西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

ANA991便(羽田13:15→関西14:40)プレミアムクラス搭乗記

本記事は下に添付の記事の続きです。

 

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11:35。能登空港10:30発のANA748便で羽田空港に到着。

 

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羽田13:15発の関西空港行ANA991便に乗り継ぎます。

 

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係員に関西空港行のチケットを提示してエレベーターで出発フロアへ移動。

 

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羽田空港第2ターミナル出発フロア。

予想以上の人の少なさに驚かされました。

移動自粛が解除されて数ヶ月になりますが伊丹空港のほうが客の戻りは良い印象です。

 

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これだけ人が少なければ普段通りに振る舞っても感染のリスクは低そうですが、用心して乗り継ぎの991便の出発時刻が近づくまでANAラウンジに引きこもることに。

 

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ラウンジ内も7月に利用した伊丹空港のANAラウンジより空いており、

座席を自由に選べる状況でした。

 

外出するたびに感じる「コロナに感染するのではないか」という不安。

車で初めての土地へ出かけるときに感じる「事故を起こすのではないか」という不安。

株を購入するときに感じる「暴落して大切なお金を失うことになるのではないか」という不安。

初めての国へ出かけるときに感じる「犯罪に巻き込まれるのではないか」という不安。

いずれも「デッサン画につける影」のようなものだと思います。

車の運転のような危険なことはやめ、お金は全てメガバンクの定期預金、海外旅行も行かずステイホームしていれば、「影」はなくなりますが「光」もなくなってしまうのではないでしょうか。

 

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13時前にラウンジを出て67A搭乗口へ。

 

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今回はアップグレードポイント4ポイントを使ってプレミアムクラスを利用します。

ANAはコロナの感染拡大後、ソーシャルディスタンス確保の観点から優先搭乗を中止しており、

LCCのように後方窓側席から順に機内に案内されるため、

最前方のプレミアムクラスは最後の搭乗となります。

 

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機材は能登から羽田まで利用した748便と同じA320です。

(羽田では撮影できなかったので能登空港で撮影した写真を掲載しています)

 

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プレミアムクラスは横4席×2列の8席で、筆者を含めて3席が埋まりました。

プレミアムクラスへのアップグレードにかかる料金は地方路線のほうが安く、

今回の場合、能登~羽田は6000円、羽田~関西は11000円でした。(2日前からのWEBでのアップグレードは1000円引)

サービス内容は地方路線でも幹線でも大きくは違わないため、

普段なら少しでも安く利用できる地方路線を狙いますが、

今回は一律4ポイントのアップグレードポイント利用のため、

高いほうで利用させていただくことにしました。

 

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ピッチは充分で、布製のシート生地もANAのプレミアムクラスでは主流のレザーより好感がもてますが、

「主流のレザーシート」と違い、リクライニングが後ろの席に干渉する形状である点は少々気になりました。

2018年10月に利用したJALの国内線ファーストクラスも後ろの席に干渉する形状でしたが、

新型のA350では干渉しない形状に変更されているようです。

ANAプレミアムクラスのアドバンテージが一つ失われようとしているなら残念なことです。

 

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13:15定刻に駐機場を離れ、減便で余った機体が並ぶなかを滑走路へ。

 

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快晴に近かった能登空港から一転、不気味な雨雲が広がる中を上昇。

 

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いつもより長めに点灯していたベルトサインが消えると、

後方のエコノミー席とカーテンで仕切られ機内食タイム。

 

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食事メニューは予め決まっているため、配られたメニュー表にはドリンクサービスの選択肢が並びます。

 

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今回は到着後に車を運転する予定があったため選択できるドリンクは限られるのですが、

そんなときは一番左のページにある時刻表の「おさらい」をするのがよいかもしれません。

プレミアムクラスの食事は、

10:29までに出発する便は朝食、

10:30~13:29までに出発する便は昼食、

13:30~16:59までに出発する便は軽食、

17:00以降出発する便は夕食が提供されます。

それぞれ内容・ボリュームが異なりますが、

アップグレード料金などは時間帯問わず同じです。

たまにプレミアムクラスを利用するなら個人的には昼食便か夕食便がよいと思います。

 

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ANA991便の羽田発は13:15で昼食便に該当します。

プレミアムクラスの利用は4回目ですが、以前は温かいのは味噌汁だけだったと思うのですが、

今回はご飯が入った器も温かい状態で提供されました。

 

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お品書き

厚焼き玉子(明太子)

銀ひらす味噌漬け

豚肉と蓮根の辛子炒め

鶏松風

合鴨ロース、スナップエンドウ

海老

栃尾揚げ南蛮漬け

湯葉真丈(肉味噌)、赤蒟蒻煮

 

煮物

(蛸、南瓜、里芋、茄子、オクラ)

紫蘇ご飯(梅ふぶき)

 

506kcal 

 

腹八分目サイズですが、7月に利用した東北北海道新幹線「はやぶさ号」のグランクラスの食事より満足度は高く、

同じサービスが地方路線を含むANAの多くの路線で毎日提供されているあたり、上級サービスでは航空に一日の長があると感じずにはいられません。

 

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食事を終えて機窓に目をやると、

知多半島とセントレアが見えていました。

 

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食後のデザートを口にするうち、

高度を下げながら紀伊半島上空を通過。

 

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眼下には早くも目的地の関西空港が見えてきましたが、

 

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991便は和歌山市付近まで南下。

その後、反転して南から着陸するかとおもえば、

 

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鳴門海峡から淡路島南部へと進み大阪湾へ。

 

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和歌山→徳島(鳴門)→神戸沖と地上なら周遊旅行になるようなルートを経て、

ようやく北から関西空港に進入しました。

 

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関西空港の到着予定は14:40ですが、

羽田の離陸がスムーズだったこともあり、

着陸前に壮大な迂回をしてもなお10分近い早着となりました。

 

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人気のない関西空港の到着口付近。

 

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空港ビル内のネットカフェ「KIX AIRPORT LOUNGE」は閉鎖中でしたが、

 

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到着利用もできるカードラウンジ「比叡」は営業していました。

 

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場所がわかりにくく、空港規模に比して小ぶりなラウンジですが、

 

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 ソフトドリンクだけでなくおつまみも充実しており、国内空港のカードラウンジの中ではサービスの水準が高い部類に入るラウンジだと思います。

能登空港からANA VALUE TRANSIT 28で購入した2フライト分12220円の航空券とアップグレードポイントを使い、

コスト面でも満足度の高い移動ができた今回の乗り継ぎ搭乗記はここで終了です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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