ANA の国際線特典航空券には国内線乗り継ぎ区間を2区間加えることができるという「規定」を利用し、
伊丹空港から羽田経由で韓国ソウルへ向かう前に宮崎に寄り道していました。
朝の伊丹発ANA503便で宮崎空港に到着し、
宮崎駅前や青島周辺を散歩して宮崎空港駅に戻ってきました。
国際線乗り継ぎ第2区間は宮崎空港発15:55のANA610便羽田行です。
出発までまだ1時間以上ありますが、保安検査を通過し制限エリア内にあるラウンジ「大淀」へ向かいます。
大淀は航空会社ラウンジですが、JAL・ANA共用の「呉越同舟ラウンジ」となっており、
それぞれの航空会社やスターアライアンス・ワンワールドの上級会員であることが利用資格になっています。
内部はそれほど広くはありませんが昼下がりの利用者は少ないようで空いていました。
ラウンジ内には他のラウンジでは見たことがないハンモックのようなソファーが並んでいます。
出発時刻が近づき搭乗口へ。
使用機材はピーチをはじめとするLCC 各社でお馴染みのA320の長胴型A321です。
シートピッチが特に広いというわけではありませんが、シート背面の構造が改良され足元は若干広く感じられます。
比較的新しい機材だと思いますが、朝の伊丹からのフライトにつづき機内WIFIは不調で一部機能が使えないと離陸前に案内がありました。
滑走路東端から内陸方向に向けて離陸。
すぐに反転し宮崎市街地の上を飛行して日向灘上空へと進みました。
ベルトサインの消灯は早く揺れの少ない快適なフライトになりましたが、
西日本では薄雲が出ていたようで、地上はほとんど見えません。
もっとも西へ向かうフライトに比べ南寄りのルートを飛行していたようでほとんどは太平洋上だったようです。
WIFIの不調が途中で回復することなどあるのでしょうか、遠州灘まで来てから機内エンターテイメントを試すと問題なく接続。
ANAの場合、機内エンターテイメントの音楽チャンネルのうちシートのイヤホンジャックから聞くことができるのは数チャンネルのみで、
それ以外のチャンネルは機内WIFI を利用して個人の端末で楽しむことが前提になっているようです。
定番クラシックを聞きながら、刻々と色を変える日没の空を機窓から眺める。
空の旅でしか味わうことができない贅沢な時間が流れます。
東京湾上空を回り込み羽田空港に着陸。
速やかに乗り継ぎのソウル金浦空港行が出発する国際線ターミナルへ行きたいところですが、
まず国内線ターミナルへ向かうバスに乗車する必要がありました。
朝の伊丹空港で受け取った国際線ターミナルへのバス乗車券。
バスで国内線第2ターミナルに到着したのち手荷物受け取り場所近くまで進むと、
券面左のANAの乗り継ぎバスの時刻表があり、その横に案内の係員が立っていたので国際線に乗り継ぐ旨申し出ると、
ANAの乗り継ぎバスは「本数が少ないから」ターミナル前から発車する券面右のバスを利用して下さいとおっしゃるのですが、
真横に立ててある時刻表を見ると夕方の時間帯はかなり頻発していることになっており、
それを指摘すると「乗り場が遠いんですよ」と面倒そうに言われてしまいました。
乗せる気がないなら券面右の乗り継ぎバスの案内だけでよさそうなものですが、
係の方にしても毎日同じようなやりとりを「させられている」のなら、それはそれで災難だなと思ってしまいました。
乗り継ぎバスの印象が悪くなったからという訳ではありませんが、モノレールで移動することにしました。
地下のモノレール駅改札近くにあるインフォメーションカウンターで、羽田まで利用した国内線航空券とこれから搭乗する国際線航空券を見せると写真のような無料の乗り継ぎ券を発行してもらえます。
国際線ターミナルまでは国内線第2ターミナルから5分、第1ターミナルから4分で行くことができ、
運転間隔も平均4分と頻発しているため、
バスより早く移動できる場合が多そうです。
なお京急で移動する場合も同じ場所で乗り継ぎ券を発行してもらえるようですが、運転間隔のバラつきや国際線ターミナル側の駅の立地(地下)を考慮すればモノレールに分があるように思います。
高架のモノレール国際線ターミナル駅に到着。
ワンフロア下の改札階から国際線ターミナルビルへは平面で移動することができます。
20時発のANA867便ソウル金浦行は特典ビジネスクラスのため、早々に検査場を通過し出発時刻まで110番搭乗口付近のANAラウンジでシャワーや食事をして過ごしました。
つづきはこちらです。