西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

讃岐の阪急?「ことでん」に乗車(四国新型特急乗り継ぎ2)


f:id:nishiuraexp:20190601164423j:image徳島から2600系で運転のうずしお号で志度に到着。町歩きののち志度から高松への移動には琴電を利用します。琴電の志度駅は、JR高徳線志度駅から国道11号を渡ってすぐのところにあります。


f:id:nishiuraexp:20190601164539j:image古風な駅の改札にはICカードの読み取り機が鎮座していました。

 

f:id:nishiuraexp:20190602170221j:plain琴電志度線は20分間隔での運転です。


f:id:nishiuraexp:20190601164527j:image運賃は高松市の繁華街に近い瓦町まで410円、JR高松駅に近い高松築港まで430円です。志度~高松で見れば運転本数はJR普通列車の倍程度、運賃はJRの3~5割増しという状況です。

運賃表は路線図がわりにもなります。起点の高松築港から2駅の重複区間を経て3方向へ計60kmの路線を有する琴電には「讃岐の阪急」の異名もあるようです。


f:id:nishiuraexp:20190601164558j:image現在志度線で使われている車両は名古屋市営地下鉄からの移籍車両です。琴電移籍に際して2両または3両に編成を組み直しています。


f:id:nishiuraexp:20190601164617j:image3両で運転される便のうち高松側1両には自転車を持ち込むことができます。


f:id:nishiuraexp:20190601164655j:image20分間隔の電車の2本に1本が該当したと思いますが、駅の時刻表には記載がなかったので、詳細については確認が必要です。なお土休日限定です。


f:id:nishiuraexp:20190601164708j:image車内は特に自転車持ち込みのために改造されているわけではありません。輸送力に余裕があることを生かしたサービスということのようです。


f:id:nishiuraexp:20190601164724j:image志度を出てしばらくで電車は海岸線へ出ます。写真のように志度線は急カーブがおおく大型車両の運行ができないため、中古車両を探す際に小型車両が使われていた名古屋市営地下鉄に白羽の矢が立ったということのようです。


f:id:nishiuraexp:20190601164805j:image沿線は次第に市街地になり、志度から35分で終点の瓦町に到着。


f:id:nishiuraexp:20190601164849j:image瓦町は高松市の繁華街に近く、琴電については琴平線、長尾線、志度線の3路線(全路線)が乗り入れます。(写真時刻表の黄色が琴平線、緑が長尾線、ピンクが志度線)

 

f:id:nishiuraexp:20190602170300j:plainJR高松駅に近い高松築港駅までの2駅は、琴平線を利用します。同区間には琴平線のほか長尾線の電車も直通することから、運転本数は日中でも1時間に7本、ラッシュ時は平均4~5分間隔となり、本数だけ見れば100万都市の地下鉄に匹敵します。


f:id:nishiuraexp:20190601164832j:image琴平線に直通しない志度線のホームは離れた場所にあり、動く歩道を備えた連絡通路を歩いての乗り換えになります。

以前は長尾線が瓦町止まりで、志度線が高松築港まで乗り入れていましたが、駅の改築に際して現在の形に改められました。

志度線はJR高徳線と並行しており、そちらが高松築港駅にちかいJR高松駅へ向かうので、棲み分けが図られた格好です。なんでも張り合えば良いというものではなく合理的な判断だったと思います。


f:id:nishiuraexp:20190601164913j:image瓦町駅はデパートを併設していましたが、最初の「そごう」から岡山に本拠を置く「天満屋」にかわり、それも撤退した現在は「瓦町フラッグ」という商業施設になっています。


f:id:nishiuraexp:20190601164924j:image琴平線の電車が入線。志度線の名古屋市営地下鉄に対して、琴平線、長尾線は京浜急行、京王電鉄の中古車両が中心です。

地方私鉄としては利用者数が多い琴電では、大都市圏からの転属車両がその収容力など機能を発揮できているように見えます。


f:id:nishiuraexp:20190601164943j:image高松築港までは高松市の中心部を走ります。ラッシュ時の4両編成が似合う区間です。


f:id:nishiuraexp:20190601164958j:image片原町から高松城跡の掘を回り込むように終点の高松築港駅に到着。入れ替わりに緑の長尾線電車が発車していきました。


f:id:nishiuraexp:20190601165010j:image高松築港駅舎。JR高松駅までは徒歩3分程度です。


f:id:nishiuraexp:20190601165024j:imageそのJR高松駅より近い位置に高松城跡の入口があります。西日本では福山城とならぶ駅前観光地です。


f:id:nishiuraexp:20190601165036j:image

JR高松駅からは2014年に登場した8600系を使用する特急「いしづち」号で松山へ向かいました。

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