西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

特急いなほ3号乗車記(新潟10:57→鶴岡12:45)(会津・新潟・庄内旅行4)

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昨日東武浅草駅を出発し、会津若松経由で磐越西線沿線の咲花温泉の旅館に宿泊。
10時前に新潟駅に到着しました。

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高架化工事の進捗で、昔ながらの駅舎も駅前周辺も、大きく変わろうとしています。

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さて新潟駅からは羽越本線の特急いなほ号で山形県の鶴岡へ向かいます。
次のいなほ号は5番線から10時57分の発車です。

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特急いなほ号が発車する5番線はすでに高架に切り替えられています。
主要都市の駅が高架化されることは珍しくありませんが、このホームには特筆すべき点があります。

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ここでは新幹線と在来線がホームの両側に停車して階段の上がり降りなしに相互に乗り換えができるようになっています。
同じような例として、2004年に九州新幹線が新八代駅~鹿児島中央駅の間で先行開業した際に、博多駅から新八代駅までの在来線特急列車と新幹線を新八代駅の同じホームに止めて乗り換えの便を図っていたことがありましたが、当地ではその後九州新幹線の全線開通により新八代駅での乗り換え自体が解消しているので、このようなホームは全国でもここだけとなっています。

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10時41分発の普通列車が出発したあと、乗車する特急いなほ3号が入線しました。
1997年の登場時からしばらく常磐線の特急フレッシュひたち号として使われていた車両です。

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7両編成で新潟発の場合1番前の車両がグリーン車になっています。
この「いなほ号」のグリーン車は特に1人あたりの専有面積の点で新幹線も含めて日本一贅沢なグリーン車と言われています。

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鶴岡まで2時間弱の乗車で普通車で充分なのですが乗ってみることにしました。
シートピッチはJR標準の116cmに対して180cmあります。また座席ごとにパーティションで仕切られているためリクライニングをフルに使っても後ろの席に影響しないのも特徴です。
横方向についてもJR東日本の特急列車のグリーン車では4列が主流なのに対し、通路を挟んで1列・2列の3列となっています。

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車内にはミニロビーのようなフリースペースも設置されているため、1両の定員はわずか18名と個室寝台車なみになっています。
1人あたりの面積だけで比較すれば航空機の国際線ビジネスクラスより広いのではないでしょうか。

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発車8分前の10時49分。ホーム向かい側に東京発9時12分の上越新幹線「とき311号」が到着。
この列車は東京駅~新潟駅間で停車駅は大宮駅のみという速達便です。
特急いなほに接続する列車を速達便に設定し、なおかつ同じホームで乗り継げるようにしている背景には、特急いなほ号が通る羽越線沿線が東京駅など首都圏から距離の割に時間がかかることが問題視されていることがあるようです。
このようなダイヤ上や駅構造の工夫によっても、「とき311号」と「いなほ3号」の乗り継ぎの場合、東京駅から約470kmの鶴岡まで3時間33分、約500kmの酒田まで3時間52分かかるダイヤになっており、東京駅から酒田駅までの時間があれば北海道の新函館北斗駅(東京から約860km)や広島駅(東京から890km)のほか、秋田新幹線利用で新潟から見れば鶴岡や酒田の100km以上先にあたる秋田駅まで行くことができるというのが現状です。

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同じホームに新幹線と在来線の列車を止めることができても、中間改札を省略することはできなかったようで、乗り換え時間短縮の障害になっているように見受けられました。

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いなほ号は新潟駅を発車すると新津駅まで白新線を走行します。新潟駅を発車してしばらくで渡る川は信濃川ではなく阿賀野川です。

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白新線沿線は全線が新潟近郊といえますが、さすが米どころというべきか、車窓にはかなり広大な田園地帯も見られます。

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新潟駅から27kmの新発田駅に停車。ここから秋田駅へとつづく羽越本線に入ります。
新潟駅~新発田駅間の白新線は信越本線の終点である新潟駅と新津駅から新潟駅を通らずに秋田方面へ向かう羽越本線をつなぐ役割を果たしています。

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特急いなほ号の特筆点としてグリーン車が豪華なことと、もう一点、在来線特急では少なくなった車内販売があることが挙げられます。
その車内販売のカートの中に、車内販売に限らず西日本では見かけない商品がありました。

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「ほや」は東北地方、特に三陸地方で食され、西日本ではほとんど流通していないようです。
オレンジ色で味をどう表現していいのかわかりませんが、箱に書いてある「磯の風味」というのに偽りはなさそうです。
ちなみにネット上では「尾索動物亜門ホヤ網に属する海産動物の総称」などと説明されています。

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新潟から45分で新潟県北端に位置する村上駅に到着。新潟からの普通電車は大半がここで折り返します。

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村上から先、羽越本線は日本海の波打ち際を走ります。
桑川駅付近では笹川流れのような景勝地もあって、夏のシーズンは気持ちの良い車窓がつづきますが、冬になれば強風で列車の運行にも支障が出るなど交通の難所になってしまいます。

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12時45分、鶴岡駅に到着。

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ホームには、この夏で運転終了となる臨時快速列車「きらきらうえつ」号の広告がありました。
この日の「きらきらうえつ号」の新潟駅発車時刻は10時11分、鶴岡駅着は12時52分で、乗車も考えましたが指定席券発売日の午後に空席を検索するとすでに満席で断念した次第です。

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このあと鶴岡駅からバスで庄内空港へ向かい、8月から運航を開始したジェットスター庄内線で成田空港へもどりました。
つづきはこちらです。

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