羽田空港に国内線で到着し国際線に乗り継ぐ場合、空港内の表示に従って進むと、ターミナル間連絡の無料バスへ案内されますが、両ターミナルに駅がある、東京モノレールや京浜急行の電車に無料で乗車できるサービスがあることはあまり知られていません。
国内線ターミナル駅と国際線ターミナル駅の間は通常ですと、京浜急行が140円、東京モノレールが200円必要ですが、国内線ターミナルの場合、京浜急行の改札近くにあるインフォメーションカウンターで、羽田まで利用してきた便と羽田からの国際線の搭乗券や航空券を提示することにより、上の写真のような乗車票を受け取ることができます。
東京モノレールの場合は、この乗車票を有人改札で提示してそのまま乗車します。京浜急行の場合は、これを自動改札に対応した別の切符に引き換えてもらい乗車することになります。東京モノレールも京浜急行も平均4~5分程度の運転間隔で、ターミナル間の所要時間は2~5分程度ですので、「公式」に案内される連絡バスより早く移動できるできるはずです。また羽田空港を頻繁に利用している人であれば、いつものモノレール、京急ですので、場所に迷ったり乗り間違う心配もありません。(国内線ターミナルを発車する便はすべて国際線ターミナルに停車します。)
写真 22時を過ぎても頻繁運転の東京モノレール。全列車が両ターミナルに停車するので種別を気にする必要もない。
個人的には、切符交換の手間がなく、国際線ターミナル駅が高架で上下移動が少なくて済む東京モノレールの方が便利だと思いますが、使い慣れている方を利用すればよいのではないでしょうか。
羽田以外にも国際線が多く就航する空港はありますが、例えば福岡県以外の九州各県から海外を目指す場合など、陸路で福岡空港へ向かい国際線を利用するより、手近な地方空港から羽田へ飛び、羽田発の国際線に乗り継ぐ方が、早くて身体的な負担も少ないと思います。航空会社側も国際線乗り継ぎの国内区間については格安や無料扱いとしている場合もあるようですので、地方からの羽田出国自体が非常に魅力的です。実行される際には、この無料乗車サービスもあわせてご利用になられてみてはいかがでしょうか。