松山から乗車した特急いしづち16号が人身事故に遭遇した関係で、
予定より2時間程遅れて到着した香川県高松市JR高松駅。
宇高連絡船時代に港に接した場所にあった高松駅は、
現在の高松駅に建て替えられる際に約300メートル後退し、
元々駅施設があた場所は「サンポート高松」として再開発され商業施設やホテルが立地しています。
そのサンポート高松では、2019年に従来から営業していたJR系のホテルクレメント高松(写真左)に加え、
JRクレメントイン高松(写真右)という新しいホテルが開業しています。
ホテルクレメント高松は正月の青春18切符旅行の終点として利用させていただいた(記事下に関連記事を添付しています。)ので、
今回は新規開業のJRクレメントイン高松に宿泊することにします。
JRクレメントイン高松の建物は、敷地の形状や隣接するホテルクレメント高松の客室からの眺望・日照などの影響を考慮してのことか、
高松駅側に先端を向けた二等辺三角形に近い特異な形をしています。
高松駅側から見て建物右手にある入口から入り、右手の階段を上がったところにフロントがあります。
2階のフロントでチェックインしエレベーターで客室へ。
ホテルは9階建てで、3~8階までが客室フロア、9階は客室と大浴場という構成になっています。
指定された9階客室内のフロア見取り図。
三角形の建物内にA字型に通路を配し、それに沿ってV字に客室が並んでいるのがわかります。
なお9階はエレベーターホールに隣接して大浴場がありますが、
3~8階ではその部分にも客室が配されているものと思われます。
そしてA字型通路の先端部分は写真のようなY字路になっています。
建物内ではこのホテルの個性が最も現れている部分であり、
個人的には兵庫県の出身地の街のY字路を描いた横尾忠則氏(画家)の作品を思い出しました。
客室内。
隣接のホテルクレメント高松に比べると高級感では一歩譲る印象ですが、
その分価格も抑えられており、建物自体が新しいこともあって居心地は悪くありません。
客室内のディスプレイはテレビやWIFI パスワードの確認だけでなく、
朝食会場や男女別の大浴場の混雑状況をリアルタイムで伝える機能も備わっています。
9階の部屋からは上下移動なく大浴場にアクセスできます。
大浴場からは高松港や屋島の美しい風景を眺めることができましたが写真はありません。
(ホテルサイトや他の方がアップされていると思います。)
客室から見たサンポート高松の夕暮れ。
先述のように3~8階では眺めが素晴らしい9階大浴場の下にあたる部分も客室になっているものと思われ、
ほぼ同じ風景が部屋から楽しめるはずですので、
チェックイン時に海が見える部屋をリクエストしてみるのも良いかもしれません。
今回は素泊まり6300円で予約することができました。
ホテルクレメント高松に比べ概ね1000円~2000円程度安い料金で宿泊できる日が多いようです。
またインバウンド需要の増大を背景に新規開業したホテルらしくチェックアウト時間は11時と遅めに設定されています。
朝食付きプランもあるようですが、素泊まりの場合、
高松駅前で気軽に讃岐うどんを食べられる「めりけんや」が朝7時からの営業で便利かも知れません。
今回はチェックイン前に昼食と夕食を兼ねて利用しました。
高松駅改札前から右手に延びる通路を歩いて駅舎の外に出ると道向かいに店舗が見えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事の最後でホテルクレメント高松に宿泊しています。