久宝寺駅で、おおさか東線の初乗りを終え、今度は新快速のAシートを試すため、Aシート連結の新快速の始発駅である滋賀県の野洲駅へ向かいます。おおさか東線から奈良方面の大和路快速へは4分程度の接続でした。
久宝寺から約30分で奈良に到着。
高架化されたあとも、駅前はそれほど変わっていなかったと記憶していますが、久しぶりに来てみると立派なバスターミナルが整備されていました。多国籍の外国人が行き交い大変活気があります。
高架化前の旧奈良駅舎。美しい駅舎ですが、この大きさでは現在の奈良駅の需要には応じられないでしょう。
東大寺などへは近鉄奈良駅の方が便利で、JRより賑わっていたのですが、今日の雰囲気をみていると、もはや大きな差はなさそうです。
ターミナルだけでなく、バス案内所も多言語対応で頑張っていました。
奈良発9時53分。奈良線の京都行みやこ路快速に乗車します。沿線には赤鳥居のトンネルで外国人に大人気の伏見稲荷大社がありますが、快速は最寄りの稲荷駅には停車しません。
稲荷に停まらないからというわけではないでしょうが、意外にも空いていました。
木津川を渡り京都府内を北上します。
宇治駅に停車。奈良線は観光利用のほか、京都への通勤通学需要も旺盛で、現在一部複線となっている京都~城陽の間を全線複線にする工事が行われています。おおさか東線が全線開業した今、関西のJRでは今後が期待される一大事業ではないでしょうか。
車窓からも工事の様子をみることができます。
鴨川をわたると間もなく京都です。奈良から約40分での到着で、近鉄特急とも大差ない所要時間です。
京都で米原方面の快速に乗り継いで、
約30分で野洲駅に到着。
これから乗る新快速のAシートはおおさか東線と同じ2019年3月16日のダイヤ改正で登場した関西新快速の有料車両です。首都圏では普通列車の多くにグリーン車が連結されていますが、関西では昭和50年代に普通列車のグリーン車が廃止されて以来、約40年ぶりの「実質グリーン車」の復活となりました。鉄道ファンや沿線利用者からも注目される存在で、運転初日の西の始発駅「姫路」では、徹夜で行列する人まで現れたそうです。
野洲駅は、そのAシート連絡の新快速の東の始発駅です。発車時刻は11時59分。初日ではないし、姫路と野洲では駅の利用者数も違います。「わざわざ30分以上前に始発駅まで来たのだから、余裕で座れる」くらいに思っていましたが、大阪方面の長いホームの一部だけに、すでに行列ができていました。
つづき、Aシートの詳細と乗車記はこちらです。