この記事ではエアアジアでクアラルンプールに到着後の観光の様子をご紹介しています。エアアジアのレビュー(往路・復路)については、下の記事をご覧ください。
関空からエアアジアでクアラルンプール空港の第2ターミナルに到着。空港とクアラルンプールの交通拠点KLセントラルを結ぶKILAエクスプレスで都市鉄道を利用した観光地巡りをスタートします。(写真は空港駅にあった鉄道地図。中ほどの大きな楕円形で示されている駅がKLセントラル駅です。)
クアラルンプール空港第2ターミナルがKILAエクスプレスの始発駅。3分ほど走って第1ターミナルに停車したのち、KLセントラル駅までノンストップ約30分です。運賃は片道で買うと55リンギット(1リンギット約30円)と安くはありません。往復だと100リンギットになり、それを券売機でクレカ払いで購入すると90リンギットになりました。それでも日本円で片道1350円ですから、マレーシアの物価を考えれば、かなり割高で「外国人運賃」という印象です。
4両編成で15分に1本程度。車内は2人掛けと4人掛けの座席があり、すべて自由席です。乗り心地はよく非常に快適でした。
到着したKLセントラル駅のコンコース。KILAエクスプレスと写真左に見えるKTMコミューターという国電が地下に、地下鉄MRTとモノレールが高架で乗り入れ、日中は常に人が行きかうクアラルンプール最大のターミナルです。
まずはKTMコミューターで近郊の観光地バトぅ洞窟へ向かいます。券売機はありましたが、なぜかバトゥ洞窟までの切符は買えず有人窓口で購入。切符はトークンと呼ばれるプラスチックのコインで、乗車時は自動改札の読み取り部にタッチ、下車時は投入口に入れると回収されゲートが開きます。約40分の距離ですが、運賃は100円以下でした。
KTMコミューターの車両。6両のうち中間2両が女性専用車です。女性専用というより男女で車両を分けるという発想に近いのかもしれません。バトゥ洞窟行は1時間に1~2本程度の運転です。
2人掛けの車両とロングシートの車両が混在しています。車内は飲食禁止です。
約40分の乗車でバトゥ洞窟駅に到着。終点なので乗り越す心配もなさそうです。
マレーシアは国教はイスラム教ですが、洞窟周辺にはヒンズー教の施設が集まっています。
バトゥ洞窟へは駅からまっすぐ5分程歩き、そこから272段の急な階段を上ります。入場は無料です。
洞窟内部。宗教施設があり鐘の音が洞窟内に響いていました。岩肌では猿が駆け回ります。
人形も多数。
バトゥ洞窟駅から折り返しの電車でKLセントラルの1つ手前、クアラルンプール駅までもどってきました。KLセントラル駅以前の古くからのクアラルンプールのターミナルのようで立派な駅舎です。
駅から徒歩5分ほどの国立モスクへ。祈りの時間以外は一般開放されており、エントランスで署名しくつを預けて、裸足で施設内部を見学できます。ここも入場無料です。
訪れたのは昼前、聖地メッカの時間でしょうか。
モスク内部。バトゥ洞窟のヒンズー教施設とも日本などの仏教施設とも異質のイスラム世界を感じることができる空間です。
仏教なら仏像が鎮座している場所ですが、偶像崇拝を禁ずるイスラム教らしい光景だと思います。
国立モスクから徒歩5分ほどのところにはイスラム美術館があります。14リンギットで入場でき、イスラム教の歴史やイスラム文化にちなむ展示を楽しむことができます。説明に日本語はありません。ミュージアムショップや食堂も併設されています。
イスラム美術館のとなりは警察博物館という珍しい施設。園庭には装甲車のようなものが飾ってありましたが、入館はしていません。建物内にはどんなものが展示されているのでしょうか。
KTMコミューターで1駅。KLセントラル駅にもどり、モノレールに乗り換えます。モノレール駅へはショッピングセンターをぬけていきますが、かなりの規模でユニクロなども入っていました。
モノレールは2両編成で繁華街のブキビンタンを通るため常に満員状態のようでした。KLセントラルからブキビンタンまでは約10分です。
ブキビンタン駅周辺。クアラルンプールで最大の繁華街です。駅に隣接する緑の建物は百貨店です。
ブキビンタンからモノレールと地下鉄MRTを乗り継いでKLCC駅で下車。ペトロナスツインタワーの最寄り駅です。
ブリッジの部分へ上がることができますが、80リンギット(2400円)と思いのほか高く、到着時点では2時間先までは予約で定員に達しており、2時間待つか、翌朝に予約を入れないと登れないという状況。今回は見上げるだけにします。高さだけではなく日韓が一棟ずつ建設したことでも知られています。
KLCC駅からMRTで1駅のアンパンパーク駅から徒歩5分のダブルツリーバイヒルトンが今日の宿。高級ホテル「ヒルトン」の系列で、部屋も立派ですが、風呂はシャワーのみ、無料WIFIもいまひとつで、ややちぐはぐな印象を持ちました。
翌朝の朝食の一部。インドの料理なども多数ならんでおり、最近は海外へ行っても韓国や台湾が多かったので遠くへ旅行していることを実感しました。
ホテルをチェックアウトし、MRTでKLセントラルへ。写真はKLセントラルを発車するMRTの車両。無人運転です。この後、KILAエクスプレスで空港へむかいました。
往復で利用したエアアジアについては、先に搭乗レビューをアップしていますので、よろしければ、そちらもご覧ください。