伊丹空港北ターミナル。
但馬に続き2週連続のJALダイナミックパッケージ利用で今回は新潟へ向かいます。
但馬空港往復利用に使える8000円クーポンを購入した際に、
新潟についても6月末まで使える3000円の「日本海美食旅クーポン」があるのを見つけ、
ダイナミックパッケージの元値を調べてみると伊丹~新潟往復フライトと新潟駅近くのサンルートホテル宿泊で17400円と安かったので、
駆け込みでクーポンを適用して購入しました。
最終的な支払い額は14400円で済んでおり、
伊丹からの距離を考えれば但馬往復11100円以上にお得な買い物だったかも知れません。
ターミナルビル入口のコロナ対策呼び掛けのポスター。
1週間前は別のものだったと思うのですが、
マスク着用をより強調する内容に変更されたようです。
出発表示。
3段目の10:25発新潟行JAL2243便に搭乗します。
伊丹空港周辺は曇り、東京は雨、鹿児島は雷ですが、目的地の新潟は晴れているようです。
チェックインカウンター周辺。
先週但馬行に搭乗したときに比べると人影がまばらですが、時間帯が違うためのようです。(但馬行は8:55発)
リニューアルで新しくなった保安検査場には通過客の体温を色で表示する装置がおかれていましたが、
大阪・兵庫のコロナ感染状況が落ち着いていることもあり、
特に厳戒態勢が敷かれているというような雰囲気ではありませんでした。
リニューアル未施行で昭和の造作が残る22番搭乗口付近。
反転フラップ式の出発表示もまだ現役で活躍しています。
JALの伊丹新潟線は伊丹空港を拠点とするJAIRの運航です。
機材は通常はクラスJ を備えたエンブラエル190が使われますが、
現在は一回り小さいエンブラエル170 に変更されており普通席のみとなっています。
10:15頃機内へ。
搭乗日は6月27日。隣席ブロックの「公約」は遵守されていました。
筆者は経験ありませんが、欧州内路線ではエコノミークラスのシートを隣席ブロックすることをもってビジネスクラス扱いにすることもあるようです。
そういう意味では太っ腹なサービスでしたが、
国内線に関してはJALが想定していたより客の戻りが早いようで6月末をもって終了となっています。
10:30頃離陸。
九州・沖縄方面の路線は離陸後左に旋回し大阪湾方面へ向かいますが、
新潟や東北方面への路線は左旋回を続け北東に進路をとります。
琵琶湖の南を通過。
ドリンクサービスは紙パックのお茶またはアップルジュースの選択。
おしぼりは先週の但馬行では「抗ウイルス作用のあるアルコールシートをお配りしています」と言っていたのに、
今回は「安心してお使いいただけるノンアルコールです」とのこと。
感染が落ち着いているので、コロナ以前から使用していたものに戻したのでしょうか。
しばらく雲の上の飛行が続きましたが、やがて眼下に冠雪した北アルプスと思われる山並みが見え、
間もなく前方に日本海が広がりました。
写真中央には糸魚川市街地が見えており、すでに新潟県の上空に入っています。
写真の市街地はJR越後線と弥彦線が交差する吉田駅周辺と思われ、
日本海手前の山中には弥彦神社などの観光地があります。
新潟市の人口は約80万。
日本海側唯一の政令指定都市で、新潟空港はその都心からバスで25分と近いのですが、
着陸直前まで「米どころ新潟」という表現がぴったりの、一面の田園風景が続いていました。
伊丹空港から約1時間で新潟空港に到着。
降機後ターミナルビルから撮影した搭乗機。
伊丹空港の出発表示が示していた通り、気持ちのよい青空が広がっています。
新潟空港のターミナルビルは羽田路線が就航しない空港の中では、かなり立派な部類に入るようです。
面積的には仙台空港と同レベルでしょうか。
中央部分は吹き抜けになっており、2階が出発エリア、3階にはカードラウンジと食堂街があります。
(空港施設については復路の記事でもう少し詳しく書こうと思います。)
バスで新潟駅へ向かう前に3階のレストラン「シルバースカイ」で昼食をとることに。
店内。
ミックスフライ定食。
窓際の席からは滑走路や駐機場を見渡すことができます。
JAIR の機体が伊丹への折り返しを待つ中、関西空港からピーチの機体が到着。
ピーチのA320の座席数は180で、JAIRのエンブラエル170の倍以上。
満席近い搭乗率でないとペイしないといわれるLCCはピーチに限らず正念場を迎えているようで、
機会があれば「乗って応援したい」と考えています。
離陸直前の機窓から横断幕の文字が確認できるのか少々疑問ですが、
JAL空港職員の見送りを受け、JAIRの機体が伊丹へ折り返していくのを見届けて、バス乗り場へ向かいました。
ターミナルビル前のバス乗り場。
新潟空港から新潟駅行のバスは、新潟駅南口へ直行するものと、
繁華街の万代シティを通り新潟駅万代口に至る各停の2種類があります。
新潟駅までの運賃はともに420円で、所要時間は直行が25分、各停が30分となっています。
運行はいずれも新潟交通です。
通常は直行だけで20分に1本程度あるようですが、現在はかなり間引きされたダイヤになっています。
今回は12:10発の直行便に乗車。
ピーチからの客を受けたこともあり、20人以上が乗車し窓側の席はすべて埋まっていました。
空港施設を抜けるとすでに住宅地が広がっていましたが、
走るほどに建物の密度が濃くなり政令指定都市らしい風景が広がるようになります。
12:35。伊丹空港出発から昼食休憩を含んで2時間少々で新潟駅南口のバスターミナルに到着しました。
駅舎内の通路を通って反対側の万代口へ。
空港から各停便のバスに乗車するとこちら側に到着します。
空港から駅へ向かう場合はどちらに着いても大差ないと思いますが、
新潟駅から空港へ向かう場合は、自分が乗ろうとするバスがどちらから発車するのかよく確認しておく必要がありそうです。
新潟駅は現在高架化工事が進められています。
来る度に国鉄時代を彷彿とさせる万代口駅舎もこれで見納めかと思いつつ、再会を果たしてきましたが、
すでにビル内の店舗の多くが撤退しており今度こそ見納めになりそうです。
このあと駅から徒歩10分ほどの万代橋の袂から信濃川のクルーズ船に乗船し終点近くの博物館を見学。
一旦新潟駅に戻ったのち、連接バスで運転される新潟BRT(万代橋ライン)の試乗に向かいました。
続きはこちらです。
伊丹空港 北ターミナル(JAL ) 出発搭乗記
伊丹空港南ターミナル(ANA IBEX ) 出発搭乗記