羽田空港から4時間かかって到着した、世界遺産「富岡製糸場」最寄りの上信電鉄 「上州富岡」駅。
駅から道案内に従って歩くこと10分少々で富岡製糸場に到着。見学料は1000円です。
入口を入ると、繭の倉庫として使われていた建物があります。1階は富岡製糸場の歴史などを紹介するパネル展示やビデオ上映などがあり、小さな土産物屋も入っていました。
ここでの労働は、今風にいう「ブラック労働」の典型だったと昔習った記憶があります。年平均1日7時間45分の意味するところは、年間労働時間約2800時間です。
2階は倉庫の雰囲気を留めていました。
隣接する繰糸工場も内部を見学できます。そのほか指導にあたった西洋人の宿舎なども公開されていました。
このように書くと「見どころいっぱい」という感じがするかもしれませんが、全体に復元工事、修復工事の箇所が目立ち、世界遺産の一つとして観光客を迎え入れる態勢が整っていない印象を受けました。ネットでは1000円の見学料に対する批判が目立っていますが、「高すぎる」という人の気持ちもわかるような気がします。12月に訪問した鹿児島の世界遺産「磯庭園」は御殿見学も含めると1300円でしたが、そのような批判はあまりないようでした。
羽田での「9時間乗り継ぎ」を利用した訪問で、往路に4時間を要したため、内部の見学は40分程度でしたが、1時間くらいが見学時間としては適切で、2時間もあればもて余してしまいそうです。
レンガ造りの建物の復元工事の様子を見せる試みもありましたが撮影は禁止でした。
再び上信電鉄、JR高崎線と乗り継いで羽田空港へもどります。今回のように羽田空港から北関東を日帰りで往復するような旅程では、休日おでかけパスの効果は絶大です。
羽田空港から上州富岡の往復に要した費用は、おでかけパス2670円、はみ出し区間運賃(神保原~高崎往復)480円、上信電鉄(高崎~上州富岡往復)500円で普通運賃の合計は3650円で済んだ計算です。往復のグリーン券を含めても5000円少々で、もしすべて普通乗車券を購入していたら、普通車利用でもそれ以上の出費になったと思います。
モノレールはよく空いていました。ターミナル品川に直通する京急に対して劣勢になっているのでしょうか。
マイレージプラス特典航空券での三角フライト旅行、3フライト目は羽田⇒徳島です。三桁の搭乗口番号を見て想像がつきましたが、バスでの搭乗です。
LCCなら「こんなもの」と納得しますが、レガシィでは、どうしても「面倒くさい」という思いになります。優先搭乗についても、別にバスを仕立ててもらえるならともかく、先にバスに乗せてもらったところで、先に機内へ入れるわけでもなく、直前に駆け込んでドア付近に立った人に権利を譲る格好になってしまいます。
しかも今回は、機体横づけではなく「沖合にできた小島」のプラットホームに到着。
建物内の階段・エスカレーターを登り、めでたくボーディングブリッジからの搭乗となりました。五輪なども視野に入れた治安対策か、それともバリアフリー対策なのか。合理的な理由はあるのでしょうが、大多数の乗客にとっては何の有難みもありません。もっと大きな島を建設して、地下を走る無人電車で連絡するなど、別の方法はないのでしょうか。
昨夜の名古屋⇒長崎と同じB737-800です。横3列独占でした。
機内WIFIのマップモードにはいろいろな機能が備わっています。
コックピットモードにしてみました。350ノット、23041フィート。まだ上昇中だったのかもしれませんが、同じANAの国内線でも、東へ向かった、朝の長崎⇒羽田線とは高度も速度もまったく違うことがわかります。
最後のドリンクサービス。
20時45分、羽田の離陸待ちの影響で10分ほど遅れて徳島空港に到着しました。
セントレアを出発してから26時間30分。3フライトで5000マイル。アップグレードを除けば、手数料など追加の支払いはなく、マイレージプラスの特典旅行を存分に楽しめたと思います。(マイレージプラスについては別記事を下に添付しておきます。)
到着した徳島空港は徳島県の徳島市と鳴門市の中間付近にあり、徳島市街へは飛行機の到着にあわせて、リムジンバスが運転されています。所要時間は25分ほどです。
またそれとは別に徳島と鳴門を結ぶ路線バスが1時間に1本、ターミナル前に乗り入れており、鳴門方面への唯一の交通機関となっているほか、鳴門市にある主要観光施設で、世界の名画の陶板複製を展示することで有名な「大塚国際美術館」へ、乗り換えなし約30分・470円で行くことができます。2019年1月現在のダイヤ(土休日)は8時36分発が初便で9~16時の毎時41分と10時11分となっています。運行は徳島バスです。