西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【2時間・1310円】伝統の宇高航路で四国高松から岡山へ向かう1 宇高航路

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香川県高松市。

写真はJR四国高松駅ですが、今回はここから鉄道ではなく船で岡山へ向かいます。

ここ高松と岡山県の宇野を結ぶ宇高航路は、瀬戸大橋開通前には本州から四国へわたるメインルートとなっており「地下鉄なみ」の頻度でフェリーが往来した時代もありました。

瀬戸大橋開通後はご他聞にもれず利用者の減少による減便や運航会社の撤退などが続きましたが、瀬戸大橋開通から30年以上が経過し令和の世を迎えた現在でも1日5往復という規模にはなっていますが宇高航路は存続しています。

 

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高松から宇野や小豆島へ向かう船の乗り場は駅を出て左手に見えるエスカレーターに乗り連絡歩道を歩いて約5分の桟橋から出航します。

 

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桟橋の手前にある出発表示。

以前の宇野行きは右手(東方向)から出航していましたが、現在は左手方向の1番、2番桟橋からの出航に変更されているようです。高松駅からは近くなった印象です。

 

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乗船するのは7時50分発の便で、これが朝一番の宇野行きとなります。

 

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出航まで30分程ありますが、ちょうど乗船する船が着岸するところでした。

 

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船の左手に見える茶色の建物の1階が運航会社である四国フェリーの切符売り場になっています。

 

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宇野行きの切符は写真手前の窓口で購入します。

宇野まで徒歩乗船(車なし)の場合片道730円、往復1390円です。(乗船日現在)

 

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現在の四国フェリーの主力は高松と小豆島を結ぶ香川県内路線のようです。

 

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宇野港まで21km、所要時間は65分です。

 

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切符。乗船時に左の改札券部分だけが回収され、右の領収書部分は旅行者には日付印の入った良い乗船記念になります。

 

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出航15分前、7時35分頃に乗船開始。

 

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船室の全景。

 

 

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客室の中央部分はソファー席。

 

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窓側部分にはリクライニングシートが並んでいます。

 

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中程に飲料の自動販売機と

 

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売店と売店で買ったものをその場で食べられる飲食スペースがありました。

 

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特別船室とされることもある客室先端部もリクライニングシートがならぶ一般船室になっていました。

 

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お盆休みのUターンの時期でしたが激しい混雑はなく、リクライニングシートに着席してゆったり出航時刻を待ちます。

平坦な屋島の稜線が四国高松からの旅立ちを印象づけます。

 

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7時50分定刻に高松港を出航。

 

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客室内には2階デッキへ出るための階段があり、

 

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デッキへの出口には、船の現在地を示す表示装置があります。

宇高航路は昭和30年5月11日に高松港沖で発生した、紫雲丸と第三宇高丸の衝突事故を契機に上下線の航路分離が実施されています。

反対方向の宇野から高松へ向かう便については、乗船便の航路を示した写真の青線(宇高東航路)より西寄りのルート(宇高西航路)を通ります。

 

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デッキの風景。赤いファンネル(煙突)は四国フェリーのシンボルです。

 

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鬼ヶ島の別名をもつ女木島の横を通過。写真左端には男木島も見えています。

ところで四国フェリーでは出航時と着岸前の放送のBGMとして同社の社歌が流れます。

軍歌のようにも聞こえる威勢のよい旋律と七五調の歌詞が秀逸で、他社のフェリーで流れるBGMやイメージソングの追随を許さない名曲だと個人的に思っています。

歌詞の詳細については、1番が高松~神戸航路(現在ジャンボフェリー が高松東港から類似路線を運航)、2番が高松~小豆島航路、そして3番が今乗船している高松⇒宇野航路(宇高東航路)を謳ったもので、

「玉藻の城を あとにして 過ぎる男木女木 帆槌鼻 明日への希望を 一杯に

乗せて行く行く 玉高丸 ・・・」とあります。

「帆槌鼻」は女木島の南端(写真右端方向)を指します。

また「玉高丸」は宇野港の所在地である岡山県玉野市と高松市からそれぞれ1字をとった名称です。

最近まで高松~宇野航路で同名の船が就航していましたが、2017年3月に乗船中の「第1しょうどしま丸」が同航路に就航したのと引き換えに退役しています。

 

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「男木女木」「帆槌鼻」の反対側(西側)には、かすかに瀬戸大橋の橋脚が見えていました。

 

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一旦船室にもどり売店でうどんを買って食べます。月見うどんは320円でした。

宇高航路の船内で販売される「うどん」は「連絡船うどん」などと呼ばれる名物で、客室内には出航前から香ばしいうどんのだしの匂いが漂っていました。

長距離フェリーでさえ食堂が省略され、加熱機能がついた食品自動販売機で代用している船が多い中、わずか1時間の航路で売店の店員さんがその場で湯掻いてくれる熱いうどんを食べられるのは非常に贅沢といえるでしょう。

 

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うどんを食べているうちにも船は進み直島周辺を航行しています。

 

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宇野港から直島の港へ向かう船と行き違い。

一時期は産業廃棄物問題で注目されていた直島ですが、今は島の至る所にアート作品が展示され、瀬戸内国際芸術祭の主要な会場となっています。

 

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直島の横を過ぎると宇野(岡山県玉野市)の街並みが見えてきました。

 

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宇野港へは「頭から」入港するため到着前のUターンがなく着岸は非常にスムーズです。

 

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8時55分。高松港を出てから1時間5分で宇野港に到着。

港からJR宇野駅までは徒歩5分程度です。

宇野駅発9時03分の電車に乗り継いで岡山へ向かいました。

つづきはこちらです。

 

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