西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

関空第2ターミナルとピーチMM023便《関西→台北桃園》搭乗記(台湾鉄道旅行1)

台湾へ向かうため南海電鉄で関西空港に到着しました。

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今回は第2ターミナルからピーチの台北桃園行を利用します。関空第2ターミナルは開設当初ピーチ専用でしたが、現在は春秋航空、チェジュ航空も発着しています。


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エアロプラザを通り抜け、1階に降りたところから、


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 無料シャトルバスに乗車します。第2ターミナルに発着するエアラインの増加に応じ、連接バスが主流になっているようです。


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バスの所要時間は約7分。気軽に歩いて行ける距離ではありません。


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 ピーチの場合WEBチェックインはなく、チェックイン機でのセルフチェックインのみとなりますが、今日は機械の前に行列ができ10分程の待ち時間がありました。

 

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「チェックインはどうでしたか。ボタンを押して感想を聞かせて下さい」とのこと。

中国のイミグレにも同じような装置があります。目の前の審査官の態度がわるかったらBADボタンを押してもらって構わないというものですが、未だ押している人を見たことがありません。


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 チェックインを終え国際線出発と表示された方向に進むと、WIFIの貸し出し店舗と両替(銀行)があります。第2ターミナルで両替ができるのは、こことエリア内の自動両替機のみのようでした。


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 発着するエアラインの増加で出発表示も賑やかになってきました。


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 保安検査とイミグレを抜けると右手にKIX-ITMカードのポイント登録ができる機械が設置されています。


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関空発着便1フライトにつき10ポイント。40ポイントから駐車場1日無料やJAL;ANAマイルへの交換などの特典交換が可能です。

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 制限エリア内の土産物屋は充実しています。中国、韓国などからの観光客が、帰国前に買って帰ることを狙った品揃えのようです。


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 また「大阪ゴチ食堂」など飲食店もあります。値段は市中の飲食店より高めに見えました。


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ベンチが並ぶエリアは意外にも空いていました。大阪らしいというのか、ここに座って帰国便を待つだけの観光客を見事に店舗へ誘導できているようです。


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コンセント付きのテーブル席も用意されていました。


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関空第2ターミナルはLCCターミナルとしては高い評価を受けているようです。


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8時15分発ですが、7時50分頃から搭乗開始。ピーチの窓側優先搭乗は国際線でも変わりません。


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機体への通路はいかにもLCCターミナルらしい簡素で武骨なつくりになっています。


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本ブログで記事にするのは初めてですが、ここから桃色の機体に徒歩で搭乗するのは10回目どころではないはずです。

 

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ピーチのシートは前の席に膝があたるイメージだったのですが、今回はシートの形状が変わったのか、いつもより広く感じられました。指定した最後部が30番なのでシートの数は変わっていないはずです。

 

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 シートポケットには機内販売と、割引チケットの冊子。


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 同じ機内販売でも飲食系は別立ての冊子が用意されています。表紙上のメニューは「天津にはない天津飯」というメニューで800円です。興味はありましたが、今回のフライトは揺れがつづき水平飛行中にベルトサインが点灯するなどしたため、結局購入できませんでした。


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9割ほどの席が埋まりましたが、

 

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早期に通路側の席を指定してしまうと、その奥の席は敬遠されるのか、並びの席は空席のままでした。


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 ベルトサインが消えたので、窓側に移ると鳴門海峡が見えていました。


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 早々に配布された台湾の入国書類。パスポート更新で番号が変わり、まだ番号を暗記できていません。


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 高高度でも横方向に雲が見え、離着陸時より水平飛行時の方が揺れる珍しいフライトになりました。


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 滞空時間2時間30分程で台北桃園国際空港に着陸。気温は25度とのことで思っていたより涼しそうです。


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ターミナル据え付けまでにスマホのシムを入れ替えます。ポータブルWi-Fiを試したこともありますが、最近は旅行前にアマゾンで現地のシムを購入して持参・入れ替えというスタイルに落ち着いています。


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ブリッジからターミナルへ。桃園空港はブリッジの数に余裕があるのか、到着・出発ともバス連絡を経験したことがありません。


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イミグレの待ち時間は15分程でした。

 

今回の訪台の目的の一つは台鉄の未乗ローカル線に乗って完乗を果たすことです。まずは西部幹線の新竹から分岐する内湾線の非電化区間へ向かいます。

つづきはこちらです。

  

 

ピーチ国内線搭乗記事はこちら

 

 

 

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【姫路小旅行1】特急はまかぜ5号と姫路「駅ナカ」グルメ。

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  花曇りの日曜日。今回は夕方のJR三ノ宮駅から「午後の旅立ち」です。旅立ちといっても目的地までは特急列車で40分。神戸からはもっとも身近な、あの世界遺産へ夜桜見物に出かけます。

 

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三ノ宮から姫路までは新快速で約40分ですが、それとは別に大阪からJR神戸線経由で山陰方面へ向かう特急列車が1日に10往復運転されており、近郊へのお出かけや大きな荷物があるときなど、首都圏の普通列車グリーン車を利用する感覚で利用できます。JR西日本のクレジットカードJWESTカードホルダー向けに発売されているチケットレス特急券を利用すると、追加料金620円で指定席を利用できます。

 

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 今回利用するのは三ノ宮18時27分発「はまかぜ5号」鳥取行です。多客期をのぞき3両での運転で、三ノ宮駅では長いホームの姫路方に寄せて停車するので注意が必要です。車両は189系。JR東海の373系や、先代の181系気動車を彷彿とさせる顔立ちです。

 

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 三宮を南北に貫くフラワーロード。トランジットモール化の構想があるようで、どこか空想的な感じがする将来イメージ図が公表されています。

 

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 3両でも空席多数でゆとりのある状態でした。リクライニングシートで前席背面のテーブルを使用できるなど新快速より快適です。

 

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 デッキには洗面台も設置されています。

 

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 山陽電鉄の特急とならんで明石駅に入線。

 

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 2019年3月のダイヤ改正から、姫路~大阪間に通勤特急「らくラクはりま」が運転を開始しましたが、その停車駅にこれまで特急が停車しなかった西明石と加古川が加えられたのに合わせ、同じ夕方の時間帯を走るこの「はまかぜ5号」や「スーパーはくと号」も両駅に停車するダイヤになりました。(「らくラクはりま乗車記事」を本記事の最後に添付しています。)

 

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 19時08分姫路到着。はかまぜ号はここで進行方向を変え播但線経由で山陰地方へ向かいます。

 時刻表の掲載ページも姫路駅で変わるので気づきにくいのですが、この「はまかぜ5号」は、19時21分の発車まで13分も姫路駅に停車します。

 

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 姫路駅名物の「えきそば」 最近はトッピングやメニューのバラエティが増えて目移りしますが、何も足さない元来の「えきそば」360円の食券を買い、カウンターに差し出しました。

 

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 戦後の食糧難の時代に確保できる食材を集めて作った「中華そば」が好評で、現在までその味が受け継がれているそうです。

 

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 もうひとつの姫路駅(B級?)グルメは、これではないでしょうか。改札内に店舗を構える「御座候」。全国のデパ地下でお馴染みですが本社は姫路にあり、ここでは駅ナカで購入することができます。餡は赤と白の2種類でいずれも1個85円でした。

 

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 以前は地下などに分散していた姫路駅の改札は高架化により集約され、8割以上と思われる人が、中央口を利用するようになりました。改札周辺は乗降人員10万人/日の駅にふさわしい活気が感じられます。

 つづき姫路城夜桜会と「らくラクはりま乗車記」の記事はこちらです。

 

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らくラクはりま乗車記「姫路6:21⇒三ノ宮7:01」(姫路小旅行3)

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昨日、三ノ宮からJR神戸線を走る特急列車「はまかぜ5号」で姫路に到着。姫路城の夜桜会を見物したあと、姫路駅前に2018年にオープンしたホテルモントレ姫路に宿泊していました。今朝は早起きし、2019年3月のダイヤ改正から運転を開始した特急「らくラクはりま」号で三ノ宮へもどります。

 

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らくラクはりま号の運転区間は姫路~大阪。

これから乗車する朝の上りが姫路発6:21⇒三ノ宮7:01⇒大阪着7:21。夕方の下りが大阪発19:04⇒三ノ宮19:27⇒姫路着20:08のダイヤで、途中停車駅は加古川、西明石、明石、神戸、三ノ宮となっています。

 通常の特急料金だと姫路~大阪間は指定席1490円、自由席970円となりますが、JWESTカード(JR西日本のクレジットカード)会員向けに発売されている、「JWESTチケットレス」を利用すると、指定席が半額以下の720円になります。

***姫路~神戸・三ノ宮、加古川・西明石・明石~大阪は620円、加古川・西明石・明石~三ノ宮、神戸・三ノ宮~大阪は510円です。***

 通常の指定席券の値段が520円ですので、特急料金がほぼ不要になるのと同じという破格での販売です。

 

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神戸線ホームへ。

 

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姫路から神戸・大阪方面へのラッシュは7時前から8時前までで、8~10分のサイクルで新快速と快速が交互に発車します。

 

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6時16分ごろ岡山方から「らくラクはりま」が入線。289系6両編成で、前から3両が指定席、つづく2両が自由席、最後尾が指定席とグリーン席が半室ずつという構成になっています。

 

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元は大阪から北陸方面への特急列車として運転されていた車両ですが、直流化改造で南紀方面の「くろしお」号に転属し、その間合いで今回、姫路にも顔を出すようになったという異色の経歴をもつ車両です。

 

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先頭6号車の指定席に乗車します。

 

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シートは一般的なJR西日本の特急列車のシートです。

 

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シートピッチは新快速より7cm程度広く、足元には余裕があります。

 

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シートポケットに入っていたのは、編成表やサービス案内ではなく、津波時の避難方法の告知でした。南紀方面へ向かう「くろしお」号の車両のアルバイト運用であることをあらためて認識させられました。

 

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「らくラクはりま」の2分後(姫路発6時23分)を追う新快速が対面のホームに入線しました。

 

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網干始発ですが、姫路からの乗客は全員が着席できたようです。見方をかえれば姫路でほぼすべての座席が埋まってしまいました。(幕がおろされて見えにくいですが、ほぼ満席でした。)

 


らくラクはりま姫路駅発車後の車内放送と車窓

 定刻6時21分に姫路駅を発車。(発車後の車内放送と車窓を収録した動画を添付しました。)

 

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写真は姫路発車後の車内です。6号車の乗客は5人程度でした。

 

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前席の背面からテーブルを引き出し朝食。同じ2人掛けシートとはいえ、新快速ではできないことです。

 

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特急型車両ですので、デッキと客室が分かれており、デッキにはトイレと洗面所が備わっています。

 

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6時31分。最初の停車駅「加古川」に到着。

加古川駅と次に停車する西明石駅は、2019年3月ダイヤ改正から、「らくラクはりま」のほか、従来から運転されていた特急列車「スーパーはくと」や「はまかぜ」のうち、通勤利用に適した時間帯の便が新規に停車するようになりました。

 

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冬ならまだ夜明け前の時間帯ですが、JR神戸線の朝は早く、神戸・大阪方面のホームはすでにラッシュの様相です。

ダイヤ改正までは快速到着後すぐに接続の新快速が入線しスムーズに乗り換えができましたが、新快速に先行して「らくラクはりま」が運転されるようになったためホームで並ぶ時間が延びてしまった格好です。

後を追ってくる新快速は姫路駅で見た通りほぼ満席で、加古川からの乗客が座れる座席はほとんどありません。

「追加料金さえ払ってくれれば、こんな快適な座席に座って通勤できるんですよ、乗らなくていいんですか。」JR西日本の声が聞こえるような気がしないでもありません。

6号車に限れば加古川駅からの乗車は2~3人でした。

 

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加古川からも前の列車に追いつくことなく快走。写真は大久保付近の車窓です。

この先の区間、これほどの田園風景を見ることができる場所はどこかと考え、高槻の先あたりだろうという結論に。昔の国電の流れを汲む207系や321系電車の主たる運転区間(西明石~高槻)の内外では車窓も違ってくるようです。

 

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6時41分。西明石に停車。加古川同様、新規に特急停車駅になりましたが、ここでの乗車も2人程度(6号車)でした。後続の新快速を待つ乗客は加古川ほど多くなく、時間はかかっても確実に座れる当駅始発の各駅停車へ分散しているようです。

 

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6時46分。明石に停車。後続の新快速は、このあたりから満員状態になるはずですが、「らくラクはりま」への乗車はやはり1両あたり2~3人でした。

なおこの時間帯「快速」はまだ電車線(緩行線)走行で、舞子・垂水・須磨の各駅に停車し三ノ宮まで約30分を要します。

 

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明石発車後の車内。6号車は12~13人程度だったと思います。

 

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明石海峡大橋を望む区間。同じ景色でも満員の新快速から眺めるのとは気分も違うはずですが。

 

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6時58分神戸着。下車はなく、乗車はここでも2~3人。「らくラクはりま」の乗客の大半は終点の大阪までの利用のようです。

 

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7時01分三ノ宮に到着。6号車からの「下車」は姫路発車後、筆者が初めてだったようです。

三ノ宮からの乗車もやはり1両2~3人。発車時にホームから全車両の車内を確認しましたが、自由席・指定席とも1両15人程度と寂しい状態でした。次は終点の大阪でこれ以上の乗車はありません。

全体として先月、野洲から大阪まで乗車した新快速Aシートの異常とも思える人気とは対照的で、列車の先行きが少々不安になりました。

兵庫県には山陽新幹線の駅が4つもありますが、神戸(三ノ宮駅)や大阪駅には新幹線が直接乗り入れていないため、播磨地方から阪神方面への新幹線通勤は必ずしも便利ではありません。そういう意味では「追加料金を払っても快適に通勤したい」という層に向けて「らくラクはりま」のような「在来線特急」を運転するのは理にかなっていると思いますし、実際に利用してみて、JWESTチケットレスの価格(510円~720円で指定席を利用できる。)なら値段以上の価値があると感じました。

この列車の利用価値が広く沿線利用者に周知され、人気列車に成長することを期待しています。
 

 

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《青春18》岡山広島日帰り旅行4 復路は新幹線でワープ

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 朝に岡山を出発し、井原、福山、尾道と途中下車、三原からは呉線の「瀬戸内マリンビュー」号に乗車して広島に到着しました。

 「広島風お好み焼き」の夕食のあと、広島から岡山への復路は、三原まで新幹線でワープします。

 

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 新幹線に「お隣」の駅まで一駅間のみ乗車する場合、自由席に限り800円台または900円台の特定特急券で乗車できます。距離ではなく「一駅間」という条件なので、駅間の距離が長いところほどお得感が増します。

 広島と三原の間には東広島駅がありますが、この特定特急券の制度ができた当初には存在しなかったため、広島と三原の間は、現在でも「一駅間」として扱われ、特定特急券970円で乗車できます。普通乗車券との合計では2290円となり、青春18きっぷ1日分とほぼ同額です。

 同じような乗りドク区間としては、東海道新幹線の静岡~浜松、山陽新幹線では相生~岡山、小倉~博多などがあげられます。

 

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 広島18時34分発の新大阪行「こだま752号」は、元ひかりレールスターの700系8両編成でした。

 

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 三原や福山までの県内利用と思われる、野球観戦帰りの赤い一団が座席を占め「かろうじて着席できた」というような状況でした。

 野球観戦向けというか、カープファン向けに、岡山・広島・山口県内の山陽新幹線各駅から広島駅までの新幹線往復が大幅割引になる「赤ヘルきっぷ」という企画切符が発売されており、多くはその愛用者のようです。

 

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 瀬戸内マリンビュー号が3時間かけて走った、広島・三原間を26分で駆け抜け19時に三原駅に到着。

 

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 ここから19時07分発の山陽本線上り列車に乗り継ぎ、福山から快速「サンライナー」に乗車しようと思っていましたが、19時07分発の列車は糸崎始発だったようで、どうも時刻表を見誤っていたいたようです。

 仕方なく、19時10分の糸崎行に乗車します。

 

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 広島都市圏の国鉄型車両を一掃した最新型車両での運転です。運転台をのぞくとアナログのメーターが「表示」されていました。

 アナログとデジタルどちらに軍配が上がったと見ればよいのでしょうか。

 

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 糸崎での接続は悪く、20分程待って折り返しの岡山行に乗車。福山から乗車するつもりだった「サンライナー」には間に合わないので、この列車で岡山まで帰ることにしました。

 

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 東海道線に次ぐ大幹線らしく、20時をすぎても4両編成の座席を満席にするだけの需要があります。

 

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 沿線には中規模の都市が連続し、車窓には常に街明かりが流れます。

 尾道、福山、笠岡とすぎ、

 

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 20時46分倉敷に停車。

 

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 21時04分満席状態のまま終点の岡山に到着しました。ネタのひとつになる予定だった「サンライナー」に乗車できなかったため、本記事は短めになってしまいましたが、出発地の岡山駅に到着したところでこの旅行記は終了とさせていただきます。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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「瀬戸内マリンビュー」乗車記と広島風お好み焼き(青春18・岡山広島日帰り旅行3)

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 岡山から井原鉄道経由で三原に到着。

 

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 ここから内陸を進む山陽本線と分岐し、呉など瀬戸内海に面した街を経由して、広島手前の海田市駅で再び山陽本線に合流する「呉線」に乗車します。三原から広島までは山陽新幹線で25分程度、山陽本線の普通列車で1時間15分程度ですが、呉線経由だと途中から快速に乗り継いでも2時間以上かかります。

 

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 今回乗車するのは呉線を走る観光列車「瀬戸内マリンビュー」号です。瀬戸内海に沿って走る呉線の車窓を楽しむことを意識した特別(改造)車両で運行されます。

 土休日に広島~三原を呉線回りで1往復するダイヤです。2019年3月現在。

 ★上り 広島10時03分⇒呉10時52分⇒三原12時27分

 ★下り 三原14時26分⇒呉16時40分⇒広島17時22分

 2両編成で広島寄りの車両が指定席、三原寄りの車両が自由席です。

 快速列車ですので、自由席は乗車券のみ(青春18もOK)で乗ることができるほか、指定席も追加は520円の指定券のみです。(青春18に追加でもOK)

 

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 「海側の窓側」かつ「進行方向」の席に空席があれば指定券を購入しようと思っていましたが、三原駅に着いてからみどりの窓口で尋ねると「窓側はすべて埋まっている」とのことだったので、今回は自由席にしました。

 写真は自由席の車内です。一見するとローカル線のディーゼルカーとあまり変わらないようですが、

 

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 車端部は「船」を意識した内装に改造されており、

 

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 4人掛け席の窓も、2枚分を1枚の大型窓にする改造が施されています。

快速列車で乗車券だけで乗れるといっても、所要時間は前後を走る普通列車と変わらないため三原からの乗車は少なく、写真の大きな窓を独占できる席に陣取ることができました。

 

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 ちなみに指定席の車内はこんな感じです。指定券をもっていないので車外から撮影しました。自由席より豪華な内装になっており、4人掛け席で相席にならないのなら520円の指定席券を追加する価値は十分にありそうです。

 

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 三原を出てしばらくで早速車窓に瀬戸内海の風景が広がります。列車はもっとも景色のよい場所で徐行してくれます。

 これは車窓を見せるための徐行ではなく、JR西日本のローカル線で随所にみられる、軌道への負荷を軽減するための「徐行」ですが、この列車の乗客の多くは「サービス徐行」と信じて疑わないことでしょう。

 

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 天気が今一つなのが残念です。呉線の場合、路線の中間付近よりも三原寄りと海田市(広島)寄りの両端の区間のほうが瀬戸内海を望んで走る区間が多いように思います。

 

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 最初の停車駅「忠海」に到着。「うさぎ」の島「大久野島」への航路との乗り換え駅です。大久野島の「うさぎ」は増加傾向で、それほど広くない島内に1000羽近い「うさぎ」が生息しているようです。

 もともと島内には軍の毒ガス研究施設があり、そこで実験用に飼育されていた「うさぎ」が、戦後繁殖したものと思っていましたが、実際には別の「うさぎ」であるとの説が有力なようです。

 

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 忠海、竹原、安芸津の順に停車し、4つ目の停車駅「安浦」では8分停車。

 

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 停車時間に外へ出てみました。広島まで1時間強の距離ですが、駅周辺はひっそりとしていました。

 

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 瀬戸内海の方向を向いていますが、このあたりでは海から離れた場所を通っているようです。

 

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 自由席は途中からの乗車も少なく空いた状態がつづきました。観光列車らしいにぎわいには欠けますが、指定席で相席状態になるくらいなら、こちらのほうがリラックスできそうです。

 

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 仁方では20分停車。運転停車のためドアは開きません。駅を通過しても、このように行き違い待ちの停車時間が長いため、三原を18分前に発車した普通列車に追いつくことはありません。

 

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 沿線最大の街「呉」に到着。ここで初めてまとまった乗車がありました。観光列車に乗車するというよりも、単純に広島へ向かうための列車としての利用です。

 

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 呉から先は広島都市圏に入りますが、再び海岸線に沿うルートになり、晴れていれば瀬戸内海に沈む夕日を眺めることができるのではないでしょうか。

 

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 海田市から山陽本線に合流すると、広島の市街地を走行します。「マツダ」本社の横をとおり、前方には広島市民球場のナイター照明が見えてきました。

 

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 列車からも試合の行方が確認できるようになっているのは面白いですね。地元球団は今日は5-2で不本意な結果に終わったようです。

 

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 17時22分、三原から約3時間かけて夕方の広島駅に到着しました。

 

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 JR発足から四半世紀が経過しても、見事に国鉄型車両ばかりだった広島のJRですが、2019年3月のダイヤ改正で、新型車両への統一が実現しました。

 

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きれいになったのは車両だけではありません。「ここ数年、広島を訪問していない」という方は、写真が広島駅の改札内の風景だと言われても信じられないのではないでしょうか。

 

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 列車に乗り、時折、途中下車して駅周辺を散歩しているだけでも、時間が来れば腹は減るものです。広島駅新幹線改札口(2F)の前から商業施設に入り1Fに降りたところで見つけた、お好み焼き店で夕食にします。

 「そば」がたっぷり入ったお好み焼きのことを「広島焼き」というのは関西など広島以外の地域の人のようで、広島では単に「お好み焼き」といえば、他の地域の人が言う「広島焼き」のことを指すようです。そういう意味では店名の上の「広島風お好み焼き」の表記は、山陽新幹線の改札近くという立地を考慮した、何歩か譲歩した表現のように見えてきます。

 

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「冷やしトマト380円」・「定番お好み焼き730円」。立地を考慮すれば、冷やしトマトはともかく、お好み焼きの730円は良心的だと思いました。

 広島からの帰路は三原まで山陽新幹線でワープし、そこから在来線で岡山にもどりました。つづきは本記事の最後に添付しています。

 

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観光列車「あめつち」乗車記はこちら

 

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福山城の桜と尾道新駅舎(青春18・岡山広島日帰り旅行2)


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 岡山から清音乗り継ぎで到着した井原駅。駅施設内での昼食のあと、後続の列車で神辺方面へ歩を進めます。(*清音からは井原鉄道線のため青春18は使えません。)


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 日中は1時間に1本ですが、朝と午後の早い時間帯から1時間2本になるなど、それなりの運転本数が確保されています。これから乗車する12時17分の神辺方面の列車は井原鉄道の終点神辺からJR福塩線に入り福山へ直通します。


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 運賃表の路線図。青線が井原鉄道、黒線がJRです。井原から神辺までは420円、その先福山まではJRですので青春18が使えます。


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 福山行が入線。一つ手前の早雲の里荏原始発のため、ほぼ無人での到着でした、井原からの乗車は10人程度でした。


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 井原鉄道の西の終点神辺に到着。JR直通列車はJRのホームに到着します。すでに県境を越え広島県に入っています。


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 JR福塩線に入り南に進路を変えると、芦田川に寄り添うように走ります。


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 井原から約30分で福山駅に到着。福塩線乗場は駅の一番北にあり、隣接する福山城の石垣が目の前です。


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 福山城は桜の名所でもあります。乗り継ぎの時間を利用して行ってみました。駅の建物から登城道の入口まで120mと案内が出ていました。


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 駅出口から徒歩5分ほどで福山城天守閣の正面に立つことができます。夜桜見物用なのか、提灯も用意されていましたが、


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 開花状況は「咲き始め~5分咲き」程度とバラつきがあるようでした。写真は「開きが良い」部分を狙って写したものです。植物には詳しくありませんが、東からの陽を受ける木のほうが花の開きが進んでいるような印象をうけました。


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 天守閣東側ではすでに宴会がはじまっていました。「花散らし」の嵐がなければ多分来週末でも間に合うでしょう。


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 城から福山駅を見下ろします。駅側の木はほとんど開花していません。


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 桜の話ばかりですが、福山はバラの街でもあります。「百万本のバラ」の入線メロディで入線した黄色い電車で山陽本線を下ります。

 駅メロの好みなどは、個人の価値観が強く現れる部分だと思いますが、毎日通勤通学で利用する人は「とらわれの聞き手」になるのであり、あまりハイテンションな曲を押し付けるより、この駅のような短調の曲のほうが長期的には耳になじみ違和感がなくなるのではないかと感じています。

 

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 福山から約20分で尾道水道沿いへ出ます。週末だけのサービスなのか、手前の東尾道駅を発車したタイミングで「あと1分程しますと、列車は・・・」と肉声の車窓案内があり、つづいて外国語を含む自動車窓案内までありました。

 肝心の車窓のほうは、昭和初期の「海が見えた、海が見える」の時代からドックはあったようですが、昭和後半に建てられた建物が景色の美しさを減殺してしまっているように感じられます。(尾道大橋は別ですが)英語放送を聞いて期待した西洋人の乗客はそのあたりどのように感じるのでしょうか。「向こう」の人は日本人より景観保全のセンスはずっと上のように感じます。

 
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 尾道駅で途中下車します。


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 尾道は今年(2019年)3月10日に新駅舎の営業を開始したばかりです。

 


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 駅前広場とボーダレスにつながるイメージのコンコースには、土産物屋や観光案内所・飲食店などがあります。写真左の階段から2階へ上がります。


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 駅の階段とは思えない洒落た階段を上ると


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 駅前広場と尾道水道を見下ろすバルコニーに出ます。バルコニーに隣接して、この景色を見ながらコーヒーを飲むことができる喫茶店がありました。


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 コンコースには開業祝の花輪などが多数並べられ、また開業直後のムードが残っていました。


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 呉線の臨時快速列車「せとうちマリンビュー」に乗車するため後続の列車で三原へ向かいます。駅舎は完成しましたが、まだ工事がつづいているようで、この先の変化が楽しみです。


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 海の車窓を楽しむのであれば、尾道を過ぎてからのほうが障害物がなくてよいかもしれません。


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 尾道から2駅15分ほどで「タコのまち」三原に到着。

 

 つづき瀬戸内マリンビュー号乗車記はこちらです。

 

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《青春18》岡山広島日帰り旅行1 岡山→井原

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青春18切符、最後の1日分は岡山から西へ向かう日帰り旅行に使うことにしました。


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 10時14分発の伯備線方面の列車で出発します。写真の車両は2004年まで岡山と高松を結ぶマリンライナーに使用されていた車両です。


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 2扉、2人掛けクロスシートの車内は、普通列車用の車両としては、トップクラスの快適性を誇ります。ドア付近も4人掛けではなく全座席が進行方向を向くという点では、似たような構造の快速サンライナーなどに使われる117系より上です。


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 もっと乗っていたいところですが、今日は倉敷から伯備線に入って一つ目の清音駅で下車します。岡山から約25分です。


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 ここで第3セクター鉄道の井原鉄道に乗り換え、同鉄道の拠点で沿線最大の街である井原へ向かいます。


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 青春18は使えませんので、別途切符の購入が必要です。井原までは820円でした。

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 伯備線との接続を意識したダイヤになっており、改札を抜けると、乗車する神辺行の列車が入線したところでした。 


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 清音駅を発車すると高梁川に架かる長い鉄橋を渡ります。


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 橋上からの眺め。


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 吉備真備は遣唐使にも任命された奈良時代の学者ですが、出自はこの地方の豪族だったとのことで駅名になったようです。岡山県内では宮本武蔵の出身地とされる地に宮本武蔵駅という駅もあります。  

 なお当駅周辺は2018年7月の豪雨で深刻な洪水被害に見まわれました。報道されることも少なくなりましたが、周辺はまだ災害の痕跡が随所に見られる状況でした。


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 井原鉄道は平成11年に開業した新しい鉄道で大半の区間が高架になっています。先の洪水では避難場所としても機能したようです。


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 井原鉄道の開業当初の最高時速は110キロでしたが、JR西日本福知山線事故のあと95キロに改められました。

 110キロ走行に危険があったのではなく、事故後100キロ以上で走行する列車の運転席に鉄道版ドライブレコーダーのような装置の設置が義務づけられたことが理由のようです。95キロでもローカル鉄道としてはかなりの高速であることには違いありません。


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 井原駅に到着。


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ガラス張りのドームが特徴的な井原駅舎。


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 駅前風景。井原市は岡山県最西部に位置し広島県境に接しています。人口は約4万人です。


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 駅前の観光案内板。観光客の興味をひくのは「嫁いらず観音」ではないでしょうか。「嫁いらず」は「年老いても嫁の世話にならなくてよい」(ような健康長寿を願う)という意味のようです。駅からはタクシーで10分程度とのことです。


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 井原からは、かつて山陽本線の笠岡駅に通じる井笠鉄道という鉄道が走っていました。鉄道は昭和のうちに廃止になりましたが、現在も跡を継いだバスが運行されています。笠岡駅までの運賃は590円です。乗車することも考えましたが、ちょうどよい時間の便がなかったので今回は見送りました。


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 駅舎内には小さな土産物屋とは別に「井原デニム」というデニム専門店がありました。鞄や衣類など商品は多彩ですが、3000円以上の商品が多く、それぞれ値段の価値がある商品だとおもいますが、駅に来たついでに買い物というより、この店を目的に駅を訪ねる。そういう店ではないかという印象でした。


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 ガラス張りのドーム内では井原鉄道開業20周年のパネル展が行われていました。

 

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 井原鉄道の略歴と利用者数の推移。右肩下がりでないのは心強いですが、今年度は水害の影響が心配です。


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 一番奥にある「ひだまりカフェぽっぱや」という飲食店で昼食にします。

 

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 店内は洒落た内装で


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 日替わりランチ650円は期待以上の内容でした。経営者は栄養の知識がある方でしょうか、「毎日でも食べられる健康的な昼食」そんな印象でした。

 

 午後は福山城、尾道新駅舎に立ち寄り、呉線の「せとうちマリンビュー」号に乗車するため三原へ向かいます。つづきはこちらです。

 

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