チェジュ航空は、2005年に韓国初のLCCとして誕生。現在日本路線は、成田、関空、福岡、那覇からソウルと釜山へ、新千歳、中部、松山からソウルへ就航しています。ソウル線のうち関空路線の一部は都心にちかい金浦空港発着となっておりLCCとしては異例です。6月に関空⇒仁川線と金浦⇒関空線を利用してみました。
行きの関空発仁川行きは、1階のバスゲートからの搭乗でした。なおピーチなどが使用する第2ターミナルに移る予定があるようです。
シートピッチは日本のLCCと同じく、前席に膝があたるかあたらないかというレベルで、やや窮屈でした。
入国書類の配布と水のサービス。水のサービスは日本のLCCでは国際線でもなかったと思います。手荷物預けについても15kgまで無料で、このあたりのサービスは日本のLCCより上です。(キャンペーン運賃など例外あり)
関空から1時間30分ほどで仁川空港に到着。LCCですが、ターミナル据え付けで、入国審査場にも近い位置でした。到着時のアナウンスは韓国人CAによる「関西弁」それもピーチより本格的な上方落語のような関西弁で聞いていて面白かったです。
2日後の金浦空港。関西空港行は8:20発でした。仁川空港で同じ時刻の便にソウル市内からアクセスしようとすると、入念な下調べをするかタクシー利用になると思いますが、金浦空港の場合はソウル都心部から始発の地下鉄に乗れば6:30分ごろには到着できます。仁川空港鉄道(普通)、地下鉄5号線、9号線の沿線からは乗り換えなしでアクセスできます。LCCの日韓路線の金浦乗り入れは、この便が唯一ではないでしょうか。
定刻に出発。時差はなく10時台には関空に到着しました。シートが窮屈なのは日本のLCCも同じですし、韓国の(外国の)LCCだからと言って敬遠する理由は何もないと思います。冒頭のように日本路線はかなり充実していますので、機会があれば利用してみてはいかがでしょうか。