西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

香港イビスノースポイントホテルと空港からのアクセス(香港・マカオ・広州旅行2)


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関西空港発16時05分の香港エクスプレスUO851便で香港空港に到着し、制限エリア外に出たのが20時頃。今から、今夜の宿であるイビスノースポイントホテルへ向かいます。

イビスはフランス資本の低価格ホテルで香港のほか中国・韓国などアジアにも多数の店舗を展開しています。香港のイビスノースポイントは、リーズナブルで立地も良いとして口コミやホテルサイトなどでも「おすすめ」に挙げられることが多いホテルです。

香港空港からイビスノースポイントホテルへのアクセス方法として、バスを利用する方法と空港鉄道と地下鉄(MTR)を乗り継ぐ方法がありますが、今回は空港からの往路はバス、復路は地下鉄と空港鉄道の乗り継ぎを利用しました。

 

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香港空港のバス乗り場は第一ターミナル到着の場合、空港鉄道の駅から右方向へ進むと突き当たりがバスターミナルの付け根部分になっており、大型の案内板が設置されています。


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イビスノースポイントのノースポイントは漢字表記では「北角」となります。空港鉄道の終点「中環(セントラル)」や、繁華街の「銅鑼湾(コーズウェイベイ)」を経由して「北角」へ向かうA11系統の乗り場は案内板の右隣にありました。

 

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概ね20分毎の運転です。


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運賃は下車するバス停にかかわらず一律40香港ドルで乗車時に支払いますが、香港版の「SUICA」オクトパスが利用できます。バスターミナルに来る前に、空港鉄道の駅で購入やチャージを済ませておくと便利です。カードリーターは運転席横にあり乗車時のみタッチすればよいようです。


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20時20分発の便に乗車。2階建てバスの収容力は大きく、長蛇の列でもたいてい空席を見つけることができます。


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空港から高速道路を25分ほど走り、一般道に入ります。途中の経由地、空港鉄道の終点「中環」(セントラル)までは35分~40分程度でした。写真は銅鑼湾のSOGO付近を通過中に撮影したものです。付近は香港一の繁華街で21時を過ぎても多くの人でにぎわっていました。


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中環から先各バス停で数人ずつ下車があり、2階席の最前列の席が空いたので座って前方を映してみました。眺めがよく楽しいですが、途中のバス停で下車する場合は、停車時間が短いので、バス停に到着してから席を立っていたのでは発車してしまいます。皆1つ手前のバス停を出たタイミングで1階の降車ドア付近に移動しているようでした。

 


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香港空港から70分で終点の北角に到着。

 

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バスの到着場所とイビスノースポイントホテルの位置関係は写真のとおりで、まさに「目の前」です。


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建物に入ると階段とエレベーターがありますが、まず階段でフロントがある2階へむかいます。低価格ホテルということでフロントは非常に簡素でした。

 
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最上階は31階のようでしたが、あてがわれた部屋は30階。ホテル予約サイトによれば11平米となっていましたが、東横インなどと同程度の広さでした。ただし浴室はシャワーのみです。宿泊費は2か月ほど前にホテル予約サイトからの予約で8000円台でした。相場が高い香港ではかなりリーズナブルと言えそうです。


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周囲のビルより高い位置になるため夜景を楽しむことができました。


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翌朝。素泊まり予約のため部屋で朝食をとり、7時40分ごろに部屋を出ました。今日は港珠澳大橋を渡るバスで澳門へ行き、ボーダーをこえ珠海から新幹線で広州へ向かう行程です。港珠澳大橋方面へのバスは香港市内からも出ているようですが、一番わかりやすいのは香港空港からB4系統のバスに乗るルートのようだったので、いったん空港まで戻ります。


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イビスノースポイントの口コミで「高層ホテルにもかかわらずエレベーターが少なく長時間待たされる」というものを見かけましたが、偶然だったのか7時40分というチェックアウトが多そうな時間帯でも、エレベーターの運行はスムーズで、特に長い時間待たされるということはありませんでした。


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香港空港からのA11系統のバスの到着も目の前でしたが、地下鉄MTRの北角駅もホテルの玄関から徒歩1分程度と非常に便利です。イビスノースポイントが「おすすめ」に名を連ねる理由がわかる気がしました。


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香港の地下鉄MTRの路線図。黄色い目印が現在地「北角」駅、堅尼地域方向の電車で6駅の中環で空港鉄道「機場快線」(地図のオレンジのラインと並走する緑のラインが機場快線)に乗り継ぎます。


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北角駅からは座ることができました。


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6駅10分少々で中環駅に到着。機場快線の案内に従い、乗り換え通路を進みます。


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乗り換えはかなりの距離を歩かされます。10分程度は見ておいたほうが良いと思います。


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機場快線の駅に到着。列車は自由席ですので、オクトパスに残額があれば、そのまま自動改札を通過してホームにすすむことができます。切符を購入する場合は、写真右手の列車車票と書かれたことろの券売機で切符を購入します。

 

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機場快線は中環から20分台で空港まで行くことができ、混雑することも少なく快適ですが、運賃が高いのが気になります。中環から空港までオクトパスで110香港ドル、切符を購入すると115香港ドルとなり、これだけで昨夜の北角までのバスの3倍近い値段になってしまいます。


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列車は6分に一本程度。始発の中環からは余裕で着席できます。


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入口付近には荷物置き場が設置されています。


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乗車時間が30分未満ということで座席は比較的簡素なものです。


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海底トンネルを抜けた九龍からも乗車できます。


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空港が近づくと海が見え、ある程度車窓も楽しむことができます。最高時速は130km程度で揺れも少なく乗り心地は非常に快適でした。

空港駅には8時40分ごろに到着しました。北角駅の入口から約1時間で、結局のところバスと所要時間に大きな差はないという結果になりました。機場快線自体は頻繁運転で快適でしたが、運賃の「大きな差」と所要時間の「わずかな差」、それに乗り換えの手間を考慮すれば、北角地域への足としては、筆者はバスをおすすめします。


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今回は香港から港珠澳大橋へ向かう行程でイビスノースポイントホテルを利用しましたが、大橋は空港の近くから海上へ出るルートになっているので、同じような旅程をお考えの場合は、もう少し空港に近いところでよいホテルを見つけたほうがよいかもしれません。

ただ香港市内の観光が目的で、ホテルは「安心して泊まれればよい」という方には、「程よい設備」と「申し分ない立地」を備えたイビスノースポイントホテルは、評判通りの利用価値の高いホテルだと思いました。

このあと空港からB4系統のバスに乗り、香港から澳門の世界遺産「セナド広場」へ向かいました。つづきはこちらです。

 

www.nishiuraexp.com

 

 

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