京浜急行品川駅。15:03発の快速特急に乗車し羽田空港へ向かいます。
「羽田空港国内線ターミナル駅」改め「羽田空港第1,第2ターミナル駅」に到着。
今回はANAで徳島へ向かいます。
第2ターミナルの出発表示。
日本語表示で写したつもりが、後で確認するとハングル表記になっていました。
徳島行は下から3段目、17:05発の285便。表示されている搭乗口48番はサテライトと呼ばれる「別棟」に位置し、
事前にバスで移動する必要があります。
17:05の出発に対して時刻はまだ15:30で焦る必要はありませんが、
「保安検査→サテライト行バス乗場への移動→バス移動→搭乗口」という長い行程を考えれば、
出発30分前の空港到着では心許ない感じがするものです。
今回の徳島までの航空券は「トクたびマイル」で直前購入した特典航空券です。
通常レギュラーシーズンで7500マイルのところ4500マイルで購入できました。
さらに今回はアップグレードポイントを使ってプレミアムクラスを利用します。
プレミアムチェックインからANAラウンジへ移動する最中、
「そう言われてみれば、羽田でサテライトから搭乗するときは、なんか貰えたような・・」と気になり、
ラウンジの席に落ち着いてから、スマホでANA のHP を確認してみると、
★ANA ダイヤモンドサービスメンバー
★ANA プラチナサービスメンバー
★ANA スーパーフライヤーズ会員
★スターアライアンスゴールド会員
★プレミアムクラス利用時
に該当する場合で、サテライト(別棟)からの搭乗となった場合には、
出発15分前までサテライト内の46番搭乗口付近にある売店「ANA FESTA 」で、
税込み1000円分の買い物が無料でできる旨の記載がありました。
買い物の際にはサービスの対象となることが確認できる保安検査証をレジで提示すれば良いようです。
ANAラウンジ内では、サテライトからご出発の方は、
出発時刻の30分前には搭乗口に向かって下さいと放送が流れていましたが、
30分前では「15分前までの購入」というリミットに間に合わない可能性があるので、
出発1時間前の16時過ぎにラウンジを出てサテライト行バス乗り場へ向かいました。
搭乗口番号500番台のバスラウンジの入口を通り過ぎ、かなりの距離を歩かされます。
「別棟」がバスでないとアクセスできないほど遠いのは仕方ないとしても、
「バス乗り場はもう少し近くにできなかったのか。せめてバスラウンジからの乗車にはできなかったのか」などと考えましたが、
サテライトでの買い物1000円無料サービスは、この不便の穴埋め的な意味合いが強いのでしょう。
ようやくサテライト行バス乗場の入口に到着。
1階に降りると搭乗口で見かける改札機があり、
頭上にはサテライトからの出発便が表示されています。
表示便以外の搭乗券はこの改札で弾かれる仕組みのようです。
サテライト行のバス。5分程車内で客が集まるのを待ち発車。
バスでの移動距離は思っていたより短く3分程でサテライトの1階に到着しました。
エスカレーターで2階にあがると開放的な空間が広がっており、
ここに46~48番の搭乗口があります。
ラウンジなどはありませんが、サテライト全体が静かで広々としているため、ここまで来てしまえば、他の搭乗口周辺より快適かもしれません。
徳島行の出発準備中の48番搭乗口。
こちらは46番搭乗口付近にある目的のANA FESTA 。
利用者が限られるためか、品揃えは第2ターミナル内の店舗のほうが充実しているようです。
店内ではANAのファーストクラスで提供されるという「阿波尾鶏のチキンカレー」に目を奪われました。
徳島線搭乗記のネタとしても好適ですが、1人分のレトルトパックが800円台という価格に恐れ入り、
8個入600円台の東京土産「人形焼」に落ち着きました。
金額調整のペットボトルのお茶2本・ミニケーキと合わせて購入金額1100円で、
保安検査証を提示し超過分の100円を支払い。
レシートには「釣無クーポンバーコード1000円」の表示があります。
買い物を終えると間もなく搭乗開始。
搭乗機はA321。ANAの徳島線はコロナ前から1通路の機体での運航でした。
プレミアムクラスは前方2列8席。地方路線は空席が多い印象ですが、今回は半数以上が埋まりました。
定刻にターミナルを離れます。
少し離れたことろから眺めるサテライトの建物は地方空港のターミナルビルのようです。
滑走路へ向かう途中に見えた富士山。
滑走路手前での待ち時間はほとんどなく滑走・離陸。
東京湾上を南下し機首を西に向けた時点で目的地まで49分の表示。
目的地までの白のラインは現在地と目的地を直線で結んだもので飛行経路を表しているわけではありませんが、
徳島に近い神戸や高松へのフライトでは名古屋→琵琶湖など北寄りを飛ぶことが多いのに対し、
徳島行はこの直線から大きくそれることはありません。
水平飛行に入ると機内食の時間。
海苔玉子焼き
鮭西京焼き
鶏照り焼き
烏賊墨さつま揚げ
蟹湯葉玉子豆腐
ほえれん草ままとも掛け
蓮根金平カレーパン風味
隠元と蒟蒻の胡桃味噌掛け
紅葉人参、大根甘酢漬け
白菜とベーコンの旨煮
厚揚げ、南瓜麩、オクラ、さつま芋ご飯
464kcal ( メニュー表より)
食後のデザートやドリンク。
デザートを口にする頃には、すでに徳島空港に向けて高度を下げはじめていたようです。
降下を続けながら紀伊半島を横断し、かなりの低高度となってから紀伊水道上に出ます。
前方には徳島の街灯りがみえていますが、カメラで写そうとしても写り込みが著しくうまくいきません。
JALのように「電気を消して」くれるとありがたいのですが。
JALも機窓を楽しむために着陸前の減灯をやっているわけではないと思いますが、夜間の伊丹空港着陸前などANAでは味わえない感動があるのも事実です。
徳島空港のターミナルビル。
近年陸側から海側に移転したため、
紀伊水道側から着陸した場合は並行誘導路を引き返す形になります。
18:20。定刻より5分程早い到着でした。
移転とともに新築された徳島空港ターミナルビル内。
徳島空港から徳島市街地方面へは徳島バスがリムジンバスを運行しています。
途中停留所での下車も可能で運賃も下車地により変わりますが、
終点の徳島駅までの場合は600円です。
事前にバス乗車券を購入してバスに乗車します。
ターミナルビル前で客待ち中の18:35発徳島駅行リムジンバス。
羽田からの到着は5分早着の18:20だったものの、
最終的にはほぼ満席となった乗客全員が「手荷物受け取り→乗車券購入→バス乗車」を終えバスが発車したのは、定刻の18:35をやや過ぎていました。
徳島空港から約30分、19時過ぎにJR徳島駅前に到着。
羽田出発から約2時間。東京都心からだと3時間ほどで到着できる計算です。
徳島は東京から見れば、鉄道と航空の比較の際によく言われる「鉄道(陸路)4時間の壁」の外側にありますが「壁の近く」には位置しています。
例えば夜の便で徳島から東京へ帰るケースでは、最終のフライトとなるJAL464便の徳島空港発は20:30。(コロナ減便の可能性あり)
その便に接続するリムジンバスの徳島駅発車は19:05ですが、
5分前の19:00に徳島駅前を発車するJR 系列の高速バス「阿波エクスプレス神戸号」に乗車すると終点の新神戸駅に20:58に到着し、新神戸21:08発の東京行最終の「のぞみ64号」につながります。(接続保証はありません)
のぞみ64号は品川に23:38・東京に23:45に到着するダイヤで、徳島からの所要時間は4時間台。
その日のうちに帰京することができます。
徳島~阪神方面の高速バスは終日頻発しており、徳島~東京のフライトの急な欠航に遭遇した際は「バスで神戸・大阪に出て新幹線」が有力な選択肢となりそうです。
阿波エクスプレス神戸号の乗車記はこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございました。