2018年8月から新規就航したpeachの関西釧路線で道東へ飛び、釧路湿原などに立ち寄りながら、JRの普通列車で網走、旭川、札幌と巡る旅行を計画しました。道内のJRは手持ちの青春18切符の残り3日分を使う格安旅行です。
*この旅行記は2018年8月末に旅行後、フォートラベルに旅行記として投稿していたものをリライトしたものです。
2018年8月から新規就航のピーチの関西釧路線で出発。
追加料金を払って窓側を指定していましたが、ほとんどが雲の上でした。下降がはじまり、ようやく地上の風景が見えてきました。
2時間程で釧路空港に到着。札幌からの道内便があるためか、3月に利用した旭川空港より活気があるように感じられました。
気温21度。朝の関空より10度程低い気温です。
到着ロビーにあった喫茶店で軽い昼食ののち、バスで釧路駅へ向かいます。便によっては写真のような路線バスタイプの車両が使われるようです。釧路駅までは45分、940円でした。本州にくらべれば土地利用に余裕がありそうな北海道ですが、もう少し市街地の近くに空港を建設することはできなかったのでしょうか。
釧路駅前で下車。乗車予定のJR釧網線を走る釧路湿原ノロッコ号の発車時刻まで時間があるため、釧路市街地の名所の一つとされる幣舞橋へ徒歩で向かいます。約1km15分ほどかかります。
幣舞橋は欄干に四季をイメージした裸婦像が設置されていることで知られていますが、銅像の美術的な価値云々以前に、幣舞橋は釧路駅前から伸びる広い幹線道路の近代的な道路橋であり、市民生活の一部になりきっているというか、観光地という感じはあまりしませんでした。
欄干の銅像「夏」をイメージしたものです。
釧路駅にもどり釧路湿原ノロッコ号に乗車。
客車4両のうち1番前の車両は自由席で、普通乗車券や青春18のみで乗車できます。後ろ3両はトロッコ車両で別途座席指定券が必要です。
自由席車両の車内。トロッコ車両もいいですが、鉄道趣味的には、ほぼ原型をとどめる50系客車も悪くありません。なお車窓から湿原がよく見えるのは進行方向左側です。写真のように自由席の座席も左側から埋まります。トロッコ車両の座席指定券を買う場合も注意が必要です。
終点の塘路駅まで乗車する方が多いようですが、手前の釧路湿原駅で下車しました。
駅から階段と坂道を登ること10分。
細岡展望台は広大な釧路湿原の8割を見渡せるという素晴らしい展望台です。終点の塘路駅まで行っても、徒歩圏にこんな絶景スポットはないと思います。
後続の普通列車で網走へ向かいます。釧路湿原ノロッコ号は夏季を中心に毎年運転されていますが、列車が走る釧網線自体について、JR北海道が単独での維持が困難な路線の一つに挙げていることから、近い将来、一般車両の普通列車も含め、湿原に列車でアクセスできなくなる可能性もあります。
2時間半ほどで終点の網走駅に到着しました。
駅にあった写真パネルです。全国の観光地にある顔出し写真パネルで、わが子の写真を撮る親の姿をよく見かけますが、ここでもそういう光景が見られるのでしょうか。
ホテルは予約サイトで駅周辺を探し、最も「リーズナブル」だったサン・アバシリにしました。駅周辺は「すき家」「ステーキ店」など飲食店は多数ありますが、コンビニやスーパーはかなり離れているので、列車で網走入りされる方は要注意です。
旅行記のつづきはこちらです。