朝に岡山を出発し、井原、福山、尾道と途中下車、三原からは呉線の「瀬戸内マリンビュー」号に乗車して広島に到着しました。
「広島風お好み焼き」の夕食のあと、広島から岡山への復路は、三原まで新幹線でワープします。
新幹線に「お隣」の駅まで一駅間のみ乗車する場合、自由席に限り800円台または900円台の特定特急券で乗車できます。距離ではなく「一駅間」という条件なので、駅間の距離が長いところほどお得感が増します。
広島と三原の間には東広島駅がありますが、この特定特急券の制度ができた当初には存在しなかったため、広島と三原の間は、現在でも「一駅間」として扱われ、特定特急券970円で乗車できます。普通乗車券との合計では2290円となり、青春18きっぷ1日分とほぼ同額です。
同じような乗りドク区間としては、東海道新幹線の静岡~浜松、山陽新幹線では相生~岡山、小倉~博多などがあげられます。
広島18時34分発の新大阪行「こだま752号」は、元ひかりレールスターの700系8両編成でした。
三原や福山までの県内利用と思われる、野球観戦帰りの赤い一団が座席を占め「かろうじて着席できた」というような状況でした。
野球観戦向けというか、カープファン向けに、岡山・広島・山口県内の山陽新幹線各駅から広島駅までの新幹線往復が大幅割引になる「赤ヘルきっぷ」という企画切符が発売されており、多くはその愛用者のようです。
瀬戸内マリンビュー号が3時間かけて走った、広島・三原間を26分で駆け抜け19時に三原駅に到着。
ここから19時07分発の山陽本線上り列車に乗り継ぎ、福山から快速「サンライナー」に乗車しようと思っていましたが、19時07分発の列車は糸崎始発だったようで、どうも時刻表を見誤っていたいたようです。
仕方なく、19時10分の糸崎行に乗車します。
広島都市圏の国鉄型車両を一掃した最新型車両での運転です。運転台をのぞくとアナログのメーターが「表示」されていました。
アナログとデジタルどちらに軍配が上がったと見ればよいのでしょうか。
糸崎での接続は悪く、20分程待って折り返しの岡山行に乗車。福山から乗車するつもりだった「サンライナー」には間に合わないので、この列車で岡山まで帰ることにしました。
東海道線に次ぐ大幹線らしく、20時をすぎても4両編成の座席を満席にするだけの需要があります。
沿線には中規模の都市が連続し、車窓には常に街明かりが流れます。
尾道、福山、笠岡とすぎ、
20時46分倉敷に停車。
21時04分満席状態のまま終点の岡山に到着しました。ネタのひとつになる予定だった「サンライナー」に乗車できなかったため、本記事は短めになってしまいましたが、出発地の岡山駅に到着したところでこの旅行記は終了とさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。