西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【出雲市駅経由が便利】一畑電鉄で出雲大社前駅へ向かう。

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米子と境港を結ぶJR境線を往復し戻ってきたJR西日本米子駅。

ここから山陰本線の下り普通列車で出雲市まで行き、一畑電鉄にのりついで出雲大社前駅へ向かいます。

 

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米子から出雲市までは国鉄時代の昭和50年代に電化されていますが、現在でも電車と気動車が混用されています。

乗り継ぎの11: 30発の出雲市行も電化区間のみを走行するディーゼル列車(キハ47)でした。

 

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ワンボックスに一人ずつ程度の余裕の乗車率で米子を発車。

 

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米子を出た列車は県境を超え次の停車駅安来は島根県に属しています。

 

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松江までの車窓は進行方向左手(写真)は田園風景がつづきますが、右手には宍道湖の東につづく中海が見えます。

 

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米子から30分程で市街地の高架線に入ると間もなく松江に到着します。

 

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12:05着の松江駅で途中下車し高架下のショッピング街で昼食。

 

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乗車した後続の12:44発の出雲市行は伯備線から直通の115系電車2両編成でした。

JR初期には、国鉄時代に長編成を組んでいた編成をぶつ切りにして、

中間車両に運転台を設置するという改造が各地で行われましたが、

この車両の独特の顔立ちは、その中の1両であることを物語っています。

 

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松江からしばらくの間、進行方向右手には宍道湖の車窓がつづきます。

 

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玉造温泉駅で上りの特急やくも号と行き違い。

 

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木次線乗り換えの宍道駅。

国鉄時代からのものと思われるホームの乗り換え案内には広島の文字が見えますが、

現在ここで木次線に乗り換えて広島へ向かうのはかなり大変です。

 

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13:22。出雲市駅に到着。

 

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出雲市駅は、鳥取駅や松江駅に比べると利用者数は少ないものの、

日本を代表する観光地の一つである出雲大社の玄関駅であり、

鉄道の世界では国内に3駅しかない定期夜行列車の始発駅となっています。

高架下ではコンビニ、飲食店、パン屋から100均まで思いのほか多くの店舗が営業していました。

 

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出雲大社を模した出入口が印象的な駅舎外観。

駅前のバスターミナルからは、

出雲空港へのリムジンバスや大阪や広島への高速バスのほか、

出雲大社へ向かう路線バスも発車していますが、

 

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出雲市駅から出雲大社へは山陰唯一の私鉄「一畑電鉄」で向かうこともできます。

一畑電鉄の出雲市駅(電鉄出雲市駅)はJR出雲市駅北口を出ると右手方向に見えます。(徒歩2分程です)

 

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電鉄出雲市駅はJR出雲市駅とともに高架化されており、待合室や駅窓口は高架下にあります。

 

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電鉄出雲市駅を発車する電車は平日・休日とも1時間に1~2本程度。

平日も休日もそれほど変わらないように見えますが、

実際のダイヤは大きく違います。

 

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一畑電鉄の全線全駅が掲載された運賃表。

下に一列に並ぶ電鉄出雲市駅(左端)~松江しんじ湖温泉駅(右端)間が一畑電鉄のメインルートです。

この路線は宍道湖の北を通って出雲市と松江を結んでおり、宍道湖の南を通るJR 山陰本線とは競合関係にあります。

そしてそのメインルートの途中川跡駅から出雲大社前駅へ向かう路線が分岐しています。

平日ダイヤではメインルートの電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉駅を結ぶ列車が川跡駅で行き違うダイヤで運行され、

川跡駅では両方向の列車からの乗り換えを受けて出雲大社前駅へ向かう列車が発車します。

しかし出雲大社への観光利用が増える休日は松江しんじ湖温泉駅~出雲大社前駅間が直通となり、電鉄出雲市からの電車は川跡駅で折り返しとなります。

電鉄出雲市から出雲大社へ向かう場合は平日・休日問わず川跡駅での乗り換えが基本となりますが、

休日には、途中一部の駅を通過し川跡駅で進行方向を変えて電鉄出雲市と出雲大社前駅を結ぶ特急列車も数本運転されています。

特急やくも号などJRの列車で島根県入りし出雲大社へ向かう場合、松江(松江しんじ湖温泉)から一畑電鉄に乗車すれば休日では出雲大社へ直通できるものの、

一畑電鉄の松江しんじ湖温泉はJR松江駅から2km程離れており両駅の間はバス・タクシーなとでの移動が必要(徒歩だと30分程度)となります。

個人的には、電鉄出雲市駅から川跡駅乗り換えで出雲大社へ向かうほうが便利ではないかと思います。

 

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電鉄出雲市から出雲大社前までは500円。

 

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13:59発の川跡行に乗車します。

電鉄出雲市駅の改札は列車別改札となっており発車10分前までは待合室で待つことになります。

 

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車両は京王電鉄からの移籍車両ですが、一畑電鉄移籍後の改造で3扉から2扉になり、

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車内は転換クロスシートが配置されています。

 

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電鉄出雲市駅発車後しばらく平行していたJR山陰本線が分岐すると、

 

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分岐点の先にある大津町駅に停車。

一畑電鉄の車両や駅施設は一時期老朽化が進んでいた時期(90年代~2000年代初頭)があり、

当時の鉄道雑誌が川跡駅舎を「廃屋同然」などと評していましたが、

現在では途中の小さな駅も含め更新が進んでおり快適に利用することができます。

 

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電鉄出雲市駅から4駅目約10分で乗り換え駅の川跡駅に到着。

休日日中の川跡駅では乗車してきた電鉄出雲市からの列車(右)、

松江しんじ湖温泉から出雲大社前へ向かう列車(中央)、

出雲大社前から松江しんじ湖温泉へ向かう列車(左)がほぼ同時に入線。

 

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1~2分の停車時間で乗り換え客が交錯したのち3方向へ電車が発車していきます。

電鉄出雲市から出雲大社へ向かう場合は同じホームの向かい側に入線する電車に乗り換えとなります。

派手なオレンジ色の車両は東急電鉄からの移籍車両です。

 

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外観に比して車内は東急電鉄時代の雰囲気を色濃く残しています。

 

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川跡から出雲大社までは10分少々。

田園風景の車窓がつづきます。

 

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電鉄出雲市駅から乗り換えを含め20分程で終点の出雲大社前駅に到着しました。

 

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西洋の教会をイメージさせる丸い屋根とステンドグラスが印象的な出雲大社前駅。

 

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昭和初期の路線開業当時から使われているこの駅舎は登録有形文化財に指定されています。

 

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出雲大社までは駅前の道を右手方向に徒歩5分程です。

このあと出雲大社とは反対方向へ約800メートルの距離にある旧国鉄大社駅(JR化後間もなく廃止)の保存駅舎を覗き、

一畑電鉄の看板列車とも言える急行「出雲大社号」で松江しんじ湖温泉へ向かいました。

続きはこちらです。 

 

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