西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【揺れない】阪九フェリー乗船記(神戸20:00→新門司8:30)GoTo対象1人個室5450円!

 

 本記事は下に添付の記事の続きです。

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JR神戸線住吉駅前の国道2号線からフェリー連絡バスに乗車すること20分。

 

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六甲アイランドに位置する阪九フェリー新門司(北九州)行のターミナルに到着。

 

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阪九フェリーは神戸と新門司を結ぶ神戸航路、大阪府の泉大津と新門司を結ぶ泉大津航路があります。

いずれも1日1往復の夜行便で所要時間は12時間30分。

神戸航路は日曜から木曜が18:30発、金曜・土曜は20:00発となっています。

 

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ターミナルに横付けされた阪九フェリー「つくし」の船体。

2020年9月現在神戸航路には「つくし」と「せっつ」が交互に運航されているようです。

 

 

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カウンターで支払いと乗船券受け取りを済ませ、上のフロアから乗船します。

出航は20:00ですが、19:00から乗船可能で、船内レストランも19:30から営業している旨の掲示がありました。

なお今回は乗船数日前に2等個室Aという一人個室を予約していました。

2等個室A の通常運賃は10470円ですが、阪九フェリーのHPからネット予約するだけで2割引の8380円になります。

さらに今回は予約完了メールに記載があったサイト「ステイナビ」への情報登録とクーポン発行でGo To Travel キャンペーンが適用され、

クーポン提示によるカウンターでの支払い額は、通常運賃の約半額の5450円で済んでいます。

 

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「つくし」の船内。

船内は3層構造になっており、

乗船口から船内に入った部分には、ロビーと個室の鍵の受け渡し場所となるフロント、売店などがあります。

 

f:id:nishiuraexp:20200916201245j:plain船内案内図。

 

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ロビー部分の吹き抜けに設けられた階段で一つ上のフロアに上がると、

 

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目の前が船内レストランになっていました。

 

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セルフサービスで小皿をトレーに載せ、最後に精算するスタイルでしたが、

豚カツ定食などのセットメニューを直接注文することもできるようです。

 

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飲食スペース。

出航前だったからか、コロナの影響か、よく空いていました。

 

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窓からの景色を楽しみながら食事かできるカウンター席も用意されています。

 

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サラダ・納豆・オムソバをチョイス。

オムソバは備え付けの電子レンジで温めていただくことができました。

 

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食事中に隣のターミナルに停泊していた「フェリーさんふらわぁ」大分行が先に出航していきました。

 

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食後の一服(禁煙です)に最適なレストラン前のフリースペース。

 

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レストランからさらに階段を上り最上階へ。

 

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最上階には男女の浴室やマッサージチェアなどがあるほか、

展望デッキに出ることもできます。

 

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19:30頃に乗船しレストランで食事のあと展望デッキに出ると、

ちょうど20:00の出航時刻になりました。

六甲アイランドの高層マンションを背景に少しずつターミナルから離れていきます。

 

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六甲山系の山並みと阪神間の夜景を右手に望み、西への航海がはじまります。

展望デッキからの眺めを楽しむなら出航から明石海峡大橋を潜るまでの1時間がオススメです。

 

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神戸空港沖を通過。

1000万$などと評される神戸市中心部の夜景も海上から一望することができます。

 

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近くの水面に目を移すと、見覚えのあるスリッパ型の船体とすれ違い。

四国高松と神戸を4時間で結ぶジャンボフェリーです。

上空には神戸空港へのファイナルアプローチに入った航空機の姿も確認できます。

 

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出航から1時間少々で、ライトアップされた明石海峡大橋を潜ります。

 

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船からでないと見られない角度で、明石海峡大橋を堪能できます。

 

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こちらは対岸の淡路島側。

明るく見えるのは神戸淡路鳴門自動車道の淡路サービスエリアです。

 

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特急列車の車窓案内のような船内放送もあって、

デッキには多くの人が集まり、スマホ撮影に励んでいました。

 

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乗船時にフロントで受け取ったルームキー。

出航後のビッグイベントも終了したので部屋へ向かいます。

 

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予約していた2等指定A個室は、ロビーやフロント・売店があるフロアの中程に位置しています。

防音への配慮か、ロビーと個室か並ぶ通路はドアで仕切られていました。

 

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ドアを入ってすぐの場所には、お茶や水を部屋に持ち込むことができる給水機が設置されています。

 

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両側に2等指定A個室が並ぶ長い通路を歩いて、

 

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自室に到着。

 

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上の写真で死角になっているベッドの足元側にはテレビが設置されています。

 

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デスク周りには洗面台とコンセントが3口も。

 

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空調もコントロールパネルで自在に調整できるものでした。

全体の印象として「あくまで2等」ということか、高級感はそれほど感じられませんでしたが、

鉄道を引き合いに出せば、国内唯一の定期夜行列車「サンライズエクスプレス」の最上級個室「シングルデラックス」と基本的な設備は変わらないか、

テレビがある分むしろ勝っている?とも言える設備であり、

ネット予約すれは、この部屋の利用料金と神戸~北九州の移動運賃の合計が8380円というのは、かなりお得といえそうです。(Go To 適用の場合5450円)

 

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自室で寛いでいるうちにも船は着実に歩をすすめ、

間もなく日付が変わるという時刻に瀬戸大橋に接近。

 

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展望デッキで深夜の瀬戸大橋を眺めてから就寝することにしました。

 

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昼間なら明石海峡大橋にも引けをとらないビュースポットとなるはずですが、

すでにライトアップは終了しており、

明石海峡では賑わっていた展望デッキも筆者以外にもう一人という静けさでした。

 

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フロントには明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋(しまなみ海道)の通過時刻の目安が掲示されています。

神戸出航から愛媛県の来島海峡大橋到達まで約6時間半、瀬戸大橋から来島海峡大橋まで2時間20分という所要時間は、意外と早いという印象を持つものです。

 

部屋にもどり消灯前に、備え付けの「つくし」の船内設備案内に目を通しました。

表紙には簡単な諸元表があり、

総トン数13353トン、

全長195メートル、

全幅26.4メートル、

航海速力23.5ノット、

旅客定員667名、

トラック229台、

乗用車138台 とあります。

西日本一帯にお住まいの方なら想像がつくと思いますが、

ほぼ瀬戸内海だけの航路で、このサイズの船体ですから、

「揺れない」と言い切っても言い過ぎはないと思います。

乗船した感覚としても、

出航を伝える放送がなければ出航に気づかないレベルであり、

窓のない個室で船が前進していることを唯一感じられたのは、

梶を切った時に感じるかすかな遠心力だけ。というのが実際のところで、

仮にもう少し気象条件が悪くても船酔いを誘発するような揺れに見舞われることは滅多にないものと思われます。

 

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揺れのない航海に快適なベッドと空調で途中目覚めることなく、午前7時前に起床。

すでに船は山口県宇部市の沖合まで進んでいます。

 

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朝陽に照らされた展望デッキ。

瀬戸大橋手前では四国の上空に稲光も見えていましたが、

まずまずの天気で朝を迎えることができました。

 

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船内レストランは朝食時間も営業しています。

 

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メニューは朝食向けのものが並んでおり、

フレンチトースト、目玉焼き、コーヒーゼリーをチョイス。

 

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朝の海を眺めながらの朝食を済ますと、神戸から12時間余りの船旅はほぼ終了です。

 

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8:20。

単調な港湾地帯で目立つことを重視したのでしょうか、

場違いとも思える「神社風」の建物が特徴の、新門司港阪九フェリーターミナルへの接岸作業が始まりました。

 

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隣には、泉大津から先に到着した兄弟船の姿が見えます。

週末の観光利用の場合は、神戸航路のダイヤほうが利用しやすそうです。

 

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フロントに鍵を返し「チェックアウト」

展望デッキからの夜景に、2度の食事、1人個室と満足度の高い航海でした。

 

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ターミナルビル内部。

 

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陸側から見た阪九フェリーターミナルビル。

 

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ビルに横付けされた連絡バスは船の到着に合わせ、

JR門司駅経由で北九州市の玄関小倉駅へ向かいます。

 

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連絡バスの運賃は無料ですが、このバスが出てしまうと、タクシー利用以外に選択肢はありません。

新門司港は市街地から離れた場所にあり、どこへ向かうにもタクシー運賃はそれなりの額になるはずであり、

下船時には連絡バスに乗り遅れないよう注意を促す放送もありました。

 

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9:00頃、新門司港から約20分でJR 門司駅前に到着。

門司港レトロ観光など関門海峡周辺の観光地へ向かう場合は、ここで下車し門司港行の電車に乗り換えます。

 

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9:20終点の小倉駅の新幹線側バスターミナルに到着。

ここから博多までは山陽新幹線で15分程であり、3000円程度で小倉~博多間往復新幹線を利用できる企画切符も発売されています。

金曜の夜に神戸や泉大津から阪九フェリーに乗船し、

翌土曜日は10時頃から夕方まで九州一の大都会を満喫。

復路も阪九フェリー利用で日曜の朝に関西に帰る行程も、

Go To Travel の恩恵をうける今なら、一人個室(2等個室A) 往復+小倉~博多間新幹線利用でも14000円程度で済む計算になります。

 

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鉄道の世界では夜行列車が廃止されて久しい関西~九州間ですが、

道路交通とリンクした海上ルートでは今でも、

今回乗船した阪九フェリーのほかにも、フェリーさんふらわぁ、名門太洋フェリーなどが、毎晩多くの客をのせて運航しています。

その姿は、様々な愛称の夜行列車が踵を接するダイヤで行き交った鉄道の全盛期を思わせるものであり、

高速道路の値下げや今回のコロナ騒ぎなどの試練を乗り越え、

夜行列車とは違う未来へ進んでほしいと願うばかりです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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