西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【やっぱりランダムなのか】JALどこかにマイルの結果通知メールが来ました。

 11月11日夜にJALのどこかにマイルの申し込みをしていました。結果通知メールは「3日以内」に送信されることになっていましたが、翌12日の午後には「JAL国内線【どこかにマイル】ご搭乗便決定のお知らせ」という標題のメールが届きました。伊丹・関空発着で候補地は「出雲」「秋田」「山形」「鹿児島」でしたが、結果は下記のとおりでした。

行き

伊丹 10:50発 JAL2407便   鹿児島12:05着

帰り(翌日)

鹿児島11:05発 JAL2404便   伊丹 12:10着

 

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 鹿児島名物「黒豚」のとんかつ

 

 鹿児島は候補地の空港の中では最も便数が多く、指定の時間帯内の全フライトのほぼ半分を占めていましたので、「ランダム」に決定するのであれば最も確率が高かった目的地です。申し込み時点での、エコノミーの価格は行きが19460円、帰りが12960円となっていました。往復で32420円分の航空券が6000マイルで買えたことになります。

 ちなみに帰りは指定時間帯内の3便の中では最も安い便にあたりましたが、行きは伊丹7:15の便だと18260円で、おそらく空席もこちらの方が多かったと思われますが、結果は1000円以上高い観光利用に適当な時間帯の便(売れそうな便)が指定されました。

 搭乗便の選定にあたって何か人為的なものが見えるのではないかと期待?していましたが、4つの候補地が示された後は、やはり「ランダム」なのか。と思わざるを得ません。面白みに欠ける結論のようですが、本当にランダムなら、それはそれで今後の対策が考えられるのではでしょうか。

 例えば羽田発で新千歳へ行きたい場合なら、指定できる時間帯の中で最も新千歳行きの便数が多い時間帯を指定し、なおかつ他の3つの候補地は、便数が少ない空港が揃うことが望ましいということになります。今回も「帰り」については、鹿児島は対象便が3便ありましたが、他の「出雲」「秋田」「山形」は各1便でしたから、期せずして鹿児島が選ばれやすい組み合わせを選択していたのかもしれません。

 JALのマイルは2~3万マイル程度貯めて、近々、エコノミーで東南アジアか、ビジネスで韓国往復などの使い道を考えていましたが、別記事で述べたように2019年はSFCを目指すことになったので、JALのマイルは、SFC(を目指す)旅行の間を埋める形で「どこかにマイル」で消費しようかと思い直しているところです。

 

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 JR九州 指宿枕崎線 山川駅。この時は大雨でダイヤが乱れ枕崎行きを断念。

 

 鹿児島は1日目は市内観光、2日目は鉄道ネタで、指宿枕崎線の始発で終点枕崎まで行き、枕崎から鹿児島空港行きのバスに乗ると、程よい時間になることを確認しています。旅行の様子はまた記事にしたいと思っていますので、よろしければご覧下さい。

 

 

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【どこかにマイル攻略 】JALどこかにマイルを申し込んで見ました。

 JALの「どこかにマイル」は羽田または伊丹(一部関西を含む)から、JALのHPで候補地として提示された4空港のいずれかを往復する航空券が、6000マイルで購入できるもので、指定の期間内で行き・帰りの日付とおおまかな時間帯を指定することができます。

 今回、現時点で保有する19000マイル余りのうち、6000マイルを使い12月の週末に「どこかに参ろう」と思い立ち、初めてこのサービスを利用してみました。

 候補地の検索は、提示された4空港が気に入らなければ、1日に決められた回数まで再検索することができます。ただ指定した日付・時間帯に便があり、なおかつ空席がある便(目的地)のみが対象のため、同じ候補地が何度も提示される傾向があります。

 筆者としては、行ったことのない空港ばかりが目的地となればよいと思い、何度も再検索するうちスマホからは回数上限に達したため、パソコンに切り替えてさらに検索。最終的には以下の4空港で申し込みました       

 出雲・秋田・山形・鹿児島

 このうち出雲・秋田・山形の3空港は未利用、鹿児島は一度だけ「到着」で利用したことがありますが、世界遺産の磯庭園など行きたいと思っていた観光地もあり、ハズレ扱いにはならないと思っています。結果は遅くとも3日後までにメールで連絡されます。

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出雲へ (正月の出雲大社)

 

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山形へ (山寺からの眺め)

 

 申し込み後JALのHPの予約検索のページから具体的な対象となる便や運賃を調べたところ下記のとおりでした。

出雲

行き 伊丹 7:10    JAL2341 出雲 7:55   14660円

   伊丹 10:40    JAL2347    出雲11:25     14660円

帰り 出雲 11:55    JAL2346    出雲12:40       9960円 

秋田

行き 伊丹    7:55     JAL2171    秋田  9:15   25460円

帰り 秋田    9:50     JAL2172    伊丹11:20      16560円

山形

行き 伊丹 8:00 JAL2233 山形   9:15  38560円

帰り 山形 9:50 JAL2234 伊丹  11:15    18060円

鹿児島

行き 伊丹 7:15 JAL2401 鹿児島  8:30 18260円

   伊丹 9:15 JAL2403 鹿児島10:30 19460円

   伊丹  10:50 JAL2407 鹿児島12:05 19460円

帰り  鹿児島11:05 JAL2404 伊丹   12:10  12960円

    鹿児島12:35 JAL2406 伊丹   13:40  12960円

    鹿児島13:35 JAL2410 伊丹   14:40  14460円  

 

  最も安い出雲でも往復で24620円となり、1マイルあたりの単価は4円を越えています。最も高い山形では往復56620円で、マイル単価は9円以上にもなり、国内線特典航空券としては破格のパフォーマンスであることがわかります。

 JAL側にとってみれば、この中からどれを発券するか選べる立場ですから、値段が重視され「出雲」になりそうにも思いますが、行きの7便中3便、帰りの6便中3便が「鹿児島」ですから、単純な確率でいえば「鹿児島」の可能性が最も高そうです。このように下調べをして3日後に結果を見れば、何が重視されるのかある程度推測がつくかもしれません。

追記 結果はこちらです。

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【モノレールが無料】羽田空港での国内線・国際線乗り継ぎ

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 羽田空港に国内線で到着し国際線に乗り継ぐ場合、空港内の表示に従って進むと、ターミナル間連絡の無料バスへ案内されますが、両ターミナルに駅がある、東京モノレールや京浜急行の電車に無料で乗車できるサービスがあることはあまり知られていません。

 国内線ターミナル駅と国際線ターミナル駅の間は通常ですと、京浜急行が140円、東京モノレールが200円必要ですが、国内線ターミナルの場合、京浜急行の改札近くにあるインフォメーションカウンターで、羽田まで利用してきた便と羽田からの国際線の搭乗券や航空券を提示することにより、上の写真のような乗車票を受け取ることができます。

 東京モノレールの場合は、この乗車票を有人改札で提示してそのまま乗車します。京浜急行の場合は、これを自動改札に対応した別の切符に引き換えてもらい乗車することになります。東京モノレールも京浜急行も平均4~5分程度の運転間隔で、ターミナル間の所要時間は2~5分程度ですので、「公式」に案内される連絡バスより早く移動できるできるはずです。また羽田空港を頻繁に利用している人であれば、いつものモノレール、京急ですので、場所に迷ったり乗り間違う心配もありません。(国内線ターミナルを発車する便はすべて国際線ターミナルに停車します。)

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写真 22時を過ぎても頻繁運転の東京モノレール。全列車が両ターミナルに停車するので種別を気にする必要もない。

 

 個人的には、切符交換の手間がなく、国際線ターミナル駅が高架で上下移動が少なくて済む東京モノレールの方が便利だと思いますが、使い慣れている方を利用すればよいのではないでしょうか。

 羽田以外にも国際線が多く就航する空港はありますが、例えば福岡県以外の九州各県から海外を目指す場合など、陸路で福岡空港へ向かい国際線を利用するより、手近な地方空港から羽田へ飛び、羽田発の国際線に乗り継ぐ方が、早くて身体的な負担も少ないと思います。航空会社側も国際線乗り継ぎの国内区間については格安や無料扱いとしている場合もあるようですので、地方からの羽田出国自体が非常に魅力的です。実行される際には、この無料乗車サービスもあわせてご利用になられてみてはいかがでしょうか。

 

 

【4日で行ける】ドイツ・オーストリア3都市周遊鉄道旅行 後編 ザルツブルク・ウイーン街歩き

 この記事は「後編」です。前編はこちらです。

 

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 ミュンヘンから特急列車レイルジェットで到着した、ザルツブルク中央駅。

 

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 まず駅のコンコースにある土産物店でザルツブルク観光に便利なザルツブルクカードを購入しました。有効期間によって値段が違いますが、24時間のものは1人25ユーロでした。これで市街地周辺のバスのほか、主要観光施設への入場ができます。半日程度の観光でも元をとることは難しくないと思います。

 

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 駅前から旧市街方面のバスに乗り、ザルツァッハ川の橋にさしかかったところで、降車ボタンを押すと、ちょうどよい場所で下車できました。

 

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 バス停から裏路地に入り3分ほど歩いたところにある黄色い建物はモーツアルトの生家とのことで、観光客が押し寄せ賑やかでした。

 

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 裏路地といいましたが、周辺は「旧市街」という単位で世界遺産に登録されており、ヨーロッパらしい、均整のとれた建物がずらりと並ぶ美しい町並みがつづきます。

 

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 オーストリア土産の定番モーツアルトクーゲルンを扱う店の前で。

 

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 5分ほど歩いて大聖堂に到着。モーツアルトはここで洗礼をうけ、オルガン奏者を務めていたとか。17世紀の建造物です。

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 荘厳な内部。建物内には宝物を収蔵した「ドーム博物館」も併設されています。

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 ドーム天井を真下から写してみました。「スタッコ装飾」というそうですが、どれだけの時間をかけて作ったのでしょうか。

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 大聖堂に隣接するレジデンツ入口。レジデンツ内部はレジデンツギャラリーという博物館になっていますが、規模がおおきく見学には時間がかかります。向かいの新レジデンツもザルツブルク博物館として内部が公開されているようです。f:id:nishiuraexp:20181013205436j:plain

 レジデンツから5分ほど歩いたところに、ザルツブルク城へ上るケーブルの乗り場があります。写真のように切符売り場は混雑していますが、ザルツブルクカードが乗車券になるため、すぐの便に乗車できました。

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 城から見たザルツブルク市街。山の間を流れる河川に沿って開けた地方都市。意外にも日本の内陸の小さな町に似ている感じがしました。f:id:nishiuraexp:20181013205639j:plain

 別の方向からはアルプス山脈の一端を見ることができました。ザルツブルクでこの風景をみると、当地出身の貴族一家が、ナチスから逃れるため、山を越えて亡命する物語を思い出します。f:id:nishiuraexp:20181013205716j:plain

 城の内部からは多数の大砲が市街地に向けて並べられていました。

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 ケーブルカーで山をおり、ザルツァッハ川を徒歩で渡り新市街へ。

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 三位一体教会の前を右折するとf:id:nishiuraexp:20181013210007j:plain

 ミラベル宮殿の建物が見えてきます。

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 宮殿内部の装飾も見ものですが、ここは美しい庭園が有名です。

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 ザルツブルクのガイドによく登場する。ミラベル宮殿の庭園。奥には先ほどケーブルで上がったザルツブルク城がそびえています。

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 ミラベル宮殿前からバスで中央駅にもどり、今日のホテルHプラスホテルにチェックインします。駅前広場に面した立地抜群のホテルです。

 

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 1泊1万円ほどでしたが、部屋も十分な広さがあり快適に過ごせました。

 

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 外国のホテルではミネラルウォーターのサービスは珍しくありませんが、今回旅行している、ドイツやオーストリアは日本と同じく水道水を飲むことができる貴重な国です。硬度が違うのでよくないなどと言いますが、少なくとも自分は何の問題もありませんでした。

 

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 素泊まりプランのため、チェックイン後に駅コンコースのスーパーへ買物に。いちごは日本人には季節外れな感じもしますが、日本で春に食べるものと変わらない味で、甘味があっておいしかったです。

 

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 翌朝、ホテルをチェックアウトして駅へ。

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 9:08分発のレイルジェット61号でウイーンへ向かいますが、その前に、ここでも鉄道ラウンジに入室してみました。f:id:nishiuraexp:20181013210738j:plain

 昨日のミュンヘン中央駅と違い、空港のラウンジのようにセルフサービスでドリンクや軽食を選び自席へ運ぶスタイルでしたが、1等車のチケットが必要とはいえ、上級クラスの航空券に比べれば、ずっと安い値段で購入できるものですし、太っ腹なサービスであることには違いありません。

 

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 定刻にやってきたレイルジェット61号。ドイツやオーストリアの列車の定時運転率は日本と大きくは違わないと思います。

 

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 日本でいえば在来線特急の速度で、美しい景色の中を進んでいきます。

 

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 1等車のトイレ。「アルプスの山に登る朝日に照らされながらどうぞ。」ということでしょうか。環境に厳しいヨーロッパのこと、リアルでやったら罰金では済まないかもしれません。

 

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 沿線の大都市リンツを発車。ここからは新幹線なみの速度で走行します。

 

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 ただいま時速220km。ウイーンまであと20分ほどのようです。

 

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 ウイーン中央駅に到着。ウイーンは2014年1月以来2回目の訪問です。

 

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 まず券売機でウイーン市内の交通機関に24時間乗り放題になるフリーパス8ユーロとウイーン空港へのレイルジェットの乗車券4.2ユーロを購入。ウイーンの空港へはウイーンミッテ駅からCATという空港特急が走っていますが、運賃はこの2枚の合計額くらいです。ウイーン中央駅から所要時間も車内設備も大差なく、運賃は半額以下のレイルジェットの2等を利用するほうが賢明と思われます。

 

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 今回は鉄道ラウンジにこだわりました。ウイーン中央駅のラウンジはアライバル利用ができるうえ、窓越しに発着する列車を見ることができる鉄道ファン御用達のラウンジでした。

 

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 パンケーキなど軽食のサービスも充実しています。

 

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 24時間パスを使い地下鉄で繁華街のシュテファン広場駅へ。3駅5分ほどです。

 

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 ウイーンのシンボル的存在のシュテファン寺院。ここから延びるケルントナー通りは初日に訪れたミュンヘンのノイハウザー通りのようなにぎやかな歩行者天国です。

 

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 ケルントナー通り周辺。

 

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 街並みはミュンヘン以上に美しく、パリを思わせるものです。「治安の良いパリ」などと言ったらパリの人に怒られるのでしょうか。

 

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 ケルントナー通りを抜けると、リンクと呼ばれる路面電車の環状路線に出ます。

 

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ウイーンの街はいたるところに音楽家の銅像が建っています。写真はモーツアルト像。

 

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 リンクの路面電車の軌道に沿って歩くと、次々に名建築が現れます。国会議事堂は工事中でしたが、写真のブルク劇場や 

 

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 市庁舎と冬にはクリスマスマーケットが開かれる市庁舎前の広場。今回はウイーン大学まで歩き、再び地下鉄に乗車。

 

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 大観覧車で有名なプラーター公園を訪問。

 

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 産業遺産級の観覧車の恩恵か、日本ではあまり見かけなくなった典型的な遊園地が元気に営業していました。

 

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 3時間ほどで軽くウイーンの街歩きを楽しみ、中央駅にもどってきました。空港行きのレイルジェットは2等車で、17分の乗車なので座席の指定はしていません。

 

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 2等車車内。自由席・指定席の区別はないかわりに、指定されている座席は座席番号のところに指定されている旨の表示があります。指定券を持たない場合はそれ以外の座席に座ればよいことになっています。

 

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 2等でも十分な足元スペース。

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 空港特急ではありませんが、荷物置き場もありました。

 

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 15:57定刻にウイーン空港駅に到着。ここからカタール航空・ドーハ乗り継ぎで羽田出発から4日目の18:40分に成田空港に到着しました。

 日本からの往復に利用したカタール航空の搭乗レビューは下の記事をご覧ください。

 

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【4日で行ける】ドイツ・オーストリア3都市周遊鉄道旅行 前編 ミュンヘン~ザルツブルク到着まで

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 羽田0:01発のカタール航空ドーハ行から乗り継いで、現地時間13時(日本時間の20時)にミュンヘン空港に到着しました。

 カタール航空での往路・復路については下の記事をご覧ください。

 

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 入国をすませ、ミュンヘン市街へむかうSバーンの切符を購入します。Sバーンはドイツやオーストリアの都市近郊電車の総称です。券売機の上の緑の広告に記載されている「AIRPORT CITY DAY TICKET」は、ミュンヘン市街までの乗車と中心部のSバーンや地下鉄Uバーン、トラムなどに、翌日の午前6時まで自由に乗車できる切符です。券売機の操作に不慣れでも、この切符については購入方法が券売機の上に記載されていて、簡単に買うことができました。

 

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 購入した「AIRPORT CITY DAY TICKET」です。13ユーロで券売機から出てきた時点で、日時が記載されているので、打刻機を通す必要はありません。いろいろな意味で、当地の事情に詳しくない遠来の観光客にやさしい切符です。

 

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 地下のホームには「S1」系統と「S8」系統が乗り入れています。同じ方向に発車していきますが、別の経路を通りミュンヘン中心部へ至ります。観光の中心マリエン広場(マリエンスプラッツ)駅や中央駅へは「S8」のほうが若干早いですが、「S1」でも大差はないので、先発する列車に乗ればよいと思います。なお「S8」はマリエン広場、カールス広場、中央駅の順に停車。「S1」は逆方向から市街地に入り、中央駅、カールス広場、マリエン広場の順にとまります。

 

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 「S8」が発車した直後だったため「S1」に乗車。ホームや車内は清潔で激しい混雑もなく、常識的な防犯対策ができていれば、犯罪に巻き込まれる可能性は、ほとんどないと思います。

 

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 カールス広場(カールスプラッツ)駅で下車し、地上に出たところにある噴水広場です。ここから歩行者天国「ノイハウザー通り」を歩いてマリエン広場方面へ向かいます。

 

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 噴水広場からすぐの「カールス門」。旧市街の入り口にあたります。

 

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 カールス門から、しばらく進むと左に見えるミヒャエル教会です。内部を自由に見学できます。

 

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 ミヒャエル教会内部。天井の高さと柱の装飾に目を奪われます。

 

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 美術館さながらに、大きな宗教画が何枚も飾られていました。

 

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 ミヒャエル教会を出て少し歩いたところでは、打楽器演奏のパフォーマンスの最中。

 

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 歩行者天国から少しそれたところにあるフラウエン教会。2つの塔はミュンヘン旧市街のシンボルでもあります。

 

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 フラウエン教会内部。ここも自由に入ることができました。

 

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 ミュンヘン旧市街の中心、マリエン広場と新市庁舎に到着。カールス広場駅からまっすぐ歩けば10分ほどの距離です。塔の時計は仕掛け時計になっていて、11:00・12:00(17:00夏季のみ)には、約10分間にわたり人形のダンスやパフォーマンスが見られるようです。 

 

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 マリエン広場から徒歩2分程度で、今夜の宿ホテルシュリッカーに到着。マリエン広場からすぐで場所もわかりやすく、昔ながらの建物に泊まることができるホテルです。

 

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 部屋はやや狭く、日本のビジネスホテルのようです。フロントの男性は簡易な英語で必要な説明をしてくれ、ストレスを感じることなくチェックインできました。時差や長時間フライトの疲れもあり早めに就寝。

 

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 翌朝 中庭を抜け朝食会場へ。

 

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 雰囲気のある朝食会場でした。

 

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 メニューも豊富。写真右上の白いソーセージはミュンヘンの「ご当地名物」です。

 

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 チェックアウトし、特急列車でオーストリアのザルツブルクへむかうため、マリエン広場(マリエンスプラッツ)駅からSバーンで中央駅へ向かいます。

 

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 昨日の切符は午前6時で有効期限切れのため、1回乗車券を購入。約400円と高くつきます。

 

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 2駅5分ほどでドイツ鉄道のミュンヘン中央駅に到着。20以上ある行き止まりのホームに列車が並ぶ姿は壮観です。パリ北駅なども同じような構造ですが、こちらは治安さそうで、ゆっくり旅情を味わうことができます。

 

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 9時30分発のザルツブルクへの特急「レイルジェット63号」の発車まで時間があるため、コンコース2階のDB(ドイツ鉄道)ラウンジへ。1等車やさらに上級のチケットを持っていると入室することができます。ザルツブルクまでの1等車の乗車券は7月にドイツ鉄道のサイトから購入しましたが、35ユーロ(4500円)程度と、距離を考えれば日本の在来線特急の普通車とほぼ同じ水準でした。

 

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 ラウンジ内部。航空ラウンジのようなドリンクバーや軽食コーナーが見当たらないと思っていると、ウエイターさんが現れ注文を聞いてくれました。

 

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 カプチーノを注文。「サンドイッチもどうですか」と勧めていただきましたが、ホテルでの朝食の後だったため飲み物だけにしました。軽食も含めすべて無料ですから、空港のカードラウンジや下手な航空ラウンジよりサービスは充実していると思います。

 

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 発車時刻が近づきホームへ。国境を越えオーストリアのザルツブルクまで約1時間30分の1等車の旅が始まります。

 

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 1等車内。日本の新幹線のグリーン車ほどの高級感はありませんが、シートは2等車の2列ー2列に対して、1列ー2列となっており、1人旅の場合は、ホームページから予約する時に1人席を指定することもできるという点が最大の魅力だと思います。なおレイルジェットは3等級制になっており、1等車の上に「ビジネス」という最上級クラスが存在します。1等車のことを「ファースト」と言いますが、「ファースト」と「ビジネス」の関係は飛行機とは反対になっています。

 

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 目的地ザルツブルクはオーストリアの西端に位置するため、乗車区間の大半はドイツ領内ということになります。列車の速度や風景は、日本の特急列車でいえば、JR東日本「スーパーあずさ」号の甲府~松本間に近いと思いました。

 

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 起伏のある平原の中を走っていると、時折教会の塔を囲むような市街地が現れ、小さな駅を通過します。

 

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 ただいまの時速110km、あと20分で到着します。

 

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 10:58定刻にザルツブルク中央駅に到着。右が乗ってきたレイルジェット、左に停車中の列車が「ウエストバーン」です。「ウエストバーン」は鉄道版LCCのようなイメージでしょうか。車内設備の差などを考えれば、個人的にはレイルジェットの切符を早期予約で安く手に入れるのが、最もお得だと思います。

 

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 ザルツブルク中央駅はリニューアルされながらも、古い駅舎が大切に使われており、東京駅の丸の内口を思い起こさせるような雰囲気がありました。

 

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 ザルツブルク中央駅の駅舎。ザルツブルクはザルツァッハ川沿いに開けた人口15万程の都市で、旧市街や宮殿、城塞観光のほか、映画サウンドオブミュージックの舞台として知られています。

 後編は、ザルツブルク観光とホテル、翌日のウイーンへの列車、ウイーン観光の様子などです。下に後編記事を貼り付けておきます。

 

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1991年 東京駅八重洲南口で配布されていたJRハイウェイバスのPR冊子 

 1991年8月、東京駅八重洲南口のJR高速バス乗り場から、ドリーム神戸号に乗る機会がありました。当時、現在はマクドナルドになっているあたりに、切符の発売所や小さな待合室がありました。その待合室で配布されていた冊子を見返してみたいと思います。(写真に日付が入ってしまい見苦しくなってしまいました。)

 

 表 バス車両にはあまり詳しくありませんが、中国JRバスなどが写真と同型の車両を比較的最近まで使用していたのではないでしょうか。

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見開き1

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見開き2 左 インターネットどころか携帯電話もほとんど普及していなかった時代の予約システム。

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見開き2 中央 路線案内。日本の高速バスネットワークは90年前後に一気に拡大、91年当時すでにJRバスが関係する路線だけでもかなりの数になっていました。 

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見開き2 右 路線案内のつづき

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 裏面 車内サービスの案内。横3列、角度の深いリクライニング、半地下のトイレと、トイレ付近の給水サービスなどは、この時代に標準化され、JRに限らず現在でも夜行高速バスの多くに採用されています。一方、車内公衆電話はケータイ・スマホの普及でほぼ消滅。車内に自動販売機が設置されていたのも驚きです。f:id:nishiuraexp:20181002204058j:plain

 27年の間に、インターネット・スマホの普及により変わった予約方法など周辺サービスにくらべると、高速バスの車両や基本的な車内サービスはあまり変化していない印象をうけました。

 当時は東京~関西路線は、JR以外も含め8000円から9000円程度の価格帯にほぼ統一されており、現在のような高速バス運行会社同士の価格競争もほとんどありませんでした。それでも乗客には「新幹線の6割程度の値段で移動できる」「時間が有効に使える」と非常に好評だったと記憶しています。

 

 

 

 

 

 

台北・高雄の移動には便利だが。台湾の新幹線「台湾高鉄」について。

台湾の新幹線「台湾高鉄」は2007年に台北と高雄の「左営」の間で開業。日本の新幹線車両をベースとした車両を使用し、最高時速300km、台北と高雄を1時間34分で結んでいます。その概要や運賃、利用する上での注意点などについて、何度か乗車した経験も交えご紹介します。

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1 ダイヤ 

台北近郊の「板橋」と中間の大都市「台中」のみに停車し、1時間34分で台北・高雄を結ぶ、最速タイプが1時間に1本、逆に2時間14分程度の所要時間ですべての駅に停車するタイプが1時間に1本、その他、苗栗・彰化・雲林のみ通過で2時間程度の所要時間のものが1時間に1~2本運転されています。(一部変則タイプの列車があります。)日中の列車は基本的に台北から高雄(左営)まで全区間を走行します。なお2017年から台北側のターミナルが南港に変更されていますが、台北駅が手狭なための延伸で、利用するうえでのメリットや影響はほとんどありません。

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新台湾時刻表2019年1月号より

 

2 編成・車内

日本の新幹線をベースにした車両で全列車12両編成です。高雄(左営)寄りが1号車で、6号車がグリーン車に相当する商務車。台北よりの10号車、11号車、12号車が自由席車、その他は指定席車です。車内は基本的に日本の新幹線と同じで、商務車が2列ー2列、指定席と自由席は同じシートで3列ー2列のシート配置です。 

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普通車(自由席・指定席)の車内

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商務座(グリーン車)の座席

 

3 運賃

台北・高雄間で普通車指定席が1490元(5500円程度)、商務車が2195元(約8000円)で日本の新幹線の約60%程度だと思います。自由席車は指定席車の97%の運賃になります。

 

4 利用・サービス

切符は各駅の券売機・窓口のほか、台湾高鉄のWEBサイトを利用して日本で購入することもできます。クレジットで支払いをして予約番号をプリントアウト現地で発券するスタイルです。普通車・商務車ともシートは日本の東海道新幹線とほぼ同じです。車内販売も日本と同じようなスタイルで行われ扱われる商品も似ています。また台湾は日本同様、駅弁文化があり、「高鉄弁当」が各駅で100元から120元程度で販売されています。日本にはないサービスとしては、商務車でコーヒーとクッキーなどの菓子の無料サービスが受けられます。

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高鉄弁当 400円程度で販売されている駅弁

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商務車での無料シートサービス

 

5 実際に利用してみて

・在来線との接続が不便

台北と高雄の間での移動手段としては、かなり便利だと思いますが、途中駅で在来線の「台鉄」と接続があるのは、台北近郊の板橋を除けば、新竹・苗栗・台中・台南のみ。そのうち東海道新幹線と東海道線のように、本線に接続するのは、苗栗・台中のみです。新竹・台南はローカル線で市街地に近い本線の駅まで向かう必要があります。接続路線は本線・ローカル線問わず普通列車については1時間に2本程度しかありません。在来線との接続がある駅でも苗栗をのぞき、同じ駅にもかかわらず駅名が違うため特に在来線から「高鉄」に乗り継ぐ場合は注意が必要です。具体的には下記のとおりです。

 台鉄「六家」⇒高鉄「新竹」

 台鉄「新烏日」⇒高鉄「台中」

 台鉄「シャールン」⇒高鉄「台南」

 台鉄「新左営」(高雄)⇒高鉄「左営}(台鉄の「左営」は別の駅)

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在来線の新竹駅にて。電車の行先「六家」は、高鉄「新竹」と同一駅。

 

・桃園空港MRTとの接続(桃園空港から高雄へ行く場合)

台北郊外の国際空港「桃園空港」は長らく鉄道の乗り入れがありませんでしたが、2017年にMRTが開業、台北駅と高鉄の「桃園」駅へ空港から鉄道でアクセスできるようになりました。空港から台北駅は急行で35分、桃園駅は普通で15分です。桃園空港から高雄方面へ向かう場合は、台北駅ではなく桃園駅へ出て、「高鉄」に乗るほうが早く到着でき、運賃も安くなります。

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新規開業の桃園空港MRT

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MRT路線図

 

・自由席は混雑している。

日本の新幹線の場合、「のぞみ」「ひかり」の自由席は混雑していますが、「こだま」は余裕があることが多いと思いますが、台湾高鉄の場合、各駅停車タイプの「こだま」に相当する便でも、自由席は満席あるいは立客がいることも珍しくありません。事前に乗車する時間帯が決まっているときは指定席を購入するほうが良いと思います。

 

・定時性・安全性は日本の新幹線に匹敵

これまで10回ほど乗車していますが、列車が遅れたことは一度もありません。また自分は経験がありませんが、運転中に大きな地震が発生した際も安全に停車できているようです。

 

最後に

日本では新幹線が開業すると平行する在来線は第3セクター化されたり、JRで残る場合でも普通列車のみのダイヤになることが通例ですが、台湾では「高鉄」に平行する在来線「台鉄」が台北・高雄間に多数の特急・急行列車を運転しています。上記のように高鉄は、沿線の街へのアクセスという点では必ずしも便利ではないので、トータルの所要時間では台鉄と差がない場合も少なくありません。台鉄の特急(自強号など)も少々複雑ですが、同社のサイトを利用し日本で予約できますし、「高鉄」と「台鉄」の特急・急行を上手に使い分けることが台湾で鉄道旅行を楽しむコツではないかと思います。 

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台北駅に入線する台鉄の特急列車

 

 

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