西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

羽田空港ホテル「ファーストキャビン」とAIR DO57便(ANA 4757便)搭乗記。(羽田6:55→函館8:15)

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ANA特典航空券旅行2日目。22:15。

ソウル金浦空港からANA868便で羽田空港国際線ターミナルに到着しました。

翌日は函館行AIR DO運航便で函館に寄り道し出発地の伊丹に戻る旅程になっています。

 

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明日の出発時刻が早いため今夜は羽田空港第1ターミナルにあるホテルファーストキャビンに宿泊します。

国内線ターミナルへの移動は、翌日乗り継ぎでもモノレールの無料乗り継ぎ券を発券してもらえました。

 

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ホテルファーストキャビンは国内線第1ターミナルの1階到着フロア内の郵便局などがあるエリアにあります。

 

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関西空港のファーストキャビンも利用したことがありますが、

チェックイン時に事前精算と注意事項の説明などがあるためフロントは混雑していることがよくあります。

 

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フロントのカウンターに隣接して広いロビーがあります。

 

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フロントで受け取ったキーで男女に別れた客室に入ると大小のキャビンが並んでいます。

客室はビジネスクラスキャビンとファーストクラスキャビンの2種類があり、

写真に写っているブースがビジネスクラスキャビンです。

これはベッドの面積=部屋の面積という点でカプセルホテルに近い印象ですが、2段重ねではないので天地は充分にあります。

 

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今回はビジネスクラスキャビンより広いファーストクラスキャビンを予約していました。

概ねビジネスクラスキャビン2部屋分の面積があり、室内に小さなデスクなども備わっています。

法律の関係で出入口が施錠できないクローゼットなのが残念ですが、仮眠施設としては満足のいくスペースだと思います。

 

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ビジネス・ファーストとも、

スリッパと共用のバスルームや洗面所で使用するタオルなどが各部屋に備えられています。(トイレも共用です。)

 

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ファーストクラスキャビンにはフロント貸出しのイヤホンで視聴できる大型のテレビも備わっていました。

価格は変動がありますが、今回のファーストクラスキャビンは6000円、ビジネスクラスキャビンは5000円程度で予約できることが多いようです。

 

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翌朝は6時過ぎにチェックアウト。

 

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ホテルファーストキャビンは第1ターミナルにあるため、

ANAやAIR DOなど第2ターミナルから出発する便を利用する場合は、

京急空港駅の上に延びる連絡通路を歩いてアクセスする必要があります。

 

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到着した第2ターミナル。

 

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出発表示の下から5番目。

6:55発 AIR DO57便(ANA 4757便) に搭乗します

 

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入口のクリスマス飾りが華やかなANAプレミアムチェックインカウンターと保安検査場を通り、

普段ならANAラウンジへ向かうところですが、

 

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今回はカードラウンジのエアポートラウンジを利用することに。

 

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夜明けの羽田空港で出発時刻を待つ青い機体を見ながら、

 

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朝限定サービスのクロワッサンとコーヒーをいただきました。

「カードラウンジのサービスが航空会社のラウンジを上回ることもある」というのは羽田空港に限ったことではないようです。

 

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搭乗口とは反対側にあるエアポートラウンジへ寄り道していたため、

56番搭乗口に着いた時にはすでに優先搭乗は終わり、一般搭乗も一段落という状況でした。

始発駅から新幹線に乗り込むような感覚で「改札」を通過し機内に入ります。

 

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約20年前の運航開始当時から変わっていないAIR  DOの機体塗装。

地味な印象もありますが、コストカットを志向した結果がこれだったのでしようか。

 

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シートピッチはANAのエコノミーと変わらないようですが、

モノクラスで最前列からエコノミーのシートが並ぶ機内はLCCを連想させます。

2通路のB767-300での運航でしたが、搭乗率は3割に届いていないように見え、LCCで多用されているA320など1通路の機体でも空席が残りそうでした。

 

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シートポケットにあった機内誌ラポラによれば、

 

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現在AIR DO の保有機材は搭乗中の767-300と737-700の2種類のみになっているようです。

 

札幌を拠点に置くAIR DO は90年代後半、当時2万円台半ばが標準だった札幌東京(羽田)間の航空運賃の値下げを企図して設立されました。

当時のAIR DO が設定した運賃は16000円程度だったと記憶していますが、

ドル箱路線に現れたライバルに対し既存航空会社はAIR DO便に前後する時間帯の便のみ運賃を値下げするなど、なりふり構わぬ対抗策で応戦。

結果としてAIR DOの経営は軌道に乗らず、最終的にはANAの支援を受けて再生か図られ現在に至っている。

というのが筆者の知る範囲のAIR DOですが、

その過程では到底ここには書ききれないような紆余曲折があったようです。

個人的には、同時期に設立されたスカイマークとともに、

徹底したコストカットで航空運賃の値下げに挑んだという事実は、

「現在のLCC普及の土台を造った」とも言える功績であり、

そのことが若い世代にもっと認識されるべきだと感じています。

 

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搭乗口で頒布されていた冊子掲載のAIR  DOの路線図。

数年前に岡山から新千歳への便を利用したことがありますが、現在は神戸が路線図上の西端になっているようです。

 

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時刻表。

現在でも東京札幌線がメインであることには変わりありません。

 

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6:55定刻に羽田空港を出発。

 

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朝陽に照らされた東京湾を見下ろして離陸・上昇。

 

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霞ヶ浦。

 

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ベルトサインが消えるとドリンクサービスがはじまりました。

機内WIFIはないようですが、その他のサービス内容は基本的にANAなどレガシィ航空会社に準じたものになっているようです。

 

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東北地方の内陸部を北上し、

 

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降下がはじまると、下北半島が日本地図で見た形そのままに見えました。

 

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到着地函館の気温は0度。とアナウンスがありましたが地面に雪はないようです。

 

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前方のモニターに写し出された着陸直前の函館空港滑走路。

その向こうには市街地が広がっています。

空港に乗り入れる交通機関はバスのみですが、市街地までの距離という点では全国屈指の好立地空港といえそうです。

 

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着陸後の機内から撮影した函館空港ターミナルビル。

 

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1階はチェックインカウンター。

 

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2階は保安検査場と土産物屋、カードラウンジ「A SPRING」などがあります。

特筆点としては土産物屋に隣接して愛知県出身で函館在住の画家大西翔氏のアトリエ兼絵画の販売スペースがあることでしようか。

函館の風景画を中心に大小の直筆の絵画が並べられていました。

このあと乗り継ぎ時間を利用して、バスで五稜郭とトラピスチヌ修道院を訪問しました。

つづきはこちらです。

 

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