西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

特急「サンダーバード13号」グリーン車と北陸新幹線「つるぎ710号」乗り継ぎ乗車記(大阪9:42→富山12:54)

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国内屈指の主要駅でありながら、随所に昭和39年の東海道新幹線開通時の面影が残る新大阪駅。

今回はこの新大阪駅から新幹線ではなく7時33分発の特急くろしお1号で3泊4日の鉄道旅行に出かける予定でしたが、

 

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最初から予定が狂いました。

終点の新宮まで乗車予定のくろしお1号は雨の影響で白浜止まりになる旨の表示。

新宮でオーシャンアローから乗り継ぎ予定だった名古屋行の特急南紀号も含め乗車は不可能になってしまい、一旦手持ちの切符は全てみどりの窓口で払い戻してもらい、一から行程を見直すことにしました。

 

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ところ変わって新大阪駅のお隣大阪駅の11番線ホームです。

思案の末、大阪駅からサンダーバード号で北陸方面へ向かうことにしました。

払い戻し手続きや新たな切符購入に時間を要し、乗車するのは大阪発9時42分のサンダーバード13号です。

 

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かつては新潟行のきたぐに号や青森行の日本海号も発車した大阪駅の11番線。

リニューアルで綺麗にはなりましたが、金沢行のサンダーバード号ばかりになりかつての華やかさは色褪せてしまった印象です。

 

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新大阪駅から乗車予定だった特急くろしお号の予約がグリーン車だったので、急遽乗車することになったサンダーバード号についてもグリーン車を奮発しました。

もっとも発車1時間前には普通車指定席は売り切れていたようです。

 

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JR 西日本の在来線特急を代表する列車のグリーン車とあってシートに「威厳」が感じられます。

 

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掛け心地も新幹線のグリーン車に匹敵するものでした。

 

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大阪を定刻に発車し、淀川を渡り新大阪駅に停車します。

ここからの乗車でもよかったのですが、始発駅からの乗車にこたわって大阪駅へ移動した次第です。

 

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シートだけでなく大阪と金沢を約2時間30分で結ぶスピードも在来線特急としては第一級のものです。

新大阪駅を発車すると間もなくでスピードメーターアプリの針は振り切ったまま動かなくなってしまいました。

最高時速130Km の在来線特急は他にも多数ありますが、そのトップスピードを維持しつづけるものは多くはありません。

 

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シートポケットに興味深いサービス案内が入っていました。

 

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サンダーバードグリーン車特典アプリをダウンロードして、

 

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サンダーバード号が停車する主要駅のコンビニなどで受けられる特典(例えば金沢駅のセブンイレブンでセブンカフェ一杯無料など)を選択して、店舗に着いてから支払い代わりに店員の前で「クーポンを利用する」という表示をタッチするというものなのですが、

つい「クーポンを取得する」と勘違いして車内でタッチしてしまい、すでにサービスを受けたことになってしまいました。

同じ失敗をして腹を立てた人の採点でしょうか、アプリの評価は5点満点で1.8点と残念な成績になっていました。

「車内でクーポン取得、店舗で表示」というスタイルでも時間制限を設けておけば何杯も飲む人は少ないと思うのですが。

 

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京都では大阪以上かと思う程の乗車がありグリーン車も満席になりました。

 

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湖西線沿線は雨模様で比良山系の山々も霞んでいました。

手前に見えているのは防音壁ではなく、度々列車運休の原因となる「比良おろし」から線路を守るための防風壁です。

 

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湖西線をぬけ北陸本線に入り舞鶴若狭道の高い高架橋をくぐるとまもなく敦賀駅に到着します。

 

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京都から94.1km をノンストップ53分で走り敦賀駅に到着。

サンダーバード号の平均時速は「ひかり」や「のぞみ」の追い越し待ちを繰り返す山陽新幹線のこだま号と大差ありません。

 

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敦賀駅を発車し北陸トンネルに入るまでの間、数年後に迫った北陸新幹線延伸開業に向けた工事現場が間近に見えました。

 

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北陸トンネル通過中。

 

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乗車中のサンダーバード号は9両編成でグリーン車は金沢寄りの先頭車両です。

 

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グリーン車のデッキは洋式トイレと男子小用トイレ、洗面台。

 

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隣の2号車のデッキには自動販売機と

 

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携帯電話の通話スペースがありました。

平成初期に登場した特急車両のなかには公衆電話機スペースが携帯の普及で不要になると喫煙スペースに改造され、さらにデッキも含めて全面禁煙が浸透すると再び(携帯)電話ボックスに改造された車両もあるようです。

 

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武生駅通過後、越前武生駅に停車中の名鉄から転属した福井鉄道の車両が見えました。

 

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足羽川を渡ると福井に到着です。

 

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福井をでると、芦原温泉、加賀温泉と停車駅が続きます。

加賀温泉という温泉は実在せず、国鉄時代に付近の温泉がそれぞれの最寄り駅への特急停車運動を繰り広げた結果、それらの代表駅として加賀温泉駅に特急を停車させるという結論に至ったようです。

 

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高架に上がり金沢の空の玄関小松空港を擁する小松市の中心部を通過。

小松から金沢までは特急列車で20分程度。小松からは普通列車の本数も倍増し沿線は金沢郊外の雰囲気になります。

 

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12時20分。大阪から2時間38分で金沢駅に到着。

 

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隣のホームには新型車両への置き換えが発表された七尾線の国鉄近郊型車両が停車していました。

 

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北陸新幹線金沢開通時のダイヤ改正でサンダーバード号はすべて金沢止まりとなり富山方面へはここで新幹線への乗り換えが必須になりました。

富山直通の存続を求める声もあったようですが叶わなかったようです。

JR の運賃計算のルールに新幹線と在来線特急を同日に乗り継ぐ場合、在来線特急料金が半額になるというものがあります。

その規則のおかげで金沢富山間の短距離の新幹線利用で大阪金沢間の特急料金が半額となるため料金負担の増加は抑えられていますが、乗り換えの負担は避けられません。

高架のホームと地上の改札口の間の中2階の乗り換え専用改札口に普通乗車券、サンダーバード号の特急券、新幹線の特急券を入れるとサンダーバード号の特急券だけが回収されます。

このような高度な処理を一瞬で行える自動改札機は、国内では普通に存在しますが世界的には稀な存在です。

 

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接続の北陸新幹線「つるぎ710号」富山行は11分の接続で12時31分に発車します。

つるぎ号は大阪からのサンダーバード号や名古屋からのしらさぎ号に接続して金沢富山の短距離で運転される便に付される愛称です。

 

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東京方面への「かがやき号」「はくたか号」も含めて北陸新幹線は全列車が12両での運転です。

東京寄り先頭車がグリーン車よりワンランク上のグランクラス、その隣がグリーン車になっています。

なお短距離運転のつるぎ号は1~8号車と11号車のみが開放されます。

 

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普通車のシートは日本海側が3列、山側が2列になっています。

 

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サンダーバード号のグリーン車から乗り換えてるとシートの横幅が非常に狭く感じられました。

一方ピッチのほうは充分なようです。

 

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金沢を発車してしばらくで石川富山県境の新倶利伽羅トンネルを抜け、砺波平野を東進します。

 

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富山県第2の都市高岡に設けられた新高岡駅は在来線の高岡駅から一駅分の距離があります。

 

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開業から5年、すでに駅周辺には多くの商業施設などが開業し新しい街ができつつあるようです。

 

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12時54分。金沢から23分、大阪から3時間12分で富山に到着。

大阪からの所要時間はサンダーバード号が直通していた当時とほとんど変わっていません。

新幹線の速達効果を金沢での乗り換え時間で相殺している格好です。

 

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北陸新幹線の最高時速は260km 。300km ~320km の東北新幹線や山陽新幹線に乗り入れる車両ほど先頭車両の形状に制約がないため洗練されたデザインになっています。

 

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駅のメンテナンスのレベルも高いようで、金沢駅も富山駅も開業から5年が経過しているとは思えない美しさを保っていました。

このあと富山地方鉄道の短距離乗車ののち、高山線のひだ号に乗り継ぎました。

つづきはこちらです。

 

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