西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

JAL2233便(伊丹8:00⇒山形9:20)搭乗記と山形空港アクセス

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2020年元旦の伊丹空港。

今回の旅行は8:00発のJAL2233便で山形へ向かうところから始まります。

 

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鉄道の混雑は年末と年始は2日以降に集中し元旦は落ち着く傾向にあるようですが航空は事情が違うのでしようか、

ターミナル1階のチェックインカウンターには長蛇の列ができていました。

 

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自動チェックイン機は5分程度の待ち時間で使用でき、預け荷物もなかったため思ったよりスムーズにここに到着することができました。

2階制限エリア外にあるカードラウンジ「ラウンジオーサカ」です。

 

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一般的なソファー席も多数ありますが、1人で利用するときは国際線ビジネスクラス席を連想させるブース席がおすすめです。

羽田空港のカードラウンジと同じく朝はソフトドリンクに加えてクロワッサンのサービスがあります。

 

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搭乗時刻が近づき20番搭乗口へ。

保安検査場にあった大型の出発表示機は新しいものに取り替えられていましたが、各搭乗口にはまだ反転フラップ式の表示機が残っています。

 

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秋に予約を入れた際には、使用機材はエンブラエル170となっていましたが、

数日前に機材がエンブラエル190に変更になり、それに伴い指定済みだった座席も変更になった旨のメールが届いていました。

今回はミニオンジェットでの運航となるようです。

 

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機内。

エンブラエル190の前5列はエンブラエル170にはないクラスJ席になっています。

チェックインの際に当日アップグレードでこちらに変更しましたが、

機材変更で急遽クラスJが設定された格好だったこともあってか出発2時間前を切ってもほとんどが空席でした。

 

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一般のエコノミーが通路を挟んで2席ずつであるのに対しクラスJ は1席・2席となっており快適性にはかなりの差があります。

 

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少し遅れて伊丹空港を離陸。

空に雲は少なく大阪周辺は穏やかな正月を迎えたようです。

 

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ミニオンジェットは去年6月に秋田→伊丹線でも搭乗しており今回が2回目です。

秋田からのフライトの時はドリンクサービスの紙コップが黄色いミニオン仕様だったのですが、客層をみて使い分けたりしているのでしょうか、今回はいつもの鶴丸コップでした。

機体のラッピングは機内に入ってしまえば見えませんし、機内のミニオンは座席の枕カバー程度で、かなり控えめなコラボレーションという印象です。

 

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中部地方の山岳地帯の上空を通過。

諏訪湖の水面と富士山が小さく見えています。

このフライトの数時間前には名鉄観光主催で関西空港から離陸して富士山周辺で初日の出を拝む「初日の出フライト」という企画が実施され、

その機材にエンブラエル170が抜擢されたことを後日知りました。

搭乗便の機材変更はその影響だったのかも知れません。

 

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陸路では遠い東北地方も、空路では羽田へ向かうのと大差ない所要時間で到達できるようで、水平飛行の時間も限られています。

 

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山形空港に着陸。

山形空港には平行誘導路がないため着陸機は滑走路の端まで進みUターンしてターミナルビルへ向かいます。

 

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周囲の山は冠雪していますが、空港周辺に雪は見あたらず、こちらも穏やかな元旦を迎えたようです。

大阪とは気候が違う地域であり、雪のない正月は異例のことなのかも知れません。

 

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ターミナルビル1階。

到着ロビーとJALとFDAのチェックインカウンターがあります。

ANAは山形空港には就航していません。 

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2階には店舗数店と、ベンチが多数あり制限エリア外でありながら搭乗口前のような雰囲気でした。

 

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1階にもどり空港からバスで山形駅へ向かいます。

先月に訪れた福島空港では空港からのバス路線は郡山行のみでしたが、山形空港は予約制の定額タクシーを含め複数の行先が設定されています。 

乗車するのは上から3番目の9:40の山形市内行です。

 

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乗り場へ行くとマイクロバスが客待ちをしており、車両横で待機している運転手さんに運賃を支払って車内に入るという乗車方法が採られていました。山形駅までは980円です。

ちなみに地図で確認すると山形空港の敷地のすぐ近くをJR奥羽本線が通っておりターミナルビルから直線距離で約1kmのところに駅もありますが、

徒歩で行こうとすると空港施設を迂回せざるを得ず40分以上かかるという状況になっているようです。

九州の宮崎空港や鳥取の米子空港では近くを通るローカル線からの分岐線を新設したり線路を移設するなどして空港に鉄道でアクセスできるようにしていますが、山形ではそのような計画はないのでしょうか。

 

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山形駅行のバスは到着便に接続するダイヤで発車しており、時刻表下の注意書きには「バスが満席になった場合にはタクシー車両を手配し同料金で運行します。」と書いてありました。

 

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運転手さんから受け取った領収書には山交ハイヤー株式会社の文字があります。

バス会社がタクシーを手配するのではなく、

タクシー会社がバスを運行していて、満席になっても自社の車で送りますのでご安心下さいということのようです。

 

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今回の乗客は4人でタクシーの出番はありませんでした。

大型バスのほうが乗り心地はよいかも知れませんが、接客も運転も丁寧な運転手さんで車内は非常に快適でした。

 

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空港から近い東北中央道東根インターから高速道路を走行。

途中のJCTから山形道に入ります。

 

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高速を降り、空港からおよそ30分ほどで山形市内へ。

 

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10:15頃。空港から約35分で1992年の山形新幹線開業に合わせて建てられたJR山形駅舎前のバスターミナルに到着しました。伊丹空港から2時間少々での到着でした。

山形駅からは青春18切符4日分を使い、普通列車乗車と格安ホテル宿泊を繰り返しながら四国高松を目指す鉄道旅行に出発しました。

つづきはこちらです。

 

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