シンガポールの街歩きを終え、MRTのチャンギ空港駅に到着。中国国際航空が発着する第1ターミナルへは、空港内のシャトルでの移動が必要です。
第1ターミナルのチェックインカウンター。時刻は午後7時ごろで、0時15分の北京行きのチェックインはまだ始まっていませんでしたが、アーリーチェックインができるとの表示があり、表示にしたがってアーリーチェックインラウンジへ向かいます。
ラウンジの入り口で番号札をとり、パネルに番号が表示されたらカウンターへ行くシステムでした。
結局、カウンターで航空券を見せると「ビジネスクラスですね。私についてきてください」と言われ、隣のプレミアムカウンターに案内されましたが、エコノミーでシンガポールへ来る機会も今後あるかもしれませんし、よい勉強になりました。
朝預けた荷物を引き取って、チェックイン時にもらったラウンジチケットで、SATSプレミアラウンジに入室します。
高級感のあるラウンジではありますが、食事についてはメニューもそれほど多くなく、少々期待外れでした。
デザートの果物とコーヒー。(食事の写真を撮るのを忘れていました。)
北京行きはシンガポール航空とのコードシェアのようです。出発まで1時間近くありますが、チャンギ空港は、入国だけで制限エリアに入り、保安検査は搭乗前にあるので、早めに搭乗口へ向かうほうが無難です。
保安検査には行列ができ、結局搭乗口での待ち時間は5分もありませんでした。
往路の北京⇒シンガポールと同じ機種のようでしたが、クルーの方も同じで、CAさんから「昨日もご一緒でしたね」と声をかけられました。
毎回出てくる茶菓子。「おかき」と干ブドウが入っています。CAさんが「機内食のときお休みだったらお声がけはどういたしましょう」と聞いてくれたので、もったいないという気持ちはありましたが、「NO WAKEUP PLEASE」とお伝えしておきました。
0時15分発・北京6時20分着で、水平飛行の5時間近くの間、ほとんど目覚めることはありませんでした。機内食は放棄しても、フラットシートを備えたビジネスクラスの真価は、深夜便でこそ発揮されるのだと思います。
昼間の便にはなかったアメニティが座席に備えられていました。ロクシタンはフランスの化粧品メーカーだったと思います。
同社のハンドクリームとリップクリームのほか実用的なものが揃っていました。化粧品会社に限らず、世界中の企業が中国人富裕層を狙っているのでしょう。
ハンドクリームは興味本位で開封してしまったので、誰かにあげることもできませんし、毎日右手の甲にだけ塗って、なくなったら左手と見比べて見ましょうか。
北京首都空港に到着。午前6時20分の到着で、ボーディングブリッジが満杯ということはないと思うのですが、氷点下と思われる寒さの中、バスでのターミナル入りになりました。
乗り継ぎの関西空港行きは8時40分発です。往路にも立ち寄ったビジネスクラスでも入ることができるファーストクラスラウンジで、朝食を食べながら待つことにします。
ターミナル内を見下ろす場所にある開放感のある食事スペースです。
シンガポールのラウンジにくらべ、食べやすいメニューが多く好印象でした。
ソファ席に移動してデザートを追加します。
夜が明けてこの旅行最後のフライトの時刻が迫ってきたのでラウンジをあとにします。
ふたたびバスに乗車。
バス搭乗の唯一のメリットは機体を綺麗に写すことができることでしょうか。
往路の関西⇒北京と同じ2人掛けシートで、やはり空いているらしく、今回も指定とは違う座席に着席するこになりました。
往路ではCAさんが機内食をサーブする時刻の希望を聞いてくれましたが、この便では水平飛行になってすぐに出てきてしまいました。クルーによってサービスのレベルに差が生じているようです。
しかもオムレツ・ソーセージ・果物は、さっきラウンジで食べたものと同じものでした。
島根県付近から本州の上空へ入ります。出雲空港、岡山空港、徳島空港の滑走路を右の機窓に見て、定刻より少し早く関西空港に着陸しました。
今回のビジネスクラス4フライト(関西~北京~シンガポール往復)の航空券は、約10万円、チャンギ空港のトランジットホテル「アエロテル」が約1万円、ラウンジでの食事や機内食のおかげで、その他の費用は土産代を含めても1万円程度で済みました。
またANAマイルが9706マイル、プレミアムポイントは11306ポイント積算されました。(記事記入時点では往路分のみ加算のため、その2倍の数を記載しています。)「修行」というには快適すぎる旅行だったと思います。PP単価も10を下回っており、今回のようにすべて定刻で飛んでくれる前提なら、中国国際航空を利用したポイント稼ぎは非常に魅力的なのではないでしょうか。