f:id:nishiuraexp:20220306191804j:plain江津発車後、江津市街地から日本海へ注ぐ江の川の鉄橋を通過。


f:id:nishiuraexp:20220306191917j:plain12:38。温泉津着。読みは「ゆのつ」です。


f:id:nishiuraexp:20220306192026j:plain駅前に立つ温泉津温泉のゲートの向こうには温泉街が広がります。


f:id:nishiuraexp:20220306192124j:plain大田市駅手前。

徒歩でアクセスできそうな距離にイオンが見えましたが、

ここに駅があれば利便性が増し云々。という議論は、もう少し輸送密度が高く列車本数のある区間でなければ成立しないのかも知れません。


f:id:nishiuraexp:20220306192229j:plain12:58大田市着。


f:id:nishiuraexp:20220306192548j:plain大田市駅は2007年に世界遺産登録された石見銀山の玄関となる駅で、駅前からバスで約30分の距離ですが、

駅の乗車人員数はコロナ前の2019年で465人。

世界遺産登録も山陰本線高速化もほぼ関係なくコンスタントに減少を続けています。


f:id:nishiuraexp:20220306192749j:plain大田市から出雲市にかけて再び日本海の海岸線を快走。


f:id:nishiuraexp:20220306192858j:plain出雲市の一つ手前の西出雲駅を通過。

駅に隣接して車両基地があり、特急やくも号やサンライズ出雲号が留置されています。

これらの車両の出入りのため西出雲駅〜出雲市間は電化されています。


f:id:nishiuraexp:20220306193000j:plain大田市から32.6kmを28分で走り、13:28出雲市に到着。

3分後の13:31に発車する岡山行の特急やくも20号に同じホームで乗り換えることができます。

快速アクアライナーの快速運転区間はここまでで、出雲市から先終点米子までは各駅に停車します。

なお益田から出雲市まで130kmに要した時間は2時間14分。

駅停車時間も含めた平均時速はほぼ60kmと単線非電化路線の快速列車としてはかなり早く、高速化事業施工前の特急に匹敵するレベルとなっています。


f:id:nishiuraexp:20220306193152j:plainやくも20号を先に通し、

13:34。出雲市を発車。

しばらく山陰地方唯一の私鉄である一畑電鉄との並行します。


f:id:nishiuraexp:20220306193450j:plain13:53宍道駅着。

向かいのホームには14:00発の木次線備後落合行が停車中です。

木次線は陰陽連絡線の一つに数えられる路線で島根県と広島県を結ぶ鉄道ルートの一部となっていますが、実質的にその連絡機能を喪失しており、

停車中の列車から備後落合、三次と乗り継いで広島まで行くと到着は約7時間後の20:56となります。

なお島根県の県庁所在地松江と広島を結ぶ高速バスの所要時間は高速道路の延伸で3時間まで短縮されており、

島根県と広島県の行き来自体は以前よりむしろ増えているようです。


f:id:nishiuraexp:20220306193600j:plain宍道駅を発車し、宍道湖の湖岸を走行するうち湖畔に開ける松江市の市街地が近づいてきました。


f:id:nishiuraexp:20220306193754j:plain14:16。益田から約3時間。浜田から2時間16分で松江に到着。


f:id:nishiuraexp:20220306193852j:plain 松江では15分の停車時間があり、その間に益田を乗車しているアクアライナーの約1時間後に発車した特急スーパーまつかぜ10号が到着。先発していくダイヤになっています。


f:id:nishiuraexp:20220306194023j:plain 14:25。向かいのホームに到着した特急スーパーまつかぜ10号鳥取行。


f:id:nishiuraexp:20220306194135j:plain特急列車に続いて松江を発車。米子への最終区間に踏み出します。


f:id:nishiuraexp:20220306194229j:plain松江と米子のほぼ中間、荒島駅で下りのアクアライナーと行き違い。


f:id:nishiuraexp:20220306194318j:plain安来駅に到着。

この駅までが島根県に位置し、列車は終点米子駅までの最後の一駅間で県境を越え鳥取県に入ります。


f:id:nishiuraexp:20220306194417j:plain 松江からの最終区間。

車内は出雲市付近からようやくワンボックスに1人程度の乗車率となりました。


f:id:nishiuraexp:20220306194524j:plain15:08。終点米子に到着。

出雲市からの各駅停車区間61.6kmに要した時間は1時間34分、益田からだと191.5kmで3時間54分の長旅となりました。


今回の乗車体験だけでものを言えば列車廃止もやむなし。という気もしますが、

過去の高速化事業や特急が運転され今も幹線としての機能が残っていることなどを考えると、

今回の快速廃止は、長期的に見れば2019年の三江線廃止や、コロナ後の木次線廃止議論以上の大事ではないか。という気もします。

乗車記中で述べた普通列車廃止が難しければ、JRが施設保有のうえ優等列車を運行し、

普通列車のみ停車する駅の管理と普通列車の運行経費を地元が負担するなど、逆上下分離的な手法も、島根県西部の山陰本線のような「幹線ローカル線」の合理化策として考えられるのではないでしょうか。


f:id:nishiuraexp:20220306194606j:plain国鉄以来の存在感のあった米子駅舎は解体され現在の米子駅は元の駅舎脇のにあった建物で仮営業中です。


f:id:nishiuraexp:20220306194727j:plain最後までお読みいただきありがとうございました。


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山形新幹線つばさ124号乗車記(山形7:08→東京9:35)

f:id:nishiuraexp:20220127172710j:plainJR東日本山形駅。

今回はここから山形新幹線つばさ号で東京へ向かいます。

 

f:id:nishiuraexp:20220127172819j:plain午前7時前の山形駅のコンコース。

山形駅から山形新幹線に乗車する場合、まず在来線改札口を通り、山形新幹線ホーム入口で再度山形新幹線専用の改札を通ることになります。

 

f:id:nishiuraexp:20220127172954j:plain山形新幹線ホームへ。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173029j:plain今回乗車するのは写真左側の1番線から7:08に発車する「つばさ124号」です。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173200j:plain山形新幹線の車両は開業時の400系はすでに引退し現在はE3系7両編成での運転。

初めての在来線直通新幹線として1992年に山形新幹線が開業した際、

ほぼ無塗装でシルバー一色の400系の車体について、

「在来線走行区間の沿線の緑や冬期の雪景色にマッチする色を追求した結果がこれだった」などと説明されたものですが、

現在のE3系は新幹線車両としては多彩な色遣いが特徴です。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173244j:plain普通車の車内は暖色系でまとめられ落ち着いた雰囲気です。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173321j:plainシートの座面と背もたれは、肘置きのボタンで別々に動かすことができます。

 

f:id:nishiuraexp:20220219180617j:plain今回の東京までの乗車券は、JR東日本の列車予約サイト「えきねっと」から、席数限定の「トクだ値35」で購入。

東京まで指定席特急料金込みで7370円です。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173453j:plain 7:08。定刻に山形を発車したつばさ124号は雪景色の中を快走します。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173532j:plain山形発車からしばらく、左手の車窓に田園にそびえ立つ「スカイタワー41」が見えます。

乗車中の124号は通過しますが、山形新幹線の大半の便が停車する、かみのやま温泉駅から徒歩30分の場所にあるタワーマンションです。

田園地帯にそびえ立つ姿は奇抜な印象ですが、

ネツトの書き込みなど見ていると、

付近で一戸建てを建てるより安く購入でき、地方特有の濃密な地域の付き合いや雪下ろしの悩みからも解放されるなど、

実質的なメリットに注目して入居する地元の方が少なくなく、入居後の満足度も高い様子が伺えます。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173626j:plain 赤湯駅手前。

平地を見下ろす下り勾配で車窓が広がります。


f:id:nishiuraexp:20220127173720j:plain山形の1月の日の出時刻は7時前後。

 日の出から間もない太陽に照らされる雪景色の車窓は美しく見飽きることがありません。

東京より西に住む鉄道ファンが、車窓の美しい在来線特急として思い浮かべるのは、

「あずさ号」や「しなの号」が多いのではないかと思いますが、

山形新幹線つばさ号の在来線区間も負けず劣らず。ではないでしょうか。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173802j:plain 7:38。山形から30分で最初の停車駅米沢に到着。

速達便の124号はノンストップでここまで来ましたが「つばさ号」の多くは、山形から途中

かみのやま温泉、赤湯、高畠に停車し、米沢まで35分程度の所要時間となっています。

米沢市の人口は約8万人で山形県内では4位。

東京までの所要時間も乗車中の速達便124号に限れば2時間を切ります。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173846j:plainホームでは米沢駅の名物駅弁「牛肉どまん中」が販売中ですが、停車時間は僅かでホームに出る時間はありません。

同じ在来線直通の秋田新幹線では大曲駅で進行方向が変わったり、単線区間があるため行き違い待ちの停車がある場合もありますが、

山形新幹線の山形以南はほとんどが複線で進行方向の転換もないため運行はスムーズです。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173921j:plain米沢駅を発車した「つばさ号」は山形県と福島県を分ける板谷峠に差し掛かります。

 

f:id:nishiuraexp:20220127173947j:plain 板谷峠の最急勾配は38パーミル。

長野県内のJR飯田線には40パーミル区間も存在しますが、距離は僅かであり、

板谷峠は、1997年の北陸新幹線長野開通とともに信越本線の碓氷峠区間が廃止されて以降、実質的にJRで最も急な勾配で峠を越える区間となっています。

時速200km以上で走行できる大出力のモーターを積んだ新幹線車両ですが、勾配のほか急曲線もあり、また下り区間では制動距離が伸びることから、

一部区間では新幹線とは名ばかりの時速60km付近まで速度が低下します。

 

f:id:nishiuraexp:20220127174049j:plain 板谷峠を抜け福島平野へと下る場面。

大きな曲線で峠にアプローチするこの付近は、庭坂カーブとも呼ばれ鉄道撮影地として有名です。

 

f:id:nishiuraexp:20220127174134j:plain

f:id:nishiuraexp:20220127174245j:plain福島駅が近づくと、在来線から分岐して高架に上がり、右カーブで 東北新幹線と並んで新幹線ホームに進入します。

 

f:id:nishiuraexp:20220127174322j:plain8:13。福島に到着。

山形から米沢まで47km30分に対し、米沢から福島まで40.1kmに35分を要した計算です。 

それぞれ平均時速を計算すると前者94km に対し後者は69kmとなります。

この速度低下に対し、JR東日本と山形県が米沢〜福島間の板谷峠区間を貫く新板谷トンネル掘削の調査を始めており、完成すれば同区間で13分程度の短縮が見込まれているようです。

 

f:id:nishiuraexp:20220127174350j:plain福島駅新幹線ホームに到着した「つばさ124号」は、先に到着していた「やまびこ24号」の後方に連結され、その作業が終わったのちにドアが開きます。

 

f:id:nishiuraexp:20220127174442j:plain8:15。 2分の停車時間で福島駅を発車した「やまびこ・つばさ」号は、

東北新幹線下り本線を横断して東京方面の上り本線に進入します。

 

f:id:nishiuraexp:20220128232942j:plain高速道路で例えれば、上り線に入る際に、下り線の出口から逆走で進入し、対向車が迫りくる下り線を逆走したのち中央分離帯の切れ目から上り線に合流していくイメージです。

山形新幹線の開業から今年で30年。盤石の安全システムに守られ事故は起きていませんが、対向車の速度は時に時速300キロ以上。

一度事故が起これば航空機の墜落を上回る惨事になるかも知れません。

機械の誤作動やヒューマンエラーをある程度起こりうるものとして考慮に入れ、

そのような場合でも大事には至らせない。というフェイルセーフの思想を古くから発展させてきた日本の鉄道にあって、

素人目には、ここは異例の対応という印象を受けます。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233055j:plainちなみに 福島駅で併結した「やまびこ124号」は仙台始発であり、

福島駅進入時にも下り本線を横断して「つばさ号」の到着・併結を待っていました。

再び高速道路を引き合いに出せば、上り線を走行している車が下り線のサービスエリアで一休みしていたようなものでしようか。

事故の危険性の話は差し置いても、

上り列車が頻繁に下り本線を横断(言うなれば短距離の逆走)しなければならない現状では、

ダイヤが乱れた際に、その影響が拡大したり収束が困難になることもあり、

2022年、山形方面から東北新幹線の上り待避線に直接繋がる新たなアプローチ線の建設が始まっています。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233206j:plain「つばさ号」の東北新幹線内の最高速度は275km。

「つばさ124号」は、他の多くの「つばさ号」が停車する郡山・宇都宮には停まらないため、福島を発車すると次の停車駅は大宮です、

 

f:id:nishiuraexp:20220128233321j:plain8:30。福島駅発車から東北新幹線を南下すること15分。

山形駅から続いていた沿線の積雪はいつの間にかなくなり土色の車窓が続きます。

列車は間もなく白河の関を越え関東地方に入ります。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233434j:plain8:40。北関東、栃木県に入り那須塩原駅付近。

車窓右手には冠雪した山並みを望む美しい車窓が展開します。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233640j:plain 8:50。栃木県の県庁所在地宇都宮の駅を速度を落とすことなく通過。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233819j:plain栃木県から埼玉県に入り、新交通システムニューシャトルとの平行区間に入ると間もなく大宮に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20220128233941j:plain9:12。大宮着。

ここから終点東京まで、東京から北へ延びる新幹線3路線(東北、上越、北陸)の全便が線路を共有しています。

そのため線路容量に余裕がなく、 

山形新幹線や同じく在来線直通の秋田新幹線が、福島駅や盛岡駅で東北新幹線の列車と併結して東京へ向かわなければならない理由はここにあります。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234048j:plain大宮駅発車後、ほぼ同時に在来線ホームを発車した651系の特急あかぎ6号と並走。

時刻表では特急あかぎ6号の大宮発は9:12となっており、向こうは少し遅れていたようです。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234145j:plain大宮から次の上野までの間は、2021年より最高時速が110kmから130kmに向上しており、平行する在来線埼京線の電車を軽快に追い抜いていきます。

速度だけ見れば、関西圏の複々線区間で、新快速が普通電車を追い抜いているようなものですが、

新幹線車両にとっては徐行とも言える速度であり追い越す側の余裕が全く違います。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234329j:plain 田端駅付近。

JR東日本東京支社の社屋に新幹線車両が綺麗に写り込んでいました。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234411j:plain上野を通過。

先述のように東京を発着する東北、上越、北陸の各新幹線の全便がここを通りますが、通過する列車は一日に数本しかありません。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234542j:plain東京到着直前の指定席車内の様子。

東京から地方へ向かう利用に比べ、地方から東京へ向かう利用は、コロナ禍による急減からの回復が遅れているという話もあり、

今回の「つばさ124号」の指定席も山形から終点東京まで終始1両数人〜10人程度と寂しい乗車率でした。

 

f:id:nishiuraexp:20220128234626j:plain定刻9:35。東京駅に到着。

新板谷トンネルの調査開始や福島駅でのアプローチ線建設に加え、山形新幹線向けの新型車両E8系の投入予定も最近発表されました。

鉄道全体に明るい話題が少ない中、今後の進化に期待を寄せることができるのは、幸いと言わなければならないでしょう。

  

f:id:nishiuraexp:20220128234700j:plain最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

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追加料金840円で乗れる!快速「海里」乗車記(新潟10:11→酒田12:44)

f:id:nishiuraexp:20220115141921j:plain旧駅舎が解体され印象が変わった新潟駅万代口。

今回はここから土曜休日を中心に運転される羽越線方面への快速列車「海里」に乗車します。

 

f:id:nishiuraexp:20220115155437j:plain快速「海里」の新潟発車時刻は10:11。

首都圏からは東京7:48発の上越新幹線とき305号の新潟到着が9:55となっており余裕を持って乗り継ぐことができます。

関西からはJALの伊丹発新潟行2241便が伊丹7:10→新潟8:15のダイヤで運航されており、大きな遅れなどがなければ間に合いそうです。

★★当乗車記記載のダイヤや運賃は2022年1月の投稿日時点の情報です。

なお乗車日のJAL2241便は欠航(減便)となったため前日のフライトで新潟入りしました。

 

f:id:nishiuraexp:20220115155609j:plain新潟駅4番線ホームに入線した快速「海里」の車両。ハイブリッド気動車の4両編成です。

 

f:id:nishiuraexp:20220115155742j:plain今回は酒田寄りの先頭車1号車の座席を指定しました。(海里は全席指定席です)

4両編成の「海里」ですが、そのうち1号車と2号車が、みどりの窓口などで乗車券、指定席券を購入できる車両となっており、

3号車は売店イベントスペース、4号車は旅行商品での利用が前提となっています。

 

f:id:nishiuraexp:20220123173558j:plain

f:id:nishiuraexp:20220116085131j:plain1号車の車内。

一般的なリクライニングシートが並びます。

 

f:id:nishiuraexp:20220123173648j:plain1号車先頭部分は、運転席越しに前面展望ができるフリーススペースになっています。

 

f:id:nishiuraexp:20220115160257j:plain自席に荷物を置き、発車時刻までに車内見学へ。

乗車した1号車のデッキにはバリアフリーのトイレと洗面所。

 

f:id:nishiuraexp:20220115160414j:plain海里のロゴも誇らしいデッキのドアから2号車へ。

 

f:id:nishiuraexp:20220115160540j:plain2号車に入ると、かつての寝台特急を思わせる長い通路に沿ってコンパートメントが8室並んていました。

 

f:id:nishiuraexp:20220115160745j:plain空室のコンパートメントを撮影。

コンパートメントの定員は4人で座席をスライドさせてフルフラットにすることもできるようです。

JR東日本HPの「海里」を紹介するページには、1人から3人の予約で、このコンパートメント席を利用した場合、相席になる可能性があります。と注意書きがあります。

 

f:id:nishiuraexp:20220123173825j:plain3号車は売店イベントスペース。

発車前から売店には列ができていました。

発車後、車窓の良い区間で再度訪問することにし一旦自席に戻ります。

なお旅行商品での利用が前提の最後尾4号車については、

1号車、2号車の一般客の立ち入りはご遠慮下さいと何度か車内放送が流れていましたが、

編成表によれば2人または4人掛けテーブル席が24席配置されているようです。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161113j:plain1号車の自席に戻ると間もなく発車時刻。

1号車のリクライニングシートのシートピッチは写真のように非常に広く、

窓側の席からトイレや3号車の売店へ買物に行くために席を立つ際も、

通路側の人に席を立ってもらう必要はありませんでした。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161231j:plain10:11新潟駅を発車。

新潟を発車した「海里」は次の停車駅、新発田まで白新線を進みます。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161407j:plain1号車の天井には数台のモニターがあり、

リアルタイムの前面展望や列車紹介のビデオなどが流されます。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161618j:plainさて「海里」は新潟から山形県庄内地方の終点酒田まで168.2kmを約2時間半で走行します。

指定席券は840円と通常の指定席券より若干高いものの、列車種別は快速のため、特急料金などはかからず、840円と乗車区間の運賃のみで乗車することができます。

また青春18切符+指定席券での乗車も可能です。

新潟〜酒田間の乗車券は3080円で指定席券と合わせて3920円。

車内のクオリティを考えれば青春18シーズン以外でも十分に乗り得列車と言えそうです。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161743j:plain2駅目の大形駅を通過すると阿賀野川に架かる長い鉄橋を通過。

 

f:id:nishiuraexp:20220115161857j:plain政令指定都市新潟の近郊に延びる白新線ですが、米どころ新潟らしく駅間では写真のような広々とした田園地帯が広がります。

 

f:id:nishiuraexp:20220116082900j:plain10:37新発田着。

列車はこの駅から日本海縦貫線の一画を為す羽越線に入ります。

 

f:id:nishiuraexp:20220116083103j:plain 昼食には少し早い時間ですが、ここで新潟駅で購入した駅弁を広げることに。

ようこそ!にいがた彩り弁当

新潟の魅力を発信するプロジェクト「イロドリプラス」とのコラボ商品です。

 

f:id:nishiuraexp:20220116083202j:plain掛け紙だけでなく中身も華やかな幕の内弁当でした。

 

f:id:nishiuraexp:20220116083314j:plain弁当を食べるうちに米坂線との乗り換え駅坂町を過ぎ、

11:08。新潟から約1時間で村上に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20220116083419j:plain村上から先列車は日本海に沿って進みます。

今回の自席は山側ということもあり、

このタイミングでオープンスペースのある売店車両に移動することにしました。

売店車両の入口には小さな手洗いが設けられています。

 

f:id:nishiuraexp:20220123173954j:plain意外にも発車前より空いていました。


f:id:nishiuraexp:20220116083649j:plain売店で購入した、

「笹川流れの塩キャラメルパウンドケーキ」と海里ラベルのミネラルウォーター。

立席カウンターで食後のデザートというのも悪くありません。

売店では沿線の地酒などの販売もあります。


f:id:nishiuraexp:20220116083757j:plain11:24。桑川駅に停車。

桑川駅は、羽越線に並行する国道345号線の道の駅「笹川流れ・夕日会館」に併設されています。

「海里」のダイヤは夏期と冬期で異なり、

夏期は当駅で約20分停車しますが、冬期にあたる現在は、他の駅と同様に乗降が終わるとすぐに発車時刻となります。

道の駅の施設を散策するだけなら季節はあまり関係なさそうであり、

通年20分停車でも良さそうな気もしないでもありません。

 

f:id:nishiuraexp:20220116083854j:plain

f:id:nishiuraexp:20220116083936j:plain車内販売品のケーキや道の駅もその名を拝借している「笹川流れ」は、

日本海の荒波による侵食でできた奇岩などと、透明度の高い海水が織りなすこの付近の海岸線の美しい景観を指し、

「海里」の旅でも車窓の1番の見せ場となっています。


f:id:nishiuraexp:20220116084049j:plainこうして引いた構図で売店車両内を眺めると、観光列車というよりクルーズ船で旅をしているかのようであり、「海里」というこの列車の愛称も納得の光景です。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084250j:plain売店車両の一画には乗車記念スタンプと台紙が置かれていました。

売店では乗車記念になる海里グッズも並んでいましたが、

節約派の方にはオススメの乗車記念品となります。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084154j:plain列車は山形県に入り、11:53あつみ温泉に停車。

「あつみ」は「温海」と記されることもあり、温海川沿いに湧いた温泉水が川を下り日本海の海水を温めたためその名がついたとも言われています。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084343j:plain12:17。

駅前にホテルなどが並ぶ庄内地方の拠点鶴岡に到着。

新潟から2時間6分での到着です。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084447j:plain鶴岡ではしばらく停車し、新潟行の特急いなほ8号と行き違い。

特急いなほ号を利用しても新潟〜鶴岡間は1時間50分程度かかります。

特急料金不要の快速列車「海里」は、

観光目的だけでなく特急列車代わりの地元利用も少なくないようで、

鶴岡では軽装の乗客が多数下車していきました。

なお夏期は桑川駅での停車時間がとられる分、所要時間が延び、

鶴岡到着までに後続の特急いなほ3号に抜かれるダイヤになっているため、多少様子が違うかもしれません。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084612j:plain鶴岡から空席が目立つようになった車内。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084710j:plain鶴岡から終点酒田までは庄内平野の雪原の中を快走します。

 

f:id:nishiuraexp:20220116084744j:plain終点到着前に前面展望のフリースペースへ。

車内ではこのスペースが密にならないよう、長時間の利用は控えてほしい旨の放送が繰り返しありました。

 

f:id:nishiuraexp:20220122131704j:plain前面展望。

雪や強風の影響を受けることも少なくない冬期の羽越線ですが、今回はダイヤ通りの快走が続きました。

f:id:nishiuraexp:20220116085018j:plain最後の途中停車駅は、山形県内陸の新庄に至る陸羽西線との乗り換え駅「余目」。

終点の酒田まで海里に乗車し、1時間強の待ち時間で酒田始発の陸羽西線の快速列車最上川号に乗り継ぐと、

終点の新庄で、車内に足湯がある山形新幹線とれいゆつばさ号(福島行)や快速湯けむり号(仙台行)に接続しています。

首都圏からだと旅行商品のお世話にならなくても、

上越新幹線→(新潟)→海里→(酒田)→最上川→(新庄)→とれいゆ又は湯けむり→(福島または仙台)→東北新幹線という、

列車に1日乗り歩ける魅力的な周遊コースが用意されていることになります。

★★陸羽西線は2022年5月より隣接道路の工事に伴い長期運休、バス代行となっていますのでご注意下さい。★★

 

f:id:nishiuraexp:20220116085242j:plain12:44。終点の酒田に到着した「海里」。

酒田から先、羽越線を下る列車としては約2時間後の14:41に特急いなほ5号秋田行がありますが、

「海里」で酒田に到着した乗客の様子を眺めていると、やはり快速最上川号への乗り継ぎが多いように見え、

またこの日は、酒田駅のアナウンスや掲示などで、新庄からの快速湯けむり号が雪の影響で運休となることを知った人が、窓口に行列する光景も見られました。

 

f:id:nishiuraexp:20220116085456j:plain近年リニューアルされた酒田駅舎。

次は山形新幹線つばさ号の乗車記を投稿予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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所要時間はスーパーはくと号と互角!岡山経由で鳥取へ。(関西どこでもきっぷ旅行)

2021年12月までJR西日本から発売されていた関西どこでもきっぷは、

関西周辺の指定エリア内の特急、新幹線に2日間乗り放題で、指定席も6回まで利用できて10000円という格安きっぷでした。

筆者はこの切符を最大限活用し、特急14本と新幹線1本を乗り継ぐ鉄道旅行を計画していました。

しかし直前になって予定通り旅行に出発できない事情が生じ、キャンセル払い戻しも考えましたが、

価格を考えれば、鳥取まで今冬初めての雪景色を見に行くだけでも元がとれるだろう。と思い直し、払い戻しはせず旅程を大幅に短縮して出かけることにしました。

 

f:id:nishiuraexp:20211221204227j:plainさて関西から鳥取へ向かう場合、京阪神、姫路を通り智頭急行線経由で鳥取へ向かう特急スーパーはくと号を利用することが一般的ですが、

スーパーはくと号と大差ない所要時間で鳥取に到着できるルートが、もう一つ存在します。

そんなわけで、今回の鳥取旅行は新大阪駅の新幹線ホーム20番線からスタートです。

 

f:id:nishiuraexp:20211221204407j:plain 折り返し12:06発さくら555号鹿児島中央行となる編成が20番線に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20211221204517j:plain山陽新幹線と九州新幹線を直通する、さくら号みずほ号に使われるN700系車両は、JR九州編成とJR西日本編成があります。

今回乗車する編成は左下に見えるJRのロゴがJR九州のコーポレートカラーの赤色であることからJR九州編成であることがあわかります。

 

f:id:nishiuraexp:20211221204624j:plain九州新幹線に直通する列車の指定席のシートはグリーン車と同じ2列✕2列で横幅があり、

自由席の空席状況に関わらす指定席乗車がおすすめです。 

 

f:id:nishiuraexp:20211221204726j:plain関西どこでもきっぷの特権で追加料金無しで発券した指定席券。

 

f:id:nishiuraexp:20211221204848j:plain臨海工業地帯を望む加古川市内区間。

新幹線に平行する複線軌道は山陽電鉄本線です。

先日発売された鉄道雑誌に、この付近に山陽新幹線の駅を設けたら山陽電鉄との乗り換えで広範囲の新幹線アクセスが改善するのではないか。という読者氏の意見が寄せられていました。

加古川市や明石市から新幹線で東京方面へ向かう場合、

最寄りの西明石は停車する列車が少なく、次の新神戸は三ノ宮で地下鉄に乗り換える必要があることから、

JR神戸線の快速や新快速で新大阪へ向かう人がかなりいると思います。

その点では、この付近への駅設置は効果がありそうに思えますが、

個人的には、新駅ができても、こだま号のみ停車なら西明石と同じ扱いを受けるのではないか。という思いと、もう一点、

この付近から博多方面へ向かう場合は、現状のままでも、JRであれ山陽電鉄であれ、電車1本で姫路へ出ればよく、新幹線へのアクセスは良好です。

JR西日本の新幹線の営業エリアが新大阪以西であることを考えれば、

東京へ向かう客の新幹線アクセスが改善されることは、

必ずしも新駅設置という投資をする動機にはならないのかも知れないと考えています。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205109j:plain姫路周辺のみならず兵庫県の広い範囲から西へ向かう需要を集めている姫路駅。

さくら555号は通過しましたが、姫路駅への停車は実需要を踏まえ慎重に検討されているようで、時間帯によっては、さくら号より格上の、みずほ号も停車します。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205210j:plain岡山県に入り赤穂線、国道2号線との平行区間。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205254j:plain岡山県を代表する河川の一つ吉井川を渡ると岡山到着の車内放送が始まります。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205435j:plain 新神戸発車から30分。列車の速度が落ち車窓には岡山市街のビル群が広がります。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205613j:plain12:51。新大阪から45分で岡山駅に到着。

種別としては、ひかり号相当のさくら号ですが、姫路通過の555号に限れば、岡山までの所要時間はのぞみ号と変わりません。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205708j:plain 岡山では乗り換え時間で駅前広場へ。

 

f:id:nishiuraexp:20211221205826j:plain駅前広場に立つ桃太郎像。

数年後には、現在駅前通りに発着している岡山電軌の路面軌道が延伸され、この銅像のあたりに乗降ホームが新設されるようです。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210020j:plain岡山駅内の土産物売場。

桃太郎に因む商品や、その代表格である吉備団子に大きなスペースが割かれています。

駅前の銅像は、移転や新調はあっても、撤去され姿を消すことはないのではないでしょうか。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210330j:plain 岡山駅中央改札口。

できるだけ写り込む人の数が少なくなるタイミングを狙って撮影したものです。

旅行者の目には、日曜日の岡山駅はコロナ前の賑わいを取り戻しているように見えます。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210435j:plainさて岡山からは、13:43発の鳥取行特急スーパーいなば7号に乗車します。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210603j:plain倉敷方から入線した特急スーパーいなば7号。

187系2両編成のディーゼル特急です。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210725j:plain岡山発車時点で前寄りの車両が自由席、後寄りの車両が指定席です。

写真は乗車直後の指定席。

空いているように見えますが、発車時には8割方の席が埋まりました。

 

f:id:nishiuraexp:20211221210849j:plainパソコン作業もできる大型の背面テーブルが備わりますがコンセントはありません。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211005j:plain先程新幹線で渡った吉井川を渡ります。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211058j:plain 岡山駅から約50km折り返す格好で、再び兵庫県に入り最初の停車駅上郡に到着。

スーパーいなば号は、ここで進行方向を変え、智頭急行線に入ります。

車内の座席転換も満席に近いときは大変です。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211241j:plain第3セクターの智頭急行線は上郡と鳥取県南部の智頭を結ぶ55.1kmの路線で、兵庫県、岡山県、鳥取県の3県に跨っています。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211353j:plain兵庫県区間の智頭急行線は千種川に沿って進みます。

兵庫県南西部、播磨地方を南北に流れる主要な河川は、

東から加古川線に沿う加古川、播但線に沿う市川、姫新線に沿う揖保川があり、

智頭急行線に沿う千種川は最も西に位置しています。

岡山県まで視野を広げると、その西には、かつての片上鉄道に沿う吉井川、津山線に沿う旭川、伯備線に沿う高梁川と続きます。

兵庫県、岡山県に限らず、川の話を抜きに国内の鉄道網を語ることは到底できません。 

 

f:id:nishiuraexp:20211221211512j:plain JR姫新線との乗り換え駅佐用を発車すると、間もなく左手に樹齢500年以上と言われる大銀杏がみえます。

兵庫県の天然記念物にも指定されています。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211638j:plain 岡山県に入り(戻り)大原駅に停車。

上郡では晴れていた空は、智頭急行線を北上するにつれ、次第に曇に覆われ、この付近から車窓には白いものが目立ち始めました。

 

f:id:nishiuraexp:20211221211911j:plainそして智頭急行で最も長い志戸坂トンネルを抜け鳥取県に入ると写真のような雪景色が。

先述の経緯を踏まえて言えば、ミッション達成ということになるでしょうか。

このあと10日ほどで当地が災害級の大雪に見舞われることは予想もしていませんでした。

 

f:id:nishiuraexp:20211221212036j:plain 列車は智頭急行線からJR因美線に入り、雪景色のなかを北上。

 

f:id:nishiuraexp:20211221212229j:plain15:32鳥取に到着。

新大阪から3時間26分での到着ですが、そのうち52分は岡山駅での乗り継ぎ時間ですので、正味2時間34分。

京阪神から鳥取へ向かうには明らかに遠回りの岡山経由ですが、岡山駅でスムーズに乗り継げは、スーパーはくと号と同等の所要時間で鳥取に到達できることがわかります。

 

f:id:nishiuraexp:20211221212717j:plain

f:id:nishiuraexp:20211221212406j:plain 訪問日の時点では鳥取市街地に雪はありませんでした。

 

f:id:nishiuraexp:20211221212555j:plain鳥取滞在時間約1時間20分。

鳥取16:54発の特急スーパーはくと12号で帰路につきます。

 

f:id:nishiuraexp:20211221212845j:plain スーパーはくと12号は倉吉始発ですが、始発駅からの乗車も多く鳥取からの乗車で指定席はほぼ満席になりました。

 

f:id:nishiuraexp:20211221213003j:plain新規開業した智頭急行線を通ることで、京阪神と鳥取の所要時間を一気に1時間以上短縮したスーパーはくと号は、

開業直後に阪神大震災の影響で京阪神への乗り入れができなくなるなど災難にも見舞われましたが、

以後は堅調で、平行する鳥取自動車道が全線開通した現在も大きく利用者を減らしているようには見えません。

 

f:id:nishiuraexp:20211221213117j:plain夕食は鳥取駅前の大丸地下で買った弁当を車内で。

 

f:id:nishiuraexp:20211221213717j:plain

f:id:nishiuraexp:20211221213805j:plainスーパーはくと号に使われているHOT7000系は1994年の智頭急行開業、スーパーはくと号運転開始時に登場したものですが、

何度かリニューアルが施されており、シートだけでなくデッキの洗面所なども更新され快適性を維持しています。

なお2024年頃より新型車両への置き換えが始まるようです。

 

f:id:nishiuraexp:20211221213559j:plain鳥取から2時間で明石に到着。

最近設置されたロープ式のホームドアは、

新快速などとドアの数や位置が全く違う特急車両にも対応できる優れものです。

 

f:id:nishiuraexp:20211221214018j:plain今回は19:11着の三ノ宮で下車しました。

このまま乗車すると大阪には19:31、新大阪には19:41、終点の京都には20:06に到着します。

ちなみに乗車したスーパーはくと号の34分前、16:20に鳥取駅を発車した岡山行スーパーいなば号は終点岡山に18:11到着。

岡山18:23発の山陽新幹線のぞみ50号に乗り継ぐと、新神戸に18:55、新大阪に19:07、京都には19:22に到着します。

偶然ですが新大阪までの所要時間は共に2時間47分、京都では岡山周りの方が所要時間が短くなります。

遠回りする分、運賃料金は高くなり、岡山での乗り換えの手間も余計とは言え、

一刻も早く目的地に着きたいときや、京阪神〜姫路〜上郡間の在来線で輸送障害が発生した際などには大いに活用できそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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【大阪行ひだ号】特急ひだ36号乗車記(高山15:38→大阪19:50)

f:id:nishiuraexp:20211212170251j:plain岐阜県高山市。JR東海高山本線高山駅。

今回はここから特急ひだ号に乗車します。

 

f:id:nishiuraexp:20211121145342j:plain特急ひだ号は富山、高山〜名古屋間を1〜2時間に1本の頻度で運転する特急列車ですが、

1日1往復だけ、岐阜まで名古屋行に併結し、岐阜から単独で大阪へ向かう便があります。

高山本線と大阪を直通する特急ひだ号は通称大阪ひだ号などと呼ばれています。

高山から大阪へ向かう大阪行特急ひだ号の高山発は15:38。

岐阜まで併結となる名古屋行は16号ですが大阪行には別途36号の号数が付番されています。

 

f:id:nishiuraexp:20211121145300j:plain高山駅ては北海道以外ではほとんど見られなくなった列車別改札が行われています。

15:38発の特急ひだ16号、36号に乗車する場合、写真右手の看板の後ろで列にならび15:10の改札開始を待つことになります。

 

f:id:nishiuraexp:20211121161807j:plain改札が始まりホームへ。

特急ひだ号は全列車が写真のキハ85系での運転ですが、近く新型のハイブリッド車両HC85系に置き換えられる予定です。

 

f:id:nishiuraexp:20211121152016j:plain乗車日のひだ16号、36号は、

前方に大阪行ひだ36号3両編成、後方に名古屋行ひだ16号5両編成を併結した8両編成で高山駅を発車します。

なお8両編成の最前部となるのは大阪行編成の自由席です。

 

f:id:nishiuraexp:20211203172235j:plain キハ85系普通車車内。大阪行編成にグリーン車の連結はありません。(終点到着後撮影)

 

f:id:nishiuraexp:20211203172425j:plainキハ85系はシート部分が通路より一段高いハイデッカー構造になっています。

その結果、写真のように窓の下部が肘置きと同じ高さになり広い視野で車窓を楽しむことができます。

 

f:id:nishiuraexp:20211209203231j:plain今回は運転席後方の前面展望席を確保することができました。

なお反対方向、大阪から高山方面へ向か特急ひだ号の場合、

途中の岐阜で、大阪時点で先頭となる車両の前に名古屋からの車両を繋いで高山方面へ向かうため高山本線内の前面展望は楽しめません。

また岐阜までの区間についても、連結面が先頭になる関係で、写真の非連結(非貫通)車両ほどの前面展望は期待できません。

 

f:id:nishiuraexp:20211209203311j:plain15:38。定刻に高山駅を発車した列車はしばらく高山の市街地を進みます。

高山本線のうち高山〜岐阜間の最高速度は高山から下麻生まで100km/h、下麻生から岐阜までが110km/hとなっています。

 

f:id:nishiuraexp:20211203172922j:plain高山の次の駅にあたる飛騨一ノ宮を過ぎると高山盆地の平坦区間は終わり、一宮峠と呼ばれる勾配に差し掛かります。

 

f:id:nishiuraexp:20211203173007j:plain 山間に分け入る手前、線路は曲線を描いて高度を稼いでいきます。

先頭車から振り返ると8両編成のうち後ろ5両くらいが見えており、かなりの急曲線であることがわかります。

この区間の線形は、地図で見るとΩの文字のように見えることからオメガループなどと呼ばれ、鉄道撮影の名所としても知られます。

 

f:id:nishiuraexp:20211204192650j:plain高山を経由して富山と岐阜を結ぶ高山本線は、

富山寄りの砺波平野区間と岐阜寄りの濃尾平野区間を除く大半の区間が、曲線や勾配が連続する山間部区間となっており高速運転には不向きな路線です。

国鉄時代には電化して振子式車両の特急を走らせる計画もありましたが、頓挫し非電化のままJR東海に引き継がれました。

電化計画はJR化後も復活することはなく実質的に断念されたように見えますが、

JR発足から間もない時期にアメリカ•カミンズ社製の強力なエンジンを搭載してデビューしたキハ85系は、その代償という見方がされることもあるようです。

キハ85系登場により、先代の国鉄型80系特急型気動車で2時間50分かかっていた名古屋〜高山間は、分岐器改良など線路側の改善とあわせ、最終的には2時間9分まで短縮されています。

★2021年12月現在では3号の2時間13分が最速です。

 

f:id:nishiuraexp:20211204192842j:plain

f:id:nishiuraexp:20211204193007j:plain高山以南の高山本線は、美濃太田の手前まで飛騨川に沿って進みます。

列車は何度となく飛騨川にかかる鉄橋を渡り、川は車窓の右へ左へと頻繁に移ります。

 

f:id:nishiuraexp:20211204193530j:plain国道との並行区間。国道41号は概ね高山本線に並行して名古屋と富山を結んでいます。

また高山本線に関係する道路としては東海北陸自動車道が90年代に順次延伸され、2000年に高山に近い飛騨清見IC以南が全線開通。

名古屋〜高山間の高速バスも、キハ85系登場で早くなった特急ひだ号に匹敵する所要時間で運転されるようになり、特急ひだ号の利用にも影響を与えています。

 

f:id:nishiuraexp:20211204193654j:plain 16:14。最初の停車駅飛騨荻原に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20211204193744j:plain飛騨萩原から10分弱、飛騨川沿いに広がる温泉街が車窓に見えると、間もなく高山本線では高山と並ぶ主要駅である下呂に到着します。

 

f:id:nishiuraexp:20211204193845j:plain16:22。下呂温泉の玄関として賑わう下呂駅に到着。

ホームでは観光を終え名古屋や大阪へ帰る乗客が列を成して特急ひだ号の到着を待っていました。

 

f:id:nishiuraexp:20211204194011j:plain下呂駅発車から数分。対向の特急ひだ13号を待たせて少々野信号所を通過。

下呂駅からわずか1.7kmの当信号所はかつて貨物駅として機能していたものです。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195122j:plain時刻は17時前。次の停車駅美濃太田へ歩を進めるうち日が暮れてきました。

車窓の飛騨川の様子を撮影することも難しくなってきましたが、この付近で岩場を流れ下る飛騨川の車窓は特に美しいことで知られています。

 

f:id:nishiuraexp:20211204194830j:plain17:16。列車は山間部を抜け美濃太田に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20211204194240j:plainさて美濃太田を発車後、乗車前に高山駅で購入した駅弁「飛騨牛入り牛しぐれ弁当」を開くことに。

弁当の下に発熱体が仕込まれていて、手前に見えている紐を引き抜くと化学反応で加熱。

 

f:id:nishiuraexp:20211204194315j:plain紐を引いて待つこと5分。

コンビニで温めてもらうより少し低いくらいの温度まで温まった弁当を開封すると、肉の香りが広がり食欲をそそります

なお今回は弁当を買った際にペットボトルのお茶も一緒に購入しましたが、

  

f:id:nishiuraexp:20211204194529j:plain特急ひだ号の車内デッキには飲料の自販機や、トイレから独立した洗面所も設置されています。

車内販売こそありませんが、持ち込みでの食事には重宝する設備です。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195204j:plain 17:36。弁当を食するうちに東海道本線と合流し岐阜に到着。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195323j:plain岐阜駅では名古屋行と大阪行の切り離しが行われます。

到着から5分の17:41。写真左手の名古屋行が進行方向を変えて先に発車時刻を迎えます。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195456j:plainホームに残された大阪行の3両編成。

大阪行の発車は名古屋行に遅れること2分の17:43。

切り離し作業を見学していた大阪方面へ向かう他の乗客とともに急ぎ足で車内に戻ります。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195530j:plain岐阜から2駅目にあたる穂積駅を高速で通過。

東海道線に入り列車の速度はキハ85系の最高速度でもある120kmに迫ります。

通過駅であっても駅周辺に市街地の明かりが広がり、車窓からも大幹線に乗り入れたことを実感できます。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195641j:plain17:53大垣着。

 名古屋方面から到着して折り返しを待つ近郊型車両越しに駅名標を撮影しました。

大垣は名古屋都市圏の西端に位置し、この先関ヶ原を越え滋賀県の米原まで、東海道線では最も列車本数が少ない区間となっています。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195718j:plain大垣から約30分。 18:22米原に到着。

米原はJR東海とJR西日本の境界駅で短い停車時間の間に乗務員さんの交代が行われます。

 

f:id:nishiuraexp:20211204195932j:plain18:23米原を発車。JR西日本区間へと進みます。

米原の次の彦根駅周辺には大きな市街地が見えますが特急ひだ号は通過。

米原から終点の大阪まで、特急ひだ号は米原駅を6分前の18:17に発車した新快速播州赤穂行を追う形になります。

 

f:id:nishiuraexp:20211204200135j:plain 新快速は米原から京都までの間、彦根、能登川、近江八幡、野洲、守山、草津、南草津、石山、大津、山科に停車するのに対し、特急ひだ号は草津に停車するのみですが、

いわゆる平行ダイヤで、追いついたり追い越したりはせず、一定の間隔を保ったまま走るため、この区間では線形や車両の性能に比して控えめな速度での走行が続きます。

 

f:id:nishiuraexp:20211204200324j:plain19:01草津着。

ここから京都、大阪、神戸を経て兵庫県の西明石駅まで続く、全国最長約120kmの複々線区間に入ります。

 

f:id:nishiuraexp:20211209211934j:plain19:17。

奈良線の205系と並走しながら京都駅に進入。右手にはライトアップされた京都タワーが見えます。 

 ★カメラの補正機能で運転室内が明るく見えますがフラッシュ等は使用していません。

 

f:id:nishiuraexp:20211204200602j:plain長岡京駅を高速通過。京都〜新大阪間では前を走る新快速も高槻に停車するのみ。

後に続く特急ひだ号の速度も上がります。

 

f:id:nishiuraexp:20211204200711j:plain 山崎駅付近の左カーブ。

右手にサントリーの工場があることからサントリーカーブと呼ばれ鉄道撮影の名所として知られます。

列車はこの付近で京都府から大阪府に入ります。

 

f:id:nishiuraexp:20211204200830j:plain減速して駅に進入する普通電車をトップスピードで一気に追い抜き。複々線区間ならではの光景です。

前面展望への興味は日が暮れても尽きることはありません。

 

f:id:nishiuraexp:20211204201007j:plain19:44。最後の停車駅新大阪に到着。

新大阪では19:55発九州新幹線直通の鹿児島中央行みずほ615号に乗り継ぐことができます。

夕方まで高山や下呂に滞在し、その日のうちに熊本や鹿児島へ帰ることも、特急ひだ号と新幹線の乗り継ぎなら可能です。

 


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 新大阪から終点大阪駅到着までの5分間は動画に収めました。

淀川を渡り大阪都心のビル街からドームに覆われた大阪駅進入まで、大阪行特急ひだ36号前面展望のクライマックスをご覧下さい。

 

f:id:nishiuraexp:20211204201259j:plain

19:50。終点大阪駅に到着。

長編成の電車が頻繁に発着する大阪駅に据え付けられた3両のディーゼル特急車両は、

ホーム上を忙しく行き交う人々にむけて、有名観光地とこの地を直結する1日1往復だけの特別な列車であることを無言のうちに主張しているかのようです。

なお大阪から高山方面へ向かう特急ひだ25号は、大阪発平日7:58.土日祝日8:02発で高山には12:23に到着します。★2021年12月現在のダイヤです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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