西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【E257系】特急踊り子7号乗車記(小田原11:02→伊豆急下田12:41)

 本記事は下に添付の記事の続きです。

 

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新大阪から小田原停車の「ひかり642号」で到着した小田原駅。 

今回はここで特急踊り子号に乗り換えて伊豆急下田へ向かいます。

踊り子号の指定席特急券は「ひかり」の車内で「えきねっと」から予約。

普通乗車券については、

伊豆急下田まで往復の普通乗車券と、下田周辺の路線バスのフリー乗車がついた、南伊豆フリー乗車券を購入するつもりでしたが、

南伊豆フリー乗車券は当日購入不可であることを小田原駅到着後に知り、

仕方なく正規の普通乗車券を購入することにしました。

 

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小田原から伊豆急下田までの普通乗車券は、小田原から伊東までのJR 区間37.6kmが680円 、

伊東から伊豆急下田までの伊豆急行線区間45.7km が1650円で、計2330円です。

普通運賃だけみると伊豆急行線の高さが目だってしまいますが、


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こちらは「えきねっと」で購入した小田原から伊豆急下田までの指定席特急券。

1570円の内訳は伊東までのJR区間が1050円、

伊東から伊豆急下田までの伊豆急行線区間か520円です。

普通運賃とは反対に距離が短いJR区間が伊豆急行線区間の倍額となっています。

結論として、安くあげようと思えば、

伊東までは東海道線の快速アクティや普通列車と伊東線の普通列車を乗り継ぐなどして行き、

伊東からの伊豆急線内は都合のよい時間帯に特急があれば躊躇なく特急に乗ればよいということになります。


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小田原駅に入線する踊り子7号。

東京発10:00、小田原発11:02の踊り子7号は、

中央本線の特急あずさ・かいじ号向けの新型車両E353系導入にともない、

余剰となったE257系を踊り子号向けにリニューアルした車両が使用されています。

リニューアルに際して車両の塗装も伊豆の海をイメージしたペニンシュラブルーに変更されています。

 

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コロナの感染状況が再び沈静化傾向にあることもあってか、

9月の連休に伊豆へ向かう列車の指定席は小田原乗車時点で8割程度が埋まっていました。


 

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シートも更新され車両と同じブルーを基調とするモケットが張られています。

写真は車内が空いたのちに撮影したものです。

 

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シートのピッチは変更されなかったようで、

座った感覚では近年登場の特急車両に比べるとやや狭い印象を受けました。

E257系が中央本線の特急車両としてデビューしてかららすでに19年が経過しています。

 

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窓側座席には 後付けと分かるコンセントが設置されていました。

 

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熱海までの東海道線区間、熱海からの伊東線や伊豆急行線区間いずれも進行方向左側が「オーシャンビュー」になることはわかっていましたが、

小田原乗車の場合、窓側座席は右側しか残っていませんでした。


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ただ乗車した3号車の東京寄りには写真のようなフリースペースがあるので、

海側の車窓を眺めたり写真を撮るのには不自由しません。

写真はフリースペース海側。

 

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フリースペース山側。

フリースペースは踊り子号として運転するためのリニューアル以前から設置されていたもので、

南アルプスなど中央本線特急の山の車窓を眺める場が、伊豆の海を眺める場へと転じたことになります。

 

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熱海を発車すると丹那トンネルへ向かう東海道線と別れ、伊豆急行線との連絡路線的な役割を担う伊東線に入ります。

伊東線は時刻表の地図では黒線、つまり幹線扱いですが、

伊東から先の伊豆急行線とともに全線が単線です。

 

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11:44伊東着。駅名の下の2色のラインが会社境界駅であることを示しています。


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伊豆急線内、伊豆熱川駅では元東急電鉄の車両を使用する伊豆急行線の普通列車と行き違い。

伊豆急行線の普通列車の多くは伊東からJR伊東線に乗り入れ熱海までの運転となっており、

元大手私鉄の車両がJRの路線を走る光景を日常的に見ることができます。

関西では関空連絡橋をJRと南海電鉄がシェアしたり、

豊橋周辺でも名鉄がJR飯田線の線路を走ったりしますが、

珍しい光景には違いありません。


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伊豆稲取付近では海岸線に沿って走行。


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肉眼では辛うじて伊豆七島を確認することができましたが、写真では難しいかもしれません。


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12:30。天城峠を越え伊豆箱根鉄道駿豆線の終点修善寺駅へ向かうパスが発着する河津駅に停車。


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行き違った対向の普通列車は観光車両の黒船電車でした。

特急料金が安い伊豆急行線ですが、普通列車にも魅力的な車両があり、

どちらに乗るか思案してしまいそうです。


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河津駅を発車して約10分、列車は下田の市街に入りました。

このあたりの車窓は、西日本で言えばJR宇野線で終点の宇野駅にアプローチする区間によく似ています。


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1981年の踊り子号登場時から活躍を続けた185系を横に見て伊豆急下田駅に入線。

 

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12:41。小田原から83.3kmの道のりを1時間39分かけて終点の伊豆急下田駅に到着。平均時速は50.5kmと計算されます。

東京からだと平均時速は上がりますが、所要時間は2時間41分となり、

今回乗車したE257系の古巣である中央本線の特急で新宿から松本へ向かう場合と時間距離は変わりません。

観光地間の競争もあるでしょうし「観光客メインの特急だから早くなくても良い」と言い切る根拠はないように思います。

JR伊東線区間も含めた熱海~伊豆急下田間の所要時間短縮の議論があっても良いのかな。というのが踊り子号に終点までの乗車しての個人的な感想です。

 

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新旧の踊り子号が並ぶ光景が見られるのも、そう長くはないでしょう。

 

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大阪からの日帰り旅行のため時間は充分とは言えませんが、

このあと徒歩で下田の定番観光地を巡りました。

 

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名物の金目鯛の煮付け。

 

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幕末に黒船で来港したペリーとの条約交渉の場にもなった了仙寺。

 

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 下田駅前からロープウェーで3分の寝姿山展望台など。

下田散策の記事は近日中に投稿します。

 

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【GO TO 適用】大阪~小田原新幹線往復8710円!「小田原ひかり」でひさびさ旅へ。

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JR新大阪駅新幹線ホーム。

今回は8:18発のひかり642号で小田原へ向かいます。

実はJR神戸線某駅で乗車予定の列車に乗り遅れ、在来線で新大阪駅にアクセスすることを断念。

地下鉄で新神戸駅に急行し、新大阪から「ひかり642号」の直前を走る「のぞみ92号」に1区間乗車して8:13に新大阪に到着。

辛うじて指定列車に間に合いました。

 

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6号車の指定座席に着席するとすぐに発車。

 

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今回はJR東海ツアーズの

「ひさびさ旅割引。日帰り1day小田原。東海キヨスククーポン付き」

という企画商品を利用しました。

写真はネットでの予約から数日で送られてきた書類。 

価格は新大阪(大阪市内)~小田原往復の新幹線普通車指定席券に、

小田原駅のキヨスクで使える500円クーポンがついて13400円でしたが、

500円クーポンのおかげで、日帰りでありながらGo To Travel キャンペーン対象の条件をクリアしており、

支払い額は8710円で済みました。 

通常の東海道新幹線の運賃・指定席料金にあてはめると新大阪から米原すら往復することができず、

片道でも豊橋あたりまでしか行けない価格ということになります。

 

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往復の列車は申し込み時に幅広い時間帯から選択できるようになっており、

往路・復路それぞれ第1希望と第2希望の入力を求められます。

新大阪~小田原の場合は選択肢の半数以上が「こだま」でしたが、

小田原駅停車の「ひかり」の一部も選択できるようになっていたため、

往路・復路とも第1希望は「ひかり」で申し込みました。 

 

往路ひかり642号

新大阪8:18→小田原10:38

復路ひかり653号

小田原18:07→新大阪20:27

 

申し込みの翌日にはJR東海ツアーズよりメールが届き、

往復とも上記の第1希望の「ひかり」に乗車できることになりました。

 

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8:32。近鉄京都線をオーバークロスして京都駅に進入。

先月、新大阪から名古屋までN700S系に初乗車した際の「ひかり」は、

京都まで最後尾車両は筆者1人だけという状況でしたが、

今回は新大阪発車時で2割、京都発車時で3割程度の席が埋まり、

コロナ以前の活気を取り戻しつつあることを実感できました。

 

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京都発車後の6号車車内の様子。

 

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8:52。米原駅に到着。

金沢発の特急しらさぎ54号が米原着8:44となっており、ひかり642号はその接続列車となっています。

米原では「のぞみ待避」のため5分停車。

乗車率はさらに上がり4割~5割になりました。

 

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米原発車後、車内販売で購入したアイスコーヒー。

JALやANAなら無料サービスですが新幹線では330円。

 

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次の岐阜羽島でも「のぞみ待避」のためしばらく停車。

6号車横のホーム上には自販機があり、ホームに出て缶コーヒーを買うくらいの時間は充分にありました。

「ひかり」に乗車すると、待避のための長時間停車がない「のぞみ」とは違う新幹線旅を楽しむことができます。

 

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9:31。近郊電車と並んで名古屋を発車すると次の停車駅は目的地の小田原です。

ひかり642号は、名古屋までの「こだま」と名古屋からの「のぞみ」を一本の列車にしたような乗車感覚でした。

所要時間をみても新大阪~名古屋186km が1時間7分、名古屋~小田原282kmが1時間8分と名古屋を境に速度差が際だっています。

 

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愛知県東部を流れる矢作川を通過。

 

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三河地方の田園地帯。

左に小さく写っている「727」の看板は、東海道・山陽新幹線の車窓ではお馴染みで、

ネット検索で727と入力すると予測変換のに「727 新幹線」と表示されます。

気になって調べてみると、

美容室向けの商品を販売する大阪の化粧品会社で読みは「セブンツーセブン」。

新幹線沿線の看板は1979年から設置とありました。

たしかに0系新幹線の時代からあった気がします。

 

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豊橋を過ぎ浜名湖の湖岸を通過。

このあたりが東京と新大阪の中間にあたり、

朝6時に双方を発車する「朝一番の新幹線」はこのあたりで顔をあわせます。

 

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新大阪を7:54に発車した「こだま708号」を待避させ浜松駅を猛然と通過。

屋根上に写っている浜松駅前のランドマーク「アクトシティ浜松」は1994年に完成した高さ213mの複合施設で、

1998年に名古屋駅のセントラルタワーズが完成するまでは中部地方で最も高い建物でした。 

 

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天竜川を通過。

 

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こちらは大井川。

江戸時代には「越すに越されぬ」などと言われましたが、

21世紀を迎えた今、JR東海がこの川を「越すに越せず」困っているというのは皮肉なものです。

 

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駿州一の大都会静岡も速度を落とすことなく通過。

リニア新幹線が開通すれば、JR東海はここに「のぞみ」を停車させるのではないでしょうか。

 

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富士川鉄橋から望む富士山。

夏場は麓しか見えない日が多い印象ですが、今回は逆に頂上付近だけが見えていました。

 

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通過する新富士駅からもよく見えます。

 

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減速して曲線上に設けられた熱海駅を通過すると名古屋駅発車から約1時間。

小田原到着の車内放送が流れました。

 

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10:38小田原到着。

6号車からは半数近い乗客が下車しました。

箱根観光の玄関となる小田原駅ですが、予想に反して、旅行客よりも普段着姿で荷物の少ない若年層が目立ち、

小田急沿線の大学などに通う、名古屋や大阪出身の学生が、

自宅と実家の行き来に小田原停車の「ひかり」を利用しているのかも知れません。

 

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小田原からは特急踊り子号に乗り継いで伊豆方面へ向かいました。

 

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 続きはこちらです。

 

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【のと鉄道乗車記】七尾・和倉から「のと里山空港」へのアクセスルート。

 本記事は下に添付の記事の続きです。

 

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石川県七尾市の玄関JR七尾線七尾駅。

今回はこの駅をターミナルに運転される第3セクター鉄道「のと鉄道」とバスを乗り継いで2003年に開港した能登空港へ向かいます。

 

 

七尾駅コンコース

 

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路線図。

ブルーの枠で囲まれた部分が「のと鉄道」です。

 

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「のと鉄道」は金沢方面からのJR七尾線の先につづく33.1kmの路線を営業しています。

なお七尾から次の和倉温泉までの区間はJR が線路などの施設を保有しており、

「のと鉄道」は列車の乗り入れのみとなっています。

 

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七尾駅で発車を待つ7:43発穴水行の「のと鉄道」車両。

 

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車内。

 

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7:50。和倉温泉駅に停車。

 

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和倉温泉の次の田鶴浜駅でしばらく停車し対向列車と行き違い。

国鉄→JR →のと鉄道と受け継がれてきたと思われる古い駅名標が印象的です。

 

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駅全体を見渡しても車両以外は国鉄時代のまま時が止まっているようです。

 

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和倉温泉から先は沿線に人家は少なく、

車窓には田園風景と時折七尾湾の海やその真ん中に浮かぶ能登島を遠望することができます。

 

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西岸駅で行き違った、穴水発7:59の七尾行の列車は「のと里山里海号」の車両でした。

のと里山里海号は、普通乗車券+整理券500円+食事代金(便により寿司やスイーツ)で乗車できる観光列車で、現在は土日祝日のみの営業となっているようです。

運転日には定期列車として七尾へ車両を送り込むことがあるのかも知れません。

 

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のと鉄道の駅間距離は比較的長く、

海岸線に沿うように右へ左へカーブする線路を列車は快調に進みます。

 

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8:25。七尾から約40分で終点の穴水駅に到着。

 

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「のと鉄道」は七尾から穴水の先の輪島まで53kmの七尾線と、

穴水から蛸島まで61kmの能登線をJR から引き継いでいましたが、

七尾線の穴水~輪島間20kmと能登線は利用者の減少から廃止され, 

現在はここまで乗車してきた七尾~穴水間33kmのみの営業となっています。

利用の少ない区間を切り離し身軽になった「のと鉄道」ですが、

現在営業している七尾~穴水間の輸送密度も3桁に止まっているようで「今後も安泰」とは言い難い状況のようです。

 

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穴水駅の構内には、今は廃止されている区間が健在だった時代に運行されていた急行列車「のと恋路号」のパノラマ車両が保存されていました。

 

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穴水駅舎。

 

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穴水駅には道の駅が併設されており、駅前には駐車スペースが確保されているほか、

鉄道の駅舎に隣接して道の駅の建物があり、鉄道利用者も土産物などを買うことができるようになっています。

福井県の越美北線の終点九頭竜湖駅や秋田県の男鹿線の終点男鹿駅でも同じような試みがなされています。

 

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穴水駅舎内にあった周辺地図。

七尾から湾を回り込むように北上し穴水駅に到着しましたが、

ここ穴水駅から少し内陸に進むと2003年に開港した「のと里山空港」があります。

穴水駅からは航空便に接続する空港連絡のバスが出ており、

のと鉄道は七尾や和倉温泉からの空港アクセスルートにもなっていることがわかります。

 

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穴水駅のバス時刻表。

9:15発のバスに乗車し空港で下車すると10:30発のANA748便羽田行に乗り継ぐことができます。

なお今回は穴水駅で少し時間が欲しいという個人的な理由で七尾発7:43の列車に乗車しましたが、

次の七尾駅発8:17→和倉温泉駅発8:23の列車でも穴水駅には9:04に到着し、

余裕をもって9:15の空港方面のバスに乗り継ぐことができます。

 

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珠洲宇出津特急と時刻表にありましたが路線バスタイプの車両が到着。

 

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終点「のと里山空港」まで乗客は数人でした。

 

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信号も交通量も少ない山中の道を快調に走り、

 

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穴水駅から約15分で「のと里山空港」に到着。運賃は340円でした。

七尾発8:17の列車からの乗り継いだ場合、七尾や和倉温泉から1時間余りで到着できることになります。

 

* 本記事掲載のダイヤ・運賃などは2020年8月現在のものです。

 

 続き「のと里山空港」から羽田へのフライトの搭乗記はこちらです。

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【揺れない】阪九フェリー乗船記(神戸20:00→新門司8:30)GoTo対象1人個室5450円!

 

 本記事は下に添付の記事の続きです。

また運賃やダイヤについては記事投稿日現在のものです。

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JR神戸線住吉駅前の国道2号線からフェリー連絡バスに乗車すること20分。

 

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六甲アイランドに位置する阪九フェリー新門司(北九州)行のターミナルに到着。

 

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阪九フェリーは神戸と新門司を結ぶ神戸航路、大阪府の泉大津と新門司を結ぶ泉大津航路があります。

いずれも1日1往復の夜行便で所要時間は12時間30分。

神戸航路は日曜から木曜が18:30発、金曜・土曜は20:00発となっています。

 

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ターミナルに横付けされた阪九フェリー「つくし」の船体。

2020年9月現在神戸航路には「つくし」と「せっつ」が交互に運航されているようです。

 

 

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カウンターで支払いと乗船券受け取りを済ませ、上のフロアから乗船します。

出航は20:00ですが、19:00から乗船可能で、船内レストランも19:30から営業している旨の掲示がありました。

なお今回は乗船数日前に2等個室Aという一人個室を予約していました。

2等個室A の通常運賃は10470円ですが、阪九フェリーのHPからネット予約するだけで2割引の8380円になります。

さらに今回は予約完了メールに記載があったサイト「ステイナビ」への情報登録とクーポン発行でGo To Travel キャンペーンが適用され、

クーポン提示によるカウンターでの支払い額は、通常運賃の約半額の5450円で済んでいます。

 

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「つくし」の船内。

船内は3層構造になっており、

乗船口から船内に入った部分には、ロビーと個室の鍵の受け渡し場所となるフロント、売店などがあります。

 

f:id:nishiuraexp:20200916201245j:plain船内案内図。

 

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ロビー部分の吹き抜けに設けられた階段で一つ上のフロアに上がると、

 

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目の前が船内レストランになっていました。

 

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セルフサービスで小皿をトレーに載せ、最後に精算するスタイルでしたが、

豚カツ定食などのセットメニューを直接注文することもできるようです。

 

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飲食スペース。

出航前だったからか、コロナの影響か、よく空いていました。

 

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窓からの景色を楽しみながら食事かできるカウンター席も用意されています。

 

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サラダ・納豆・オムソバをチョイス。

オムソバは備え付けの電子レンジで温めていただくことができました。

 

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食事中に隣のターミナルに停泊していた「フェリーさんふらわぁ」大分行が先に出航していきました。

 

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食後の一服(禁煙です)に最適なレストラン前のフリースペース。

 

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レストランからさらに階段を上り最上階へ。

 

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最上階には男女の浴室やマッサージチェアなどがあるほか、

展望デッキに出ることもできます。

 

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19:30頃に乗船しレストランで食事のあと展望デッキに出ると、

ちょうど20:00の出航時刻になりました。

六甲アイランドの高層マンションを背景に少しずつターミナルから離れていきます。

 

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六甲山系の山並みと阪神間の夜景を右手に望み、西への航海がはじまります。

展望デッキからの眺めを楽しむなら出航から明石海峡大橋を潜るまでの1時間がオススメです。

 

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神戸空港沖を通過。

1000万$などと評される神戸市中心部の夜景も海上から一望することができます。

 

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近くの水面に目を移すと、見覚えのあるスリッパ型の船体とすれ違い。

四国高松と神戸を4時間で結ぶジャンボフェリーです。

上空には神戸空港へのファイナルアプローチに入った航空機の姿も確認できます。

 

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出航から1時間少々で、ライトアップされた明石海峡大橋を潜ります。

 

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船からでないと見られない角度で、明石海峡大橋を堪能できます。

 

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こちらは対岸の淡路島側。

明るく見えるのは神戸淡路鳴門自動車道の淡路サービスエリアです。

 

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特急列車の車窓案内のような船内放送もあって、

デッキには多くの人が集まり、スマホ撮影に励んでいました。

 

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乗船時にフロントで受け取ったルームキー。

出航後のビッグイベントも終了したので部屋へ向かいます。

 

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予約していた2等指定A個室は、ロビーやフロント・売店があるフロアの中程に位置しています。

防音への配慮か、ロビーと個室か並ぶ通路はドアで仕切られていました。

 

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ドアを入ってすぐの場所には、お茶や水を部屋に持ち込むことができる給水機が設置されています。

 

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両側に2等指定A個室が並ぶ長い通路を歩いて、

 

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自室に到着。

 

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上の写真で死角になっているベッドの足元側にはテレビが設置されています。

 

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デスク周りには洗面台とコンセントが3口も。

 

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空調もコントロールパネルで自在に調整できるものでした。

全体の印象として「あくまで2等」ということか、高級感はそれほど感じられませんでしたが、

鉄道を引き合いに出せば、国内唯一の定期夜行列車「サンライズエクスプレス」の最上級個室「シングルデラックス」と基本的な設備は変わらないか、

テレビがある分むしろ勝っている?とも言える設備であり、

ネット予約すれは、この部屋の利用料金と神戸~北九州の移動運賃の合計が8380円というのは、かなりお得といえそうです。(Go To 適用の場合5450円)

 

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自室で寛いでいるうちにも船は着実に歩をすすめ、

間もなく日付が変わるという時刻に瀬戸大橋に接近。

 

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展望デッキで深夜の瀬戸大橋を眺めてから就寝することにしました。

 

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昼間なら明石海峡大橋にも引けをとらないビュースポットとなるはずですが、

すでにライトアップは終了しており、

明石海峡では賑わっていた展望デッキも筆者以外にもう一人という静けさでした。

 

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フロントには明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋(しまなみ海道)の通過時刻の目安が掲示されています。

神戸出航から愛媛県の来島海峡大橋到達まで約6時間半、瀬戸大橋から来島海峡大橋まで2時間20分という所要時間は、意外と早いという印象を持つものです。

 

部屋にもどり消灯前に、備え付けの「つくし」の船内設備案内に目を通しました。

表紙には簡単な諸元表があり、

総トン数13353トン、

全長195メートル、

全幅26.4メートル、

航海速力23.5ノット、

旅客定員667名、

トラック229台、

乗用車138台 とあります。

西日本一帯にお住まいの方なら想像がつくと思いますが、

ほぼ瀬戸内海だけの航路で、このサイズの船体ですから、

「揺れない」と言い切っても言い過ぎはないと思います。

乗船した感覚としても、

出航を伝える放送がなければ出航に気づかないレベルであり、

窓のない個室で船が前進していることを唯一感じられたのは、

梶を切った時に感じるかすかな遠心力だけ。というのが実際のところで、

仮にもう少し気象条件が悪くても船酔いを誘発するような揺れに見舞われることは滅多にないものと思われます。

 

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揺れのない航海に快適なベッドと空調で途中目覚めることなく、午前7時前に起床。

すでに船は山口県宇部市の沖合まで進んでいます。

 

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朝陽に照らされた展望デッキ。

瀬戸大橋手前では四国の上空に稲光も見えていましたが、

まずまずの天気で朝を迎えることができました。

 

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船内レストランは朝食時間も営業しています。

 

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メニューは朝食向けのものが並んでおり、

フレンチトースト、目玉焼き、コーヒーゼリーをチョイス。

 

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朝の海を眺めながらの朝食を済ますと、神戸から12時間余りの船旅はほぼ終了です。

 

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8:20。

単調な港湾地帯で目立つことを重視したのでしょうか、

場違いとも思える「神社風」の建物が特徴の、新門司港阪九フェリーターミナルへの接岸作業が始まりました。

 

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隣には、泉大津から先に到着した兄弟船の姿が見えます。

週末の観光利用の場合は、神戸航路のダイヤほうが利用しやすそうです。

 

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フロントに鍵を返し「チェックアウト」

展望デッキからの夜景に、2度の食事、1人個室と満足度の高い航海でした。

 

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ターミナルビル内部。

 

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陸側から見た阪九フェリーターミナルビル。

 

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ビルに横付けされた連絡バスは船の到着に合わせ、

JR門司駅経由で北九州市の玄関小倉駅へ向かいます。

 

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連絡バスの運賃は無料ですが、このバスが出てしまうと、タクシー利用以外に選択肢はありません。

新門司港は市街地から離れた場所にあり、どこへ向かうにもタクシー運賃はそれなりの額になるはずであり、

下船時には連絡バスに乗り遅れないよう注意を促す放送もありました。

 

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9:00頃、新門司港から約20分でJR 門司駅前に到着。

門司港レトロ観光など関門海峡周辺の観光地へ向かう場合は、ここで下車し門司港行の電車に乗り換えます。

 

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9:20終点の小倉駅の新幹線側バスターミナルに到着。

ここから博多までは山陽新幹線で15分程であり、3000円程度で小倉~博多間往復新幹線を利用できる企画切符も発売されています。

金曜の夜に神戸や泉大津から阪九フェリーに乗船し、

翌土曜日は10時頃から夕方まで九州一の大都会を満喫。

復路も阪九フェリー利用で日曜の朝に関西に帰る行程も、

Go To Travel の恩恵をうける今なら、一人個室(2等個室A) 往復+小倉~博多間新幹線利用でも14000円程度で済む計算になります。

 

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鉄道の世界では夜行列車が廃止されて久しい関西~九州間ですが、

道路交通とリンクした海上ルートでは今でも、

今回乗船した阪九フェリーのほかにも、フェリーさんふらわぁ、名門太洋フェリーなどが、毎晩多くの客をのせて運航しています。

その姿は、様々な愛称の夜行列車が踵を接するダイヤで行き交った鉄道の全盛期を思わせるものであり、

高速道路の値下げや今回のコロナ騒ぎなどの試練を乗り越え、

夜行列車とは違う未来へ進んでほしいと願うばかりです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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【阪九フェリー】Go To 適用!神戸~北九州間5450円で1人個室が利用できます。

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快速電車で大阪駅から20分、三ノ宮駅から7分。

神戸市東灘区、JR神戸線住吉駅に降り立ちました。

 

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住吉駅改札口。

JR神戸線住吉駅は大阪湾に浮かぶ人工島「六甲アイランド」へ向かう新交通システム「六甲ライナー」との乗り換え駅ですが、

六甲アイランドには九州へ向かうフェリーが発着する港もあり、

神戸からフェリーで九州へ向かう際の玄関となる駅でもあります。

 

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改札前には北九州市の新門司港へ向かう「阪九フェリー」と、

 

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大分へ向かう「フェリーさんふらわぁ」の大きな広告が掲出されていました。

 「阪九フェリー」のターミナルと「フェリーさんふらわぁ」のターミナルは隣り合っており、

住吉駅前から両ターミナルに横付けする連絡バスに乗車することができます。

 

同じ情報を双方のフェリー会社の広告に載せるのは非効率ということでしょうか、

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「阪九フェリー」の広告の右端には連絡バスの運行経路が、

 

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「フェリーさんふらわぁ」の広告の右端には住吉駅における連絡バス乗り場への道案内がありました。

連絡バスは阪神電鉄本線御影駅→阪急電鉄神戸線御影駅→JR住吉駅→六甲ライナーアイランド北口駅(六甲アイランド内)→さんふらわぁターミナル→阪九フェリーターミナルの経路で運行され運賃は230円です。

なお六甲ライナーのアイランド北口から乗車する場合は無料で利用できます。

 

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住吉駅における連絡バス乗り場は「フェリーさんふらわぁ」の広告の地図が示すように、

改札口を出て右手にある階段をおり、向かいに建つ「KiLaLa住吉」という商業施設の反対側に周り込んだ国道2号線に面した場所にあります。

駅改札口からは徒歩3分程度かと思います。

 

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フェリー連絡バス住吉駅前乗り場に到着。

 

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バス停ポールの道路側には、連絡バスが結ぶ二つのフェリーの行き先と船体の写真が。

歩道でバスを待つ乗客への目印というより、国道を走る車のドライバーへのアピールということのようです。

 

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歩道側の時刻表。

概ねフェリー出航時刻の2~3時間前から30分程度の間隔で運転されています。

時刻表は「阪九フェリー」と「フェリーさんふらわぁ」が別建てになっていますが、

多くの便が両方のターミナルに立ち寄る運行になっています。

 

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今回は20:00出航の「阪九フェリー」を利用するため18:40発の便に乗車しました。

 

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住吉駅前を発車したバスは六甲アイランドに渡り、

アイランド北口駅・フェリーさんふらわぁターミナルに立ち寄り、約20分で阪九フェリーターミナルに到着。

もう一本あとの住吉駅発19:00の便でも、20:00の出航には充分間に合いそうですが、

インターネットで乗船予約した際の予約完了メールには、

出航60分前にはターミナルに来てほしい旨の記載があり、

住吉駅18:40発の便に乗車した次第です。

 

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ターミナルに横付けされた阪九フェリー「つくし」の船体。

平仮名表記の「つくし」なので植物の「つくし」を想像してしまいますが、

神戸~新門司間に就航するもう一隻の船名が、現在の神戸市域を含む旧国名「せっつ(摂津)」となっていることから、

神戸側から見れば就航先となる北九州、福岡県の西部・南部一体の旧国名「筑紫」のことだろうと想像できます。

 

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ターミナルの窓口。

今回は多彩な客室のうち、2等指定Aという一人個室を選択し、阪九フェリーのHPからネット予約しました。

HP記載の2等指定Aの運賃は10470円ですが、ネット予約するだけで2割引の8380円になります。

(*乗船日現在の「つくし」の価格です)

 

そしてその価格でHPからネット予約した際に送られてきた予約完了メールには、

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「ステイナビ」への情報登録→クーポン発行により、

Go To Travel キャンペーンの割引が適用できる旨の記載と、

「ステイナビ」のアドレスが記載されていました。

 

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5分程のスマホ操作でステイナビのクーポンを発行することができました。

今回、神戸~新門司の2等指定A個室利用に支払った運賃は5450円で、

正規運賃10470円のほぼ半額で済んでいます。

 

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阪九フェリーは神戸~新門司のほか、大阪府の泉大津と新門司を結ぶ航路もあります。

泉大津~新門司の航路は、全日双方を17:30に出発し翌朝6:00に到着するダイヤですが、

神戸~新門司の航路は日曜~木曜と金曜・土曜で時刻がかわります。

観光利用に便利な金曜・土曜は双方を20:00に出発し翌朝8:30に到着するダイヤになっており、

船旅を楽しむにも、到着地周辺観光にも最適なダイヤといえます。

 

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窓口で「ステイナビ」のクーポンを提示し支払いをすませると、いよいよ乗船。

乗船口の掲示によれは、

20:00の出航に対して19:00から乗船可能で、船内レストランも19:30から営業しているようなので、

船旅を満喫するという観点から言えば、出航時刻ギリギリの乗船は「もったいない」かもしれません。

 

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ターミナルに早く到着した場合は、

売店もある2階の待合室で乗船時刻を待つことになるようです。

 

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2階の待合室からさらに上階に進み桟橋から船内へ。

エントランスで待ち構えていたクルーに2等指定Aの乗船券を提示すると、

フロントで部屋の鍵を受け取るよう案内されました。

 

** 本記事記載の阪九フェリーや連絡バスのダイヤ・運賃は、2020年9月の乗船日現在のものです。** 

 

 2等指定Aの1人個室やレストランでの食事など詳細の乗船記はこちらです。

 

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七尾線乗車記(金沢14:30→七尾16:13)

 本記事は下に添付の記事の続きです。

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北陸鉄道石川線鶴来駅から西金沢駅でJR に乗り継いで到着した金沢駅。

金沢駅からはJR七尾線で七尾へ向かいます。

 

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金沢駅の券売機付近にあった路線図。

七尾線は金沢駅から見て右上方向に伸びる路線です。

この路線図をよくみると新幹線が開通し並行在来線がJRから切り離されると周辺のJR在来線がどうなるのかがよくわかります。

特急列車の機能を新幹線が担うようになって普通列車だけになったとはいえ、

JR (青色)のまま残っている分岐ローカル線より輸送量が多いはずの金沢~富山間の元北陸本線は、

新幹線並行路線になったという理由でJR から分離され、

第3セクター鉄道「IRいしかわ鉄道(水色)」と「あいの風とやま鉄道(緑色)」に引き継がれています。

その結果、北陸本線から分岐するローカル線が、JR路線としては他のJR路線と繋がらない孤立路線になってしまっている事例があることがわかります。

 

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今回は途中下車予定の七尾線羽咋駅までの乗車券を購入しました。

乗車する七尾線の起点は金沢駅から約10分の津幡駅です。

列車は引き続き金沢から直通運転していますが、

金沢から津幡までの北陸本線区間がJRから分離されたことにより、

七尾線も孤立JR路線の一つになっています。

券面記載の590円は津幡からのJR七尾線区間の運賃で、

これに津幡までのIRいしかわ鉄道区間の240円か加算され計830円となります。

仮に全区間がJRだった場合770円ですみ、2社乗り継ぎ扱いとなった結果60円が上乗せされたという結果ですが、

その程度の差額に止まっているのは全国の同じような事例の中では恵まれているほうといえます。

 

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七尾線の普通列車は1時間に1~2本程度。

金沢から七尾までの所要時間は平均で1時間30分程度となっています。

1日6往復の特急列車は七尾まで1時間程度で走破します。

 

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七尾線では1991年の電化以来、国鉄型電車が使われ続けましたが、

間もなく新型車両に置き換えられることになっています。

 

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金沢駅を発車して約10分。

津幡駅で旧JR北陸本線(IRいしかわ鉄道)と分岐し、七尾線に入ると車内の照明やクーラーが暫く停止します。

北陸地方の主軸を担ってきた北陸本線は高度成長期の国鉄路線近代化に際して、コスト面に優れる交流方式で電化されましたが、

JR化後に電化された七尾線は直流方式となっています。

金沢から交流区間を走り、津幡駅から直流の七尾線に直通する電車は両方の電化方式に対応していますが、

直流と交流を切り替える地点には「デッドセクション」と呼ばれる無電区間が設けられているため、

このような現象が発生するわけですが、

夜の列車で初めて七尾線を利用する乗客は驚くに違いありません。

 

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七尾線の主要駅の一つ宇野気駅で対向列車と行き違い。

電化された七尾線ですが全線が単線です。

 

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宇野気駅の2つ先は高松駅。

朝と深夜には高松行の列車も設定されています。

高松駅といえば四国の玄関ですが、瀬戸内海を挟んで向き合う岡山県の吉備線には備中高松駅があり、山形県の左沢線には羽前高松駅があります。

七尾線の高松駅は岡山や山形の高松駅と違い旧国名を冠さない全くの同駅名です。

ちなみにJR以外では東京都の多摩都市モノレールにも高松駅があります。

 

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列車は金沢近郊区間を抜け、車窓には田園地帯が広がります。

 

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15:24。金沢から1時間弱で羽咋駅に到着。

 

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羽咋駅では後続の特急「能登かがり火5号」を先に通すため14分停車します。

この時間を利用して途中下車します。

 

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改札前のホームには小さな砂像が飾られていました。

羽咋市・砂と言えば、約8kmにわたり車で日本海岸の砂浜を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」は羽咋市を代表する観光名所になっています。

 

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羽咋駅舎。

富山県の氷見線の終点氷見駅など北陸地方ではよく見られる低い平屋の建物に大きな屋根をのせた駅舎です。

 

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羽咋駅前風景。

 

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15:32。能登かがり火5号が到着し先に発車していきました。

七尾線の特急列車は金沢始発の「能登かがり火号」のほか、

大阪始発の「サンダーバード号」や名古屋始発の「しらさぎ号」も乗り入れています。

 

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15:38。特急の後を追って羽咋駅を発車。

終点七尾まで約35分。田園風景の中を快走します。

七尾線は単線ながら線形は比較的良く特急列車の平均時速は約80kmに達します。

 

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16:13終点七尾駅に到着。

奥のホームには、和倉温泉や能登空港に近い穴水へ向かう「のと鉄道」の車両が発車を待っています。

 

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七尾駅コンコース。コンビニが併設されています。

 

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七尾駅舎。

 

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駅前にはスーパーが立地していた記憶があり、立ち寄ってからホテルへ向かうつもりでしたが、

写真左の工事中の建物がその建物だったようで、

スーパーはすでに閉店したのか工事が終われば再開するのか判然としませんが、

今回は駅コンコースのコンビニで代用することにしました。

 

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七尾駅から徒歩5分のルートイン七尾駅前に宿泊。

 

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9階の客室。

 

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客室の窓からは七尾駅に隣接する留置線が見えていました。

 

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留置線の車両は頻繁に入れ替わり、

全国でも七尾線で活躍する2両を残すのみとなった「国鉄急行型電車」455系の姿も確認することができました。

 

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ホテルでは部屋に籠もるのが好みですが、今回は夜になって空腹感を覚え1階フロント横の「花々亭」へ。

 

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翌朝同じ場所でのバイキング朝食。

 

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朝食後、ホテルをチェックアウトし、

七尾駅から第3セクター鉄道の「のと鉄道」に乗車し能登空港へ向かいました。

続きはこちらです。

 

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北陸鉄道石川線乗車記(野町駅行のバスに乗れず)

 本記事は下に添付の記事の続きです。

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大阪から特急サンダーバード9号で到着した金沢駅。

 

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金沢駅前広場を覆う大屋根には「もてなしドーム」の愛称があります。

 

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「もてなしドーム」の地下には北陸鉄道浅野川線の北鉄金沢駅があります。

 

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北陸鉄道は金沢駅の地下から延びる浅野川線と野町駅から鶴来へ向かう石川線の2路線があり、両者は繋がっていません。

地図左下端が金沢駅、右上方の野町駅から唐突に始まっているように見える鉄道路線が石川線です。

浅野川線は去年9月に乗車したので、今回は石川線の乗り歩きに出掛けます。

 

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駅前バスターミナルの入口にある案内ボードで野町駅行きの乗り場を探しますが見あたりません。

 

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かわりに大きなスペースを割いて詳しい案内があったのが観光スポットを巡回する周遊路線。

よく地図を見ると野町駅は観光スポットの一つ「にし茶屋街」から近いことがわかり、

「野町行の乗り場を探し回るくらいなら」と、

こちらを利用することにしました。

 

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「もてなしドーム」はバス乗り場を覆う形になっており、

冬季の天候が不安定とされる当地において、

傘なしで鉄道とバスの乗り継ぎができるという実質的なメリットを備えています。

 

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12:15発「金沢周遊バス左回りルート」に乗車。

 

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左回りルートは、金沢駅から武蔵が辻・近江町市場→繁華街の香林坊→野町駅に近い広小路→兼六園下を経由して金沢駅に戻ります。

運転手さんの肉声の路線案内に「山手線のようにグルグルまわっております」という表現があって、

金沢駅からの観光周遊路線が、北陸新幹線で首都圏からやってくる観光客をターゲットとして運行されていることを改めて実感しました。

金沢に限らず移動に公共交通を利用することが当然だと思っている大都市圏の人達を、

我が町の玄関までダイレクトに連れて来る新幹線は、

地方都市の交通事業者にとって有り難い存在に違いありません。

 

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大和百貨店前に位置する香林坊バス停。

 

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片町バス停付近まで続く繁華街の先には犀川にかかる橋か見えています。

 

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バスは犀川大橋を渡り、

 

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左折して広小路バス停に停車。

ここで下車しました。

 

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広小路バス停付近にあった地図。

赤の現在地から徒歩で右下端の野町駅へ向かいます。

 

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バスが香林坊方面から走ってきた道に戻り歩くこと5分、

野町3丁目交差点で右折すると200メートルほどで野町駅前のロータリーに行き当たります。

 

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広小路バス停から10分弱で到着した北陸鉄道石川線の起点野町駅。

駅前ではバスが発車を待っています。

 

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バスの時刻表を確認すると、右寄りの2段が金沢駅を経由する系統で、

2系統合わせて35分~40分毎の運転です。

野町駅から乗車する分には迷うことなどなさそうですが、

反対方向のバスは金沢駅前のどこに発着しているのでしょうか。

 

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駅はここでもバス停施設と一体になっており「傘いらず」で乗り換えができるようになっていました。

新潟駅万代口の新潟交通バスターミナルも同様ですが、

冬季の気象条件が厳しい地域では、バリアフリー・シームレス・MaaS などという概念がなかった昭和の時代から、乗り換えのハードルを低くする工夫が随所で行われていたように感じます。

 

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駅改札付近の時刻表。

石川線のダイヤは、朝ラッシュ時約20分毎、日中以降は35~40分程度の間隔で運転されています。

以前は準急が運転されていましたが、現在は全便が各駅停車になっています。

また駅前から金沢駅方面へのバスと時隔が一致しており接続ダイヤが組まれていることがわかります

 

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石川線の終点の鶴来までは16駅。約30分の乗車です。

 

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土日祝日は1日フリーエコきっぷか発売されており、鶴来までの片道運賃より安い500円で石川線全線が乗り放題になります。

 

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 12:50発の鶴来行に乗車。

元東急電鉄の2両編成です。

 

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車端には昭和39年東急車両の文字が。

 

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野町駅から2駅、約5分でJR西金沢駅に隣接する新西金沢駅に停車。

奥に見える高架線は北陸新幹線のもので、

金沢から先福井方面が未開通の現在は、車両基地への引き上げ線として使用されています。

在来線の西金沢駅は高架線の向こう側に隣接しています。

 

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途中の額住宅前駅では、元京王電鉄井の頭線の車両で運転の野町行と行き違い。

北陸鉄道は石川線・浅野川線とも全線が単線です。

 

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陽羽里駅は近年開業の新駅。

利用者数は増加傾向にあるものの地元の開業前の試算に比べ大幅に少ない状況がつづいているようです。

強気の試算が必要とされたのか、それとも本当に予想外だったのか。などと考えてしまいました。

 

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野町から13.8km を約30分で走り終点の鶴来駅に到着。

 

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趣のある木造駅舎が印象的です。

 

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駅舎内。

他の乗客がいないタイミングを見計らって撮影したものですが、

鶴来駅の利用者数は一時700人台まで減少していたものが、近年は増加傾向で1000人台を回復しています。

日中にもかかわらず、到着時には、すでに折り返しの野町行を待つ乗客が駅舎内に多くみられました。

 

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駅舎の脇から撮影した鶴来駅の構内。

 

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折り返し13:35発の野町行に乗車。

復路は新西金沢駅でJRに乗り換えて金沢駅に戻ります。

 

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ワンマン運転に加え終点の野町駅の改札が前方にあることから、

2両編成の前の車両は軽く席か埋まっても後ろの車両は無人でした。

 

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こちらは鶴来駅前の立て看板。

大都市圏の鉄道に比べ車内に余裕があることが多い実情を活かし、

自転車持ち込みサービスを実施する地方私鉄は多数ありますが、

詳細は各社が輸送実態を反映したルールを定めており、

北陸鉄道の場合は、平日の日中と土日祝日の終日に利用可能で、

「両端の野町駅と鶴来駅のみ乗降可能」としているところが最大の特徴といえそうです。

(11月30日までの試行と記載があります。)

 

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14:01。新西金沢駅に到着。

 

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北陸鉄道新西金沢駅舎。

 

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駅前からはJR西金沢駅へと続く屋根付きの歩道が整備されていました。

 

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JRの西金沢駅は新幹線の高架に隣接する橋上駅舎になっています。

北陸新幹線の福井方面が営業を開始すると、

JRから分離されIRいしかわ鉄道の駅になります。

 

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14:11。今回は10分の接続で金沢行の普通電車に乗り継ぐことができましたが、

日中は北陸鉄道が35~40分毎に対し、JR が概ね30分毎で時隔はあっておらず、20分以上の待ち時間が生じる場合もあるようです。

 

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14:15。西金沢駅から4分で金沢駅に到着。鶴来から西金沢駅での待ち時間を含め40分での到着です。

金沢駅から石川線各駅へは、バスで野町駅へ向かうより西金沢駅で乗り換えるほうが明らかに早いようで、

野町駅でのバス接続は、金沢駅方面というより、

香林坊などの繁華街と石川線沿線の利便確保という意味合いが強いのかもしれません。

そういう意味では繁華街のバス停で野町駅へ向かうバスの乗り場や時刻が分かりやすく表示されていれば事足りるのであって、

新幹線開業以来の賑わいが続く金沢駅前では「野町駅行よりもっと売り込みたい路線がある」ということなのでしょう。

金沢駅からはJR七尾線直通の普通列車で七尾へ向かいました。

続きはこちらです。

 

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