西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【指名買い】名鉄パノラマスーパー展望席(最前列)に乗車。岐阜6:15⇒豊橋7:37。

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昨日は大阪から富山へ行き、富山から高山線回りの特急ひだ号で到着した岐阜のホテル(岐阜キャッスルイン)で一泊。

今日は名鉄岐阜駅から名鉄特急で豊橋へ向かい、豊橋からJR飯田線の特急伊那路号に乗りついで長野方面へむかいます。

 

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名鉄特急といえば運転席を屋根上に配置し、列車の最前部を客席として開放したパノラマ車両が有名で「パノラマカー」が名鉄特急の代名詞になっていた時代もありました。

現在ではパノラマ席のない新型車両で運転される特急列車も多くなっていますが、名鉄の主要路線である岐阜~名古屋~豊橋を結ぶ本線の特急に全区間乗り通すからにはパノラマ席それも最前席をおさえたいところです。

 

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パノラマ席の最前部の席を押さえる最も簡単な方法は乗車駅・降車駅と希望時間帯を駅窓口の係員に伝えてそれに合う列車を探してもらうことですが、駅の券売機を操作して確保することも可能です。

券売機の「特急券ミューチケット購入」から⇒乗車駅・降車駅選択⇒時間指定と進むとその時間帯の列車が数本表示されます。

その中から特定の列車を選択すると、その列車にパノラマ席がある場合は「展望席希望」という文字が表示されるのでそこをタッチ。(展望席希望の表示がない場合はパノラマ席がない車両で運転されるという理解でよいと思います。)

その後購入する座席が明示されたうえで購入手続きとなるので、ここで席番をチェックします。表示が01A~01Dならパノラマ席の最前席を確保できたことになります。(ここで明示される席番が02以降の場合は最前席はすでに売り切れていると考えられます。)

今回は昨夜ホテルにチェックインする前に駅に立ち寄り、券売機が空いていたのをよいことに、豊橋から乗り継ぐJR特急伊那路号の発車時刻10時08分に間に合う最終便から順に一本前、さらにその前と上記の手順で確認していきました。

パノラマ席がない便、あっても01番の席は売り切れの便が多く、念願の座席にありつけたのは最後の1便、つまり豊橋行としては朝一番の特急列車で時刻は名鉄岐阜発6時15分・豊橋着7時37分です。

豊橋での2時間半は当ブログの執筆にでも充てればよいと思い即刻購入し今朝を迎えた次第です。

 

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名鉄本線の特急はパノラマ席の有無にかかわらず特別車両券ミューチケットが必要な座席指定の特別車両と、乗車券だけで乗ることができる一般車両が併結されています。

乗車列車の場合、8両編成で豊橋寄り2両が特別車両、岐阜寄り6両が一般車両となっていました。

写真は岐阜寄りの一般車両です。

 

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一般車両の車内。京阪神や名古屋周辺の新快速・快速と同等の車内設備で空いていればこちらでも十分快適といえます。

 

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こちらは特別車両の車内。リクライニングシートが並びJRの在来線特急車両に匹敵する車内設備となっています。

上乗せとなる特別車両券(ミューチケット)は乗車区間にかかわらず360円でパノラマ席も同額です。

今回の岐阜~豊橋のような長距離乗車ではJRの特急料金に比べて割安な値段で高い快適性を享受でき、途中停車駅となる名古屋駅などから乗車する場合には事前に座席を確保できるメリットもあります。

 

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乗車する車両のパノラマシート部分。

昭和の高度成長期に登場し名鉄特急といえばパノラマカーというイメージをきづいた先代車両との最大の違いは運転席がパノラマ席の下にあることでしょう。

 

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パノラマ席内部。今回残念だったのはせっかくの先頭部分の大きな窓が結露で曇っていたことです。

マイカーで同じ現象がおこったときの要領で拭き取って視界を確保しましたが、名鉄側でも一工夫ほしいところではあります。

 

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先頭の座席の足元はそれほど広くなく、テーブルも固定式の小さなものがあるのみでした。

居住性のみを考えればパノラマ席以外の特別車両のシートのほうがよいかも知れません。

 

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列車の進行方向(名古屋・豊橋方向)を見るとJR東海道線をアンダークロスする地点が単線になっていることがわかります。

わずかな距離とはいえ運転本数を考えれば「ボトルネックも甚だしい」はずですが、JRの橋脚を移設して複線化しようという話が聞こえてこないのは遠来の旅行者には不思議な感じがするものです。

 

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7時15分定刻に岐阜駅を発車。しばらくで木曽川鉄橋を渡ります。

 

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前だけでなく横も窓も大きく展望は抜群です。

 

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拭き取り作業の形跡が残るフロントガラス。マイカーのものとはサイズが違うためこれが精一杯でした。

 

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最前席の頭上には情報パネルが設置されており、右上には速度も表示されていました。

ただいま105km/h。目の前のカウンターの下からは運転士さんの緊張感のある喚呼の声が聞こえてきます。

 

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6時28分。JR尾張一宮駅と横並びの名鉄一宮駅に到着。

 

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相対速度200km程度で様々な車両とすれ違っていきます。パノラマ席の楽しみの一つでもあります。

 

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大都市近郊の駅としては超簡素なホームが特徴の西枇杷島駅を通過。

ホームが狭いので余計なものは一切置かないことにした結果こんな姿になったのでしょうか。駅としては2面4線(5線)で追い越しもできるようです。

 

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新幹線やJR東海道線の列車が見えると間もなく地下の名古屋駅に到着します。

 

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狭いスペースに長編成の列車を停車させるためあえてカーブさせたと言われる名鉄名古屋駅。6時44分、岐阜から29分での到着でした。岐阜~名古屋間における名鉄特急は区間によっては100km/n以上で走行するもののカーブでの制限も多く、直線的な線路を120km/hで飛ばすJRの新快速に対して苦戦している側面もあるようです。

 

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名古屋からは金山・神宮前と停車駅がつづきます。

神宮前駅からは中部空港・常滑方面の路線が分岐します。(写真中央の線路)

 

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6時52分神宮前駅発車。常滑方面の列車と同時発車です。

 

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名古屋駅を基準にすると西側(岐阜寄り)に比べ東側は市街地が長く続く印象があります。市街地の合間の田園地帯では特急列車同士のすれ違い。

 

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7時06分。知立(ちりゅう)に到着。

 

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南側のホームに停まっていた電車は知立駅の東側で本線をアンダークロスして北方向の豊田市方面へ走り去っていきました。

 

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知立から約10分、列車は岡崎の市街地に入りました。

矢作川やその支流沿いに開けた愛知県岡崎市の人口は約39万人。岐阜市とほぼ同じ水準の大都市です。

 

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7時15分。岐阜から1時間で岡崎における名鉄のターミナル東岡崎駅に到着。

 

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岡崎からは緑豊かな風景の中を走り、7時29分最後の停車駅国府に到着。

豊川稲荷へ向かう路線がこの駅で分岐します。

 

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国府を発車してしばらくで左から線路が合流しました。

この線路はJR飯田線のもので、この先終点豊橋までの数キロはJR飯田線と線路を共有しています。

 

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再び新幹線・JR東海道線と並ぶと終点の豊橋駅は間もなくです。

 

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7時37分、岐阜から約100kmを1時間22分で走り、終点の豊橋駅に到着しました。

 

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豊橋駅でもJR飯田線と並ぶホームでの乗降となります。

 

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JR飯田線との共有区間への乗り入れについては片道1時間6本という制約が課されており、名鉄のダイヤは制限一杯の毎時6本が基準となっています。

 

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一方JR飯田線は1時間に3本~4本程度です。

 

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駅の構造上、改札も名鉄とJRは共通になっています。

 

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なお飯田線との関係では同じ線路をシェアするJRと名鉄ですが、対名古屋輸送では乗客を奪い合うライバル関係にあります。

名古屋までの普通運賃はJRが1340円。

 

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一方名鉄は1140円と名鉄に分がありますが、

 

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JRは土日1560円、平日1900円で名古屋を往復できる切符を発売して応戦。

また圧倒的な速さを誇る新幹線を利用できる「新幹線名古屋往復切符」も土日ではJR在来線で名古屋を往復するより安い2360円で発売されています。

 

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対する名鉄も土日はJR割引切符と同額の往復1560円、平日はJR割引切符より安い往復1780円の「なごや特割2」を発売して対抗しています。

 

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JR東海道線も名鉄本線と同じ1時間に6本のダイヤです。

豊橋駅で様子を観察しているとJRの名古屋方面の列車は浜松方面からの乗り継ぎが一定の割合を占めているのに対し、

名鉄特急は豊橋からの乗車が目立ち、列車が発車してもすぐに次の列車を待つ人でホームが埋まるというほどに旺盛な需要があるようでした。

乗車した感想も含め岐阜~名古屋間に比べ豊橋~名古屋の都市間輸送では名鉄がJRと互角の勝負をしているような印象を受けました。

豊橋から乗車した特急伊那路号の乗車記についてはこちらです。

 

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