高松⇒岡山⇒広島⇒芸備線⇒新見⇒倉敷と1日でめぐり、最後は倉敷から快速サンライナーで19時35分に岡山駅に到着。
出発地高松への快速マリンライナーは日付が変わるまで運行されており、余裕で日着できるのですが、今回は岡山駅西口直結のANAクラウンプラザホテル岡山に宿泊することにしました。
9月にANAの上級会員「SFC」に入り、ANA系列のホテルで特典が受けられるとのことだったので興味があり予約を入れた次第です。
なおこのホテルに予約を入れる際にANAクラウンプラザホテル岡山を含む全日空ホテルズと提携関係にあるIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)の会員登録(無料)もしています。
SFC会員・IHG会員双方で上乗せのサービスがあるようですが、筆者はホテルのサービスについては詳しくありません。
本記事は「SFC会員になり、IHG会員登録もしたうえでANA系列のホテルに宿泊したらこんなサービスが受けられました。」というスタンスで書いたものです。
岡山駅西口からの歩道橋はホテルの建物につながっていますが、ホテルの玄関はエスカレーターで1階に降りた場所にあり、目の前にはローソンがあります。
部屋は17階でした。
予約時のメールを見直すと
プラン名:ANAスーパーフライヤーズ会員専用プラン
お部屋タイプ:スタンダードフロア・シングルルーム18㎡・禁煙
となっています。
18㎡の部屋に大きなベッドが置かれ、それほど「広い部屋」という印象はもちませんでした。
バスルームにはシースルーの窓がついています。
デスク回り。
テレビのサイズが控えめな点が良いと思いました。
1泊4000円程度の格安ホテルでも必ず部屋にテレビがあることに疑問を感じ、
少しランクの高いホテルでは「映画館なのか」と思うような「バカでかいテレビ」に驚かされることがよくあります。
「テレビなしを条件に数百円値引いてくれるようなプランがあればそちらを選択するのに」と思いながらスイッチを入れることなく退室。
というのが筆者がホテルに宿泊するときのいつものパターンです。
筆者より若い世代ではそういう方も少なくないと思うのですが。
デスクにあったコーヒーメーカー。
メーカーの上部に、水色や紫色のカップに入った1杯分のコーヒー豆を入れ、背部の容器に水を入れると、淹れたてのコーヒーを飲むことができます。
淹れたてのコーヒーの味もさることながら、立派な箱を開けカラフルなカップを取り出すという過程も、コーヒーを飲む楽しみを増す演出のようです。
部屋からの夜景。岡山駅方向。
岡山駅のメインは瀬戸内海に沿って東西に延びる山陽新幹線と山陽本線ですが、岡山駅自体は南北方向を向いているという事実は、あまり知られていないのではないでしょうか。大雑把に言うと写真左上が北、右上が東です。
上の写真より北方向に向いて撮影したものです。
JRで言うと津山線方面を見ていることになります。
翌朝、新聞のルームサービス。
新聞についてはチェックイン時に希望を聞かれ、特に指定がない場合は地元紙の山陽新聞になるようでした。
チェックイン時に受け取った朝食券とウエルカムドリンク券。
ウエルカムドリンク券はチェックアウト日まで有効とのことでした。
なお個人情報隠しのスティックコーヒーも、コーヒーマシーンに入れるものとは別の客室サービスです。
朝食会場は20階のレストラン。
スタッフが席を案内してくれました。
こういうとき一人利用だと影に隠れるような席に案内されることが多いので「窓側の席」をこちらからリクエストしました。
プレートの「会員」はSFCではなくIHGのほうでしょう。
バイキング朝食。
ゆっくりと朝食を採りながら次々と岡山駅に進入してくる新幹線を眺めることができます。写真は700系ひかりレールスター。
九州新幹線直通のN700系「さくら」。
N700系16両編成の「のぞみ」。
チェックアウトの延長サービスもあり、正午まで滞在可能となっていたため、食後のコーヒーを含め1時間程度レストランで過ごしました。
朝食会場から一旦部屋にもどって寛いだあと11時30分頃にチェックアウト。
ウエルカムドリンク券を持ってフロント横のカジュアルレストラン「ウルバーノ」へ。
ウエルカムドリンクのサービス券の表示によれば、ウルバーノの営業は11時30分からとなっており、チェックアウト日に利用しようとすると、延長されたチェックアウト時刻直前まで待って、昼食を食べに訪れた地元のお客さんに交じってというスタイルにならざるを得ないようです。
ホテルとしては到着日の夜に食事メニューのプラスアルファで使ってほしいというのが本音なのでしょうか。
アルコール類も選択できるようでしたが、昼前ということで「紅茶」を注文。
10分程で席を立ちました。
チェックアウト時の支払額は7650円でした。
予約するタイミングや日程によってはさらに安い価格で同じサービスを受けられる場合もあるようです。
駅直結、シティービュー18㎡の部屋、眺めの良い会場での朝食、新聞サービス、レストランでのウエルカムドリンクサービス、正午チェックアウト。という内容で、
近隣の東横インと大差ない価格というのは大変魅力的であり、1000円札1枚の「働き」は1泊4000円程度の格安ホテルを上回るのではないでしょうか。
ホテルへのこだわりはあまりなく、これまではホテル名にJALやANAの文字があるだけで「高い」と決めつけ確認もせずに宿泊先の候補から外していることもありましたが、
今後のホテル探しでは「少なくとも値段のチェックくらいはしよう」と思いながら岡山駅の改札口へ向かいました。
このあと快速マリンライナーのパノラマ席(1号車グリーン車の先頭部分)に座り高松まで戻りました。
乗車記はこちらです。