関西空港からアシアナ航空・ソウル仁川空港乗り継ぎでバンコクスワンナプーム空港に到着。
韓国に接近した台風の影響で2時間以上到着が遅れ、時刻はすでに深夜1時半を過ぎています。
定刻でも23時を過ぎての到着予定だったため、今回は空港の制限エリア内にある「ミラクルトランジットホテル」を予約していました。
エクスペディアで予約した際、制限エリア内にあるという以上に詳しい位置を確認していませんでしたが、あらためてプリントアウトして持参したバウチャーを確認すると4th floorの文字が。
4階は出発フロアのためホテルへ向かうには、乗り継ぎ客とともに保安検査を受ける必要があります。
ホテルはGコンコース付近にあるミラクルラウンジの奥にありました。
午前2時頃、ようやくチェックイン。
予約時にカード決済をしていましたが、デポジットとして現金200バーツをフロントに預け、8時間滞在プランのためチェックアウトは10時となる旨の説明を受けた後鍵を借り客室へ。
ソウル・仁川空港の「ダラクヒュ」やシンガポール・チャンギ空港の「アエロテル」などのトランジットホテルは簡易個室といった雰囲気でしたが、
このミラクルトランジットホテルについては、部屋の広さや設備は一般的なビジネスホテルと変わりません。(トイレあり、風呂はシャワーのみ)
ポットやミネラルウォーター、スティックコーヒーなども用意されていました。
朝食は隣のラウンジを利用するものと思っていましたが、ホテル専用の朝食会場があり、9時30分という遅い時間帯だったこともあり空いていました。
バイキングのメニューは隣のミラクルラウンジと共通ではないでしょうか。
10時のチェックアウト時刻ギリギリにホテルを出ました。
今回のような深夜到着のときには便利で、設備もトランジットホテルとしては申し分のないミラクルトランジットホテルですが、朝食付き8時間滞在で約17000円と強気の価格設定になっているのが唯一の難点といったところでしょうか。
折り返しのフライトは午前1時10分発のアシアナ航空OZ742便仁川行で、それまで空港で過ごすには時間がありすぎるので、一旦入国して空港鉄道でバンコク市内へ出掛けることに。
バンコクは2017年11月以来2回目ですが前回行けなかった、巨大な涅槃像で有名な寺院「ワットポー」を目指すことにしました。
スワンナプーム空港とバンコク市内のパヤタイ駅を結ぶ空港鉄道は、空港の地下から出発しています。
市内までは25分程度、10分から15分間隔での運転です。
ワットポーへ行く場合、終点の一つ手前のマッカサン駅で下車しMRT(地下鉄)に乗り換えます。
高架の空港鉄道駅から屋根付きの歩道橋で大通りを渡ったところに、MRTペッチャブリー駅の入口があります。
バンコクの都市鉄道は空港鉄道と高架を走るBTS・地下鉄のMRTで構成されています。
ペッチャブリー駅の切符売り場、空港鉄道の列車が到着すると乗り換え客で混雑します。
通常の切符はトークンと呼ばれるチップを埋め込んだプラスチックのコインです。
乗車時は改札機のセンサーにタッチ、下車時は改札機の投入口に入れるとバーが開く仕組みになっています。
タイ国鉄のターミナルに隣接するフアランポーン駅方面の列車に乗車します。
この路線は今夏にフアランポーンから先へ延伸されたばかりです。
フアランポーン駅から延伸区間に入って3駅目のサナーム・チャイ駅で下車。
ワットポーなど世界的に知られた観光地の徒歩圏内に出来た新駅らしくコンコースは凝った造りになっていました。
ワットポーへは1番出口を利用します。
1番出口から地上に出たところの風景。
赤いバスが走り去る方向に5分程度歩くとワットポーの入口があります。
多くの仏塔が並ぶ「ワットポー」はラーマ3世によって建立された寺院で「医学の府」とされています。
敷地内にはタイ古式マッサージを受けることができる施設もあります。
この寺のシンボルは金色の涅槃像。
高さ15メートル、長さは46メートルもあります。
隣接する王宮などの観光地に比べると人が少ない印象のワットポー内でしたが、ここだけは世界中からの観光客が押し寄せ写真を撮るのも一苦労といった感じでした。(撮影は禁止されていないようです。)
このあと地下鉄でフアランポーン駅まで戻り、タイ国鉄東本線の旧型客車列車でスワンナプーム空港最寄りのラクラバン駅へ向かいました。
つづきはこちらです。