西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

高速列車ICEでアムステルダムへ向かう(GW鉄道旅行欧州編2)

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関西空港から北京経由で到着したドイツ・デュッセルドルフ空港。

 

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空港には長距離列車が乗り入れる駅もあるようですが、それとは別の場所にデュッセルドルフ中央駅方面の近郊電車Sバーン(S11)のホームがあります。

 

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S11の案内に従って進むと行き止まりの地下ホームに到着します。終点駅でここで折り返す列車は全てデュッセルドルフ中央駅まで行くので乗り間違いの心配はありません。

 

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ホームの券売機。

 

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購入方法は、事前に他の方のブログ記事で確認させていただきました。VRR→ S3→右下購入ボタン→コイン投入で簡単に買えます。中央駅まで12分で2.9ユーロは決して安くはありません。

 

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購入した切符をオレンジの打刻機に挿入して有効化。これを忘れると60ユーロの罰金と車内に多言語の注意書きがありました。

 

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紫の部分が打刻機による印字です。

 

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時刻表

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時刻は7時37分、次は7時44分かと思いきや、時刻の下に運転される曜日が記されており、土曜日の今日は7時54分まで待たなければならないようです。ターミナルの地下に駅があり中央駅まで12分と便利ですが、列車の本数はそれほど多くないようです。また1時間以上かかりますが駅前に大聖堂があるケルンへも、ここから乗り換えなしで行けることがわかります。

  

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入線したSバーン車両。

 

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外観も内部も落書きは見当たらず、安心して乗車できる雰囲気でした。

 

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12分でデュッセルドルフ中央駅に到着。

 

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コンコースを行きかう人の服装からもわかるように、おそらく3~5度程度と思われる冷え込みで日本の真冬と大差ありません。

 

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デュッセルドルフ中央駅舎。

洒落た要素はあまりなく機能本位な雰囲気で、これをドイツ的というのでしょうか。

 

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デュッセルドルフまでの中国国際航空の航空券を買ったあとに、この街に欧州最大と言われる日本人街があることを知りました。時間があれば立ち寄ってみたいと思っていましたが、スマホで調べると中央駅からすぐのようだったので早速行ってみることにしました。

写真は街中にあった地図です。唐突に「日本」と書いてありますが、「独日センター」という施設の位置を示しています。日本人街はその周辺インマーマン通り沿いに広がっています。

 

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中央駅からは徒歩5分ほどでした。在住の方が利用していると思われるスーパー、書店、美容院などのほか、ホテルニッコーや土産物屋風の店がならんでいました。

外国の日本人街というもの自体が初めてでしたが、ひらがなや漢字の看板が目にとまるものの周囲の街並みにすっかり溶け込んでいて、世界中にある中華街やシンガポールで見たインド人街アラブ街などと比べると、非常に地味な印象を受けました。

 

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インマーマン通りとその真ん中を走る長編成の路面電車。

 

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駅にもどり乗車予定の列車の発車ホームをチェック。下から4番目9時09分発ICE220列車アムステルダム中央駅行は18番ホームから発車します。

 

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定刻に入線するICE車両。ICEはドイツ版の新幹線で初期の車両はフランスのTGVなどと同じ機関車方式でしたが、近年製造されている車両は日本の新幹線と同じ電車方式を採用しています。

 

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予約していた1等車の車内は1列・2列の座席配置。

ヨーロッパの特急列車や高速列車の1等車は、日本のグリーン車に比べると質素な雰囲気であることが多いのですが、この1等車はある程度の高級感があり、電車方式につづき日本の新幹線と通じるものを感じました。

 

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日本の新幹線との違いも目立ちます。運転席は客席とほぼ同じ高さにあり、仕切り部分はガラス張りのため、その気になれば高速走行の前面展望が楽しめそうですが、ガラスはスモーク処理がされていました。

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客席、デッキ、連結部を仕切るドアがないのはこの車両の最大の特徴ではないでしょうか。デッキ部が仕切られていない車両は走行音がうるさいイメージがありますが、車内は非常に静粛に保たれていました。

 

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予約区間が座席上に表示されています。

 

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シート。オーストリア国鉄のレイルジェットも同じような仕様の座席でした。

 

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ヨーロッパの鉄道の広々とした車窓は日本人の目には新鮮で美しくみえますが、どこまで行っても平原がつづき単調で代わり映えしないようにも見えます。

スイスなどへ行けばまた違った車窓を楽しめるのでしょうが。

 

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平原の車窓を眺めるうち、いつの間にかドイツからオランダ領内に入ったことを、鉄道ファンである筆者は停車駅のホームにとまっている車両から知りました。

 

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オランダに入っても平原の車窓はかわりません。

オランダといえば風車とチューリップのイメージですが、いずれも車窓からはほとんど確認できませんでした。

 

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ICEは区間によっては300km/h運転を行っていたはずですが、デュッセルドルフからアムステルダムまでは、140~150km/h程度と思われる速度で走っていました。

車内は、非常に静かなだけでなく乗り心地もよかったのですが、高速運転区間で乗車しないと、この車両の真価はわからないような気がします。

 

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乗降ドア付近のインフォメーション。アムステルダムまであと10分程度です。

 

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11時28分、アムステルダム中央駅に到着。ドーム天井がヨーロッパの駅らしい雰囲気を醸しています。

 

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 アムステルダム中央駅舎。東京駅がこの駅をモデルにして建築されたというのは有名な話です。

東京駅舎との比較という点でいえば、戦前の姿に復元された現在の東京駅舎より、戦後長らく使われていた東京駅舎の姿により似ている印象をうけました。

アムステルダム訪問は2014年以来の2度目です。初回は駅前で路面電車のフリーパスを購入し、国立美術観やマへレのはね橋などへ行きましたが、今回は駅から徒歩で行ける範囲の観光スポットを巡ることにしました。

 つづきはこちらです。

 

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