西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

マカオ・セナド広場から珠海駅へ行き、高速列車で広州へ。(香港・マカオ・広州旅行4)

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 香港から港珠澳大橋を渡り、マカオの世界遺産「セナド広場」周辺を散策したのち、バスで拱北口岸へ行き出境。珠海発の高速列車で広州を目指します。

 

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 セナド広場前の道を横断し右方向に2分程歩いたところにある新馬路バス停から、3または3X系統のバスに乗ると、珠海市に接するボーダー「拱北口岸」へ行くことができます。運賃は6パタカでマカオパスがつかえます。

 

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 新馬路から15分程度で拱北口岸前の地下バスターミナルに到着しました。

 

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 現在の出入境施設の前には、かつての施設の一部が保存されていて、マカオの観光スポットの一つになっているようでした。

 

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 奥の大きな建物が、現在の出入境施設です。まずマカオからの出境ですが、待ち時間は5分ほどでパスポートの提示のみでOKでした。

 そのあと通路を歩いて隣接の建物で中国「内地」への入境手続きがあります。こちらは建物を入ったところにある出入国カードを記入する必要があり、パスポートとカードを係員に提示します。待ち時間は15分くらいでした。入国後には簡易な荷物検査もあります。

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 マカオの出境施設に入ってから30分ほどで中国「内地」の珠海市へ抜けることができました。

 

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 出入境施設を出て左手の方向に珠海駅があります。徒歩5分程度です。

 

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 今回の旅行では「trip.com」(Ctrip)という中国の旅行予約サイトを使って、これから乗車する「珠海⇒広州南」と翌日の「広州南⇒香港西九龍」の高速列車の座席を予約していました。

 「trip.com」(Ctrip)で予約すると、席番や予約番号・入力したパスポート番号などが記載された予約票のメールが届くので、それをプリントアウトしたものを持参し、パスポートと一緒に窓口で提示すれば、乗車券(指定券)と引き換えてもらえます。

 予約画面の操作も容易で窓口でも「中国語不要」なのでいつも愛用していますが、切符の受け取りは有人窓口のみとなります。珠海駅は陸路で入境してくる人が多いためか、窓口の混雑は、これまで利用したことのある北京南駅や上海駅の以上で、30分程度待たされました。

 

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 ようやく入手した15時発広州南行の乗車券。

  このあと、さらに駅入口にある改札で乗車券・身分証(パスポート)のチェックと荷物検査を受け、晴れて「進駅」(改札内に入ること)を許されます。

 日本の乗車券との最大の違いは右上に「B1検票口」と書かれている点でしょうか。検票口は改札内改札とでもいうべきもので、列車の乗車直前にプラットホームの入口で切符の最終チェックを行うところです。したがってプラットホームの数だけ検票口があります。空港に例えると、切符売り場がチェックインカウンター、駅の入口にある改札と荷物検査が保安検査場、検票口が搭乗口に相当します。

 

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 こんな間隔で高速列車が運転されるのは東海道新幹線だけだと思っていました。

 

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 駅改札内の雰囲気。時間に余裕をみていたので、ベンチで1時間程度過ごしました。

 

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 中国の鉄道を利用する際に注意したいことが、時刻表の下に赤字でスクロールされていました。「開車前3分〇停止検票」要は発車3分前になると改札口(駅の入口ではなく検票口)が閉鎖され、列車に乗車できなくなってしまいます。3分が中国内共通かどうかはわかりませんが、他の駅でも同じようなシステムになっていたと思います。

 

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 10分ほど前になると検票口がオープンしますが、そのさらに10分ほど前には検票口前に行列ができます。

 

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 検票口が開くとエスカレーターを上り乗車列車と対面です。中国の高速列車は5回目ですが、初めて見る車両です。

 

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 形状や車体の塗装が、新幹線ではなくJR西日本の在来線特急電車(683系など)に似ていると思うのは筆者だけでしょうか。

 

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 この車両はこれから乗車する珠海⇒広州南など1時間程度の短距離用の車両のようで、上海⇒北京などの高速列車にくらべ簡素なシートでリクライニングはできず、指定された1番前の座席は進行方向と反対向きに固定されていました。

 

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 シートピッチも90cm前後でしょうか。日本でいえば京阪神の新快速くらいのシートピッチでした。

 

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 ドア付近にデッキはなく、先頭部分の狭いエリアで集団見合い式の座席配置になっているなど、高速列車としては非常に珍しい車内レイアウトになっていました。

 

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 そろそろ検票口が閉鎖されるころ。駆け込み乗車はそもそもできないので、発車ベルなどもなく、時間になると静かに発車します。

 

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 中国は都市部を離れると広大な原野が広がるイメージですが、珠海⇒広州南については、田園風景はあっても常に高層建築や高速道路などが車窓にみえ、人口が多く発展している地域を走っている印象でした。

 

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 大きな川を渡ります。

 

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 巡行速度は180km/hから190km/h程度で、300km/hが当たり前になっている中国の高速鉄道としては控えめです。

 

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 途中駅からの乗車も多く、合法的な乗車方法なのかわかりませんがドア付近には立客も多い状態で、広州南駅に到着しました。珠海から58分のミニトリップでした。

 到着した列車は、16時20分発の珠海行として折り返すようで、全体として日本でいえば新幹線に近い速度と京阪神の新快速のような気軽さを兼ね備えた高速列車という印象でした。

 

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 広大な広州南駅のコンコース。2階部分はケンタッキー、マクドナルド、スターバックスに「すき家」まであり外資の見本市の様相を呈していました。

 今夜は広州のホテル「広東ホテル」で一泊し、明日は去年香港乗り入れを開始した高速鉄道の新線で香港にもどり、香港エクスプレス航空で帰国します。

 つづきはこちらです。

 

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