西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

特急ひだ20号乗車記(富山17:14⇒岐阜20:41)と岐阜キャッスルイン。

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本日は大阪から南紀方面へ向かう予定でしたが、最初に乗車予定だった特急くろしお号の区間運休で急遽行先を北陸方面に変更しました。。

大阪から特急サンダーバード号と北陸新幹線つるぎ号を乗り継いで富山に到着。これから夕方に富山を発車する高山本線経由の特急ひだ20号に乗車して、南回りで到着する予定だった岐阜のホテルへ向かいます。

 

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特急ひだ20号は高架になった富山駅在来線ホームの金沢寄り切り欠き部分に設けられた2番線から17時14分に発車します。

 

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特急ひだ号に使用されるキハ85系気動車はJR発足間もない平成元年に、それまで使用されていた国鉄時代からのキハ80系気動車の置き換えとともに、出力を強化してスピードアップを図ることを目的に導入されました。

そのような背景からキハ85系のエンジンには時速200km超えのディーゼル特急が運転されるイギリスのカミンズ社のものが搭載されました。

線路の改良もあり、特急ひだ号の主要な運転区間である名古屋~高山間では、それまで国鉄型のキハ80系で3時間程度かかっていたものが2時間16分(当時)まで短縮されました。

キハ85系はその後名古屋と紀伊半島方面を結ぶ特急南紀にも導入され、そちらでも大幅な時間短縮を実現しています。

 

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キハ85系の特徴として大出力エンジンともうひとつ大きな窓が挙げられます。

ひだ号南紀号などこの車両で運転される列車には「ワイドビュー」のサブ愛称が付され

ワイドビューひだ、ワイドビュー南紀といった表記は市販の時刻表にも見られます。

ホームに停車中の車両を横から覗くと、窓の下が肘置きの高さとほぼ同じになっていることがわかります。国鉄特急型ではこれが概ね肩のラインでしたから違いは一目瞭然です。

 

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この「肘置きのラインまである窓」については窓自体の寸法拡大にあわせ、車内において通路部分に比べ座席部分を一段高くしたハイデッカー構造を採用することによって実現しています。

なお写真手前のようにバリアフリー対策としてハイデッカー構造を採らない座席も用意されています。

 

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国鉄時代にはあまり低い位置まで窓があると速度感が増しすぎて落ち着かないという主張もあったようですが、高速道路走行などスピード慣れした現代人には何の抵抗もなく受け入れられたようで、「窓が低い位置まであるから怖い」という苦情があったという話は聞いたことがありません。

製造初年から30年が経過するキハ85系ですがシートの掛け心地やピッチも最近の特急車両に遜色がないように感じられました。

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その他の車内設備としてはデッキにバリアフリー対応のトイレと洗面所、飲料の自販機があります。車内販売の乗務はありません。

 

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高山線の列車は富山駅を金沢方向に発車したのち北陸新幹線やあいの風富山鉄道(元北陸本線)とならんで神通川を渡ったのち左にカーブして内陸方向へ進みます。

富山市の公共交通機関利用推進政策は市街地の路面電車だけでなくJR高山線も対象で、富山近郊区間での増発や駅新設などをメニューとする社会実験が行われました。

増発ダイヤについてはその後元の戻された部分も多かったようですが、駅についてはその時に新設された「婦中鵜坂」駅が現在まで存続しています。

利用者数は200人程度とそれほど多くないものの増加傾向にあるようです。

 

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「おわら風の盆」で知られる越中八尾に停車。

 

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富山を発車してしばらくで日も暮れ車窓の街並みも途切れがちになってきたため夕食にします。

富山駅併設の土産物売り場「とやマルシェ」内で買った「かえで」という弁当で税込み756円でした。テイクアウトなので770円にはならないようです。

 

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小さめですが季節感のある上品な弁当でした。

 

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富山から約35分で到着した猪谷駅でJR西日本区間は終わりJR東海区間へ入ります。

保線状態はJR東海区間のほうがよいようで、列車の揺れが少なくなったように感じられました。

 

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猪谷からは山間部走行がつづき、車窓は数多いトンネルの中も外も大差ないという感じでした。

猪谷駅から1時間弱が経過し久しぶりに沿線に街の雰囲気を感じると高山線最大の拠点高山駅に到着します。

富山~高山間の乗客も多くまとまった数の下車がみられました。

東京から高山を目指す場合、乗車日は台風の影響で不通でしたが、北陸新幹線開業後は東海道新幹線で名古屋へ行き名古屋から下りのひだ号に乗り換えても、北陸新幹線で富山へ行き上りのひだ号に乗り換えても所要時間的には変わらなくなっています。

北陸新幹線富山回りは本数が少ないかわりに混雑も少なく魅力的なルートと言えるかもしれません。

 

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ひだ号の需要としては名古屋~高山がメインとなるようで、乗車している20号についても富山からの3両編成の前に4両が増結され、当駅からは7両となって名古屋へ向かいます。なお富山からの3両の号車表記は8号車~10号車、高山増結車両は1号車~4号車となっており、多客期には欠番なしの10両編成となることもあるようです。

 

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増結を終え発車を待つ間ホームに出てみました。

高山駅は古風な地上駅舎が最近まで残っていましたが、立派な橋上駅舎に建て替えられたようです。

 

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高山を発車して市街地を抜けると再び山間部の走行がつづきますが、需要が大きい区間のため線路の改良が進んでおり、列車の速度が上がったことが体感的にもわかりました。写真は高山の次の停車駅「下呂」駅を発車するときに撮影したものです。露出不足でブレてしましましたが、駅周辺には大きな旅館が立ち並んでいました。

 

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下呂の次の停車駅「美濃太田」の手前で濃尾平野に抜けると列車の速度はさらに上がり

 

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高山線内では最速の110kmに達しました。

 

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美濃太田~岐阜間は約20分です。

 

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定刻20時41分より少し遅れて岐阜駅に到着。

ひだ号はここで進行方向を変え、終点の名古屋まで東海道線を走行します。

 

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都会的な様相の岐阜駅前。

 

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JR駅を出て右手方向に徒歩3分ほどの位置に名鉄の岐阜駅があり、そこからさらに2分ほど歩いた場所にある岐阜キャッスルインが今夜の宿です。

富山での乗り換えが3時間以上あったため南紀回りで予定していたより遅い時刻の到着になりました。

 

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1泊素泊まり6400円。土曜チェックインの価格であり、立地は名鉄駅徒歩2分、JR駅徒歩5分程度。部屋の広さにも余裕がありコスパは悪くないというのが筆者の個人的な印象です。

明日の元々の予定は高山線を富山まで北上したのち、糸魚川から大糸線を南下、南小谷からは臨時快速「ふるさとビュー号」で長野に至る旅程でしたが、

本日の旅程変更と台風の影響で明日も大幅に旅程を変更。

まず最寄りの名鉄岐阜駅から名鉄特急パノラマスーパーで豊橋へ行き、飯田線の特急伊那路号などを利用して長野を目指すことにしました。 

つづきはこちらです。

 

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特急「サンダーバード13号」グリーン車と北陸新幹線「つるぎ710号」乗り継ぎ乗車記(大阪9:42→富山12:54)

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国内屈指の主要駅でありながら、随所に昭和39年の東海道新幹線開通時の面影が残る新大阪駅。

今回はこの新大阪駅から新幹線ではなく7時33分発の特急くろしお1号で3泊4日の鉄道旅行に出かける予定でしたが、

 

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最初から予定が狂いました。

終点の新宮まで乗車予定のくろしお1号は雨の影響で白浜止まりになる旨の表示。

新宮でオーシャンアローから乗り継ぎ予定だった名古屋行の特急南紀号も含め乗車は不可能になってしまい、一旦手持ちの切符は全てみどりの窓口で払い戻してもらい、一から行程を見直すことにしました。

 

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ところ変わって新大阪駅のお隣大阪駅の11番線ホームです。

思案の末、大阪駅からサンダーバード号で北陸方面へ向かうことにしました。

払い戻し手続きや新たな切符購入に時間を要し、乗車するのは大阪発9時42分のサンダーバード13号です。

 

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かつては新潟行のきたぐに号や青森行の日本海号も発車した大阪駅の11番線。

リニューアルで綺麗にはなりましたが、金沢行のサンダーバード号ばかりになりかつての華やかさは色褪せてしまった印象です。

 

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新大阪駅から乗車予定だった特急くろしお号の予約がグリーン車だったので、急遽乗車することになったサンダーバード号についてもグリーン車を奮発しました。

もっとも発車1時間前には普通車指定席は売り切れていたようです。

 

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JR 西日本の在来線特急を代表する列車のグリーン車とあってシートに「威厳」が感じられます。

 

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掛け心地も新幹線のグリーン車に匹敵するものでした。

 

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大阪を定刻に発車し、淀川を渡り新大阪駅に停車します。

ここからの乗車でもよかったのですが、始発駅からの乗車にこたわって大阪駅へ移動した次第です。

 

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シートだけでなく大阪と金沢を約2時間30分で結ぶスピードも在来線特急としては第一級のものです。

新大阪駅を発車すると間もなくでスピードメーターアプリの針は振り切ったまま動かなくなってしまいました。

最高時速130Km の在来線特急は他にも多数ありますが、そのトップスピードを維持しつづけるものは多くはありません。

 

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シートポケットに興味深いサービス案内が入っていました。

 

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サンダーバードグリーン車特典アプリをダウンロードして、

 

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サンダーバード号が停車する主要駅のコンビニなどで受けられる特典(例えば金沢駅のセブンイレブンでセブンカフェ一杯無料など)を選択して、店舗に着いてから支払い代わりに店員の前で「クーポンを利用する」という表示をタッチするというものなのですが、

つい「クーポンを取得する」と勘違いして車内でタッチしてしまい、すでにサービスを受けたことになってしまいました。

同じ失敗をして腹を立てた人の採点でしょうか、アプリの評価は5点満点で1.8点と残念な成績になっていました。

「車内でクーポン取得、店舗で表示」というスタイルでも時間制限を設けておけば何杯も飲む人は少ないと思うのですが。

 

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京都では大阪以上かと思う程の乗車がありグリーン車も満席になりました。

 

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湖西線沿線は雨模様で比良山系の山々も霞んでいました。

手前に見えているのは防音壁ではなく、度々列車運休の原因となる「比良おろし」から線路を守るための防風壁です。

 

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湖西線をぬけ北陸本線に入り舞鶴若狭道の高い高架橋をくぐるとまもなく敦賀駅に到着します。

 

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京都から94.1km をノンストップ53分で走り敦賀駅に到着。

サンダーバード号の平均時速は「ひかり」や「のぞみ」の追い越し待ちを繰り返す山陽新幹線のこだま号と大差ありません。

 

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敦賀駅を発車し北陸トンネルに入るまでの間、数年後に迫った北陸新幹線延伸開業に向けた工事現場が間近に見えました。

 

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北陸トンネル通過中。

 

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乗車中のサンダーバード号は9両編成でグリーン車は金沢寄りの先頭車両です。

 

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グリーン車のデッキは洋式トイレと男子小用トイレ、洗面台。

 

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隣の2号車のデッキには自動販売機と

 

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携帯電話の通話スペースがありました。

平成初期に登場した特急車両のなかには公衆電話機スペースが携帯の普及で不要になると喫煙スペースに改造され、さらにデッキも含めて全面禁煙が浸透すると再び(携帯)電話ボックスに改造された車両もあるようです。

 

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武生駅通過後、越前武生駅に停車中の名鉄から転属した福井鉄道の車両が見えました。

 

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足羽川を渡ると福井に到着です。

 

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福井をでると、芦原温泉、加賀温泉と停車駅が続きます。

加賀温泉という温泉は実在せず、国鉄時代に付近の温泉がそれぞれの最寄り駅への特急停車運動を繰り広げた結果、それらの代表駅として加賀温泉駅に特急を停車させるという結論に至ったようです。

 

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高架に上がり金沢の空の玄関小松空港を擁する小松市の中心部を通過。

小松から金沢までは特急列車で20分程度。小松からは普通列車の本数も倍増し沿線は金沢郊外の雰囲気になります。

 

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12時20分。大阪から2時間38分で金沢駅に到着。

 

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隣のホームには新型車両への置き換えが発表された七尾線の国鉄近郊型車両が停車していました。

 

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北陸新幹線金沢開通時のダイヤ改正でサンダーバード号はすべて金沢止まりとなり富山方面へはここで新幹線への乗り換えが必須になりました。

富山直通の存続を求める声もあったようですが叶わなかったようです。

JR の運賃計算のルールに新幹線と在来線特急を同日に乗り継ぐ場合、在来線特急料金が半額になるというものがあります。

その規則のおかげで金沢富山間の短距離の新幹線利用で大阪金沢間の特急料金が半額となるため料金負担の増加は抑えられていますが、乗り換えの負担は避けられません。

高架のホームと地上の改札口の間の中2階の乗り換え専用改札口に普通乗車券、サンダーバード号の特急券、新幹線の特急券を入れるとサンダーバード号の特急券だけが回収されます。

このような高度な処理を一瞬で行える自動改札機は、国内では普通に存在しますが世界的には稀な存在です。

 

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接続の北陸新幹線「つるぎ710号」富山行は11分の接続で12時31分に発車します。

つるぎ号は大阪からのサンダーバード号や名古屋からのしらさぎ号に接続して金沢富山の短距離で運転される便に付される愛称です。

 

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東京方面への「かがやき号」「はくたか号」も含めて北陸新幹線は全列車が12両での運転です。

東京寄り先頭車がグリーン車よりワンランク上のグランクラス、その隣がグリーン車になっています。

なお短距離運転のつるぎ号は1~8号車と11号車のみが開放されます。

 

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普通車のシートは日本海側が3列、山側が2列になっています。

 

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サンダーバード号のグリーン車から乗り換えてるとシートの横幅が非常に狭く感じられました。

一方ピッチのほうは充分なようです。

 

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金沢を発車してしばらくで石川富山県境の新倶利伽羅トンネルを抜け、砺波平野を東進します。

 

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富山県第2の都市高岡に設けられた新高岡駅は在来線の高岡駅から一駅分の距離があります。

 

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開業から5年、すでに駅周辺には多くの商業施設などが開業し新しい街ができつつあるようです。

 

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12時54分。金沢から23分、大阪から3時間12分で富山に到着。

大阪からの所要時間はサンダーバード号が直通していた当時とほとんど変わっていません。

新幹線の速達効果を金沢での乗り換え時間で相殺している格好です。

 

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北陸新幹線の最高時速は260km 。300km ~320km の東北新幹線や山陽新幹線に乗り入れる車両ほど先頭車両の形状に制約がないため洗練されたデザインになっています。

 

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駅のメンテナンスのレベルも高いようで、金沢駅も富山駅も開業から5年が経過しているとは思えない美しさを保っていました。

このあと富山地方鉄道の短距離乗車ののち、高山線のひだ号に乗り継ぎました。

つづきはこちらです。

 

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鳥取~姫路2500円。日帰り往復3600円!高速バス「プリンセスバード」号に乗車。

姫路から播但線経由の特急はまかぜ号に浜坂まで乗車。その後餘部鉄橋周辺を散歩したのち普通列車で鳥取駅に到着しました。

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鳥取駅の北口を出て左手に見える白い建物「鳥取駅バスターミナル」から姫路行きの高速バス「プリンセスバード」号に乗車し姫路に戻ります。

 

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ターミナルの入口には鳥取駅バスターミナルから発車する高速バス路線が一目でわかる看板が設置されていました。

京都・大阪・神戸・姫路・広島が昼行、東京と福岡が夜行便です。

姫路と広島の間の空白には岡山行が掲載されていたと思われますが同路線は最近廃止されてしましました。

姫路までは2時間4分、2500円です。

大阪までが3800円、神戸三宮までは3500円となっていることを考えれば、姫路や明石はもちろん阪神方面へ向かう場合でも姫路行に乗車してJR神戸線の新快速や山陽電鉄の特急に乗り継ぐほうが安くなるケースがありそうです。

★★本記事掲載の運賃、ダイヤ等は記事投稿日現在のものです。

 

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便数については神戸行・大阪行をあわせると1時間に1~2本あるのに対し、姫路行は1日4往復と少なく、この点は注意を要します。(時刻表は撮影日時点のものです)

 

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姫路と鳥取を結ぶプリンセスバード号は姫路に拠点を置く神姫バスと鳥取に拠点を置く日の丸自動車の共同運行になっています。

姫路・鳥取間のバス路線の開設は昭和20年代にさかのぼりますが、路線開設当初から両社の共同運行であり、双方にとっての伝統路線でもあります。

 

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やや薄暗く「昭和のバスターミナル」といった印象の待合室と切符売場でしたが、支払いはクレジットカードだけでなく電子マネーも可能であるなど、大切なところでは時代遅れになっていないというのは心強いところです。

 

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プリンセスバード号は座席定員制で事前の予約は必要なく切符購入時に座席の指定もありませんが満席になると乗車できません。

連休最終日の夕方に姫路へ向かう便でしたが、発車直前で窓側の席が埋まる程度の乗車率でした。満席で乗れなくなることはそれほど多くないのではないでしょうか。

 

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車内に入って最初の印象はシートピッチが広いことで席上の表示によれば、後方にトイレがある進行方向左側が9列、右側が10列で計38席というシート配置であり、横4列シートの車両としては、かなりゆとりがある部類に入ると思います。

 

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各座席にはコンセントではなくUSBポートが設置されていました。

 

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15時20分定刻に鳥取駅バスターミナルを発車。

今回の鳥取滞在時間は約15分。土産を買う暇もありませんでした。

ちなみに次の姫路行は19時20分、姫路到着は21時24分です。翌日も休日ならこちらにして鳥取観光という予定になっていたかも知れません。

 

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シートポケットに入っていた路線案内のパンフレット。通常運賃でも神戸線や大阪線に比べて割安な姫路路線ですが、日帰り往復が3600円になる格安切符も発売されているようです。

 

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鳥取市街地を抜け、鳥取道・鳥取南インターへ向かいます。

 

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鳥取道に入ると千代川の向こうに河原城の天守(復元)が見えました。

 

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鳥取駅を出ると鳥取県区間では河原・用瀬・智頭福原の3か所で乗車扱いのため停車します。いずれも一旦本線を出てパーキングエリアに設けられたバス停に停車しますが、河原で1人の乗車があったのみでした。

ちなみに用瀬は「もちがせ」と読みます。鳥取道に平行するJR因美線にも同名の駅があり難読駅のひとつとして知られています。

 

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南へ下るにつれ山深くなりトンネル区間が長くなります。

 

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トンネルの間の明かり区間では、右手に智頭急行線の高架軌道が見えました。

智頭急行は鳥取道に先行して建設されました。

智頭急行開通と同時に京阪神・姫路と鳥取・倉吉の間で運転を開始した特急「スーパーはくと」号の姫路・鳥取間の所要時間は1時間40分程度となり、長年一般道経由で姫路・鳥取間を3時間で結んでいたバス路線も、佐用インターまでを高速道路に乗せ換えて所要時間を2時間30分に短縮するなど対抗策を打ち出しましたが、一時は乗客減少から路線休止に追い込まれることになりました。

現在のプリンセスバード号は鳥取道が岡山県区間を除いて開通した2010年に運転を再開したもので、再開時の所要時間は2時間19分。鳥取道全線開通時に2時間4分まで短縮され現在に至っています。

 

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鳥取県区間最後の乗車バス停「智頭福原」を出て間もなくバスは県境の「志戸坂トンネル」に入り岡山県へと歩をすすめます。

 

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岡山県に入ると陽が差してきました。

 

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岡山県内では西粟倉・大原インター、兵庫県に入り佐用平福に停車します。

いずれも乗降ともに可能となっているのは、一般道経由だった時代の名残りではないでしょうか。

 

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全線が2車線で追い越し車線や登坂車線もほとんどなかった鳥取道ですが、最近は4車線への改良工事が一部で施工されているようです。

 

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大原インターバス停に停車。岡山県区間のバス停は本線上に設置されています。

鳥取道はこの先で兵庫県に入り「佐用平福」のバス停を過ぎると佐用JCTで中国道に合流し終点となります。

 

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今回は中国道の車線規制を伴う工事と連休最終日の混雑が重なり、佐用JCT付近で渋滞に巻き込まれてしまいました。

普段は渋滞するような場所ではなく、ここでの遅延発生は例外的な出来事と言って差し支えないと思います。

 

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渋滞を抜けたのは姫路到着予定時刻に近い17時20分。

佐用からの中国道では山崎インターと夢前で降車扱いのため停車します。

鳥取方面へ向かう場合はJRバスと神姫バスが運行する大阪~津山間の中国高速バス急行便に乗車して山崎インターで鳥取行のプリンセスバード号に乗り継ぐことも可能となっています。

 

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福崎インターで中国道を離れ姫路と但馬地方を結ぶ播但自動車道に入ります。

 

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約10分程走り、砥堀インターで流出。国道312号線で姫路市中心部へ向かいます。

信号の向こうにはJR播但線の軌道がありますが、姫路駅から3駅目の砥堀駅と4駅目の仁豊野駅の間であり、ここからの一般道走行がそれなりに長いことを意味しています。

 

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18時すぎ、姫路城と姫路駅を結ぶ大通り「大手前通り」に進入。

この大手前通りの姫路駅から200mほどの区間は、全国に先駆けてバス・タクシー以外の一般車の乗り入れを禁じる「トランジットモール」となり姫路駅前のイメージ向上に寄与しています。

 

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約45分遅れで姫路駅前バスターミナルの11番乗り場に到着しました。

今回は突発的な渋滞により大幅な遅延となってしまいましたが、普段は姫路駅~砥堀インター間の市街地走行で多少の遅れが発生することがある程度で、概ねダイヤ通りに近い運行が行われているようです。

また遅延のため3時間近い乗車となりましたが、38席のゆとりの座席配置も手伝って疲れを感じることもありませんでした。

定刻ならJR特急「スーパーはくと」号との所要時間差は30分程度であるのに対し、運賃はおよそ2/3、日帰り切符なら半額程度となることを考えれば、スケジュールを1日4往復のダイヤに合わせることができるのであれば非常に魅力的なバス路線といえそうです。

 

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姫路駅から乗車する場合は11番乗場からすぐの場所に設置されている自動券売機で切符を購入することができます。日帰り往復券3600円もこの券売機で購入できるのは便利だと思います。

プリンセスバード号の姫路発時刻は7時30分、10時30分、15時10分、19時30分(2019年10月現在)となっています。(7時30分と15時10分は神姫バス運行便です。)

 

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陽が短くなり18時過ぎでもすっかり夜の雰囲気の姫路駅前に戻ってきたところで今回の但馬鳥取旅行記は終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。
  

 

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【兵庫縦断特急】はまかぜ1号乗車記。(姫路10:44→浜坂13:08)

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JR西日本姫路駅。今回はここから播但線経由の特急はまかぜ号に乗車し、台風のため延期していた但馬鳥取方面へのミニトリップに出発します。

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姫路駅では下りの特急はまかぜ号は、列車が進む播但線のホームではなく山陽本線下り岡山方面のホームからの発車です。
到着時刻が近づくとホームでは何度も注意喚起の放送がながれていました。

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はまかぜ号は大阪始発ですが、大阪から但馬方面へは福知山線経由の特急こうのとり号の方が早いこともあり、比較的空いた状態で姫路に到着することが多いようです。
しかし姫路駅では姫路からの乗車に加え、主に博多・広島方面から到着する新幹線との乗り換え客もあるためかなりの乗車があります。

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はまかぜ号は姫路で進行方向を変えて播但線に入るため指定の座席を見つけたら回転させて着席します。
今回は終点の浜坂までの乗車です。はまかぜ号の走行区間は割安のB特急料金が適用され浜坂まで2時間以上の乗車にもかかわらず自由席特急券(使用したeきっぷの指定席券も同額)は1420円で済みます。

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姫路を発車。播但線最初の駅である京口駅付近では左手に姫路城が大きく見えます。

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播但線の寺前以南は1998年に電化され、はまかぜ号の車両も2010年に新型の189系に置き換えられましたが、姫路近郊の播但線は駅間距離が平均2km 程度と短く全駅に行き違い設備があるため、特急列車はポイント通過の減速を頻繁に強いられ強力エンジンの持ち味を発揮できません。

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最初の停車駅はホームで103系が休む福崎駅。

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福崎からは駅間距離が長くなり、田園風景の中の直線を最高時速110kmで快走します。

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姫路から29分で電化区間の終点寺前に到着。

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ここからは非電化となり播磨地方と但馬地方を分ける生野峠にさしかかります。
時速は50kmから60km程度。 勾配だけならもう少し出せるはずですが、カーブのほうが制約になっているようです。

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峠を過ぎた地点にある生野駅ではキハ41系の普通列車と行き違い。
特急はまかぜ号は昭和47年の登場から長らく播但線内についてはノンストップでしたが、鳥取方面へのバイパスルートとなる智頭急行線の開通以降は、福崎・寺前に停車するようになり、その後生野が追加。
天空の城として竹田城跡が注目を集めると最寄り駅の竹田駅にも一部が停車するようになりました。

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その竹田駅に到着。ホームと反対側には城へとつづく「駅裏登山道」の入口が見えました。
城への登城はかなりの体力を要しますが、麓の街並みも綺麗に整備されており散歩してみる価値はありそうです。

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竹田の次の和田山駅で播但線は山陰本線と合流する形で終点となります。

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山陰本線に入ると雨が降り出しました。
山を越えると天気が変わる季節(冬)が近づいていることを実感します。
ちなみに田園風景の向かうに見えているのは豊岡への延伸が迫る高速道路の工事現場です。
豊岡は但馬地方の中心でありながら高速道路の乗り入れがなかったうえ山陰地方を貫く国道9号のルートからも外れ、広域交通には必ずしも恵まれていませんでした。その点では京都から「きのさき号」大阪から「こうのとり号」、神戸姫路経由の「はまかぜ号」を運転するJRには追い風となっていたのですが、開通後は影響か心配されるところです。

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豊岡駅に到着する際にはラッセル車の姿も。冬に備えての試運転は季節ネタとして毎年ニュースで取り上げられます。

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豊岡から約10分で城崎温泉駅に到着。
外国人も含め多数の観光客が下車し、車内は1両数人という状態に。

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温泉街をかすめて浜坂へのラスト区間に踏み出します。

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車内では係員によるごみの回収もはじまりましたが、筆者は今から弁当を広げます。
姫路駅ホームの駅そば屋と同居している弁当屋で購入した栗おこわ弁当は880円でした。

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ホームにカニのモニュメントがある香住駅を発車すると次は終点の浜坂です。
カニはまだ臨時列車を運転するだけの需要があるようですが、かつては盛況だった海水浴やスキー目的の利用はすっかり勢いを失ってしまったようです。

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香住からの最終区間は3両で筆者を含めて3人という閑散ぶりでした。
2010年登場の189系のシートのコンセントは一部の座席のみとなっています。もう少し後の登場だったら全席にコンセントがついていたかも知れません。

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13時08分。姫路から2時間24分で終点の浜坂駅に到着。駅の所在地は兵庫県美方郡新温泉町。
はまかぜ1号は始発の大阪駅を発車して5分程で大阪府を抜けてから、終点まで3時間以上にわたり兵庫県内を走りつづけたことになります。

このあと隣に停車している普通列車で餘部駅まで2駅戻って餘部鉄橋周辺を散策しました。
つづきはこちらです。
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新しくなった那覇空港ANAラウンジとソラシドエア26便(ANA3726便)搭乗記(那覇⇒神戸)

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沖縄都市モノレール「ゆいレール」の新規開業区間(首里~てだこ西浦)の乗り歩きを終え那覇空港駅にもどってきました。

 

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ターミナルビル3階出発フロア。

出発表示の一番下14時05分発ソラシドエア26便(ANA3726便)を利用して神戸に戻ります。航空券はANA便名で手配しました。

 

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今回はANAの上級会員制度におけるプラチナステータスを獲得して初めての旅行です。

利用できるようになったプレミアムチェックインカウンターは空いていましたが「無理して使う」のも変な感じがして、セルフチェックイン機で紙の搭乗券を発券。

荷物も小さいので預ける必要はなく素通りしました。

 

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エスカレーターで2階におりると、C検査場近くに最近移転リニューアルされたANAラウンジがあります。(ANAスイートラウンジも同じ場所にあります。)

隣が保安検査場ですがラウンジの入口にラウンジ利用者専用の検査場があります。

ラウンジだけならカードラウンジでも空港によってはANAラウンジに匹敵するものもありますので、行列もなく落ち着いた雰囲気で保安検査を受けられることこそ、このラウンジを利用するメリットなのではないかと思います。

 

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検査場を抜けラウンジに入ると一番手前はカウンター席になっていました。シートの間隔は広く居住性は悪くなさそうです。

 

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ラウンジの大半はソファ席でかなり広いラウンジです。

羽田空港のANA国内線ラウンジなども面積的には広いと思いますが、ここはソファ席もゆったり配置されている印象であり、新しいことや比較的空いていたことも手伝って非常に快適に過ごすことができました。

 

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コンセントは座席下。

「クッションは必要ない」と思い端に動かそうとすると紐で座席と繋がっていたのには驚きました。

「こんな嵩張るものをお持ち帰りする人などいるのか」と思うとともに「紐で繋いでまで各座席にクッションを置く必要があるのか」とも思いました。

スタッフが空いた席のサイドテーブルを拭いたりするついでに、紐が見えないよう綺麗にクッションをセッティングし直す光景を見ていると複雑な気持ちになります。

 

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フリードリンクの中にアルコール類が含まれている点も多くのカードラウンジとの違いですが、冷静に考えてみればその恩恵を受けられる人はそれほど多くないはずです。

ビジネス利用では手をつけられないのが普通でしょうし、私用であっても到着空港から車を運転する予定があると結局ソフトドリンクしか選択できません。

ドリンク以外はANAラウンジ定番の「おつまみ」のみという点は従来通りです。

 

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ラウンジを出ると搭乗口はすぐでした。

ラウンジ入口で保安検査を受けておりラウンジは制限エリア内だったのですが、保安検査がストレスフリーだとエリア外・エリア内という概念が希薄になるようです。

 

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明るい陽射しに映える黄緑のソラシドエアの機体。

今回の那覇市内は朝晩など思ったより涼しく本州や四国などと気温差をあまり感じませんでしたが、緯度が低いためか陽射しはまだ夏の様相です。

 

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搭乗。

着席率は4割~5割と空いていました。

今回神戸~沖縄往復の航空券はANA便名で予約して13940円でした。

ソラシドエア便名だとさらに安かったと思いますが、LCCなみの価格にもかかわらず空席が目立つのは少々気がかりではあります。

 

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ほぼ定刻に出発。

41番搭乗口は国内線では一番端に位置しており、壁一枚隔てた先は国際線の搭乗口になっていたようです。

隣では中国東方航空の機体が出発待ちをしていました。

 

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離陸。

 

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沖縄県上空から鹿児島県上空に入りしばらくすると左の機窓に綺麗な円錐形の山が見えました。

一瞬桜島かと思いましたが山の大きさや位置から考えるとおそらく開聞岳でしょう。

JR日本最南端の駅で知られる西大山駅からも望むことができる美しい山です。

 

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機内WIFIは、往路のフライトでは現在地を確認できましたが、帰りはマップモードにはできたものの現在地表示はできませんでした。

この種のサービスが今一つ「安定しない」のはJALやANAも同じです。

 

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高知県土佐清水市・足摺岬付近。

 

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高知空港付近。

 

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徳島空港付近。滑走路は反対側に見えていたはずです。

右の山裾に見えているのが高松自動車道、左の平地に延びているのが徳島自動車道です。

 

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播磨灘上空に出て姫路市の沖合で右に旋回。

低高度で加古川市・明石市沖など兵庫県の沿岸部を飛行します。

 

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神戸空港には若干の早着。

大空港と違い着陸からターミナル据え付けまでの時間が短いのは好印象で、CAさんの到着放送が終わらないうちに駐機場に停止しました。

 

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神戸空港を離着陸する際の機窓からは関西空港がよく見えるのですが、地上におりると見えなくなるようです。

 

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ターンテーブルの近くにある駐車場の精算機。

 

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神戸空港については搭乗者はターミナル前の駐車場を24時間無料で利用できます。

今回は1泊2日の旅行でしたが、支払いは24時間を超えた部分のみとなるため破格の安さでした。

関西3空港(伊丹・関空・神戸)の中では最も地味な印象の神戸空港ですが、車でのアクセスについては非常に恵まれています。

また航空券の価格についてもANAの予約サイトで関西3空港発着を意味する「大阪すべて」(「神戸は大阪ではない」という声が聞こえてきそうですが。)で検索すると最安値は神戸空港発着便であることが多く、その利用価値がもっと認められてよい空港だと思います。

今回の沖縄訪問記はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 






 

【次の課題は増結】「祝」ゆいレール浦添延長開業。開業区間全駅の様子を見学。

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神戸空港からソラシドエアで沖縄・那覇空港に到着。

20時過ぎの沖縄都市モノレール「ゆいレール」で牧志駅近くのカプセルホテル「MAXI ALPA」へ向かいました。

 

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翌朝ホテルからは牧志駅とほぼ同じ距離の隣駅「安里駅」から再びゆいレールに乗車します。

昨日那覇空港駅で1日乗車券800円を購入しましたが、ゆいレールの1日乗車券は24時間有効なので日を跨いでの利用に便利です。

 

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ゆいレールは2003年8月の開業以来那覇空港駅と首里駅の間12.9㎞での営業でしたが、

2019年10月1日に那覇市に隣接する浦添市の「てだこ浦西」駅まで4.1kmが延長開業しました。

今日は延長区間に設けられた途中駅3駅に下車しながら終点「てだこ浦西」駅を目指します。

 

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安里駅から5駅約10分。まず従来の終点であった首里駅で下車しました。

世界遺産の首里城まで徒歩15分の距離にあり観光客の利用が多い駅です。

 

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ここ首里駅からてだこ浦西までの4.1㎞が新規に延長開業した区間です。

途中には石嶺・経塚・浦添前田の3駅が設けられ、てだこ浦西までの所要時間は首里駅から約10分となっています。

ゆいレールの初乗りは現在230円と全国的に見ても高い水準にあります。

8月までは隣駅まで150円になる特例がありましたが、IC乗車券OKICAで乗車した場合の引き去り額のみ150円に据え置かれ、紙の切符を購入した場合は230円と大幅な値上げとなりました。

ICカードでの乗車と紙の切符(外国風に言う1回乗車券)の価格差を大きくして、ICカード乗車の割合を増やそうという戦略が、国内の他の鉄道会社より徹底しているように感じれました。

 

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首里駅1番線ホームから9時24分発の「てだこ浦西」行で新規開業区間へと出発します。

 

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乗車約2分で最初の駅石嶺駅に到着。ここはまだ那覇市内に位置しています。

 

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軌道下の道路の交通量は多く、道の両側には隙間なく建物がならんでいました。

写真左手では小さな駅前広場の整備が進められていましたが駅の開業には間に合わなかったようです。

全体に沿線や駅周辺の風景は首里駅~那覇空港駅の既存区間と似通っている印象です。

 

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石嶺駅全景。駅前では開業イベント開催に向けた準備が進められていました。

 

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駅舎内に華やかな開業ムードはあまりなく、改札近くの写真の張り紙が目立っていた程度で、ずっと前から営業していたかのような淡々とした空気が流れていました。

 

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後続の電車で次の駅「経塚」駅に移動します。

新規開業区間を走るモノレールの車内は比較的空いていましたが、ここまで空席が目立っていたのはこの便だけでした。

 

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石嶺駅から登り勾配を走行し右に大きくカーブした地点の高台に経塚駅があります。

石嶺駅~経塚駅間で市境を超え、すでに浦添市域に入っています。

浦添市は那覇市・沖縄市・うるま市に次ぐ沖縄県第4の都市で約20㎢に11万人が暮らしています。

市域の14パーセント余りを占める米軍基地を除くと人口密度は約7000人と大都市なみの数値になります。

 

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経塚駅を発車して那覇空港へ向かう対向列車。写真左下には住宅の屋根のようなものが見えますが、すべて「墓」のようでした。

沖縄県では単に墓石を建てているだけでは台風の暴風で倒され飛ばされてしまうこともあるのでしょうか、一つ一つの墓が祠に収まっており、それが丘陵地の斜面にならぶ様子は大都市郊外のニュータウンのようにも見えました。

 

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浦添市の人口密度7000人という予備知識をもってこの駅に降り立つと思いのほか駅周辺が静かであることに驚かされます。

この駅でも駅開業に絡む周辺の工事が目立ち、まるで予定より早くモノレールが来てしまったかのようでした。

 

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経塚駅全景。

ホーム部分を覆うアーチ状のガラスが武骨な印象をやわらげています。

 

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この駅も開業を派手に祝う雰囲気はなく、すでに地元の方の生活の一部になっている感がありました。

 

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後続便でつぎの駅「浦添前田」駅に移動します。

 

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2分程度の乗車で、列車の前方ではなく右側に浦添前田駅が見えてきました。

新規開業区間は急カーブが目立ち徐行を強いられる箇所が多く、列車の駅停車時間も含めた平均時速は既存区間の28.7㎞(12.9㎞27分)に対し、24.6㎞と若干低くなっています。

 

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浦添前田駅で並んだ「てだこ浦西」行きと「那覇空港」行。

 

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経塚駅にくらべると周囲は市街化が進んでいます。

 

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石嶺・経塚につづき駅周辺は工事の真っ最中でした。

駅前のロータリーは送迎車両だけを対象にしたものにしては大きく感じられ路線バスの乗り入れも予定されているのかもしれません。

 

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駅に戻り終点のてだこ浦西駅へ向かいます。

 

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浦添前田駅のホームからは一つ手前の経塚駅からの軌道の8割程度を見渡すことができます。

 

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浦添前田駅からの最終区間には約600mのトンネルがあります。

すべて調べたわけではありませんが、モノレールのトンネルは東京モノレールの羽田空港の敷地をくぐるものと、ここだけではないでしょうか。

 

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トンネルを抜けると終点のてだこ浦西駅は目の前でした。

 

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てだこ浦西駅ホーム。

那覇空港駅から乗り通すと37分。運賃は370円です。

駅名の「てだ」は太陽(TIDA)を意味し「てだこ」で太陽の子という意味になるようです。

 

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コンコースのステンドグラス。

この駅ではパネル展示や花飾りなど途中駅にくらべて、開業直後の駅の祝賀ムードが幾分感じられました。

 

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てだこ浦西駅全景。

駅に着いて周辺にスタバやドトールがあったら一服しようと思っていたのですが、今のところスタバどころかコンビニも見当たらりません。

 

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てだこ浦西駅の駅前で目立っていたのは大型の立体駐車場です。

てだこ浦西駅は沖縄自動車道に隣接しており、沖縄本島の中部・北部から車で那覇市内を目指す人に、ここでモノレールに乗り換えてもらい、モノレールの経営安定と那覇市内の渋滞緩和を図るという目論見があります。

そういう意味では、この駐車場は今回のゆいレール延長の経緯や延長区間の終点がここに設定された理由にも関係する非常に重要な施設といえます。

てだこ浦西駅の利用見込みは乗降合わせて8500人と、現在の駅前の様子を目の当たりにした遠来の訪問者には強気にも思える数値になっていますが、パークアンドライド需要を盛り込んだ数値であり、駐車場もさらに増設する計画があるのでしょう。

 

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てだこ浦西駅に掲出されていた駐車場利用者募集の広告。

 

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てだこ浦西駅からの折り返しは、途中「美栄橋」か「県庁前」で下車し国際通り周辺を散歩してから空港に向かうつもりでしたが、首里駅をすぎると立客が多くなり、目的の美栄橋・県庁前駅付近では下車するのも一苦労というような満員状態になっていました。

一旦下車してしまうと、空港へは満員の後続便に乗り込む必要があり億劫になって結局空港まで乗り通してしまいました。

土休日の午前11時台で、ドア付近に立つ客が駅ごとにホームに出て下車客を通している光景は異様であり、車内の混雑は同じ時間帯の山手線や御堂筋線を上回っているように感じられました。

今回各駅の発車表示器の時刻・行先横に表示されている「各停」の文字が気になっていました。

将来的には急行運転なども「夢」のある話だと思いますが、

目先の現実問題として新たに始発駅となった「てだこ浦西」駅だけで1列車平均30人程度に相当する4250人もの乗車(乗降8500人の半分)が見込まれていることを考えれば、現状の2両編成では駅の利用者が見込みに達するより前に輸送がパンクしてしまいそうです。

浦添市域への延長開業が実現した今、3両・4両への増結が「ゆいレール」の次の大きな課題と言えるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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ソラシドエア29便(ANA3729便)神戸⇒沖縄搭乗記

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今回は神戸空港から出発です。

先月、アシアナ航空ビジネスクラス利用でバンコクを往復して帰国した時点で、予定通り2019年のANAプレミアムポイントが50000ポイントに達しました。(ブログ記事にしていないフライトも含まれています。)

プラチナステータスのカードもすでに届いているのですが、万が一のポイント計算間違いに備えて手配しておいた航空券でこれから沖縄へ向かいます。

10月最初の週末という日取りについては沖縄都市モノレール「ゆいレール」の浦添市域への延伸開業にあわせたもので、計算間違いがなくても目的がなくならないよう「計算」した結果です。

利用するのはANA便名で予約したソラシドエア運航便であり、価格は神戸沖縄往復で13940円。

50000ポイントを達成した今となってはあまり重要ではありませんが、積算されるプレミアムポイントは2216ポイントでPP単価は6.29円と極めて優秀です。

関西エリアにお住まいで「修行」継続中の方にはお勧めの路線ではないでしょうか。

 

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さてプラチナステータスを達成して最初の旅行ですが、残念ながら神戸空港にはANAラウンジはありません。

そのかわり制限エリア外にあることが多いカードラウンジがエリア内にあるというのが神戸空港の特徴です。

これまで通り対象のクレジットカードと航空券を用意してカードラウンジ「ラウンジ神戸」に入りましたが、それほど広くないラウンジは満席で受付前に空席待ちの行列(数人)ができている状況に驚かされました。

立って席が空くのを待つくらいなら搭乗口のベンチに座っていたほうがよいので、ドリンクコーナーでウーロン茶を立ち飲みしてすぐに退出したのですが、

 

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神戸空港については最近、発着回数の制限が30往復60便から40往復80便に緩和されたばかりで、スカイマーク3路線の増便につづき、

 

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10月27日からは神戸空港初乗り入れとなるフジドリームエアラインズの2路線の就航も決まっています。

空港利用者が今後さらに増えることはほぼ確実な状況で「ラウンジ内の空席待ち」は見過ごすことができない事態にように思われました。

神戸空港の主役はスカイマークでJALの乗り入れはなくANAも数便のみという現状では航空会社のラウンジは期待薄と言わざるを得ず、カードラウンジの移設拡張や増設などが現実的な選択肢となるのでしょうか。

 

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ソラシドエア29便のフライトスケジュールは神戸16:40⇒沖縄18:45ですが、到着便の遅れにより16:55に出発時刻が変更になりました。

 

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遅れて到着した機体。

ソラシドエア保有の13機の機材はこのB737-800に統一されています。

斬新な会社名や機体のカラー、機材の統一などLCCと共通点が多いソラシドエアですが、JALやANAなどのレガシィ航空会社とLCCの中間にあたるMCC(ミドルコストキャリア)に分類されています。

 

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上級会員(ソラシドファーストメンバー)制度や優先搭乗があり、このあたりはレガシィ航空会社に近い印象です。ANAとのコードシェア便ではANAの上級会員も優先搭乗の対象となります。

 

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エコノミークラス利用では初めての優先搭乗で機内に入りました。

ソラシドエアのシートピッチは81cmとされ、JALやANAの標準的な機材に比べ若干広めになっているようです。

その差はシートを横から眺めただけではわかりませんでしたが、

 

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着席してみると確かに足元の余裕が大きいことが実感できました。

 

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シートポケットには持ち帰りOKの機内誌「ソラタネ」とサービスガイド、熊本の飲食店紹介のパンフレットが入っていました。

ソラシドエアの本拠地は宮崎だったはずですが、機内販売品にも熊本銘菓のドーナツ棒があるなど熊本色が濃いイメージです。

 

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離陸直後。

大阪湾をゆく豪華客船と低空を飛行するスカイマークの機体が見えました。

スカイマーク機については、おそらく画面左端に写っている関西空港ではなくUターンして神戸空港の滑走路に進入するのでしょう。

 

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吉野川河口付近と徳島市周辺の街並み。

 

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上昇しながら四国山地を乗り越え太平洋に面した高知平野上空へ。

高知空港の滑走路が見えています。

 

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無料のドリンクサービスがあるのもレガシィ航空会社と同じです。

 

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機内WIFIでフライトマップなどを見ることもできました。

 

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ドリンクサービスのあと少し寝ているうちに鹿児島県種子島上空へ。

 

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機長の放送によればこのあたりが神戸と沖縄の中間地点となるようです。

神戸と鹿児島の距離=鹿児島と沖縄の距離という事実にあらためて沖縄の遠さを実感させられます。

 

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沖縄県上空に入り降下を続け、少し遅れを回復して那覇空港に着陸するかに思えましたが、直前に着陸した機体が鳥と衝突するトラブルに見舞われ、一時滑走路を閉鎖して安全点検が行われるあいだ上空待機となり、

 

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遅れを回復することなく19時ころ那覇空港に到着。

 

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神戸空港では気づきませんでしたが、機体には「くまもん」のラッピングもあったようです。

 

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那覇市の人口は約31万人ですが、那覇空港は他の同規模の地方都市とは比較にならない大空港です。

制限エリア内の「人口密度」は夜になっても羽田や伊丹とかわらないように見えました。

 

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エリア外に出たことろにある「めんそーれおきなわ」の横断幕。随分前からあるのではないでしょうか。

この写真の場所から右方向へターミナルビルの端まで進んだところにある、

 

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空港食堂で夕食にします。

 

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空港価格とは無縁の庶民的な価格設定が魅力で手軽に沖縄料理を食べることができます。

1番人気のソーキそばは2月に訪問した際に注文したので、今回は3番人気のゴーヤーチャンプルーを試すことに。

 

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店内も大判の飛行機カレンダーがなければ空港内であることを忘れてしまうような「大衆食堂」という言葉のイメージそのままの雰囲気です。

 

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注文のゴーヤーチャンプルーについては、味はよかったのですが量が物足りない感じであり、これなら「ソーキそば」のほうがボリュームもあってよかったというのが率直な感想です。

 

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食堂を出て、食堂とは反対側の端にあるエリア外のカードラウンジ「華」へ。

 

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高級感はありませんが、ソファ席の全席にコンセントがあるほか、

 

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ドリンクに加えて「おつまみ」も置いてあるなどサービスのレベルは決して低くはありません。

「名より実をとった」そんな印象のラウンジです。

営業時間は20時までと早じまいで「蛍の光」にせかされるようにコーヒーを飲み干して退出。空港駅からモノレール「ゆいレール」で牧志駅近くのホテルへ向かいました。

つづき10月1日に延伸開業した「ゆいレール」乗車の様子ついては、こちらです。

 

www.nishiuraexp.com

 

 

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