西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

七尾線乗車記(金沢14:30→七尾16:13)

 本記事は下に添付の記事の続きです。

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北陸鉄道石川線鶴来駅から西金沢駅でJR に乗り継いで到着した金沢駅。

金沢駅からはJR七尾線で七尾へ向かいます。

 

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金沢駅の券売機付近にあった路線図。

七尾線は金沢駅から見て右上方向に伸びる路線です。

この路線図をよくみると新幹線が開通し並行在来線がJRから切り離されると周辺のJR在来線がどうなるのかがよくわかります。

特急列車の機能を新幹線が担うようになって普通列車だけになったとはいえ、

JR (青色)のまま残っている分岐ローカル線より輸送量が多いはずの金沢~富山間の元北陸本線は、

新幹線並行路線になったという理由でJR から分離され、

第3セクター鉄道「IRいしかわ鉄道(水色)」と「あいの風とやま鉄道(緑色)」に引き継がれています。

その結果、北陸本線から分岐するローカル線が、JR路線としては他のJR路線と繋がらない孤立路線になってしまっている事例があることがわかります。

 

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今回は途中下車予定の七尾線羽咋駅までの乗車券を購入しました。

乗車する七尾線の起点は金沢駅から約10分の津幡駅です。

列車は引き続き金沢から直通運転していますが、

金沢から津幡までの北陸本線区間がJRから分離されたことにより、

七尾線も孤立JR路線の一つになっています。

券面記載の590円は津幡からのJR七尾線区間の運賃で、

これに津幡までのIRいしかわ鉄道区間の240円か加算され計830円となります。

仮に全区間がJRだった場合770円ですみ、2社乗り継ぎ扱いとなった結果60円が上乗せされたという結果ですが、

その程度の差額に止まっているのは全国の同じような事例の中では恵まれているほうといえます。

 

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七尾線の普通列車は1時間に1~2本程度。

金沢から七尾までの所要時間は平均で1時間30分程度となっています。

1日6往復の特急列車は七尾まで1時間程度で走破します。

 

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七尾線では1991年の電化以来、国鉄型電車が使われ続けましたが、

間もなく新型車両に置き換えられることになっています。

 

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金沢駅を発車して約10分。

津幡駅で旧JR北陸本線(IRいしかわ鉄道)と分岐し、七尾線に入ると車内の照明やクーラーが暫く停止します。

北陸地方の主軸を担ってきた北陸本線は高度成長期の国鉄路線近代化に際して、コスト面に優れる交流方式で電化されましたが、

JR化後に電化された七尾線は直流方式となっています。

金沢から交流区間を走り、津幡駅から直流の七尾線に直通する電車は両方の電化方式に対応していますが、

直流と交流を切り替える地点には「デッドセクション」と呼ばれる無電区間が設けられているため、

このような現象が発生するわけですが、

夜の列車で初めて七尾線を利用する乗客は驚くに違いありません。

 

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七尾線の主要駅の一つ宇野気駅で対向列車と行き違い。

電化された七尾線ですが全線が単線です。

 

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宇野気駅の2つ先は高松駅。

朝と深夜には高松行の列車も設定されています。

高松駅といえば四国の玄関ですが、瀬戸内海を挟んで向き合う岡山県の吉備線には備中高松駅があり、山形県の左沢線には羽前高松駅があります。

七尾線の高松駅は岡山や山形の高松駅と違い旧国名を冠さない全くの同駅名です。

ちなみにJR以外では東京都の多摩都市モノレールにも高松駅があります。

 

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列車は金沢近郊区間を抜け、車窓には田園地帯が広がります。

 

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15:24。金沢から1時間弱で羽咋駅に到着。

 

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羽咋駅では後続の特急「能登かがり火5号」を先に通すため14分停車します。

この時間を利用して途中下車します。

 

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改札前のホームには小さな砂像が飾られていました。

羽咋市・砂と言えば、約8kmにわたり車で日本海岸の砂浜を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」は羽咋市を代表する観光名所になっています。

 

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羽咋駅舎。

富山県の氷見線の終点氷見駅など北陸地方ではよく見られる低い平屋の建物に大きな屋根をのせた駅舎です。

 

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羽咋駅前風景。

 

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15:32。能登かがり火5号が到着し先に発車していきました。

七尾線の特急列車は金沢始発の「能登かがり火号」のほか、

大阪始発の「サンダーバード号」や名古屋始発の「しらさぎ号」も乗り入れています。

 

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15:38。特急の後を追って羽咋駅を発車。

終点七尾まで約35分。田園風景の中を快走します。

七尾線は単線ながら線形は比較的良く特急列車の平均時速は約80kmに達します。

 

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16:13終点七尾駅に到着。

奥のホームには、和倉温泉や能登空港に近い穴水へ向かう「のと鉄道」の車両が発車を待っています。

 

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七尾駅コンコース。コンビニが併設されています。

 

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七尾駅舎。

 

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駅前にはスーパーが立地していた記憶があり、立ち寄ってからホテルへ向かうつもりでしたが、

写真左の工事中の建物がその建物だったようで、

スーパーはすでに閉店したのか工事が終われば再開するのか判然としませんが、

今回は駅コンコースのコンビニで代用することにしました。

 

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七尾駅から徒歩5分のルートイン七尾駅前に宿泊。

 

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9階の客室。

 

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客室の窓からは七尾駅に隣接する留置線が見えていました。

 

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留置線の車両は頻繁に入れ替わり、

全国でも七尾線で活躍する2両を残すのみとなった「国鉄急行型電車」455系の姿も確認することができました。

 

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ホテルでは部屋に籠もるのが好みですが、今回は夜になって空腹感を覚え1階フロント横の「花々亭」へ。

 

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翌朝同じ場所でのバイキング朝食。

 

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朝食後、ホテルをチェックアウトし、

七尾駅から第3セクター鉄道の「のと鉄道」に乗車し能登空港へ向かいました。

続きはこちらです。

 

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