本記事は下に添付の記事のつづきです。
JR 東日本とJR東北本線を受け継いだ第3セクター「青い森鉄道」が乗り入れる青森駅。
今回はここから隣の新青森駅に移動し、東北新幹線で仙台へ向かいます。
青森駅のコンコース。
JR の券売機やみどりの窓口は写真左手方向にあります。
青森駅に掲出されていた「えきねっとお先にトクだ値スペシャル50％OFF」の広告。
今回、新青森から仙台までの東北新幹線の乗車券・特急券は、この切符の利用しました。
新青森→仙台の場合は5610円です。
青森駅から東北新幹線の新青森まではJR 奥羽本線で一駅190円。
青森～仙台では計5800円となります。
駅前から発車する仙台行の高速バスの運賃を確認すると、
乗車日により変動があるものの、概ね平日は4000円台、週末は5000円台となっており、所要時間は約5時間。
東北新幹線を利用すれば新青森での乗り換え時間を含めても2時間程度ですから、
バス会社にとっては厳しい「新幹線半額セール」に違いありません。
新青森から乗車するのは15:52発のはやぶさ34号で接続列車は15:35発の弘前行ですが、
一本前の15:07発の津軽新城行で新青森へ向かいます。
青森駅改札口と各ホームを結ぶ跨線橋。
青函連絡船時代の面影を残していましたが、近い将来撤去される予定のようです。
青森15:07発津軽新城行。701系2両編成。
3分程で新青森駅に到着。
新幹線連絡の利便を図るため、青森～新青森間に限り、特急列車に普通乗車券だけで乗れる特例も用意されています。
新青森駅新幹線乗り換え改札。
新青森までの190円の切符と、新青森からの新幹線の切符を入れると、新青森からの新幹線の切符だけが出てきました。
新幹線改札内はロビーのような待合室や店舗もあって、長めの待ち時間でも快適に過ごすことができます。
15:50。新函館始発の「はやぶさ34号」が入線。
コロナ下でも新青森からまとまった乗車がありました。
半額と格安の「えきねっとお先にトクだ値スペシャル」ですが予約時に任意の空席を指定することができます。
今回は2人掛けの窓側E席を選択、下車駅の仙台まで隣は空席のままでした。
隣は空席だったものの、Go Toの東京解禁や「半額セール」の影響か、4割程度の席が埋まりました。
16:15。青森県南部の八戸に停車。
16:44。新青森から約50分で盛岡に到着。
盛岡駅は東北新幹線開業から約20年間、東北新幹線の終点として機能し、
青函トンネルが開業後は、特急はつかり号が東北新幹線で到着した乗客を受け、盛岡～函館を約4時間の所要時間でリレーしていました。
約4時間という所要時間は乗車中のはやぶさ号の東京～新函館北斗間の所要時間と同等であり、
近年の東北筋の鉄道の進化の早さを実感させられます。
世界トップクラスの俊足を誇る「はやぶさ号」ですが、
乗車中の34号の場合、盛岡で6分もの停車時間があります。
はやぶさ号の到着から約3分。後方に秋田からの「こまち34号」が接近。
徐行と停止を繰り返しつつ接近し、長い鼻先同士を連結させます。
はやぶさ号は10両編成、こまち号は7両編成で、
両者の連結により旅客列車としては国内最長の17両編成が完成します。
【はやぶさ・こまち連結】盛岡駅 はやぶさ34号・こまち34号連結シーン
時刻表を確認すると「こまち34号」は「はやぶさ34号」が新函館北斗を発車した18分後の15:06に秋田を発車していることがわかります。
盛岡で「はやぶさ・こまち34号」となり東京には19:04に到着します。
連結が完了すると、発車まであと1分程。急いで「はやぶさ号」の車内に戻りました。
東北新幹線の盛岡から宇都宮までの区間、はやぶさ号・こまち号の最高時速は320km /h 。
盛岡発車後の車窓。
まだ17時ですが秋の東北地方の日暮れは早いようで、すでに夜の風景になっています。
約30分続いた300km/hオーバーの疾走が終わり、
前方から高層ビル街が近づくと東北一の大都市、仙台到着の車内放送が流れました。
17:29。新青森から1時間37分で仙台駅に到着。本日の旅程はここまでです。
ホテルへ向かう前に仙台駅構内の立ちそば処「杜」へ立ち寄り。
鶏そばに生卵のトッピングで490円。
写真のように鶏の大きさは期待以上で、コスパにも優れたお勧めできる一品です。
仙台と都市規模が似通う広島の玄関広島駅と歩調を合わせるように、
近年すっかり装いを改め華やかな雰囲気が漂うようになった仙台駅構内を歩き、
東口から徒歩5分程で今夜の宿「コンフォートホテル仙台東口」に到着。
一泊朝食付きで5000円台が「Go To」で3000円台になり、
1000円分の地域共通クーポンを受け取ることができました。
朝食。
翌朝は10時前にチェックアウトし、
仙台駅10:13発の特急ひたち14号に乗車。
終点の品川まで乗り通しました。
つづきはこちらです。
