西浦特急 鉄道と旅のブログ

鉄道・飛行機などで国内外を旅行した様子のほか、鉄道を中心に交通全般の話題を取り上げます。

【全線4車線開通】高松→徳島間高速バス「高徳エクスプレス」乗車記

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 高松から徳島へ向かう高速バス「高徳エクスプレス」は、JR高松駅改札口を出て右手にすすみ、駅舎を出たところにある高速バスターミナルから発車します。

 

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 ターミナルには乗車券の発売所、トイレ、自販機などを備えた快適な待合室があり早朝から深夜まで利用できます。

 

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 徳島行は1番のりばからの発車です。

 

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 乗車したのは15時25分発の便で大川バス運行便です。なお高徳エクスプレスは大川バスと四国高速バスの2社の車両で運行されています。

 

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 シートは2列ー2列の4列シートで足元にはコンセントがついていました。なお最前列のシートは乗用車と同じ3点式シートベルト、2列目以降は航空機などと同じ腰の部分だけのシートベルトになっていました。

 高徳エクスプレスは最近、高速バス予約システム「発車オーライネット」が利用できるようになりましたが、その予約画面のシートマップを確認すると1本後の四国高速バス運行便は独立3列シートの車両が使用されるようでした。

 

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 15時25分発車。徳島駅到着は16時50分の予定です。

 

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 高松駅を出ると、片側3車線の国道30号線を南下します。国道30号は宇高航路を介して岡山と高松を連絡する異色の国道です。瀬戸大橋開通から30年以上が経過し1本の道としての機能はほぼ失われていますが、国道の付番が変更されることはないようです。

 

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 ゆめタウン高松バス停を出ると、左折し高松自動車道の下を東進します。高速バスなのに、高速道路の下の一般道をかなりの距離にわたって走行するのはややもどかしい感じがします。

 

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 なお高松自動車道と高松琴平電鉄(ことでん)の琴平線が交差する地点に新しい駅ができる予定で、すでに工事が進んでいる様子でした。高松からの高速バスの停留所もでき、琴電沿線から高速バスへの乗り継ぎは便利になることでしょう。

 

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 高松中央インターバス停まで所定20分ですが約30分かかり、ようやく高松自動車道に合流します。

 

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 高松市街をぬけた「さぬき三木」IC付近。最近までこのあたりから片側1車線となっていましたが、2019年3月8日から高松自動車道全線が片側2車線になりました。

 

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 現在バスで走行している徳島方向の車線が増設された部分であることがよくわかるのがトンネル部分です。コンクリートが新しいうえに照明の進化で内部が非常に明るく感じられます。

 

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 片側1車線の区間は制限最高速度70km/hでしたが、2車線になり80㎞/hに向上したものと思っていましたが、

 

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 津田東ICをすぎ東かがわ市に入るあたりの速度標識をみると「80」の下に⇒が表示されていますね。つまり80km/hの制限はここで終了ということのようです。この先徳島方面は高速道路本来の最高速度である100km/hが法定速度となります。先日まで70km/h制限だった法定速度が、いきなり100km/hになるというのも驚きです。

 

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 (⇒)以降の制限標識はすべて空白だったので間違いではないようです。

 

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 こんな垂れ幕、横断幕がいたるところに掲げられていました。

 

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 高松自動車道の高速道路上には高松側から高速三木、高速志度、高速津田、高速大内、高速引田、鳴門西のバス停があり、高松から阪神方面への路線は、これらのバス停で乗車扱いを行い兵庫県方面へ向かいます。高徳エクスプレスについては、以前はこれらのバス停では乗車・降車とも可能(鳴門西はいずれかのみ)でしたが、4車線化に先立つダイヤ改正で、鳴門西以外は通過扱いになりました。(写真は高速大内バス停)

 

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 その結果、高松中央インターから鳴門西の間では阪神方面の路線より高速エクスプレスの方が所要時間が短いということになり、今回も引田手前で高松駅のバスターミナルで10分前に発車していくのを見かけた、高松エクスプレス神戸号(JR四国バス)の後ろ姿をとらえ、

 

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 あちらが高速引田バス停が近づき減速したタイミングで抜き去ってしまいました。実際の時刻表上の所要時間差は5分程度ですが、場合によっては今回のように、高松駅などで神戸・大阪方面のバスに乗り遅れても、後続の「高徳エクスプレス」に乗車すれば、「鳴門西」バス停に先着できるということが起こるようです。

 

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 引田から上り勾配になり、香川・徳島県境の大坂トンネルに入ります。

 

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 トンネルを抜けたところに徳島県の看板が出ていましたが、実際には約2kmの大坂トンネル内に県境があるようです。高松中央インターからここまで26分で到達しました。

 

 

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 徳島市周辺の街並みとシンボルである眉山の山容が見え、県境を超えたことを実感します。こうして見ると「眉山」の平坦な稜線は高松のシンボルである「屋島」と似ているような気もします。標高も屋島が292m、眉山が280mとほぼ同じです。

 

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 鳴門西は降車なしで通過。高松中央インターでの10分の遅れを回復し若干の「早通」となりました。鳴門JCTから2014年開通の徳島自動車道に入ります。

 

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 徳島自動車道の導入部分。

 

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 片側1車線の徳島自動車道を数キロだけ走り、写真の緑の標識の一番上に表示されている松茂PAにあるETC専用出口から流出します。

 

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 ETC専用のスマートインターが高速路線バスの運転経路になっている例は、それほど多くないと思います。高松中央インターからわずか37分での到着でした。

 

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 松茂町は徳島市と鳴門市の中間に位置し徳島空港の所在地でもあります。バス利用という点では周囲に多くの駐車場を備え利用者が多い「松茂」バス停があり、ここまで先を急いできた高徳エクスプレスが、徳島インターではなく、手前の松茂スマートインターで流出するのも、「松茂」バス停を素通りするわけにはいかないからでしょう。

 

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 今回はその松茂でも下車はなく、バスは四国三郎の異名をもつ大河「吉野川」にかかる新吉野川大橋にさしかかりました。

 

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 反対側の車窓には徳島市の中心部が見えています。

 

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 徳島市内は渋滞。鳴門西・松茂では定刻にもどっていたものが、再び遅れが発生してしまいましたが、高松・徳島間85分のダイヤそのものに余裕がなさすぎる印象も受けました。

 徳島と高松を65分~70分程度で結ぶJRの特急「うずしお」と競合関係にあることから、意図的に「スジを立てて」(高速ダイヤにして)いるのでしょうが、高松駅は高松市の繁華街から離れていますし、徳島駅と高松駅という、いうなれば最もJRに都合が良いスタート地点・ゴール地点で所要時間を競う必要はないように思います。

 運賃面ではJRの「うずしお」は、週末には普通運賃より安い2680円で徳島と高松の間を往復できる「週末自由席早トクきっぷ」を利用できますが、前日までの発売であり、平日は往復自由席利用でも5000円程度かかるのに対し、バスは直前購入もでき、平日休日関係なく3300円となる往復乗車券があります。

 トータルでみればバスはJRの特急より時間はかかるが安く利用できる場合が多いという状況であり、あとは乗客が必要に応じて選択すればよいのではないでしょうか。

 

 

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 結局8分遅れの16時58分に徳島駅前に到着しました。高松駅から93分での到着でした。乗客は最も多い区間で15人程度だったようです。片道購入の場合の運賃は1900円ですが、発車オーライネットで予約すると若干のネット割引が適用されるらしく支払額は1860円でした。

 

 

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