西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

ANA754便・ANA283便小松~徳島乗り継ぎ搭乗記(金沢駅8:50~徳島空港14:45)

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徳島からJR夜行バスの新路線「北陸ドリーム四国号」で金沢に到着してから2時間も経っていませんが、復路のフライト時刻にあわせ、金沢駅前8時50分発のリムジンバスで 小松空港へ向かいます。

 

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バスの運行は北陸鉄道。小松空港までの所要時間は40分~50分程度。運賃は1130円です。

 

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金沢から小松空港へ向かうリムジンバスの大半は金沢駅が始発ですが、一部の便は繁華街の香林坊始発になっており観光には便利です。

今回乗車した便がその一部に該当していましたが、金沢駅到着時点で4割程度の席が埋まっており、金沢駅でもまとまった乗車があったため7割~8割程度の着席率となりました。

 

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金沢駅からしばらく市街地を走行し金沢西インターから北陸自動車道に進入します。

盛況の車内ですが、シートベルト着用義務化の放送や掲示にもかかわらず、ベルトをしている人は少数に見えました。

 

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北陸自動車道は交通量もそれほど多くなく、福井県南部など一部を除けば線形もよいので、気象条件さえ良ければ危険の少ない高速道路だとは思いますが。

 

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40分ほどで小松空港のターミナルに到着。

 

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今回は小松空港から10時20分発のANA754便で羽田へ向かい、羽田発13時30分のANA283便に乗り継いで徳島へ戻ります。

ANAの乗り継ぎ割引運賃「ANA VALUE TRANSIT」の中でも小松空港発着は魅力的な価格設定が多い印象で、小松~徳島の場合上記2フライト分の航空券を12580円で購入することができました。

リムジンバスの車内にあったパンフレットによれば、小松~羽田~沖縄や小松~羽田~函館の乗り継ぎも13000円台~14000円台で購入できるようです。

 

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金沢~東京間については2014年に北陸新幹線が開通し、これまで途中の越後湯沢駅での乗り換え時間を含め4時間程度かかっていた所要時間が3時間以下に短縮されました。

小松空港発着路線にお得な運賃が目立つ背景には、第一に対東京(羽田)輸送で航空から新幹線への転移を少しでも食い止めようとする意図があり、一方で対東京輸送はある程度新幹線に流れても東京以外の全国各地への(からの)移動で航空の優位性を発揮し、広い視点では航空会社の別を問わず小松空港の存在価値を守ろうという意図が感じられます。

 

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ANA754便の機材はB767-300。

顔が0系新幹線に似ていると思うのは筆者だけでしょうか。

 

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10時20分定刻に出発。2通路の大きな機材ですが7割程の席が埋まっていました。

 

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福井方向に離陸。

しばらく直進して高度を稼いでから左に旋回して中部地方の山岳地帯を縦断します。

 

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機内WIFIで「フライトレーダー24」を起動。

離陸から17分。ドリンクサービスが始まるころにはすでに太平洋側へ抜けていました。

 

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「フライトレーダー24」には特定の機材の運用を追跡する機能もあります。

搭乗機は前日も同じ754便として小松から羽田へ向かったあと、589便・592便として松山を往復、さらに407便・410便として秋田を往復したのち羽田で一泊。今朝751便として小松に到着し、24時間後の同じ便で現在羽田へ向かっているところです。

さらに以前まで調べてみると8月27日には北海道最北の稚内にも行っていたことがわかりました。「人口3万人の稚内市に空港があり、羽田路線があって、2通路の大きな機材が就航している。」夏の観光シーズンとはいえ驚くべきことではないでしょうか。

 

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浜松市付近の上空を飛行中の機窓。

小松~羽田線はこのあたりで大きく左に旋回し南から東に進路を変えます。

手前から天竜川、山の向こうは大井川、さらに向こうには富士山や伊豆半島まで見えています。

 

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下降がはじまり、三浦半島の南を通過。

 

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再び「フライトレーダー24」に目をやると南房総の文字のあたりを飛行する搭乗機の前を飛行する機体(赤)が見えます。

熊本空港を1時間12分前に離陸した羽田行ソラシドエアSNJ14便です。

高度7192フィートを速度271ノットで飛行する当該機を、

 

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搭乗機が高度7839フィート・速度310ノットで追う格好です。

 

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しばらくして先行するソラシドエア機が羽田空港の滑走路に向け左に旋回を始めました。

進行方向左側の座席だったので「見えるのではないか」と思い、機窓に目を凝らすと雲間を右から左へ進む機体が一瞬だけ見えました。

ソラシドエアの機体であると肉眼で確認できたわけではありませんが、レーダーの画面と照らし合わせれば「他には考えられない」ようです。

 

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搭乗機も左に旋回し東京湾上に出ると間もなく着陸です。

 

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11時20分。定刻より10分以上早く羽田空港第2ターミナルに到着しました。

 

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乗り継ぎの徳島行の出発は13時30分で2時間程度の乗り継ぎ時間があります。

今回、小松からの754便、徳島への283便とも搭乗2日前の時点でプレミアムクラスに空席がありましたが、

プレミアムクラスの機内食については、小松発10時20分の754便が10時30分からの「昼食時間帯」にギリギリかからず、サンドイッチなど「簡易メニュー(昼食や夕食に比べれば)」の朝食便。

徳島行283便はちょうど13時30分からの軽食便になってしまい、

それぞれ5000円、7000円を払ってアップグレードするくらいなら「羽田空港でおいしいものでも食べるほうが・・・」と思っていました。

 

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しかし当日はJALの新型機材A350の就航初日だったことも関係があるのか、昼前にもかかわらずターミナル内の飲食店には軒並み行列ができており、すぐに食べられるところを探し求めた結果、地下のモノレール駅付近のマクドナルドで済ますことに。

 

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13時前。保安検査場を抜け制限エリア内へ。

 

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徳島行ANA283便の搭乗口は一番端の69番。

 

f:id:nishiuraexp:20190903215943j:plain機材はB737-800。小松線より小さい1通路3列・3列の機体ですが着席率は5割程度に見えました。

小松空港から四国内の空港への乗り継ぎ運賃の中でも徳島が突出して「お買得」だったのですが、需要を反映した結果であるとすれば、喜んでばかりはいられないような気もします。

 

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国際線では偏西風の影響で往路と復路で所要時間が1時間違うなどということもありますが、羽田~徳島のような1時間程度の国内線フライトでも東へ向かう羽田行は追い風の強い「南寄りのルート」、西へ向かう徳島行は向かい風が弱い「北寄りのルート」を飛行すると聞いたことがあります。

小松からのフライトでは離れた位置に見えた富士山のすぐ近くを通過し、

 

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渥美半島上空を西進。

 

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紀伊半島上空では雲を避けながら下降し、

 

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定刻の14時45分より若干早く、紀伊水道に面した徳島空港に到着しました。

 

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徳島空港のターミナルビルは近年移転新築されたもので、まだ真新しさが感じられます。

 

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徳島空港からのバスは徳島駅へのリムジンバスと徳島駅と鳴門方面を結ぶ路線バスの2系統があります。

観光の場合は鳴門方面への路線バスに乗車すると大塚国際美術館などの周辺観光地へ乗り換えなしで行くことができ便利です。

 

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リムジンバスは航空機の発着に合わせたダイヤ。

 

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路線バスは概ね1時間に1本です。

路線バスでも徳島駅方面へ行けますが、航空との接続ダイヤで途中停車も少ないリムジンバスの方が早くて便利です。

(リムジンバス・路線バスとも時刻は撮影日2019年9月現在のものです。)

 

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リムジンバスに乗車すること約10分。昨夜「北陸ドリーム四国号」に乗車した松茂バス停に到着しました。

時刻は15時、小松空港出発から4時間40分での到着です。

徳島駅まで行く場合はさらに15分程度かかりますが、

 

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手元の乗り換えアプリによれば、小松空港から利用したANA754便と同じ時間帯に小松駅を発車するJRの特急サンダーバード16号で大阪まで行き、そこで徳島行きの高速バスの乗り換えた場合、徳島駅到着は15時30分。運賃は10080円(特急列車で指定席を利用した場合10600円)という結果になりました。

大阪での乗り換えがあるとはいえ最短距離に近い陸上ルートに対し、東京(羽田)へ迂回し2時間もの乗り継ぎ時間がある飛行機の乗り継ぎの方が若干早く、運賃差も2000円程度でしかないというのは意外でした。(金沢駅からの所要時間では結果が逆転します。)

沖縄の離島などを別にすれば国内移動で飛行機を乗り継ぐことは一般的ではありませんが、徳島のような新幹線の恩恵を受けない地方都市では「地元の空港から羽田乗り継ぎで全国各都市へ最短時間で」ということがもっとPRされてもよいのかも知れません。

 

 

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