韓国南西部の大都市光州から高速列車KTXで約2時間、ソウルに戻ってきました。
2004年のKTX開業時から使用されているガラス張りのソウル駅舎。
駅は橋上構造で地平ホームのKTXなどが発着するホームに降りる階段の隣に空港鉄道の地下ホームへの入口があります。
空港鉄道の途中駅案内。
左の飛行機マークに注目です。
空港鉄道は路線中間で金浦空港を通り仁川空港第1、第2ターミナルへ向かいます。
40分毎の特急列車A REX はソウル駅を出ると仁川空港までノンストップのため金浦空港へは普通列車を利用するほかありません。
普通列車は10分以下の間隔で運転されていますが、空港線沿線住民の足も兼ねているため混雑することが多いのが難点です。
ソウル駅から普通列車で20分程度で金浦空港に到着。
搭乗予定のANA868便の出発時刻20:10まで3時間程度あり、カウンターはまだ開いていませんでしたが、カウンターのオープンより先に自動チェックイン機にANA の表示が現れ、早めにエリア内のラウンジに向かうことができました。
保安検査場前の広い空間と壺型のモニュメント。
仁川空港が開港する直前の時期は、ここに長い行列ができていたのではないでしょうか。
出国を終えエリア内に入り左手に見える「スカイハブラウンジ」はプライオリティパスがあれば入室できるようです。
筆者は「JCBオリジナルゴールドカード2年連続100万円決済」ルートでプライオリティパスにアプローチしていましたが、
すでに条件はクリアしており、2月末頃にはゴールドプレミアカードとプライオリティパスを入手することができる見込みです。
JCBゴールドプレミアカードで年100万決済を続ければ楽天プレミアムカードと同じ年会費10000円でプライオリティパスを持ち続けることができるので、
「いずれはプライオリティパスを使いたい」という気の長い方にはおすすめの入手方法かも知れません。
さてスカイハブラウンジからさらに左手方向に進むと写真のようなモニュメントがあり、その奥の階段(エレベーターもあります)を上がったところに、
アシアナラウンジ(手前)、と大韓航空のKALラウンジ(奥)があります。
羽田への復路は特典エコノミーですが、スーパーフライヤーズカード右上にあるスターアライアンスゴールドマークの効力で、ANAのお仲間であるアシアナ航空のラウンジにお邪魔させていただくことも可能です。
国内線ばかり乗っているとANAのSFCよりJALのJGCのほうがよいのではないかと思うこともありますが、
一度国外に出ると、特に韓国のような日本人の渡航が多い近隣国では全く事情が違ってきます。
軽食程度とはいえ、ドリンクのみの国内カードラウンジ・航空会社ラウンジとは一線を画しています。
機内食までのつなぎにサンドイッチなどを少々。
ラウンジ内の出発案内。
20:10発のANA868便は金浦空港発の最終便なのかもしれません。
出発時刻が近づき38番搭乗口へ。
ラウンジからみるとターミナルの反対側でしたが、コンパクトな空港のため5分もかからなかったと思います。
搭乗機はB787.
特典航空券がローシーズンに入る12月中旬は閑散期のはずですが、エコノミーはほぼ満席に。
エコノミーの機内食。
同じカレーでも往路のビジネスクラスの機内食より食べやすく、2時間程度のフライトならこれで充分です。
短距離国際線のビジネスクラスは、横になれるなど実質的なメリットを目当てに利用する欧米路線のビジネスクラスより、ある意味贅沢な存在なのかも知れません。
追い風に押される帰国便のフライト時間は2時間をきり、機内食を食べ終えるころにはすでに本州上空にさしかかっていました。
羽田空港には若干の早着でしたが、バス移動でターミナル入りはほぼ定刻に。
搭乗機のエンジンはロールスロイス製だったようです。
面倒なバス移動ですが、普段見られないものを見ることもできます。
入国後のエリアで見つけた国際線増発のポスターは国鉄時代のダイヤ改正告知をイメージさせるものでした。
これを実現するために新たに始まる都心上空からの着陸に懸念の声もあるようですが、
大阪では昭和の時代から行われていたことであり、
個人的にはこれまで以上にバス移動が増えたり離着陸待ちがさらに増加する可能性があることの方が気になっています。
特典航空券6フライト旅行のうち4フライトを終え、明日は函館経由で伊丹に戻ります。
早朝のAIR DO 函館行に乗り継ぐため、今夜は第1ターミナルのファーストキャビンに宿泊します。
つづきはこちらです。